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竹輪句会コミュの第89回句会披講

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先日はお疲れさまでした。
初参加の方も交えて、今年最後を締めくくるに相応しい大変賑やかな句会となったのではないでしょうか。
以下、第89回句会披講です。
誤記等ございましたら、ご指摘ください。
コメントもよろしくお願いします。

           記

2013年12月12日(木) @新宿二丁目akta
参加者(ランダムに) 潔、オクタビオ、亮、今朝、影造、ジブリー、ゆう(代理投句)、浩平、守ン暴、否哉(選のみ)、ザ、林蔵、マメコ(代理投句)
当季雑詠5句、5句選



<5点句> 
切干の縮むに頼りなき日差し  (ザ)

<4点句>
股引の破れてできたインドかな  (林蔵)

<3点句>
しぐるるや観光案内板に屋根  (オクタビオ)
湯豆腐やサラリーマンに肝機能  (オクタビオ)
正座より始まる台詞一葉忌  (亮)
降誕祭プラスチックにある微熱  (浩平)

<2点句>
古熊手積まれおかめの笑うかな  (浩平)
謎解きの科白に冴ゆる誤植かな  (今朝)
霜柱踏む音知らず都会の子  (影造)
夜明け前鼻の形にマスク折り  (マメコ)
うつむきて微笑む男山眠る  (潔)
松に風出会ひ雪吊り完成す  (亮)
短日やクイズ流れる山手線  (オクタビオ)
トイレットロールの厚み小六月  (ザ)

<1点句>
裏路地の猫の親子や年用意  (ゆう)
押さへ切る水菜さくさくクリスマス  (潔)
賞与額南半球から言はれ  (影造)
冬凪や母である妹と会う  (ザ)
午後九時花屋に鍋焼きの出前  (潔)
クリスマス白い茶碗のご飯粒  (早子)
ダンプカー真っ黄色ならいてふの黄  (浩平)
いき結露もっと奥までしたらるる  (林蔵)
ラヂオからそれでええねん寒昴  (林蔵)
なめこ汁グルメ番組旅番組  (オクタビオ)
銀杏散るクリームパンに保存料  (オクタビオ)
職質を坐りぎきする聖樹かな  (今朝)
雪をんな姿勢正しくメール打ち  (マメコ)
小春日や缶の汁粉の準備中  (マメコ)
運命のポインセチアと赤い糸  (ジブリー)
寒雀パン粉ついばむ親子かな  (ジブリー)
梟を不苦労と呼ぶ父退職  (影造)
落葉まとひ風神らする鬼ごっこ  (影造)

<選句外>
真夜中に辛島美登里着膨れて
潔くいま振り絞れクリスマス
蹴球の話ボスニアヘルツェゴヴィナと唱ふ
外套の至る所にティッシュかな
どの窓も窓辺を待ちぬクリスマス
雪虫やあなたの吐息ふれたくて
駆け抜けて鎌鼬いや虎落笛
オリオンの沈むその先我が家あり
ヘッドフォン探しゆきます冬の月
着膨れの袖の解れて六番線
木星の光ひと粒風凍つる
アイソンをいだくコロナよマンデラ忌
晴れの日に練馬大根切り干して
クリスマスケーキ屋の前またスルー
おでん酒先生の笑円くなり
外階段降りて霜夜に影ふたつ
すい星の生まれ来し方かき筏
振り向き様にホットクリスマスキス
雑炊の冷めぬ間の彼氏かな
日の光浴び若々し杵の餅
シャンデリア音もなく至る宵時雨
寒月光あすのゴルフの話尽く
江東区水より冬を知らさるる
寒月や小さき女の道を掃き
雪催ひ綾瀬はるかの左頬
蔓薔薇の冬電線に寝たりけり
雄鹿座は冬の星座よあれが角
霜柱三歩進んで裏木戸へ





コメント(11)

「雑炊の冷めぬ間」の句も良いなーと思いました。
句としてだけでなく状況的にも。w
夢がある!!
林蔵ちゃん、忙しいのにアップありがと〜(^ ^)
>>[1]

「雑炊の冷めぬ間」作りました。
何組かのゲイカップルの方々が
同居はせず付かず離れずで、
関係性を継続されている話しをヒントに。

どうもありがとうございます♪( ´▽`)/
辛島美登里、いいな。どなたの句だろう(笑)。
寒月や小さき女の道を掃き

この取り合わせ、いいですね。
>>[4]


おブスな句でしょ?
はい、林蔵作でした。
お褒めの言葉ありがとうござます。ブスなりに頑張って生きています。w

オクタビオさん> 仕事以外の時間は暇ですから〜(^o^;)
入力しながら改めて皆さんの句を拝見していると、あの場では気がつかなかった新たな発見もあったりして面白かったです。
今回の句会では、いつも以上に多くのフォローを下さいましてありがとうございました!!


ゆうさん、道を掃きも素敵な句ですよね。情景が浮かんできます。そして、猫の親子やの句、私いただきました。可愛かったので。w

すごい、今回の披講のアップ、来年くらいになるかと思ったけど、もう載っていて驚き、笑。ご苦労様です。

──入力しながら改めて皆さんの句を拝見していると、あの場では気がつかなかった新たな発見もあったりして面白かったです。

ほんと、ほんと。最近とくに量がけっこうあるからアップする時間のあいだに自分もいろんなことを思いました。

切干の句、あらてめて見ても、じわじわ来るわ〜。さすがっ。
>>[7]

切り干しの句は沁みますね!
素敵な糠床のような懐を感じます。
おかげさまで、年間100句くらいのも情報量。
今回もありがとうでしたり。

第三句集、やりましょう。タイトルまたアイヌ語でよければ、考えます。うっす。




自分の選


☆降誕祭プラスチックにある微熱  (浩平)
中七下五の、絶妙さ。
「石」の温もりは、(それぞれの季の)日の名残だけれど、プラスチックのそれはひたすらに人為的で、直様にそこには留まらず淡く冷えてしまう。のと、この「クリスマス」的に世間に満ちあふれた作為の様子。
言葉に切り取られたものは決して具体的ではないのだけれども、僕にはソソりました。

☆うつむきて微笑む男山眠る  (潔)
陰性期統合失調症の患者には、独笑という症状があります。文字通り、俯いて一人でくつくつ笑っていて、「ナニ?」訊くと「あぁいえ〜」と我に返ります。
「山眠る」の対義語として→「山笑ふ」だけれども、山の眠りはそうしてひとのわからない理由で就くのかも知れないと。それがどんな山だかひとだか、はわからないけれども。

・謎解きの科白に冴ゆる誤植かな  (今朝)
冴える、と口語にすると趣一挙に危うい。けども絶妙な感じ。

・湯豆腐やサラリーマンに肝機能  (オクタビオ)
「湯豆腐」「サラリーマン」「肝機能」どれも箸にはかからないのらりくらり。その取合せの響きがすごくステキ。

・運命のポインセチアと赤い糸  (ジブリー)
僕の作句ポイント・職場最寄り駅最寄り喫煙所、の向かいに花屋があって、この時期のポインセチアボインセチアとシクラメンの羅列を詠むのに毎年挫折してゐました。こんなふうに軽ろげに詠めば良いんだと思つた次第。


他、気になった句。

・職質を坐りぎきする聖樹かな  (今朝)
今朝氏、聖五月とかいろいろ、清らかな季語と俗なものとの取り合わせ、よく詠むすね。

・賞与額南半球から言はれ  (影造)
季語は賞与。ってか賞与って季語すか。ていう南半球か。。具体的カタカナ国名のほうが、この句会では引っかかる感じかも。

・すい星の生まれ来し方かき筏
すごい綺麗な句なんだけれど、ナンデ誰も採らなかつたんだらふ?
採れなくて反省次第。


<自句自解(うざい)>

・蹴球の話ボスニアヘルツェゴヴィナと唱ふ

キナ臭い法律制定うんぬんかんぬんなニホンの政治情勢。
と、並列のスポーツニュースでの「ボスニア・ヘルツェゴヴィナ」てふ国・チーム名と、そのトーナメントくじ運やら勝率やら、男性ホルモンむんむんなニュースになんだかうんざりしてゐる季語は「蹴球」っす、うっすうっす。

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