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みんなで創る物語コミュのプロローグ 〜ひろおの大冒険〜

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「あーさみーな 3月ってのによーやってられんぜ まったく なー兄ちゃん」と黄色いよく見かけるヘルメットを被ったオヤジが隣でスコップで穴を掘っているちょっと体格のいい男に話し話し掛けた。。。男はそれに答え
「そうですね。寒いと動くモチベーションが高まりませんよね」と笑ってオヤジの顔を見た。そのときすっと二人の頭を影が通り過ぎた。
あっ・・・ 「 鳥だ 」
二人は口を大きく開けたまま空を見上げ 懐かしそう微笑んだ。
「いまどき 鳥が 見れるなんて なー兄ちゃん 今日は良い事あるな」 
まぶしそうに男は「そう・・・だと いいな・・・」

コメント(13)

第一話 −出会い−

「親父、俺に空手教えてくれへんか?」
この一言が俺の人生を変えた。
もともと体の弱かった俺が、まさか父親に
空手を教えてなんていうものだから、
最初は相手にもされなかった。
しかし、何日も何日もねばり、やっと俺の真剣さが
わかったらしく、明日から教えてもらえることになったのだ。
翌朝、親父は何冊かの本も持って来たものの、
その本の表紙を見て、俺は唖然としてしまう。
「通信空手〜?」
第二話 −苦悩− (全13回)

「オヤジーいつの時代やねんこの本メディアなんてめちゃめちゃ古いやないか」と、顔を上気させ 息荒げに親をどなりつけた
オヤジはやれやれといった表情で、言った。
「これは、大三戦争前、俺が師匠からもらった物やねん。俺も今のお前のように弱かったんや、今のように危険暴力撤廃法がなく物理的な力が少しは意味をもっていた時代にな」何か物憂げに、庭に目をやったた。その先のプレハブの建物を・・
もう一度その汚く古い本を見てみた。そうすると中にはびっしりとメモが書いてありどのページも読み込まれているのが見て取れた。 そしてどの本の裏表紙に「ヒロオ」・・と汚い字で書いてあった。
オヤジ・・と同じ・・・・・名が・・・


次回予告
  オヤジの名はヒロオ 現在と過去 後悔と辛酸
        第三話 −邂逅−

       君は力のはかなさを知る
第三話 −邂逅−(全13回)

「なあ、親父。親父も通信空手してたんか?」
俺は親父に問う。すかさず親父は、
「いやー、学校の知り合いになー、空手習っているの
バレたくなかったから、通信空手を習っていることにしたら、
余計に広まってしまって、ありゃ困ったわぁー」
親父は照れた表情で昔のことを語りだした。
「なんか学校でテストあったんだわ。なかなかクリアできずに
褒美のプリンを食べ損ねたぞ!」
いきなり昔のことを語りだすものの俺にはさっぱり理解できず、
とりあえず親父に本を借り、一人部屋で読むことにした。

次回予告
  衝撃の事実 これぞ空手の真髄 奥の細道
       第四話 −発見−

     君は力のはかなさを知る
第四話 −発見−(全13回)

ふむふむ あー なるほど んーー こうかっ違うなー
写真を見、メモを読み実際にやってみる。
「あちょー」などと振り上げられた足は見事コップに命中
「ガシャン」「あちゃー 難しいなーやっぱ・・」
落胆した表情を浮かべ ぼーっと その本を読み流す。「パラパラ パラ パラ パラッ」「んっ?」「パラッ パラッ」
「こっ・こっ・の写真の人の名前 田中ヒロオって!! オヤジやないけー!!!!」今のオヤジとは想像もつかないぐらい違う。
引き締まった体、鋭い眼光 そしてそのページには・・・
     空手の極意は  プリン

次回予告
           深まる謎 
   モロゾフ パステル プッチン グラマシーNY
      第五話 −プリンの魅力にだまされて−

        君はスイーツの力を知る
第五話 −プリンの魅力にだまされて−(全13回)

早速、戸棚に入っているプリンを探し出し食べてみる。
「んー、やっぱりプリンは缶入りプリンに限るよな〜」
食べ終わり、なんか極めたような気になった俺は
そのまま布団に入って寝ることにした。
「明日から新学期かー、あいつらに会うの嫌だなぁー」
すやすやすや・・・、寝付けはいいらしい。
そのころ、台所で親父が何かゴソゴソしていた。
「この前お歳暮にもらった最後のプリンどこいったー?
ないぞー?誰か食ったのかー?なぁー、なぁーって?」
しかし、誰も答えるものはいなかった。

次回予告
  プリンに醤油をかけて ウニ? お米大好き
       第六話 −朝食−

     君は朝からご飯の味を知る
第六話 −朝食− (全13回)

あったらしい朝が来た きぼーの朝だと歌いたくなるような
爽快な天気だ。。。でも学校か・・・もそもそと寝床から這い出て
洗面所、トイレ、ダイニングへすろすろと流れ込む。
「ようっ」とオヤジ 口にいそいそと味噌汁、ごはん、納豆を駆け込んでいる。「今日から学校だろう まーがんばれや」・・そうそう激励とは思えない口調である。俺はするすると朝食を平らげ玄関に向かった。そのとき、「空手のことは誰にも話すなよ」と声が俺に刺さった。「ああ」と玄関を出 通い慣れた道を進んだ。
 「いーざ 進めやキッチン 目指すはジャガイモー」 軽快な歌が通学の波に響き渡る。「この歌 キテレツ大百科・・」 − うなだれ「またか・・」
「小麦粉たまっごっに・・おっ おっはよう!!」「おっ・・おはよう ジェニファー・・」

次回予告
    キテレツ コロッケ ジェニファーって? なり  
       第七話 −ジェニファー−

     君は出来たてのコロッケのおいしさを知る
第七話 −ジェニファー−(全13回)

彼女の名前はジェニファー、本名は秋元スーザン久美子という。
なんでも、帰国子女らしいが、本名で呼ぶと殴られる。
「よっ!、そろそろ私のテニス部に入る気になったかなー」
そう、球技大会のテニスで、個人の部で優勝したもんだから、
目をつけられているのだ。
「球技大会なんてみんなまじめにやってなかったんだってー。
そうでもなきゃ、俺が優勝できるわけないでしょー?」
校門が見えてきたため、俺は逃げ込むように、学校に駆け込んだ。
「秋の大会までには、なんとしても入ってもらうからね」
ジェニファーは、空を見上げて、そう呟くのだった。

次回予告
  セーラー服を脱がさないで 会員番号は 忘れました
     テニスといえばエースをねらえ!
        第八話 −勧誘−

     君はサービスエースの凄さを知る
第九話 −勧誘− (全13回)

「入れと言われてもテニスってがらじゃないよな・・・」ジェニファーが去った後、ポツリと呟いた。自分には何かが足りない、それはテニスではない。なんだろう・・・そんな考えが常に付きまとっていた。
教室に入り、朝の小テストに備える。この学校では毎朝テストがある。
「今日の範囲は・・・ん?」教科書の間に手紙が挟まっていた。
「何だこれ?」開いてみると、入部届けであった。「ジェニファーか?いつの間に・・」
昨日にはこの手紙は挟まっていなかった。背中に薄ら寒いものを感じた。

次回予告
 半径20メートルに入ってはいけません
  第十話−ストーカー−

 君は怨念の恐ろしさを知る
第九話 −ストーカー−(全13回)

ハッと後ろを振り返るが、誰もいない。
「誰かの視線を感じたんだが・・・」
俺は目をつぶり周りの気を探ってみる。
「あのでっかいのはピッコロ、あっちのはクリリン、
あの死にかけているのはヤムチャか?」
とにかく次は体育の時間だ。体育の担任は、ムキムキの
キン肉マン。いつかは越えてやろうと考えている男だ。
そして俺は体操着に着替え、体育館へ向かう。
「まさかこの私が着替えを覗いてしまうとは(ポッ)」
俺は気づくことができなかったが、実はずっと見ている奴がいた。

次回予告
  二の打ちいらず ひとつ打てばこと足りる
        第十話 −達人−

  君は 八大招式が一手 猛虎硬爬山 の凄さを知る
第十話−達人− (全13回)

「ぐおー!」
いきなりジェシカが襲い掛かってきた!そのとき通信空手の本が頭の中をよぎった。自然と伸びる手・・・。その手が相手のみぞおちに入る・・・。
「ぐふ〜」
ジェシカが軽く飛んでいってしまった。
「これが猛虎硬爬山!なんて威力だ。ありがとう親父!」しかしジェシカはすぐに起き上がり変な技を繰り出した。
「がふ!」
今度は俺が吹っ飛んでしまった。
「なんだこの技は・・・」
「ふふん、北斗剛掌波。すごいでしょ」
「おやじ〜」

次回予告
 北斗対八極拳対かめはめ波! 天空の決戦
     第十一話−ユリア−

  君は北斗の文句を言いたくなる
第十一話−ユリア−(全13回)

「おっ”お前はいったい・・・?」口の中が血のあじで充ちている。苦い・・「ぺっ」赤い液体を吐き捨てる。不快だ・・とても・・
「あなたっ あの田中ヒロオの息子さんでしょ? ちがう?」顔は女性のような美しい顔立ちであるが外面とは裏腹に体は鍛え上げられていることがあの一撃により確信するのは容易であった。。。しかし・・おかま?
「空手習ってるでしょー? それってダメよんっ 危険暴力撤廃法違反よっ」目が鋭い
 「だから何なんだ。ただの空手だ!・・」しまった!自らばらしてしまった僕は後悔した・・オヤジに言われたのに・・でもたかが空手・・なにが危険暴力撤廃法違反なんだ
「あーらやっぱりやってたのね。ふふその顔だと知らないみたいね。教えてあげるわ、オヤジさんはね前大戦の原因なの」とにんまりほほえみ俺に言い放った・・・・

次回予告
  困惑する自分 オヤジの過去 第3大戦 空手

     第十二話−つなぐもの−

     君は力のはかなさを知る
第十二話 −つなぐもの−(全13回)

横からなにか黒い影がよぎるとジェシカが吹っ飛んだ。
「えっ?」
窓を突き破り、ジェシカの体が外に放り出される。
目の前の出来事が、スローモーションのように過ぎ去った。
これは現実なんだろうか。
俺はフルフルと首を振り、ジェシカが落ちた窓から
外を見るものの、ジェシカの姿は見当たらなかった。
「前大戦の亡霊が!!!」
ジェシカを突き飛ばした犯人が罵声をはく。
そこにいたのは、ジェニファーの兄、ベンジャミンであった。

次回予告
    ヒロオの意思を受け継ぐもの

       最終話 −誕生−

   君は ひろおの大冒険 の凄さを知る
「なんともないか?」彼は俺の腕をつかみ「逃げるぞ!」
俺の名は「ベンジャミン お前のオヤジと同じく大戦の生き残りだ・・」 
えっ また・・ オヤジ・・か・・・・・・・・・・・

          最終話 −誕生−


彼は辺りをうかがい「もう、ここまでくれば安全だろう あらためてベンジャミンだよろしく」手を差し出した。
「ハアハアハア・・」息が切れ・・「よっ・・よろしく」俺も手をだした。
「さっきの男はジェシカだ。」少し悲しげである。
「オヤジさんに頼まれたんだ。息子をよろしくってな。」

「オッオヤジが何を、先の大戦の原因って」俺は困惑している。

ベンジャミンは語り始めた・・・省略(*啓夫ZEROを読もう)
「なっなんだって・・・そんな・・・オヤジ・・」
「逃げても無駄だ」鈍重な声がこだました。
「どがっ」鈍い音。ベンジャミンが吹っ飛ぶ。
「ぐはっ」口から血を吐き、腕は変な方向を向いている。「だいじょう・・」
「逃げろ そして その本をマスターするのだ!! にげろーー」という叫び声に呼応し俺はなきながらにげて逃げて逃げまくった。

俺はそのときの事はほとんど覚えいない・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



「おーい そこの二人ぼさっとしてないで働けー」
「はーいすいません」と二人
「鳥っていいな自由で さー仕事だ仕事」
「そうですね 自由か・・俺は・・いつまでこんなこ・・」
「おーい 仕事しねーとおまんま食い上げだよ」
「はーい」昔のようなひ弱なイメージはそこにはないだたの

            漢

           がいた

       〜ひろおの大冒険〜
  
            終

       次回 エピローグ


       君は力のはかなさを知る

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