米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの安息日の意味。

安息日の意味。
ルカ6:1-11.

そこでイエスは彼らにむかって言われた、「あなた方に聞くが、安息日に善を行うのと悪を行うのと、命を救うのと殺すのと、どちらがよいか」。（6:9）

聖書は昔の書物ですが、考え方の中心をとらえ、それを生活に当てはめて、私たちの日々の生活の糧にすることは、意味があることです。今日の箇所には、「安息日」という言葉が何度も出てきます。今日には、日曜日に当たるのです。一般の人々にとっては、会社や学校に行かなくてもよい日。休む日、又は遊びに行く日と思う人もいるでしょう。

クリスチャン、教会にいつも来ている人たちにとって日曜日は、教会に行く日、神さまを礼拝する日です。日曜日、安息日は、七日に一回巡ってきます。七日に一日休むという考えは、聖書から出ています。安息日は、私たちの心と体に休みを与える日です。心と体を休めずに、機械のようにしていると、人間はだめになるような気がします。人は休み、心のゆとりをもとうとしているのです。安息日に休みをとることで、人は新しくされるということだろうと思います。
新約聖書はイエスさまのころに書かれた書物です。旧約聖書は、イエスさまがお生まれなる千五年以前から書かれているものです。旧約聖書の初めのころに、安息日を守りなさいということが決まりました。旧約聖書の時代が千年かあるいはもう少し続き、その後、ユダヤの国だ滅んだころから、イエスさまがおいでになるまでの三、四百年間を、中間の時代と言います。

その中間の時代に安息日ですとか、安息日は休みの日だと旧約聖書に書いてあるので、それを守りなさいと、親たちは子どもや孫に言い伝えました。バビロン捕囚以降、それが煩雑になっていったのです。例えば、安息日には歩くのに何百メートルまで、食事は前の日に準備して食べなさいど、細々したことを三十九か条も作りました。その三十九か条の一か条に、さらに三十九もの細々したことが書いてあります。トータルしますと、およそ千五百くらいでしょうか。そんなことを決めて、守れたのでしょうか。守れない人たちがいたのです。

守れないと、罪人だと言われました。本来、安息日は体を休め、体と心がリフレッシュされて、新しい週の働きができるようにという神さまのご意思であったのにもかかわらず、中間時代には、人間がいろいろと小細工をし、煩雑になり、人間を縛るものとなっていました。イエスさまはこのような安息日の守り方は間違っているとおっしゃいました。本来の安息日、日曜日の守り方や意味について教えられたのです。