米国、南NJ州クリスチャン教会コミュの主の晩餐の守り方。

主の晩餐の守り方。
１コリント11:23-34。

パウロは、コリント教会における主の晩餐に対する混乱をを鋭く批判してきました。改革する唯一の道として、キリストの規範という原点に帰ることを求めています。主の晩餐の起源、意味、守り方を教えるキリストの規範は、パウロ自身「主から受けた」ことでありまたコリント滞在中にすでに宣べ伝えてきました。このキリストの規範を思い起こすこそ、根本から改革しる道であることを述べています。

パウロは、コリント教会が主の晩餐を巡って混乱している現況をほめるわけにはいかない、理由としてキリストの規範を示しています。＜飲食のことで争いを起こすくらいなら、食事は、自分の家で済ませて来たらよいではないか。神の教会が軽んじられないために、教会では聖餐式だけをするようにしたらよい。＞（11:23）主イエスご自身に起源を持ち、エルサレム教会に通して伝えられた伝承を示しています。

主イエスが伝承の起源であるばかれでなく、栄光の中に高く挙げられた方として、御霊を通して伝承を保ち、その意味を教会に教え続けられる現実を、パウロは強調しているのです。
そこでパンと葡萄酒によって象徴的に示されたことを、ご自分の体において実際に成就された十字架の出来事という事実の光によって、コリント教会の主の晩餐の守り方がいかに自己中心的なものであり、本来の意図からはずれてしまったものであるかを浮き彫りにしています。礼拝には神ご自身を喜ぶという要素も含まれています。そこには私たちの感情も関係して来るわけです。

神が感情というものを与えてくださったおかげで、私たちは深い感情の伴った礼拝を捧げることができるのです。ただし、その感情は純粋なものであって、見せかけのものであってはなりません。神は偽善を嫌われます。神は私たちの正直で真剣な愛を求めておられます。神を礼拝するにあたって不完全な点があったとしても、不誠実に礼拝することは許されないのです。