＜直木賞作家＞船戸与一さん死去７１歳…「虹の谷の五月」
2015年04月22日 15:07 毎日新聞
冒険小説「神話の果て」「砂のクロニクル」などで知られる直木賞作家、船戸与一（ふなど・よいち、本名・原田建司＝はらだ・けんじ）さんが２２日午前２時、胸腺がんのため死去した。７１歳。葬儀は近親者のみで営む。
山口県生まれ。早稲田大在学中は探検部に所属。出版社勤務を経てフリーのルポライターに。豊浦志朗名の著書「硬派と宿命」「叛アメリカ史」がある。さいとう・たかをさんの漫画「ゴルゴ１３」の原作も手がけた。１９７９年、船戸名で出した初の小説「非合法員」で注目される。「神話の果て」（８５年）など南米、アフリカ、アフガニスタンといった海外を舞台に、闘う男たちを描く冒険小説を数多く執筆した。８５年「山猫の夏」で吉川英治文学新人賞、８９年「伝説なき地」で日本推理作家協会賞、９２年「砂のクロニクル」で山本周五郎賞、２０００年「虹の谷の五月」で直木賞を受賞。１５年２月には大作「満州国演義」シリーズの第９巻「残夢の骸（むくろ）」を出し完結させた。０９年から胸腺がんで闘病していた。
謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
2015年04月22日 15:07 毎日新聞
冒険小説「神話の果て」「砂のクロニクル」などで知られる直木賞作家、船戸与一（ふなど・よいち、本名・原田建司＝はらだ・けんじ）さんが２２日午前２時、胸腺がんのため死去した。７１歳。葬儀は近親者のみで営む。
山口県生まれ。早稲田大在学中は探検部に所属。出版社勤務を経てフリーのルポライターに。豊浦志朗名の著書「硬派と宿命」「叛アメリカ史」がある。さいとう・たかをさんの漫画「ゴルゴ１３」の原作も手がけた。１９７９年、船戸名で出した初の小説「非合法員」で注目される。「神話の果て」（８５年）など南米、アフリカ、アフガニスタンといった海外を舞台に、闘う男たちを描く冒険小説を数多く執筆した。８５年「山猫の夏」で吉川英治文学新人賞、８９年「伝説なき地」で日本推理作家協会賞、９２年「砂のクロニクル」で山本周五郎賞、２０００年「虹の谷の五月」で直木賞を受賞。１５年２月には大作「満州国演義」シリーズの第９巻「残夢の骸（むくろ）」を出し完結させた。０９年から胸腺がんで闘病していた。
謹んで御冥福をお祈り申し上げます。
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