米国、南NJ州クリスチャン教会コミュのエジプト王の好意。

エジプト王の好意。
創世記、45:16-28。

ヨセフの兄弟たちが来たという知らせが、王宮にも伝えられました。そのことは、王にとっても家臣たちにとっても喜ばしいことでした。このことはヨセフがエジプトの地で王に尊敬され、愛されていたかを示しています。そして王はヨセフの方から願う前に、自分の方から好意に満ちた申し出をしました。

第一に、父ヤコブとその一族をエジプトに招くということ、第二にヨセフにエジプトの最良の地を与え、最良の物を食物として与えるということ、第三に、一族の者たちの為に、エジプトから車を用意するということ、第四にエジプトの最良の家財を与えるので、カナンの地の家財を持って来るには及ばないということでした。

＜王＞は、彼らに車と道中の食糧まで与えました。ヨセフは＜そでつきの長服＞を奪い取った兄たちに対して復讐するのではなく、むしろ祝福をもって報いたのです。特にベニヤミンには＜銀300枚と晴れ着5枚＞を与えました。またヤコブには、＜エジプトの最良の物を積んだ 10 頭のろば、それと穀物とパンと父の道中の食糧とを積んだ10頭の雌ろば＞を贈りました。
これは、ヤコブが息子たちを通してヨセフに贈った何倍にも当たるものでした。（ 43:11-12）

これは、父に対するヨセフの愛の表現であり、ヨセフが生きていてエジプトの国務長官になっていることを信じさせるためでした。

彼らはエジプトからカナンの地に帰って来て＜お父さん。ヨセフはまだ生きていて、エジプトの国務長官になっていたんです。＞これを聞いたヤコブはまるで夢のようで、気が遠くなりそうでした。彼らは、ヨセフが自分たちに語ったことを、ことごとく父に話しました。父は自分を乗せるために差し向けられて来た車を見て、ようやく元気ずきました。（45:25-27）

ヨセフを失い、シメオンを失い、ベニヤミンを手放したヤコブは、すべての息子たちをもう一度返していただいたのです。彼は急に元気になり、ヨセフに会いにエジプトに行くことを決意しました。＜満足だ。ヨセフがまだ生きている。私は死ぬ前に、ぜひヨセフに会いたいものだ。＞（45:28）

その昔。ヤコブは、神に自分の人生を祝福していただこうと余りにも熱心に求めたため、一晩中泥だらけになりながら神と格闘しました。彼は＜あなたが私を祝福して下さるまで、決して離しません＞と言ひました。この話の驚くべき点は、全能の神がヤコブに勝を譲られたということです。（32:24-30）アーメン。