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竹輪句会コミュの第96回句会 披講

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先日はお疲れ様でした。「梅雨明け十日」といいますが、昼間の猛暑と夕方からの雷雨の中の夏らしい句会となりました。
浴衣で参加されたみなさんの男ぶりに一服の涼をいただきました。ありがとうございました。
また、洋平さんがゲスト参加されました。

以下、第96回句会披講です。
誤記などありましたらご指摘くださいませ。コメントもお願いいたします。



2014年7月24日(木)@新宿二丁目akta

参加(清記番号順):
ザ、しんいち、オクタビオ、守ン暴、洋平、林蔵、亮、今朝、浩平、もと、潔、ゆう、凪太(代理投句)


5句出し5句選

(4点)

傘を持つこぶし雷来ぬように  浩平

(3点)
表札を最後にはづし草いきれ   亮
炎昼の花嫁白に耐へており    亮
ひぐらしや脳の模型の忘れもの  今朝
隣席のやはらかく酔ふ夏の果   ザ
成層圏静かな朝の苔の花     ザ


(2点)
火の匂いして振り返る街の盆   浩平
書置きを幾たびも読む夕端居   凪太
水墨に鵜も火も水も涼しかり    亮
首うごかぬ蝉の一生空のあを   潔
夏の川橋の影のみ川の色     モト
避けることばかりうまくてボート漕ぐ しんいち
西日強し選べぬものに上司かな   しんいち
雲厚くかたちなき陽の大暑かな   ゆう
夕立や通訳といて訳される     オクタビオ
屋上にクレーン車のあり雲の峰  浩平


(1点)
身の上を話す人の手日焼け跡   林蔵
冷奴友の死因を推測す   モト
蚊を叩きマレーシア機行方絶つ  守ン暴
飛魚のくくと曲がりて売られをる  潔
変えてみる暗証番号熱帯夜    オクタビオ
麦酒受くグラスの角度みな違ひ  モト
すもも好き運命共同体と云ふ   オクタビオ
口癖も期間限定大暑かな     林蔵
七夕や街の夜明けの薄浅黄   潔
忘れ水思ひつつ行く夜の秋    亮
裸身でもまだ脱げぬもの隠す人  林蔵
汗拭ひ昨日なくした本を買ふ    守ン暴
初リアル実ることなき鬼灯の   洋平
梅雨寒は淋しさと似てうろたへる   林蔵
雷(らい)聴こゆ三島全集の書庫の奥   しんいち
海馬へと吸い込まれゐる梅雨の月  今朝
夕立や黒と緑のタクシー群       オクタビオ
ルネサンス名画の前のサングラス   今朝
ペコちゃんも簡単服やケーキ買ふ   浩平
隣人はムショ帰りと聞きダリア咲く   しんいち
ひとり身になり四年目の梅仕事     ザ

---
噴水の風の時間の切れ切れの
茹でトマトゆうくり皮を剥ぎ取りぬ
閉会に梅酒振る舞う法事かな
水茄子の等しく切りぬ夕雷に
迷彩の鳥撮る親父風薫る
二日酔い頭に響く蝉時雨
夕立やおやつは台湾産バナナ
はたたがみ青き鼻緒の切れにけり
熱帯夜シリカゲル色変はりけり
ソーダ水イケメン給士は今日非番(ママ)
草いきれガチムチばかり通る昼
足裏の皮の薄さやプールサイド
箱庭に雨の濡れ落つ借家かな
うっすらとほほえみ翳り晩夏光
西瓜食ふ女や白き種も食ふ
地下街の主なる顔の無き腋臭
わくら葉が涙のごとし暮れなづむ
木天蓼の花や三界萬霊塔
山頭火否定したくて茄子をもぐ
モテ期たる日の波風や蠅交む
片蔭もなき大通り犬もいる
縄付きもほつたらかしの大暑かな
病窓の銀色に染む半夏雨 
大学ノートメモに千切るや百日紅
風を受けスカート北へなびきけり

以上

コメント(7)

披講のアップ遅くなってしまいすみません。

今回、点盛りと講評の時に清記の誤記に気が付いて、清記の表記を修正をしたものがいくつかありました。
上記にアップした披講の句は、修正後の句を掲載しました。

それではコメント等、よろしくお願いします!

お世話になっております、新潟の凪太です。

凪太選5句です。

・炎昼の花嫁白に耐へており
「炎昼」「白」「耐へる」というストレートど真ん中の景を、「花嫁」が主役になることによりうまく詩になった印象がありました。

・夕立や通訳といて訳される
この季語に対して、すこしもたつく感じの後半の情景が逆に面白い。

・蚊を叩きマレーシア機行方絶つ
シリアスになり過ぎない上五の役割。

・ペコちゃんも簡単服やケーキ買ふ
「も」じゃなかったら、もっと好きになっていた句かも。

・モテ期たる日の波風や蠅交む
なぜか急に、「麦秋の子がちんぼこを可愛がる」という句を思い出しました。
「蠅交む」がダメ押しホームラン。
アップありがとうございます!それにしても、60句以上ある中から選句するのは楽しくも難しかったです…

いただいたのは「傘を持つこぶし」「炎昼の花嫁」「夕立や」「すもも好き」「海馬へと」。
そのほかにも感銘句驚嘆句苦笑句など盛り沢山でした。

「隣席のやはらかく酔ふ」の語り口の柔らかさそのものもよかったなあとか、「足裏の皮の薄さ」は中嶋秀子先生の『プールサイドの鋭利な彼へ近づきゆく』と似た危うさだなあとか(モトさん、採らなくてごめんなさいw)、モテ期は「たる」じゃなかったらなあとか、「まだ脱げぬもの」はほんとに脱げるものなのかそれとも中身なのか教えてくれ!とか、「イケメン給仕」はどんなイケメンなのか教えてくれ!(あと七音にできるじゃん!)とか(そんな方向ばっかなのかw)…いやあ充実していました。

いくつか気になったこと。「汗拭ひ」は、「汗を拭って」とも、また名詞として「ハンカチ」とも読めます。個人的にはこれをハンカチと読んで(古臭いけど)、一旦切れる方が俳句の形としては決まるかな(その場合は送りがな無しで)と思います。もうひとつ、たしかに清記に「はたかがみ」と書かれていたことを記憶していて上記の通りなのですが、これはおそらく「はたたがみ」、雷のことであったろうと思います。それから、句会の後にも話題になっていましたが木天蓼(またたび)の花の季は仲夏、梅雨の頃の花でしたね(「夏梅」とも呼ばれるらしい)。不勉強で申し訳ありませんでした。

言葉の生まれる場の多様さにいつもはっとさせられるとともに、これを「俳句」っぽくしてしまうだけが「詩」という行為ではないのだよなあ、ともいつも思ったりしております。さてさて。
UPありがとうございます。
五句選は難しく、好きな句が沢山ありました。


傘を持つこぶし雷来ぬように  浩平

こぶしが中7にあってしっかり焦点が合っている
座りのいい句ですね


ひぐらしや脳の模型の忘れもの  今朝

脳の模型とひぐらしが響きあって詩になっていますね


隣席のやはらかく酔ふ夏の果   ザ

夏の果てにやはらかく酔うのは素敵です


成層圏静かな朝の苔の花     ザ

水の星地球のまた別の顔ですね


火の匂いして振り返る街の盆   浩平

いろんな火の匂いが街の盆に溢れて
人だけでなく魂もにぎわっていそう


水墨に鵜も火も水も涼しかり    亮

言葉のたたみ込み方が素敵です


首うごかぬ蝉の一生空のあを   潔


蝉に首があるのかどうか考えたことはありませんが
首うごかぬ蝉の一生、と空のあをとの採りあわせの妙だと思いました


すもも好き運命共同体と云ふ   オクタビオ

すももの運命共同体は良いですね


忘れ水思ひつつ行く夜の秋    亮

忘れ水の物語が続く夜の秋なのでしょうか


隣人はムショ帰りと聞きダリア咲く   しんいち

ダリアが前面に大きく見えて、その向こうに彼の姿が見えてきそう


はたかがみ青き鼻緒の切れにけり
これは
はたたがみ(雷)のことです
青い稲妻を鼻緒を重ねて読みたかったのですが・・・



竹輪句会の句座はとても自由な発想と表現に溢れていて
とても贅沢な時間を過ごさせていただいてます。
どうもありがとうございます。
はたたがみ、と普通に読んでました。指摘されるまで気づかなかったっす。意味わからないままでスルーしていた人とかがいたなら、もったいない。清記ミスは良句を殺します。
先程、直しておきましたり。

さて先日はおつかれさまでした。
 僕自身は、前日あたりからもう浴衣の段取りで頭いっぱいになり、ちゃんと句を詠めず読めず(前者はいつものこと、後者は反省しきり)。なかなか、ハードル高い晩夏句会でした。
こうしてログ(披講)が残されるのがありがたいです。

僕の選は、
「脳の模型」
鳴き声の響きや存在自体が何かの機械めいた蝉という生物と、生物っぽいものの模型の取り合わせ。画像、グロい。

「夕端居」
何度も眺め読み返しているのはほんとは書き置きじゃなくて何か電子的なもののやり取りのような気もしつつ、仄かな関係性のヱロっぽいものを想像してゐました。

「水墨」
ちょうど、国立博物館に先ごろ行ってきたばかりで、展示の情報量や歴史的な重みなどもいたく感じたところにこの畳み掛けるような説得力の一句。

「ボート漕ぐ」
今回こういう、肩の力が抜けた主観呟き俳句が良い意味で多くて嬉しかったです。こういう路線は基本好みです。

「薄浅黄」
街の夜明け、だけれどもそれは街でなくても良かった気が、今になってしてきました。僕が、自分の生活空間を必ずしも「街」という認識していないせいでもあるのかも知れませんが。

他でも街の句、ありましたが、いつもちょい立ち止まって考えます。

 ---

他で気になっていた句とか。

・蚊を叩きマレーシア機行方絶つ  守ン暴
俳句は、主観×季語による客観、の響き合う文学だと思っているのですが。これは! 人の生死の報道を、蚊を叩く、行為に引き寄せて主観化する。如何に世間のニュースをただただ流して見聞きしているか、という残酷で怖い感じでおりました。怖くて選入れられなかったですが、こういう路線の感性を伸ばすのはとてもありだと思います(いろいろ全部、褒め言葉)。

・木天蓼の花や三界萬霊塔
上記、潔氏などが書いていて、句会の場ではゆう氏のご指摘だったかと思いますが。
その俳人の立つ地での当季の動植物や事象を、その時にきちんときれいに説得力を持って(←こっちが肝)詠めているならば、読み手はそれを季の違いと指摘する前にその句自体の表現力を受け取っているかどうか、ていう判断が大事だと、僕個人的には思っています。
過去には、某ご住職(←ハンドルネームね)が釧路からの投句をされた際にも交わされた話題であったり、「『歌文化』は京都発祥なのだから、京都を基準に季節を詠み、歳時記も構成されているのよ」と言い放った某氏もおり、それはそれで文化継承の立場ではありかもと思ったりもする、いろいろな流れではありますが。

あと、この句自体の、文字としてのインパクトは、面白いと思いました。朗読するとしたら、どうなんだろう。昨今、盲人俳句の句集充実した図書館などぶらぶらと行く折に、句のあり方、考えたりします。

 ---

「蠅交む」
拙句ですありがとうございまし。

しんいちさん、レス遅れましたが、アップありがと〜。今回は面白い句が多くて、選句に苦労しました。選んでいく過程で改めて自分の好みがよくわかりますね。取り急ぎつぶやきまで。時間あるとき、また書き込みます〜(^^)

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