当然Larryが好んでプレイしたSalsoul LabelやPrelude Label, West End Label等の曲はヘビーローテーションとなりNew York を中心にヒットしていった。FM StationとIndies Labelとの関係 がもっとも良かった頃で、このようなIndies Labelの曲が 50%近くオンエアーされていたにもかかわらず WBLSは80年にアメリカのNo.1 Stationとなった。
もちろんWBLSはLarryのフェイバリットステーションで、“WBLS is ALL the way(WBLSは最高!)”とLarryはよく言っていた。
それに絡むソウルフルなヴォーカルが印象的なフィリーサウンドや、ベースのグルーヴ感が(今思い出すと)かなり黒い と思う - ミュンヘンサウンドであったドナ・サマーの“LOVE TO LOVE YOU BABY”、Larryのフェイバリットソング、Silver Conventionの”FLY ROBIN FLY”。そして今回のシリーズである、サルソウルレーベルのサルソウルオーケストラやダブルエクスポージャー等、
三曲目はLARRY LEVAN MIXのLOGGによる“I KNOW YOU WILL”。LEROY BURGESSのもろにNYっぽいアレンジがナイス!
四曲目はNYをベースに50年代から活躍するKing of percussionist, CANDIdOの 洗練されたFUNKY でJazzyなグルーヴが 心地イイ。三曲目やこの曲のように一見地味っぽい曲がガラージでは何気にプレイされていた。
五曲目は再びSALSOUL ORCHESTRAによる”SPRING RAIN” でお馴染みのSILVETTY作の”Sun After The Rain”。 ちょっと可愛らしく爽やかなナンバー。きっとLarryはこう言った曲をさり気なく雨上がりのSaturday Nightにプレイしていたと思う。
六曲目は“LET NO MAN PUT ASUNDER”“LOVE THANG”“DOCTOR LOVE”等のガラージヒットを持つFirst Choiceによる 典型的な70’sフィリーサウンド。きっとLarryはこの曲のポジティヴな歌詞が好きだったはず。ラリーがプレイするこの曲を聞いて、いったいどれだけの人がガラージで明るい気持ちにさせられたことだろう。Last Night DJ Larry Levan Saved My Life?