米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの私は福音を恥としない。

私は福音を恥としない。
ローマ1:1-16。

ローマ書は、主イエスが十字架につけられたのち、イエス、キリストの福音をユダヤ人の枠をこえて当時世界のすべての人々に宣べ伝えるために大きな働きをしたパウロが、その晩年に、まだ訪れたことのない首都ローマ教会にたいして、キリスト教の信仰と生活の手引きとして書き送ったものです。キリスト教会を迫害していたパウロは新約聖書27巻のうち 13巻を書いています。その13巻の彼の手紙は、キリスト教の重要な教理を記しております。

キリスト教会を迫害していたパウロは新約聖書27巻のうち 13巻を書いています。その13巻の彼の手紙は、キリスト教の重要な教理を記しております。ローマ教会は彼が建てた教会ではないだけに、この手紙は問題に対する解答という形で記している手紙ではなく、キリストによる救いの教理を体系的に記しています。昔からルーター、ウエスレーをはじめとして、数多くの信仰の先人たちがこの手紙によって回心を経験し、信仰に導かれました。

聖書をとおして神が私たちに送られた、そのような良い知らせが福音と呼ばれています。この言葉はもともと、伝令によってもたされた、戦いの勝利の知らせのことで、パウロはこの言葉をその手紙のなかで非常に多く用いています。私たちの救いのために人となって「ダビデ（紀元前千年頃イスラエルを統一した偉大な王）の子孫から生まれ（3節）「死者の中からの復活によって力ある神の子と定められた」（4節）イエス、キリストによって罪と死の力を滅ぼされた神の勝利の知らせこそ、私たちにとって、何ものにもかえることのできない勝利の良い知らせであり、喜びの訪れなのです。

パウロはこの喜びの訪れを私たちに伝えるために、ローマ書を書いたのです。