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竹輪句会コミュの第116回句会 披講

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aktaに出席者9名に対して代理投句11名+α、清記は1人あたり8句強となりました
9名だと少なく見えるのも、竹輪会は盛況なのだなあとしみじみ思ったのでした。


2016年3月11日(金)@新宿akta

参加者(席順)9名
潔 はまんこ 翼 竜光 亮 守ン暴 浩平 けい マメコ

代理投句 11名
ザ 早子 オクタビオ ゆう 今朝 アガシ さいとう 影造 住職 凪太 林蔵


投句:兼題二句(卒業 蜆)+当季雑詠二句
選句六句


<三点句>
蕗の薹刻む男の無職かな  ザ

春日向からだの奥にノックあり  早子


<二点句>
手加減はしなくて平気独活ゆでる  オクタビオ

あけぼののこと考へてゐる蜆  潔

卒業歌弾く感傷に流されず  けい

あくびにはあくびで返す孕み猫  はまんこ

干し蜆口に広がる命かな  マメコ

啓蟄やラジオに五枚葉書出し  マメコ

ココナッツオイルやはらか春かなし  マメコ
 
宍道湖の朝をひらくや蜆舟  ゆう

閉じてゆくページページには春空気  浩平

チューリップ人にいへないこと三つ  今朝

ゆく春に体温計の音遠く  翼(たすく)


<一点句>
ランナーが梅の香運ぶ島の浦  アガシ

静脈のぷっくりとして春の月   オクタビオ

ブレザーは肉桂のにおい卒業す  オクタビオ

蜆汁今なら気づくやさしさよ  けい

消しゴムのように生きたし春愁   けい

母子家庭卒業式と云う区切り   ザ

分校の卒業式に記者数多  さいとう

身包みは残されてあり蜆汁   翼(たすく)

ティッシュ捨てゆくハイヒール春嵐  翼(たすく)

まあそうね誰にも言わず卒業ね  林蔵

梅見てもうんともすんとも言わぬ人   林蔵

卒業式予行通りにできぬこと    マメコ

皺きざむ手で渡される桃の酒  影造

地下鉄の駅が地上に春うれひ   潔

寒戻る室内にいて黙祷す     浩平

回覧板まわるコーポに蜆汁   浩平

卒業し犬置き去りに上京し  今朝

かの人に何を言ひてもいぬふぐり  守ン暴

停波との活字踊るや蜆汁  守ン暴

春の雪猫が寝付かぬ膝の上   住職

砂を吐く蜆しみじみ見入りけり   住職

卒業旅行にラスベガスはやめて  早子

レシートの777(トリプルセブン)野薔薇の芽  早子

掌に蜆の重さ一杯  竜光

のどけしやどの路地からものど自慢  亮

裏門は空へひらかれ卒業歌  亮


<=====>
ガチガチと男の枝に梅一輪
性欲の溢るる長き梅の蕊
春疾風識別圏が錯綜す
幸あれと卒業できぬ子供らも
春の雪銀の翼をぬらしけり
卒業ができぬままこの片思い
購いし伸びる大根春力
なにもかも貝に見える日しじみ汁
ざらざらと蜆炊く鍋中に闇
歌の様に硝子砕きし春の宵
春雨や水晶球の奥の奥
卒業の部屋エロ本譲渡式
誰こいつ?無言ですする蜆汁
山独活の他人行儀なメールかな
懇ろな会釈三月十一日
しじみ汁泣きたいから笑ってゐる
卒業子ナイトシネマで過ごしたり
卒業の朝前立腺と朱書き
残りける卒業の意を噛みしめる
蜆汁湯気の向かふのあなたかな
バラの芽で夢もひろがる散歩道
春雪は解け蚯蚓めく便出づる(下痢解消)
冷めた椀しじみの死骸ひそみ居り
後朝や蜆しみじみ汁すする
鷹化して投句を託す伝書鳩
卒業子いつもの道を帰りけり
指先の荒れをうべない卒業す
蜆汁十年ローン七年目
蜆汁貝の中身も食べる人
風を未だあなたと思ふ弥生かな
ふとこゑをさそひし一句あたたかし
音立てつ愚痴をこぼしつ蜆汁
鬱屈よ去れし春一番と共に
味噌汁の開かぬ蜆を開けて閉ぢて
人の値は別と言いたし納税期
楚々とした意味もわからず春が来た
梅を見て抹茶すするも肉くいたい
えっもうなの甥の卒業背を抜かれ
蜆汁飲んで今宵も新宿へ
卒業で明日より身分不定無職
蜆汁ヒント出しすぎ怒られる

コメント(31)

帰り道電車のなかでスマホポチポチ
帰宅した時は、ほぼうち終わってました
思ったより、早くできました
あと、チェックしただけ

あとマメコさん、個展の宣伝を是非ここでお願いします
早速のアップ、ありがとうございます!

以下は、句会に参加できなかったさいとうの選っす。

あけぼののこと考へてゐる蜆

蜆の視点で詠んでいるのが好きです。ネット情報によるとシジミって夜行性なんですね。きちんと季語と向き合って、それを自分なりに上手く句にした感じがしました。

卒業の朝前立腺と朱書き

ぼく、こんな取り合わせ大好きです。根底にあるストーリーはわからないけど、晴れの日である卒業式が目出度いだけでないって思える句でした。前立腺と朱書きしなくてはいけない理由が知りたいです。

回覧板まわるコーポに蜆汁

昔は、この家は焼き魚だ、カレーだって鼻で感じていたけど、最近はそんなことが少なくなりましたね。昔ながらのコーポだと、回覧板を届ける時にこの家は蜆汁だって嗅覚でわかるのでしょうね。

母子家庭卒業式と云う区切り

今までのぼくにとって卒業は、特に大きくもない記憶に残らない通過点でしたが、母子家庭だと卒業が大きなイベントになることもあるんでしょうね。いろいろと考えちゃいました。
わぉ、竜光さん、超高速アップ!ありがとうございます!
改めて、わたしも選句&コメントしたいと思います!(^^)
昨日の句がもうぜんぶ読める!素晴らしい!ありがとうございます。
ところで「かめきよ」って清記用紙に書いたのはたぶん○○○さんですが、それ、僕(笑)。

投句者には凪太さんもおられましたね。あと、林蔵さんと、そのお友達も投句されていたようです。その辺りが名乗りなしの人かな?
もうひとつ、翼さんが参加と投句でダブってますが、参加の方です。「翼」「たすく」表記ふたつありますが、同じ方ですよね。清記用紙に書き込む時も気をつけないと…
と言いながら、ワタクシお預かりした句の誤記(上記ではちゃんと直していただいてますが)をスルーしてしまってました。ブレザーの句、本来は「肉桂」であるべきところが「内桂」となっていたようであります。オクタビオさん、素晴らしい句だったのにほんとごめんなさい!
ほんの十七音だからこそ、一字の違いが致命的になってしまいます。もう一度、詠む時も読む時も、そして句会に臨む時も、肝に銘じたいと思います。
あっそれからもうひとつだけ、竜光さんがおっしゃっている通り清記は1枚に8〜9句、全部で80句近くあったのですが、時間のことも考慮して選は1人6句としました。やや厳選(笑)でしたが、ご了承くださいませ。
ふくすけさん、早速のアップありがとうございます。


今回も素敵な俳句の数々で、それぞれの句にたいする皆さんの解釈や感想が聞けずに残念でした。
以下、林蔵の選です。



閉じてゆくページページには春空気  浩平くん

めくるや開くページでなく、閉じてゆくページというところに春の柔らかな空気が紙と紙に挟まれてゆく感じがして素敵だなと思いました。



卒業旅行にラスベガスはやめて  早子さん

共感です!そして笑わせてもらえました。作者のユーモラスさが出ていて好きです。



母子家庭卒業式と云う区切り   ザ さん

最近、父子家庭で育った友人の切ない生い立ち話を聞きまして胸にささりました。
母子家庭で、その環境ならではの暮らしをのびのびと楽しんでいる方があまりにも多いのは承知のうえですが、やはり苦労していらっしゃる方も多いと思います。
さいとうさんと同じように考えさせられる一句でした。さすがザさん!!



消しゴムのように生きたし春愁   けいさん

身をけずって生きたいということでしょうか?
若しくは自己犠牲?それとも保身的にいたいということでしょうか。
哲学的な春愁ですね。
消しゴムって春にあうなぁと感じました。




卒業子いつもの道を帰りけり

卒業式の帰りは同級生と食事にいくイメージがあったのですが、まっすぐ帰る事情があったのでしょうか。通い慣れたいつもの道が、卒業によって「いつもの」ではなくなるのが味わい深いっす。
どなたの詠まれた句ですか?




まあそうね誰にも言わず卒業ね

梅見てもうんともすんとも言わぬ人


この二句は私のものです。
選をしてくださった方、ありがとうございます。
また、投句の際に名前を書き忘れてしまい申し訳ありません・・・。
潔さん、林蔵さん、
コメントありがとうございます!
ご指摘の箇所、修正しましたよ!
ご確認くださいまし。

もし他にも修正や代理投句の方いれば、お知らせくださいまし(^^)
潔さん
かめきよ、っていう表記、笑ったらいけないけど、笑ってしまいました。肉桂、は気になさらないでください(^^)

ご指摘の点、確かに改めて気をつけていかねば、ですね。相互確認していきましょう!
翼、たすく、そうよねえ、同じひとよねえ、と思いつつ、失礼いたしました
ても、デジタル清記は、なかなか楽しいです
みなさまコンニチハ。
 それと、今回は諸々ありがとうございました。
今回は6句選、とのことで。つれづれ選句します。



・あくびにはあくびで返す孕み猫
僕は猫派なので。先日くだんの無職の男と越生梅林に遊びに行った折、駐車場に居た人馴れした猫がこんなでした。
人生にもうあと一押し、という人には犬の揺るぎない愛情が有効ですが、自己愛のすり減ったような人については猫の保つ距離感が良い、と香山リカ氏がアニマルセラピーについて(胡散臭く)解説していたのを読んだことがあります。


・ココナッツオイルやはらか春かなし
何故かなしいのか、が余韻に残りつつ、春憂いの正体はこれくらいのとりとめなさなんだよね。カタカナとひらがなに挟まれた春と。


・性欲の溢るる長き梅の蕊
盛りを過ぎて小ぶりの花びらが散っている梅木に、花蕊だけが突出されるように残っているアレ。そういえばシーズンオフのキャンプ場付自然公園のしげみや便所とかで露出フェティシズム伝統文化を維持するおじいさんたちの生きざまについて何かを詠まんとするならこんな感じかと。見事です。


・ブレザーは肉桂のにおい卒業す
卒業という題への実感があるかないかもしくはそれを創りあげられるか、という意味で成功しているように思えました。ニッキのにおいはブレザーじゃなくたぶんその人の固有の体臭なんだと思います。


・冷めた椀しじみの死骸ひそみ居り
身包みは〜、の句とどちらかを迷いました。蜆の題は、とてもひねくりたくなる誘惑を孕んでいますが、ひねって一回りして来て写述に着地するのが正解。それでも三角コーナーとかじゃなく、冷めた椀なのがステキ。


・裏門は空へひらかれ卒業歌
題への実感、と前述しましたが、この句での卒業はもう誰のものでもない行為というか、本当に空にひらかれてしまったいる気がします。読み手の都合で深読みするならば、開かれているのは正門ではなく、卒業歌であれど何かの卒業の行事ではないのかもしれない。としてもそういうふうに説明を促すものはなにもないことばと、歌と。




他、気になった句。

・あけぼののこと考へてゐる蜆
さいとう氏の評を読んで、なるほどーと思いました。あけぼののこと、という言い回しのもたついた感じを(枕草子だろうけど)何か別のことばに出来そうな。

・卒業の朝前立腺と朱書き
(一応十七音だけど)これこそ、きちんと定型に納まっていればものすごくよかったのに。惜しい。屍派っぽい。

他、句会が若くなったというかよくもよくなくも、「私が〜した」「わたしが〜(なんか面白く)思った」系のかたちの句が多く目立ちます。自戒も含めて、そういうのは詠み手としては気持ちよく発することが出来る一方で読み手としては(たまにすごく面白いけど)あまり面白くなかったりします。創意に少し距離を含ませて一般化させ、句を面白くさせるためのツールが、季語や切れなどの俳句の仕組みなのだと思うので、使いこなせないともったいないなあと思うものも多くありつつ。
使いこなすためには、他者の句をよく読まなきゃとも思うので、今回代理投句の方々、ぜひ続けて、ちゃんとコメントつけましょう。笑
こんにちは。
披講の高速アップ、そして、代理の投句、ありがとうございます。
選句とコメントがてら長〜いのをコピペするので、面倒な方はスルーしてね〜、笑。
では↓
あけぼののこと考へてゐる蜆

先日とんかつ屋に入って、そこは当然ご飯とキャベツと蜆の赤だしのおかわりが自由で、三角食べをしながら残りの肉とのバランスを考え、そのそれぞれをおかわりしました。その時はもちろん蜆が何を考えているのか(いたのか、あるいはそもそも考えられるのか)なんて思いもしなかったけれど、もし砂の中でみんなのなかでひとりだけ、来る朝のことを考えるともなく考えている蜆がいるとしたら、今度は蜆に生まれ変わるのも悪くないかな。いや、困るか、赤だしにされておかわりされるし。
「あけぼの」は「あけぼの」でも横綱の「曙」のことを考えている蜆もいたらシュールですよね。
 
啓蟄やラジオに五枚葉書出し

ラジオ番組に向けてかりかり書いているのは、好きな曲のリクエストか、番組特製ステッカーをもらうためのクイズの答えか。いずれにしても「葉書五枚」ということは52円×5で260円。ドトールで珈琲が飲める。あ、買いすぎた年賀状を使えば元が取れるか。
出勤の日駅に向かう途中なのか、夜中コンビニに行ったついでなのか、5枚まとめてポストのあの細い隙間に入れる瞬間のその人の指先や葉書がささっとばらけてポストの中に落ちる音、そんなものが想像できるのは、事実のみを端的に置いたこの句の力か。「啓蟄」という季語が効いていて、リスナーとして受け身側にいる人間が、葉書を書く行為によって今度は発信する側に変わる、その立ち位置の微妙な行き来が心地よく感じられました。
句の中にある数字って自分の場合は音の数や字面で安易に決めがちなんだけど、秀句の中にある数字ってやっぱりその数しかもうありえなくなるから不思議ですよね、数秘術。この句の場合の葉書の数は1、2、3じゃ少なすぎる、かと言って6になると多すぎる。
浩平氏のお誘いで金曜俳句に投句する際はいつもぎりぎりでメールでシャッなんですが、今度は葉書で送ってみよう。

ブレザーは肉桂のにおい卒業す

田舎育ちなので制服というと即学ランのイメージ、しかも港町育ちなので長ラン短ランの嵐、においは当然わかめやしらすなのですが、ブレザーだったらやっぱりニッキよね。卒業するという開放感とニッキの爽快感が相まって、さらさらさらっと句全体の肩の力が抜けていて上品。それでいて最後の「卒業す」という言い切りでぐっとしまってバランス感覚が素敵だわ。
なんか最初「肉桂」が「肉棒」に読めてしまったのは、老眼のせいかスマホの画面の小ささのゆえか、いや、やはり生来の下品さゆえか。

裏門は空へひらかれ卒業歌

基本的に卒業式では号泣します。それが人の卒業式であっても、いや、人の卒業式ならなおさらか。体育館かなんかで一同そろって前を見て歌っている中でこの詠み手の視線や思いが裏門にあるのがたまりません。そしてその向こうにはひらかれた空が……鼻水だらだら涙でかすむ青空の向こうではきっといろんな魂が祝福して見守っているんだろうね。H2Oの「想い出がいっぱい」が聞こえて来ちゃう。
あ、まさかこれ、裏門入学の賛歌、じゃないよね、笑?

卒業歌弾く感傷に流されず

小学校時代、もう末端神経すら届いていない半島の先の田舎には本当に珍しくピアノの弾ける男の子がいて、高学年の時その子は責任感のある学級委員長で、僕は責任を全部委員長に押しつけてへらへらしている副委員長で、仲がよかった。当時、今では到底思い出せない本当につまらない何かが原因で、僕らはいつからか口をきかなくなってしまったのだけれど(そしてきっとそれはたぶん僕のせいなのだけれど)卒業式が来てその子がピアノで伴奏を弾くことになって、指揮者である先生がその子に合図を送った時、その子は鍵盤に手を置く直前、壇上にみんなと並んでいる僕のほうにまっすぐ目を向けたの。この句を読んで、その時の何とも言えない胸の痛みを思い出しました。
卒業生全員が歌を歌う、その中でひとりだけ自分は歌う側ではなく、ピアノの前に座って伴奏する側にいる。その人ってそこで一体何を思っているんだろう。勝手かもしれないけれど、卒業の歌はやっぱりに感傷に流されない伴奏で、号泣しながら歌いたいですよね。

卒業旅行にラスベガスはやめて 

本当にそう思います。

以上、長々と失礼しました。
おそらく句の鑑賞にすらなっていない個人的な思い出話ばかりで言葉を無駄遣いしていますが、今回改めて、素敵な句というのはけっして言いたいことをおらおらと前面に出して言わず、読む側にあれこれ妄想させてくれるスペースや楽しみを与えてくれるのだと、↑のザ長のコメントにも通じることを思った次第で。反省。

でも──

蜆汁十年ローン七年目
人の値は別と言いたし納税期

は、ぐっと来ますよね、笑。
あと三年、もう少しだ!
十五日って明後日じゃん、まだ確定申告やってない、汗。
披講ありがとうございます。
新潟の凪太選です。

◎宍道湖の朝をひらくや蜆舟
「宍道湖俳句大会」がもしあったら、この句は大賞に選ばれていると思います。
お手本のような佳句。

○ブレザーは肉桂のにおい卒業す
緊張や多汗症のせいかもと想像しました。
まず「ブレザー」であるというところで校風や世界観が見えてきます。
(関係無いですが、私の母校は私服高校で、卒業式はスーツで行いました)

○消しゴムのように生きたし春愁
○歌の様に硝子砕きし春の宵
喩えが新鮮。
喩えているのに「分かるような分からないような」ともやもやしてしまうところを、さらにぼんやりした季語。
春だからこその句。

○蜆汁貝の中身も食べる人
地方によってこの句の意味合いが変わると思います。
ウチは海沿いの街で貝が大きいので、中身も食べます。
「中身食べんのかい」という驚きが句になるのは興味深いところでした。

○卒業子いつもの道を帰りけり
空気感がとても好きな句なのですが、なんとなく類句がありそうな…
ただ、類句がありそうな空気が、この句の愛すべきところというかなんというか…。
こんばんは、先日は二次会から参加いたしました。
ふくすけさん、披講アップをありがとうございます。
それから、いつも代理投句をお願いしている浩平ちゃんに多謝。

僕も選句させてください。


・ブレザーは肉桂のにおい卒業す

情景も、言葉遣いも、とても新鮮でした。
ブレザーの高校は、ひとあじ違いますね。
いちばん好きな句でした。

・蜆汁十年ローン七年目

10年ローンだからそれほど重くはないけど、
完済までもうひと踏ん張りってあたりの
抜群のシジミ感にやられました。

・ココナッツオイルやはらか春かなし

心地よい明るさのなかの、
小さなシミのような痛み。
ほんわかした言葉が、じわじわ効いてきました。

・閉じてゆくページページには春空気

TOMOさんも書かれてましたが、
「閉じてゆく」という言葉に僕も惹かれました。
ミルフィーユのような感じかな。

・のどけしやどの路地からものど自慢

たぶん、駄洒落ですよね?
でも、自然体で洒落ていて好きです。

・春の雪猫が寝付かぬ膝の上

なんだか猫も自分も空も、
プレイをしているだけ、みたいな、
いたずらっぽい空気感がいいなと思いました。
今回一句で参加したアガシさん(瀬戸内海の島にお住まい)の選句が届きました。 句歴はわりかしある方です。


皆句が男らしいのにびっくり。
久しぶりに俳句の文字をじっと見つめた感。頭の奥がちょっと熱くなる雰囲気好きですけど。次の四句が好きでした。


誰こいつ?無言ですする蜆汁 深酒して連れ込んだ男か友達の家に泊めて泊めて貰った朝か、知らない同士の男が二人食卓に座ってるのが見えるようで面白い。

春日向体の奥にノックあり
春めいて体の奥がムズムズするのが分かります。

裏門は空へひらかれ卒業歌
卒業式の何ともいえない嬉しい感じとか淋しい感じがよく出てる風が好きです。

閉じてゆくページページに春空気
春の出会いとか別れとかちょっと鬱々した感じがよく分かる句だと思います。春空気という捉え方が面白い。

以上です。久しぶりに面白かったです。ありがとう。
ふくすけ様

沢山の句のUPありがとうございます。
二次会楽しかったんでしょうね。
東京は広くて、三次会なら参加できたかもでした。

選と感想を述べさせていただきます!


蕗の薹刻む男の無職かな  ザ

ふきのとうの苦みが効いてますね。
無職なんだけど生活感が豊か
素敵な大人ですね


あけぼののこと考へてゐる蜆  潔

蜆舟が朝早く出るのは活動性のゆるむ時間帯が朝なのかも
という思いと
蜆にとっての朝は眠りのはじまりなのだろうと
人の活動と蜆の活動の差異のなかに詩を感じました


ココナッツオイルやはらか春かなし マメコ

A+形容詞(形容動詞)B+形容詞(形容動詞)
この型式の句を作ったことがありませんでした。
このかたちで説得力のある句を作る冒険感にわくわくしました。
やわらかくて悲しいに共感を覚えました。
 

消しゴムのように生きたし春愁   けい

消したいことがいっぱいあるのに
消えない、消せない、それが春愁につきすぎるようで
なんだか分かる・・・生きてゆくのは大変です


身包みは残されてあり蜆汁   翼(たすく)

この身包みは具体的に何なんでしょう?
不思議と気になりました。
蜆汁はたっぷりエキスの濃いけどすっきり
この季語に応える五七の中身が気になります

 
懇ろな会釈三月十一日

卒業の日を具体的な日にちで描くことで
懇ろが豊かな言葉になりますね


指先の荒れをうべない卒業す

若い子の卒業でないところに
何か心が動きます。
若い子の指ならば
夜間の学校の卒業生でしょうか
うべないを肯定的に捉えて
芯の強さを感じました。


追伸

先日、自分の属する結社の記念句会に参加しました。
そこでの講演や俳句に触れてこの10年がとても愛おしく思えました。
先生や先輩の心に残った言葉をいくつか記します。

○○の句は実際に出会った人とそうでない人との断絶がないんです

季語は「窓」のようなもの、友達を思うために季語があるんです

人は地上において詩人として住んでいる

詩の言葉をつくること、が大事ですね


総じて自分のために作る俳句もありますが
人のために作る俳句のほうが
より俳句的になるような 共感を得るような
そう感じた記念句会でした。
おつかれさまです。雨で寒くて月曜で。
でも、はりきって選句をしますよ、笑。

---

・蜆汁十年ローン七年目
シンプルでいいです。インパクトあるし。もうちょっとで返済終わるし。春だし。いい出汁でてるし。

・あけぼののこと考へてゐる蜆  潔
代理投句で後から選句というのは、いい意味でも悪い意味でも、作者と作品が同時に入ってくるんですね。笑 さすがかめきよさん。蜆って擬人化に向いている素材だと思います。遠くてあたたかい春のひかりと温度をぼーっと静かに考えている蜆貝。いい出汁でまっせ。

・ココナッツオイルやはらか春かなし  マメコ
ココナッツオイル流行ってるらしいじゃないですか。どんな感じがあまりわからないんだけど、おそらく白くてあまい香りでやわらかいんだろうな、と。でもすこしかなしい春なんだと。やわらかいものはかなしい、のかぁ。やわらかいものがうれしい、とは限らないのですよね。俳句はそこにひかりを当てるからおもしろいものなのかもしれません。

回覧板まわるコーポに蜆汁   浩平
切り取り方がいいなと。つきすぎているような感じもしなくもないが、蜆汁にいろんな前後のストーリーを喚起させられます。

停波との活字踊るや蜆汁  守ン暴
ラジオの停波?おもしろい取り合わせだと思いました。活字にこぼす、ぐらいでよかったのかも。停波って静かに停波するイメージなので(個人的には)。笑

ランナーが梅の香運ぶ島の浦  アガシ
なんだかボキャブラリーが、いままでにない感じだと思ったのです。そしたらやはり新鮮な、瀬戸内海の島にお住まいの方。島の風にのるやわらかい梅の香りがイメージできました。島の春はおだやかなのでしょうか。

のどけしやどの路地からものど自慢  亮
確信犯的、ど、が効いていて。ちょっといやらしくもあるのですが、笑。田舎のお昼はみんな観る番組はいっしょで、長閑で、ちょっとかなしくて。

山独活の他人行儀なメールかな
山独活と他人行儀なメールの取り合わせって、あるようでない?いろんな風に意味がとれる句ですね。


ザさんのコメント、そうですねぇ、自戒も込めて。
二次会でお酒を飲みながら俳句について話すのって楽しいな、って思いました。あっ、そうそう、好きな俳句みつけて、好きな俳人みつけて、その人の句をネットや本で読んだりするのが楽しいです。あと、誰の句でもいいけど好きな句を集めてマイコレクションとかつくってみると、自分の好きな句の傾向とか、つくってみたい句の感じとかがぼんやりわかってきておもしろいですよ。
おはようございます。
雨あがりコートを脱いで火曜日で。笑

オクタビオさん!
なるほど!!
好きな句を集めてマイコレクションいいですねー。
楽しそう!やってみます(о´∀`о)ノ
ザさん、アドバイスありがとうございます。
「我が」と客観性とのバランスを今一度意識して、作句にとりかかりたいと思います。
皆様のおかげでどんどん俳句がうまくなってゆく予感です。←すぐ調子にのるwarui癖。笑
>>[24] 住職様 凪太様
拙句を選んでいただきありがとうござます。
島根は、特に出雲は好きで第二の故郷のような場所です。
蜆舟にも白魚の舟にも乗せていただき
一番おいしい旬のいのちをいただきました。
いのちの循環が実感できた宍道湖でした。
こんにちは、あすたです。
先日は参加したかった。悔やまれるところです。
それと、代理投句していた会もあったのにせっかくこの場がある中で選や感想などを今まで述べていなかったこと。反省。今後参加していなくても感想が述べられるように心掛けたいと思います。

常日頃通信句会に参加していて、感想や選の理由を述べる時は時数を制限するように、と教え込まれている身の上、やや冷たく感じられるかも知れませんがご容赦願いますm(._.)m 。

(以下選)

○蕗の薹刻む男の無職かな  ザ
無職だからこそ蕗の薹を刻む余裕もできるというもの。
無職を下五に持ってきてかな止めに好感。

○あくびにはあくびで返す孕み猫  はまんこ
恋を既に知っている者同士が共有できる安心と怠惰。

○ココナッツオイルやはらか春かなし  マメコ
ココナッツオイルの融点は低い。
この暖かくなるつつある気候にやがて心まで溶けて流れてしまうのではないかという感情。

○ゆく春に体温計の音遠く  翼(たすく)
体温計といえば水銀の銀の柱というのはもう古いのか。
電子体温計の音ありきで詠んだとは新しい。

○ブレザーは肉桂のにおい卒業す  オクタビオ
様々な思い出をしみこませた制服。卒業する頃には子どもには理解できない思いが。

○宍道湖の朝をひらくや蜆舟  ゆう
朝焼けの宍道湖のさざ波を劈いていく船の景まで見えてきた。

春日向からだの奥にノックあり  早子
静かで長閑だからこそ自身の鼓動に自覚が行く。

卒業歌弾く感傷に流されず  けい
感傷に流されずと詠んでいるところで実はもう感傷でいっぱいなのだ。若い。

チューリップ人にいへないこと三つ  今朝
花の命は限りがある。そのうちに隠していることが花弁の中に潜むように。

消しゴムのように生きたし春愁   けい
季語が合っていない。たとえネガティブな一句でも「救い」が欲しいところ。

母子家庭卒業式と云う区切り   ザ
作者らしい冷めた視線と角ばったことばの一句。

身包みは残されてあり蜆汁   翼(たすく)
殻を身包みと見たのは斬新と思えた。

地下鉄の駅が地上に春うれひ   潔
地下鉄に一気に日光が差し込むのは本来明るい感情が伴う気がした。

寒戻る室内にいて黙祷す    浩平
震災にまつわる黙とう。寒戻る中で室内にいる、だけでは物足りない。

のどけしやどの路地からものど自慢  亮
当日もあったのでしたっけ、のど自慢。
詞書がないと伝わりにくそう。二丁目ならではの景。
この場を借りて恐縮ですがご報告。この度こちらの所属している結社の「巻頭」をいただきました。

手を合はす遺影の笑みに冬の蠅  忠義
冬雲雀ホテルにまがふ病室に
かくも小さき手術の痕や冬深し
忌明けを待たず済ませり年用意
忌明けや精進揚げに根深汁

11月のすったもんだが作品として昇華されていると師より判断をうけたのだろうと思われます。
>ザさん

>>他、句会が若くなったというかよくもよくなくも、「私が〜した」「わたしが〜(なんか面白く)思った」系のかたちの句が多く目立ちます。自戒も含めて、そういうのは詠み手としては気持ちよく発することが出来る一方で読み手としては(たまにすごく面白いけど)あまり面白くなかったりします。創意に少し距離を含ませて一般化させ、句を面白くさせるためのツールが、季語や切れなどの俳句の仕組みなのだと思うので、使いこなせないともったいないなあと思うものも多くありつつ。

これ、ハッとさせられました。
俳句って主観より季語のほうが重いという特殊なもので、標語や日記に陥らないように誰から見てもわかるように季語の力を上手に使うってのが大事、、、って口で言うのは簡単なのですがこれがなかなか難しい。

私が思うに句会って限られた人とばかりではなくて延べたくさんの人と持つことが視界の広がりにつながります。かといって態々喧嘩するために句会に行けということではありませんけど(苦笑)。

また皆さんと一献交わしながら過ごしたいです。
そのための「タマ(句会に参加するための必須アイテム)」も十分磨いた上で。
NHK俳句テキスト4月号に、辻桃子さんの「うぐいすの糞」と「犬の糞」という記事がありました。
ぼくにとって興味深くためになったので、一部をアップさせていただきます。
ぼくも、品の良い俳句が詠めるようにがんばりたいっす。
ちなみに、この号の投稿欄に、ぼくのエッセイ付き俳句が載りました。NHKらしい真面目な句も一応詠んでいるぼくっす。
>>[19] 亮様
瀬戸内海吟行実現させたいですね。
>さいとうさん
この記事、うちの「先生」のものです。
ことばに対しての綺麗汚いについてより、その句に対して斬新なものか単に汚いだけで終わっているかを鑑みたうえで判断すべきだという趣旨として私は取らせてもらいました。
そんな先生は「今後も続けるつもりなら写生を極めてごらんなさい」「あなたらしい句を私は評価します」という言葉を私に対して残して下さっています。

竹輪の句会において直接的な「バレ句」っていつも散見されますが大体は無選で終わりますね。それでもあり続けて欲しいと思うのはそれが「竹輪らしさ」の一つでもあると思うからです。そんな中で先生の言われるような「犬の糞」の句のように共感を呼びうる句が生まれる可能性だってある気がするのです。

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