米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの思いがけない知らせ。

思いがけない知らせ。
ルカ1:1-25 （２）。

＜イエス、キリストの福音については、イエスさま、の宣教活動の最初から、起居を共にした直弟子から聞いたことを、いろいろな人が書いておりますが＞ルカもまた、詳しく調べて＞（1:1-3)イエスさまの生涯を書きました。

彼はイエス、キリストが救いを、もたらすお方だと言うことを書き表すにあたり、バプテスマヨハネの誕生のお話から始めています。神さまの祝福とは人の思いを超えたものであるということを学びたいと思います。

ザガリヤ、エリサベッ夫婦への思いがけない知らせは、思いがけない奉仕からやってきました。ザガリヤは祭司の家系です。＜さて、ザガリヤは、自分の組が当番に当たり、神の御前に祭司の務めをしていたが、祭司職の慣例に従って、くじを引いたところ、主の聖所に入って香をたくことになった＞（1:8-9）とあります。

＜思いがけない奉仕＞とは、神殿で香をたく仕事です。ザガリヤは、この奉仕があたるなどとは思ったこともなかったでしょう。祭司は一万八千人から二万人いる中で、一生の間に一度あたるかどうかという奉仕です。

その思いがけない奉仕をしているザガリヤに、子どもが与えられるという、思いがけない知らせがガブリエルによってもたされました。すると、ザガリヤは御使に言った。＜どうしてそんな事が、私にわかるでしょうか。私はもう老人ですし、妻も年をとっています＞（1:18）とあります。

この老夫婦は、子どもが授かるようにお祈りをしていたようです。当時ユダヤの女性は不妊を恥ずかしいことと思っていましたが、しかたがないと思っていたでしょう。

ですから、＜そこで御使が彼に言った。恐れることはない。ザガリヤよ、あなたの祈りは聞かれたのです。あなたの妻エリサベツは男の子を産みます。その名前をヨハネと付けなさい＞（1:13）という嬉しい知らせでした。

立派な人であっても、失望の中に置かれることがあるのです。しかし、神がそれらのことを覚えていてくださるということは、大きな慰めではないでしょうか。周囲を見回してみてください。神がお造りになった「すべてのものが」それぞれに神の栄光を表現しています。アーメン。