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竹輪句会コミュの第104回句会 披講

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第104回句会披講です。
アップがすっかり遅くなってしまって申し訳ありませんでした。
以下、アップ漏れ、誤記等ありましたら、お知らせください。
感想もお願いいたします。

2015年3月12日(木)@akta

参加者(席順):オクタビオ、けい、マメコ、潔、影造、亮、竜光、浩平、ザ、しんいち、たくや
代理投句:凪太、今朝、早子、ゆう、林蔵

春季雑詠 五句投句 五句選


<四点句>
春塵の中にカーネル・サンダース けい


<三点句>
合鍵のさしてぬけなひ遅日(ちじつ)かな 今朝
春の昼赤座布団を干す寿司屋 浩平
春の夜のティッシュよ雲のごとく引く 潔


<二点句>
彼岸会や不在のものに形無し ザ
いしだたみ沈丁の香の這ひまはり 潔
流氷やテロのニュースの次の次 凪太
春の風邪カステラどんどん短くなる 潔
別れ霜まだこめかみに疼くもの ザ
春昼や書店のレジの列鈍し ザ
迷ふことを多しけれどもつばめ来る しんいち
路地の縦横沈丁に統(す)べらるる 潔
泣くためにある真夜の倚子啄木忌 亮
父親とまた逢う暇でシクラメン 今朝
ふらここに共に揺れゐて言へぬこと 亮
春炬燵太もも少し痩せにけり ゆう


<一点句>
遠足のドレミファソラシ大音量 林蔵
春服のボタニカル柄軽やかに ゆう
春浅し静かに踊るかつお節 オクタビオ
早春の爪の輝き眺めおり オクタビオ
山笑ふ理髪店には万国旗 亮
バス停がつぎも橋の名風かがやく 今朝
春眠のつづきの如きカルーアミルク たくや
春の土手探したきものあれこれと 浩平
春霞その日暮らしの月曜日 けい
江戸川のうぐいす二羽のぬくみかな 竜光
春一番吹いてよろこぶ竹輪かな オクタビオ
水のないプールに春のちり積もり けい
モンゴルの白き礼服春ショール ゆう
春の雷おやゆび姫の逃避行 マメコ
風光りをり双子用ベビーカー ザ
芽の出らぬ枝に水やり春の月 早子
守ン暴もひいていました春の風邪 林蔵
浅蜊汁ほどの愛撫で満たされて 凪太


<選外>
春寒の街の日向で四年経ち
助手席に花人美女木ジャンクション
金屏風映さぬ雛の薄笑ひ
三色の修二会の花を供へけり
別れよかやめよか春の橋渡る
東風吹いて積荷ひとつの家(いえ)移り
手相屋の女は無口猫の恋
絶え間なく揺れし湯船や猫の恋
夭折の青年を観ゆ彼岸前
卒業生今日の会釈の深々と
花冷えに十年を越えて漏れる恋
草餅や卓を囲みて加賀言葉
信仰を告白されたる夕霞
春霖や開演時刻に遅れけり
東風をして語らしめよ観阿弥世阿弥
冴え返る稽古の声を聴き取れり
そういえばこれが桜か木の芽かな
もう雛は飾らずいもうと婚約し 
街道を明日へとくだる朧かな
春眠や脛に傷持つ者同士
独活食みて母子喧嘩の終わりとす
網膜のほつれも感じ春霞
兄いもうとつかず離れず雛あられ
雛段を片付く駅の婦人会
亀鳴くや二番の歌詞を忘れをり
風船に有無を言わさぬ遊園地
木の芽吹くこんぴらさんに酒沢山
沈丁花西の庭より香りけり 
母と子のゆつくり渡り橋日永
日曜日仏頂面で春の夢
飾られる踏絵や温き紅茶飲む
早朝の淡雪払い急ぎ旅
終雪や戯れ言ばかり浮かぶ日の
春寒や北陸の母雪をかき
春風にカツラ売り場のふわりかな
ミモザ咲く悪い相談しています
合格のお知らせ母は熱をだし
青饅を挟んで同時好敵手
不揃いな歩調の犬を曳く朧
鶏肉を選ぶ昼食ミモザ咲く
不忍池の端っこ亀が鳴く
母校閉じ一本の辛夷のみ残り
甥っ子の側転あやうく花すみれ

以上

コメント(9)

ほんと、すごい数ですね。
アップ、ありがとうございます。
出席したかったなあ。
泣く泣く5句にしぼって、選句します。

◯春の昼赤座布団を干す寿司屋
いつもながら視線や心がとらえているものが素直でそれでいてユーモアがあって、自分、寿司屋て入ったことないので、最初はこういうところに入りたい。

◎いしだたみ沈丁の香の這ひまはり
し、渋すぎる……。

◯別れ霜まだこめかみに疼くもの
その「疼き」、どうか消えずに、そこに、そのままで、と、自分が全体が「こめかみ」という部分になっていたい、ずっと。

◯春浅し静かに踊るかつお節
楽しいわ〜^_^


◯春眠や脛に傷持つ者同士
カッコイイわ〜^_^
大量のアップ、ありがとうございます!多すぎて選ぶの大変だった。
というか、後半は軽く流しがちだった、笑。
披講ありがとうございます。
凪太選です。

◎信仰を告白されたる夕霞
字余りのもったり感が上手く内容を引き立てていると思います。

○風光りをり双子用ベビーカー
春の句は幸せを感じさせるものを自然を選んでしまいますが、
この句は季語との響き合いがとても似合っていて素敵でした。

・彼岸会や不在のものに形無し
・春浅し静かに踊るかつお節
・草餅や卓を囲みて加賀言葉
大量アップおつかれさまです。
ありがとうございます。怒涛の春、春だらけでしたね。
選句、難しかったです。

>ジョバンニさんありがとうございます。
赤といっても、マグロの血合いのような赤なんですよ。
いつも昼の陽で、生臭さをとばしている、お寿司屋さんです。
しんいちさん、大変お疲れ様でした。
凄いヴォリュームですね。

これで五句選はキビシー


春の昼赤座布団を干す寿司屋

赤い色はお寿司のネタを新鮮に見せます。
その赤が気になる昼の寿司屋さん
きになります。


春の風邪カステラどんどん短くなる

いろんな材料が値上げで、いつの間にか
短くなったカステラ!
せつないね、かなしいね、風邪は長引いているのに。


別れ霜まだこめかみに疼くもの

こめかみに疼くのが霜とは
地面に近いいろんな感覚、空気感がずっしり重い。


山笑ふ理髪店には万国旗

なぜ万国旗なのか?意味を問うのは野暮ですね



手相屋の女は無口猫の恋

無口が効いてます。猫の恋を冷やかに見ているのでしょうか?
肉球占いがあるなら、教えていただきたい。


草餅や卓を囲みて加賀言葉

加賀はお茶もおいしくて、地元の人々の季節感や幸福感が
ゆるやかに伝わります。


独活食みて母子喧嘩の終わりとす

ウドで喧嘩が終わる母子がいいですね。



木の芽吹くこんぴらさんに酒沢山

ほんとに沢山の樽があります。
こんなに飲んでいいんですね。甘口だから
木の芽がぴりり、いですね。


ミモザ咲く悪い相談しています

ミモザの黄色は化けますね。悪い相談もどこか軽い感じ。
ゆうさん、悪い相談の句、わたしです。自分では結構気に入ってるのです。笑
オクタビオ様

悪い相談!と言い切ったところにミモザの季語が効いていると思いました。
あの小さな花の群れている姿は、善意も悪意も多様なような?
こんばんは。
ゴーシュさん、アップありがとうございます(^ー^)

遅くなってしまいましたが、林蔵選です。

卒業生今日の会釈の深々と
・卒業を前にこれまでの生活を思い返したのでしょうか。春の別れと新たなスタートを感じさせる、素敵な一句ですね。

別れよかやめよか春の橋渡る
・この句を拝読したときに向田邦子の「大根の月」という作品を思い出しました。作者はどんな種類の別れを迷ってこの句をよまれたのか、興味深いです。

合鍵のさしてぬけない遅日かな
・合鍵って、うまく鍵穴と噛み合わなくってなかなかぬけないことってありますよね(^_^;)
あるある〜という共感もありましたが、この噛み合わなさが人の心を表現していると解釈してもおもしろいなと感じました。

春の夜のティッシュよ雲のごとく引く
・春らしいですねー。私は花粉症なのでティッシュは、もはや春の季語にしても良いのでは?と思ってしまいます。w

春浅し静かに踊るかつお節
・楽しい句ですねー。目のつけどころが流石です!!

以上、五句選ばせていただきました!

ジョヴァンニさん、春眠や脛に傷持つ者同士は私の句です。かっこいいって嬉しくて、しっこ漏らしてまいます。w
ありがとうございます!










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