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ウィリアム・フリードキンコミュのFriedkin&Art

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エクソシストのメーキングを見ていて,DVDのジャケットにもなっている例のシーン(メリン神父がリーガンの家に到着して門前に立つと,リーガンの部屋から一条の光が彼に降り注ぐショット)について,エレン・バースティンが「ビリー(フリードキン)は撮影中,ルネ・マグリッドなどシュールレアリストの絵を熱心に見ていた。特に,『光の帝国』という彼の代表作の超自然的なルックは,ポスターデザインとなったショットに大きな影響を与えたようだ」といった趣旨のコメントをしています。また,スタッフの一人は,フリードキンがヒエロムズ・ボッシュによる中世の宗教弾圧を描いた絵画にも傾倒していたと証言しています。
考えてみると彼の作品には,「恐怖の報酬」で,嵐の中で激流となった川に架かる崩れ落ちそうな橋を,ニトロを積んだ頼りないおんぼろトラックで渡るとんでもないシーンや,「クルージング」での深夜わずかな街灯の明かりが照らし出す不気味なセントラルパークの風景やハードゲイ・クラブでのレザー趣味の男たちのかもし出す背徳の饗宴,「L.A.大捜査線 狼たちの街」での現代画家でもある贋札屋のアート趣味やロスのオレンジ色の太陽とそれに呼応した原色系のタイトルバックなど,地獄絵図のような極限状態を描いたショットから,スタイリッシュで都会的なショットまで,多様でありながら一瞬にして脳裏に深く刻み込まれるようなイメージに溢れています。彼の処女作となるテレビドキュメンタリー「人民対ポール・クランプ(被告人ポール・クランプ)」については,Thomas D Clagettがフランシス・ベーコンの影響を指摘しています。
そんな,彼の作品と美術について,思いつくままに書き込んでいただけたらと思います。

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