竹輪句会コミュの第34回句会　披講その2（袋回し）

披講のアップが遅くなり、申し訳ございませんでした。。。
取り急ぎ披講といたします。

第34句会　その2（袋回し）
場所：島たぁ～ち　22：00～　
参加者：しーほーく、あすた、至文、オクタビオ、ナカジ、たこらいす　以上6名
制限時間：一題につき三分　
選句：一人2句

【兼題：旅】
＜2点句＞
春風に乗って旅する身の軽さ　（ナカジ）
長き旅春に変はると知らずあり　（あすた）
菜の花の見守る脇の一人旅　（たこらいす）
ビールぬいて若き旅人花向けり　（至文）
＜1点句＞
沈丁花旅の目的地にあれば　（オクタビオ）
春眠や旅券チェックは忘れずに　（オクタビオ）
旅の終はり桜の下と決めかねて　（あすた）
旅人はまぎれておるか飾り雛　（しーほーく）

【兼題：雪解】
＜3点句＞
雪解水汲み惜別の茶を点てむ　（至文）
＜2点句＞
灯の赤くはや雪解けの心地かな　（あすた）
雪解けの水をすくって旅に立つ　（しーほーく）
＜1点句＞
雪解けて恋人惜しむスキー場　（たこらいす）
雪解けとくらしの水の合ふ庄川　（あすた）
雪解の水分この体をめぐる　（オクダビオ）
雪解けや仲違ひせし友の酌　（あすた）
けんかして雪解け少し待っててね　（オクタビオ）
＜選句外＞
鶴嘴（つるはし）に雪解誘う念い込め

【兼題：波】
＜3点句＞
桜貝波打ちぎはの触手かな　（あすた）
＜2点句＞
波平の光る頭に春の雪　（至文）
春風に撫でられており波頭　（ナカジ）
波の上春連れてくるものがおり　（しーほーく）
＜1点句＞
波立たば命の生（あ）るる春となる　（あすた）
雷雨さえ観る人引かず阿波おどり　（たこらいす）
＜選句外＞
春の波トートバックの葱光る
心なるおたまじゃくしの波立たず
春の雪波の頭にいどみけり

【兼題：道】
＜3点句＞
春一番男の道は道なき道　（オクタビオ）
装いは二色ですます梅の道　（しーほーく）
＜2点句＞
永き道日の本の海越ゆる春　（あすた）
＜1点句＞
思い出やはるかな道を辿りつつ　（なかじ）
桃の花薬師への参道に咲く　（あすた）
道すがら蒲公英に会ひ酔わぬ日ぞ　（あすた）
道成寺終り出（いで）れば春の雪　（いなみ）
＜選句外＞
桜待つ人も草も大通り

【兼題：城】
＜3点句＞
一城の主となりて花宴はる　（ナカジ）
＜2点句＞
名にし負ふ桜はいつも城の址（あと）　（あすた）
見上げれば桜の海に城の船　　（いなみ）
やはらかき松の葉芽ぶく城の春　（至文）
春深し古城で男探すぞよ　（オクタビオ）
＜1点句＞
城石に花びらあまたへばりつく　（あすた）
＜選句外＞
春の陽をあびて巨人のごとき城
桜咲き天上のごとし松本城
春眠や人間以上に城眠る
城田優の幸村登場夏まだき

【兼題：沖】
＜4点句＞
遠泳の急にさびしき沖であり　（至文）
＜3点句＞
洗はれて沖ゆく花を見送りて　（なかじ）
＜2点句＞
沖に出る兄弟舟や春深し　（オクタビオ）
終止符は沖合ひのブイの形なり　（あすた）
＜1点句＞
春の月沖田総司の横顔や　（オクタビオ）
＜選句外＞
沖に行かば国離るらむ桜の紋
沖つ方卒業式後の最終便

以上

さて・・・・

思いかけずみなさんから即興で’餞別の句’を作っていただき、とても嬉しかったです。本当にありがとうございました。みなさんと一緒に俳句を作ってとても勉強になりましたし、なりよりも本当に楽しかったです！ここでの出会いに感謝の気持ちで一杯です。今まで本当にありがとうございました。
帰ってきたら参加するつもりですので、これからも宜しくお願いします。再びみなさんにお会いできることを楽しみにしています！では！！