（新）E.K. DA DIE SUCKコミュのテロ、カルト集団には、心理学的なアプローチが必要

英国のテロ未遂で、逮捕された容疑者は24人。そのうち19人の資産が凍結され、イングランド銀行が名前を公表した。全員イスラム名で、大半が20代だそうだ。オウム真理教事件の時には容疑者名が日本名ではなく、サンスクリットの名前に変わっていた。セックス教団の摂理も、若い大学生を勧誘して、某有名私立大学には15名とか、国立大学では10名とか、若い優秀な人間が入っていたようだ。

　どうして若くて優秀な人間がカルト集団に巻き込まれ、過去の自分を捨ててカルト集団の言うままに殺人マシーンとなってゆくのか。キリスト教、ユダヤ教と、イスラムとは、何百年にわたる争いがあって、オウムや摂理とは比べものにならない理論構成があるのだろう。それにしても、オウムや摂理の勧誘の仕方を調べれば、参考になるのではないだろうか。

　オウムも摂理も、初めはカルト集団だということを隠して接近し、徐々にカルトに慣らし、ついには忠実なエバンジェリストに仕立てる洗脳の過程は、マインドコントロールと言う点では、イスラム原理主義に、英国籍の若い人をどのようにして、巻き込んでいったかの参考になるのではないか。

　

　実際、オウム真理教にどのようにして信者が引き込まれ、どうすれば防ぐことができたのか、まだよく分かっていない。摂理に至っては、全貌すら分かっていない。まず、元を突き止めなければ、防ぐことはできない。恐怖のいたちごっこが続くだけだ。テロを取り締まることは必要だが、心理学的アプローチが最も必要だ。【了】

ネットニュースより転載