米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの悔い改めて福音を信ぜよ.

悔い改めて福音を信ぜよ。
マルコ1:9-15.

洗礼をおうけになったイエスは、40日の間荒野に退いて悪魔の心みを受けて、それに打ち勝たれたのちガリラヤ地方で福音を宣べ伝え始められました。この地方はそれからのちも、イエスの活動のおもな舞台になりました。「時は満ちた」とは、天国や極楽のような死後の世界のことでも、この世に人間の手によって建設される、理想的な社会のことでもなく、神が支配され、人間がそれに服従するところです。

人間の罪が支配する世界に生きている私たちは、現在の社会の矛盾に失望して、政治や経済のしくみを変えることによって造られる理想社会に期待をかけたり、死後の世界の幸せに憧れたりするのです。たとい目に見える限り、この世は今なお人間の罪によって絶望的な闇が支配しているように思われましょうとも、私が、神から遣わされてやってきた以上、神の愛と正義とは、目にみえない力ですと、イエスは力ずよくお語りになっているのです。

罪の支配を滅ぼして神の支配される時が、すでに来ていると言ってよいほど気ずいて悔い改め、神のご支配に服従する態度を、決めなければならないと言うことです。イエスのみ言葉は、私たちが無責任に聞きながすことの出来ない迫力をもってせまってきます。＜知性を尽くして神を愛しなさい＞とのイエスのご命令は、新約聖書の中に４回繰り返されています。神は心に欠けた賛美や、祈りや、やたらに＜主をほめたたえます＞などと連發することを喜ばれません。

聖書的な用語であっても、何度も使われているうちに退屈な決まり文句となり、その意味も考えずにただ使われているということがあります。神は、私たちが一堂に会してささげる公同の礼拝においても思慮深くあってほしいと願っておられます。パウロは、＜すべてのことを適切に、秩序正しく行ないなさい＞（１コリント14章）14章に全体にわたってこのことを説明した後、こう結んでいます。ハレルヤ、感謝します。アーメン。