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竹輪句会コミュの第90回句会 披講

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そーかもう七年半ですか。句歴一般的には短いようで、ごく僕個人の人生的には長いようで。

平成26年1月9日 aktaにて

当季雑詠五句 五句選
参加(席順敬称略) : 潔、ホリエ(見学選句のみ)、今朝、守ン暴、オクタビオ、ザ、浩平、亮、影造、ゆう(代理投句)


<5点句>
ふるき歌耳底にあり初景色  潔
(ホリエ、影造、ザ、亮、今朝)

まだぬくき初湯でまわす洗濯機  今朝
(影造、浩平、守ン暴、亮、ゆう)


<4点句>
初春のコンテナのゆく南かな  浩平
(守ン暴、オクタビオ、亮、今朝)


<3点句>
福引きの補助券こぼれ東口  守ン暴
(ホリエ、浩平、オクタビオ)

青空にやさしく触れる三日かな  ゆう
(潔、オクタビオ、亮)

お降(さが)りの川面にうすきけむりかな  潔
(影造、浩平、今朝)

劣情や風呂吹は色薄く炊く  ザ
(潔、影造、ゆう)

人日の疾(と)うに日翳る座敷かな  潔
(ザ、守ン暴、ゆう)


<2点句>
初日差すラヂオより正露丸の喇叭  亮
(潔、今朝)

野球部の子ら声変り日脚伸ぶ  ザ
(浩平、守ン暴)

凍蝶の一羽や今朝の地震(なゐ)長し  ザ
(潔、浩平)

人日のコンビニ店長の眉毛  潔
(ザ、今朝)

うっすらと固まる脂松明ける  オクタビオ
(ザ、亮)

初空や木蓮の芽の微かなる  ザ
(オクタビオ、ゆう)

<1点句>
冬薔薇家に門あり角のあり  浩平
(ホリエ)

増税や金額変わらぬポチ袋  守ン暴
(影造)

湯豆腐の具で喧嘩してする腹筋  オクタビオ
(守ン暴)

七種のあをを頂くあしたかな  ゆう
(ザ)

白菜の廊下におりて長居する  浩平
(ホリエ)

初凪のここは海抜6メートル  浩平
(ホリエ、)

ゲイバーで御守ひらふ七日かな  今朝
(オクタビオ)

初雪やボックスティッシュ特売日  オクタビオ
(潔)

はじめての道行き暮れし冬の梅
(ゆう)

餅のごと眠る猫のせ聴くラジオ
(ゆう)


<選外>
初夢のクリス松村サハラかな
伊勢海老やストレッチする身と心
寒雲の毛布まとひて昼下がり
はぐれ手袋一枚のごときさよなら
家中の時計合はせて年迎ふ
臘梅や今光りたる水の面
七草の粥ふるまわれ新居訪ふ
脛剃りてラドクリフは初稽古
モツアルト鳴りやまざりし夢初め
初句会カカオの高き男ゐて
コンビニに七草粥と関西弁
見返りてディズニーランドの嫁が君
コロコロにからめとらるる初あかり
近くにもキラキラネーム松明ける
明らかに声は男で寒の紅
七草のひとくさ足らぬ前の晩
初空のしたやみくじの蝶結び
天からの初白ものを顔に浴び
シーサーの護る瓦に初日射し
絵の鯨おおきく泳ぐ駅の壁
とんど焼きちよこんと炭をつけてやり


間違いあらばご指摘下さい。
余裕あらばコメントも何卒。

コメント(6)

早速のUPありがとうございます。

新春の景もいろいろで、それぞれの実感の温度が伝わります。

代理投句受けてくださり、ありがとうござまいます。

句座の末席のはしっこにでもいられてうれしく思います。

今年もよろしくお願い致します。



まだぬくき初湯でまわす洗濯機  

いつものことだけど初湯だからこそ
新しい年の始まりの空気感がよく伝わります


劣情や風呂吹は色薄く炊く

や、の切れの強度により薄く炊くの薄くがいろんな味わいになるような
大根炊くは奥が深いです いつか頂きたく思います


人日の疾(と)うに日翳る座敷かな

人日の季語が効いていると思います。
座敷の景色がよく見えてきます


初空や木蓮の芽の微かなる

空のなかにある頑張って育っている芽へのクローズアップが素敵です


はじめての道行き暮れし冬の梅

これは道行、恋の逃避行かと思い、冬の梅が効いていると思いましたが
解釈が間違っていたらごめんなさい


餅のごと眠る猫のせ聴くラジオ

とても素敵な光景ですね
動詞をひとつにしてまとめたら猫もラジオも生きてくると思います

晝ラジオ餅のごと猫眠りをり



さて、初出張に出かけます。

ザさん、さっそくのアップありがとございます〜(^ ^) 初句会、楽しかったです。みなさん今年もよろしくお願いします!
どちらも浩平氏の句だけれど、あらためて──

 初春のコンテナのゆく南かな

これ、好きだな〜。旅情をそそられる。

 冬薔薇家に門あり角のあり

も、格調高いよね。大人だ!
ジョヴァンニさん、格調だなんて、
まぁ、ありがとうございます。

どちらも、
目の前に不意に現れ、
心奪われた景色だったので、
句にして伝えられたこと嬉しく思います。



・七草のひとくさ足らぬ前の晩

下五、ちょっとぎこちない気がしました。
もっと、工夫できるように思います。
そこがずっと引っかかっています。

余韻を残して「前の夜に」(違うなー)
具体的な場所をいれて「武蔵の夜」
もっと別な何かでも良いような…「備前の子」…(うーん)。
上五中七が心象にも捉えられ兼ねないので、
現実の何か、はっきりした下五が欲しいように思うのです。

初句会、とても楽しかったです。
ありがとうございました。
今年もよろしくお願いします。
先日はども、しっとり大人初句会、おつかれさまでした。笑
披講には、ゆう氏のコメント選句も含めて、編集したりましたり。

個人的には実は、畏まった新春詠、ニガテでありました。
(今回も自分の投句には、五句中一句のみだったり)
が、元旦、三日、七草、人日、小正月(とんど焼き)、とか。
あぁそうか、こういうのも、生活詠のグラデーションなんだなと、皆の句を受けて
感じた次第です。勉強になりました。

そういう、ハレ→ケへの軟着陸にステキだと思ったのは(コンビニ店長とかも捨てがたくも捨てないけど)、

・うっすらと固まる脂松明ける

でした。今回僕の選句の天。
ま、確かに松脂の誤読を避ける為に、五五七句にするのも手ではあったかもですが(個人的にはその方が好き)。。

来月はもう春ですね。
楽しみ。

 ---

自句自解的。

「蝶」は、「雷」とともに、四季万能折々に使える季語と認識しております。「凍て蝶」+「朝」+「地震」で、何かイケると、思ったんだけどな。。

>>[5] ザ様
新たに選に加えていただきありがとうございました。
来月がもう春!というだけで何だか楽しくなりますね。

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