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竹輪句会コミュの第78回句会 披講

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みなさん昨晩はおつかれさまでした。
初句会、大人数で盛り上がりましたね〜。
aktaも人が多くて熱気ありました。外は寒かったけど。
さ、披講アップします。間違い等あったらご指摘ください。
今年も句楽をともに、どうぞよろしくお願いいたします!
(ちなみに次回、2月は春!の句会だ)


★お尋ね★
・巨大イカの句、点盛りされていなくてどなたの句かわからないです、どなたの句でしょか?


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2013年1月16日(水)@新宿二丁目akta
当季雑詠5句、5句選
参加者:10人(席順・敬称略)今朝、影造、モト、守ン暴、浩平、しんいち、あすた、ザ、オクタビオ、代理投句:早子)


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■4点句
この街に球根ひそむ幾万個(浩平)
ヒト好きになって雪だるまの寿命(ザ)


■3点句
降雪のニュース勢いよく沸く湯(オクタビオ)


■2点句
お魚は缶詰の中雪積もる(浩平)
毛糸編む幕開きあとの非常口(今朝)
顕微鏡片目に覗き去年今年(あすた)
曇天の光あつめて白椿(影造)
手の産毛かすかに揺れて吹雪かな(オクタビオ)
雪の日の窓辺ウクレレ置いてみる(オクタビオ)
友ひとり北より来たり海鼠切る(早子)
老犬は脚ひきずりぬ冬菫(しんいち)
蔦枯るや阿部定の未だ握るもの(ザ)
御勝手の橙転げ落ちにけり(あすた)
大予言外れしパック鏡餅(モト)


■1点句
ドップラー効果遠のく松の内(浩平)
初電話交換手にもあらたまり(あすた)
深海に巨大イカの目月氷る(今朝)
初荷札シュークリームを山と積み(あすた)
福引きの飴舐め急ぐ家路かな(守ン暴)
隣室の髭剃りの音ふゆの薔薇(早子)
たんかんの実るお宮へ初詣(影造)
アパートのここは冬陽の溜るとこ(浩平)
雪積もる壊し途中の一軒家(モト)
泡盛は波の名前で寒昴(今朝)
かんらん車しづかに眠り冬の星(しんいち)
つぶ餡の中華饅頭なく東京(あすた)


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冬日向猫いる処嗅ぎ付ける
手袋に犬まつしぐら牡丹雪
ありあわせ料理のうまき三日かな
電線に風の力学しめす雪
四つ割りの白菜買ってひた刻む
雪降りて船乗りのする午睡(ひるね)かな
腹の子に伊達巻をやる春着かな
湯ざめして四方山話なほ尽きず
猫ばばや初雪の上そつとあり
相傘の人無口なる冬の雨
堅肉(かたじし)の男がぬっと寒参
肉マンと犬の額に今朝の雪
雪降りや白こんぺいとう選り分ける
寒中のサインポール早回りする
積雪の保護色ハローキティかな
再検査のバリウム重く雪催
鰤刺しや女将の合わす与太話
十二夜の添寝する生き物の息
枯れ木立ランプに浮かび震えをる
湯煙に喰らう初雪昇り龍
寒玉子茹でタラララランと唄う
音も無く響き渡れり雪の滝


以上

コメント(8)

こんばんは。
名乗り出るほどの句ではないのでお恥ずかしいのですが、巨大イカの句、拙句です、汗。
先日NHKで小笠原の海に生息するどでかい大王イカの特集をやっていたんだ。
でもイカって、夏の季語だっけ、笑?
タビオさんアップありがとうございます!

イカの句、ジョバンニさんのライラックにつづくNHK科学特番俳句でしたか。深海から月まで一気に無音で秘密めいた世界が広がっていいなと、取ったのは僕です。もちろん、特番も見ました。
先日はおつかれさまでした。
あぁ、思えばあの場のなんだか尊大で小気味可愛い若者たちに、何か句を送りたかったなぁと今になって思います。

画像の一番左は、イカール星人ですね? イカ好きな函館市民らを殲滅すべく侵略する異星人。隣はエゾナキウサギ(がエゾシカの被りものをしている)のキョン。


先日のざっくりした印象としては、雪の句が多かったけれど、なんだか実感を伴っていないような、いかにも関東(東京)の雪、という感じが多かったでした。それを逆手に取れば、

・降雪のニュース勢いよく沸く湯(オクタビオ)

みたいに、報道による「他人事」の降雪と、自室の湯の沸騰の取り合わせとかが、良かったかと思います。

句会時には時間がなくて語れなかったけれど、

・ドップラー効果遠のく松の内(浩平)

これ、僕、天です。
季語としては、新年の「松の内」だけれど、そのいつもより静かな街中に響く緊急車両のサイレン。消防車、は冬の季語でしたし、慶事な筈の新年にも、何故か訃報が多かったり、あの家は喪中だったわねとか、あるいは雪の事故やらで出動する緊急車両があったりする、なんだか不穏で静かな空気を孕むシーズンでもあります。そういうのをもんやりと、クドくなく、よく切り取っている良句だと思いました。




あぁあと、惜しいなと思ったものとか、いくつか。

・隣室の髭剃りの音ふゆの薔薇(早子)
冬薔薇(ふゆさふび)でいいやんね。隣室は髭剃る男、とかの方が色っぽい。

・電線に風の力学しめす雪
たぶん「風の力学」を主役に据えたほうが良い句。冬の、風の季語使って。(でもま、例句はいくつもありそうかなぁ。)


・雪降りて船乗りのする午睡(ひるね)かな
午睡(ひるね)ってたぶん、春の季語。次回は、トラックドライバーがダッシュボードに雄臭そうな足袋ソックスを投げ出して昼寝していてうんぬん、て句をお願いしますがるるるる。
あぁ、トラック野郎といえば、太平洋フェリー、大洗→苫小牧便の船上風呂、(いろんな意味で)サイコーでしたよ。機会あればぜひ。


さらに続けてくどいけど拙句、自句自解?

・寒玉子茹でタラララランと唄う

音読するのが意外とむつかしい。

・十二夜の添寝する生き物の息

「十二夜」は、厩で産み落とされた某キリストくんが、エラい博士らによってこの子は聖人ですよと宣言された日。っす
うちの猫臭い布団による寝正月を何か上品にしてみたかった息遣いなる。
久々にこちらでも一言申し上げましょうか。

最近の私は、点がいくつ入ったとか沢山注目されたとかいうのに一喜一憂しないで、
自分の持っている軸とは何ぞやと考えながら詠もうと思っております。
来月以降できるだけ参加したいと思ってます。ほんの少しですが外で修行してきた上で得てきた「なにか」をお伝えすることが出来ればいいですね。

この街に球根ひそむ幾万個 浩平
この句は幾万個ってぼかすよりははっきりと数字を言っちゃった方が好感が持てました。
ひそむ、ということばで実際に作者には見えていないことが解っているので、ホラでもいいので見做してしまえば大胆な句になったと思うのです。

ヒト好きになって雪だるまの寿命 ザ
先ず、「ヒト」は人で。真っ先に直されること必定。理屈は通じないです。
雪達磨は人間じゃないので「寿命」は通じない。「融けるまで」で言い換えられそうです。

顕微鏡片目に覗き去年今年 拙作
かんらん車しづかに眠り冬の星 しんいち
これらの句は上五と下五を入れ替えても同じ意味で通じてしまうので、俗に「山本山」と呼ばれる禁忌です。特に顕微鏡の句のほうがモロでした。これは不覚。

ドップラー効果遠のく松の内 浩平
多分「何の?」という評文がつきそうです。「ドップラー効果」ということばを使おうという意識が前に出過ぎているので、一体何の車両のドップラー効果なのかが解らず景が見えてきません。
救急車でしょうか、消防車でしょうか。はたまた新幹線かロマンスカーかパノラマカーか(!)。

隣室の髭剃りの音ふゆの薔薇 早子
(cf.隣室に髭剃りの音冬薔薇)「冬薔薇」(ふゆそうび)と詠みましょう。

たんかんの実るお宮へ初詣 影造
http://www.bunshin.net/gallery/saijiki.html
沖縄の風土にも歳時記が存在します。しかしまだ「たんかん」に関しては市民権が得られていないようで、季語としては機能していないようです。初詣で新年。
遅ればせながら、明けましておめでとうございます。
先日は代理投句参加ですいません。
5つ選びました。

・降雪のニュース勢いよく沸く湯

沸騰した鍋を見るとわくわくします。
大雪もわくわくします。
透明に繋がっている感じが好きです。

・アパートのここは冬陽の溜るとこ

確かなことやかけがいのないもの。
それをさらりと詠む大胆さ。

・お魚は缶詰の中雪積もる

キャンプ場のハンゴウだったり、
エベレストの水筒だったり、いいよね。

・福引きの飴舐め急ぐ家路かな

日常がデフォルメされる面白さを感じました。

・再検査のバリウム重く雪催

あるあるネタ、お下品!(笑)
その勇気を買います。


***

自句自解をすこし。

・隣室の髭剃りの音ふゆの薔薇

「冬薔薇」と迷いました。
知識不足で、「冬薔薇」と「冬の薔薇」の違いがわかっていません。
ザさん、「隣室は髭剃る男」の色気!
その一押しが、ぼくの句と人生にあったなら!!

・雪降りて船乗りのする午睡(ひるね)かな

ザさん、トラック男は、仕事で記事にしました。
http://courrier.jp/blog/?p=13270
よかったらお見せします(笑)
太平洋フェリーですか。海に男に熱い風呂。ごくり。

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