米国、南NJ州クリスチャン教会コミュのシナイ山で与えられた十戒

シナイ山で与えられた十戒。(1)
出エジプト記、20:1-17。

イスラエルの民が出エジプトをした時、神が制定された過越の祭とシナイ山で与えられた十戒は、イスラエルの民にとって、永遠の律法として、今日もなお重要な意味を持っております。

それは五書（創世記、出エジプト記、レビ記、民数記、申命記）における頂点でもあり、中心であるとも言えます。神は十戒を与えられる前に、ご自分がどのようなお方であるかを示しています。＜私は、あなたの主である神、あなたをエジプトでの奴隷生活から救い出した者である＞（現代訳、20:2）

十戒、第一の戒めは＜私の他に、どんなものも神としてはならない。＞（20:3）ここには、人間が神の前に守るべき最も大切な戒めと、真の神以外に、礼拝してはならないと言うことです。神に代る偶像を持ってはいけないと言う教えです。

第二の戒めは、＜あなたは、自分の為に、偶像を造ってはならない。被造物を一切、偶像としてはならない。＞（20:4）人間が偶像を持つことを禁じています。人類には昔から偶像を拝む習慣がありました。4千年前のアブラハムの時代には、人々は月を礼拝していました。エジプトには偶像を拝む習慣があったのです。もし心の中で、神以上に大切なものがあると、それも偶像です。

第三の戒めは、＜あなたは、主である神のお名前を乱用してはならない。主は、お名前を乱用する者を、罰せずにはおかない。（20:7）安息日を覚えて、これを特別な日として、聖く過ごしなさい。（20:8）六日間は働く日であるから、この日に働きなさい。(20:9)七日目は、主である神の為に過す安息の日であるから、他の日のように働いてはならない。あなたの家族は皆、これを守りなさい。(20:10)主は、天地創造の時、六日間働かれて、七日目に休まれた。それで、主は安息日を祝福して、これを聖別されました。(20:11)>

昔のイスラエルの民は、誓いを立てる時、神の名によって誓いました。（伝道者の書5:4-5）しかし時がたつにつれ、イスラエル人は神の名を軽んじて使うようになり、いい加減な誓いもするようになりました。（イザヤ48:1）ユダヤ人が律法に違反し、神の名を侮ることにより、罪を犯した時に、神の御名は汚されてしまったのです。（レビ18:21.22:31-32）

救いは恵みによるのであり、人間の努力によるのではありません。心から神に信頼するということは、私たち人生の最善を一番よくご存じなのは神であると信じることです。アーメン。