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竹輪句会コミュの第26回句会 披講

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おつかれさまです。第26回句会の結果をアップします。


日時:H20年7月9日(水) 20:30〜 aktaにて

兼題:「嫌」

参加者:ふじかわ・しーほーく・住職・なかじー・西澤・たザわ。(三句投句,投句のみ)・津田(一句投句)・カヅオ・あすた(三句投句,代理投句)・オクタビオ(代理投句)※順不同、敬称略

当季は夏、五句提出の五句選です。


【三点句】
ところてん無駄に動いて用意する (オクタビオ)


【二点句】
少年は朱夏てふ日焼け手に入れつ (なかじー)

嫌いなふり西瓜の種の白と黒 (オクタビオ)

添ひ寝にも暑きを嫌ひ背中見せ (あすた)

夏至も近いし図書館まで散歩 (たザわ。)

軒を借る閉ぢし産院椎の花 (カヅオ)

短夜の歪んだ体ひねる栓 (オクタビオ)

炎帝やオレンヂ色の中央線 (なかじー)

蟹の子や灯台の影登りきり (カヅオ)


【一点句】

天の川我が少年の影映る (西澤)

経る年を気付きたるかな梅酒瓶 (住職)

夏燕ちょっと下痢なので早退 (オクタビオ)

ポロシャツの襟立ててご機嫌いかが? (たザわ。)

虫たちの浄土はいずこ蟻地獄 (しーほーく)

梔の香の失せた先闇辛し (しーほーく)

白百合はいよいよ白しマリア抱く (ふじかわ)

夏という文字横棒の窓はずす (しーほーく)

梅雨明けて「夏は嫌い」と君微笑む (西澤)

まどろみの前にじやれあふ蚊帳吊りて (あすた)

蟻だとか地を這ふものは駆けている (なかじー)

ピーマンは嫌いだったね遠い夏 (ふじかわ)

かき氷溶けよと息を吹く子かな (カヅオ)

身も蓋もあられもなくし渋谷・夏 (なかじー)

我が故郷蒼き頭上の宇宙なり (西澤)

紫陽花の花びら数え妖気吸い (ふじかわ)


【選外】
夏祭り我もと汗かく缶ビール
汗ばんだ君と鳴く蝉午前零時
夕立ちや機嫌損ねる間の悪さ
夕立の真只中竜神立ち登る
夏掛けた四本の足はみ出でぬ
香水を嫌がる人を知つてから
「嫌」と「うん」背中合わせで夏の指
空梅雨や普通のサラリーマンの髭
声援の腋汗ばむや松葉杖
七人で八つ大袋草むしり
車窓から瞬間気付く夾竹桃
ビック男ばかりの冷蔵庫売り場
プールサイド潜む野獣に肩すかし
七夕やリス交尾せり天は雨
拭へども噴き出す汗や自己嫌悪
石楠花のまた散りゆけりペダル漕ぐ
くちなしの香の色花の色を消し



以上


転記ミス等ありましたら、ご指摘いただければと思います。
※管理人さまor副管理人さま、恐れ入りますが、対応よろしくお願いいたします。


また新しい方がお見えになりましたね。
今回は、10名分の俳句(42句)が投句されました。すごい・・・。
 

コメント(2)

おつかれさまでした。

え〜、不本意なかたちで遅刻&代理投句をお願いしてしまってスミマセンでした。代理の人が多い分、選者自身の句の点が入りにくくなるっていう現状も、ありますでしょうねぇ。。


僕が採ったとしたら以下五句くらいかな。

・軒を借る閉ぢし産院椎の花
閉院した産科病院と、もそもそとした椎の花、木暗がり、という取り合わせが絵になります。カヅオ氏、風景の描写に地の足付いてきた感じがします。
産院は閉じたり軒借る椎の花、とかは?仰々しすぎるか。
産院は閉じて十年椎の花、とかは?

・夏燕ちょっと下痢なので早退
自身の生活感と共に、燕が下痢して巣に帰ってしまうとか思うと面白いです。

・梔の香の失せた先闇辛し
句を耳で聞いたときに感じたのですが。クチナシと来れば香り、であるのがあたりまえだから、そこいらへんを整理できると、下五が生きる気がします。梔や、と切るとか?
辛い闇、というのは真っ暗じゃなく、薄明るいけどもやもやした感じ?

・蟻だとか地を這ふものは駆けている
なかじまさんの句、時々こういう男っぽい言い切りがあって、胸にキュンときます。

・車窓から瞬間気付く夾竹桃
車窓より垣間夾竹桃に気づく、とかじゃダメでしょか? 体言で止めると、瞬間の流動感がなくなっちゃうかと。


気になったけども選はしないかもという句。

・身も蓋もあられもなくし渋谷・夏
渋谷、だけじゃなくピンポイントな地名だと面白いかもと。ちょっと言葉詰め込みすぎかとも。

・梅雨明けて「夏は嫌い」と君微笑む
兼題句。「夏は嫌い」と君笑むや梅雨明ける、とか?俳句っぺー

・香水を嫌がる人を知つてから
兼題句。知ってから…so What? という感じ。余韻と言い逃げは違うかもと。


そんな感じです。
 句会の上での評は、評の方では皆、落としドコロをわかってきて辛口放題が面白いのですが、句数が多くなってくると、語る時間が足りないですねぇ。。
おつかれさまです! さっそくアップありがとうございます>カヅオ氏

今回は場に参加できなくて残念でしたが、代理投句ってなんだか新鮮。でもやっぱり代理投句が多くて、選者が少ないと選ぶのも難しいんでしょうね。語る時間が少ない件、僕もいつも思います。せめて、20時スタートとか、20:10スタートとか、にしたい気がする。でも、皆さん忙しいのかなぁ。

ところてんの句、意外な結果にびっくり。自分の出来不出来の感覚と、選ばれる句ってやっぱり別なのね…。夏ってやっぱり句がつくりやすいです、ボクは。

僕が選ぶとすれば、こんな五句でしょうか。夏はイメージ喚起力が強くていいですね。


・ポロシャツの襟立ててご機嫌いかが? (たザわ。)
無理矢理な感じの男っぽさの演出と、マダム会話の妙。ゲイっぽさ満載でベタだけど、夏の気分が出てて面白いな、と。崩れたリズムも味だな、と。


・夏という文字横棒の窓はずす (しーほーく)
文学的〜。素直にかっこいいと思います。漢字から発想して、夏の部屋への連想の繋がりがちょっと壮大であり、ドラマティックでもあり。蒸し暑い部屋とか、窓から入って来る南風とか、そういうイメージも喚起させるもんなぁ。


・香水を嫌がる人を知つてから
この言い切らない感じ、好きです。しかも、香水を嫌がる人、というテーマが生々しくていいです。成長してる過程なんだろうな、詠んでるのは。エロ俳句って感じもするし、甘酸っぱいラブ俳句のような気もするし。好きですよ。


・空梅雨や普通のサラリーマンの髭
電車とか、人と話してる時とか、意外と近い距離で誰かの髭がフォーカスされて目に入ることがあるので、その感じが出ていて面白いな、と。別でも書いたけど「普通の」がいいポイントのような、逆にひっかかるような感じがする。空梅雨やサラリーマンの髭の癖、とかいかがでしょうか。


・天の川我が少年の影映る (西澤)
我が少年、というのが少し引っかかるのですが、(我が少年ってどういう意味?自分の少年時代ってことでいいのでしょうか?)天の川を見て、少年時代を思い出している、というのを表している句だとしたら、ロマンティックにできているなぁ、と思いました。


その他、印象に残った句など。

・炎帝やオレンヂ色の中央線 (なかじー)
夏にあのオレンジ色って確かに何か独特の雰囲気があるんですよね。人身事故が多いのはあの色のせいだとも言われますよね。中央線の真っオレンジの車両もすっかり少なくなっちゃいました。

・身も蓋もあられもなくし渋谷・夏 (なかじー)
なかじー、の句。なんだか最近どんどん個性が出てきて面白くないですか。渋谷・夏、がいいと思いました。前五、中七はもうちょっと工夫ができそう…。

・汗ばんだ君と鳴く蝉午前零時
エロ俳句かな。もうちょっとことばを選んだり、練ったりしたらより面白くなりそう。


以上、取り急ぎ感想まで。

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