今日のニュースコミュの2006年4月25日（火）-東京-曇→晴

★福知山線事故１年、追悼慰霊式に１８２５人参列
　
　乗客１０６人と運転士が死亡し、５５５人が重軽傷を負った兵庫県尼崎市のＪＲ福知山線脱線事故から１年を迎えた２５日、尼崎市総合文化センターで追悼慰霊式が営まれた。


★ロナウジーニョが収入世界一に


★みずほ銀行に業務改善命令、顧客情報流出で＝金融庁

　４月２５日、金融庁は個人情報の流出でみずほ銀行に対して業務改善命令を発動。

--------------------------------------------------

★福知山線事故１年、追悼慰霊式に１８２５人参列

　花束を手に事故現場近くの献花台に向かう女性
　
　乗客１０６人と運転士が死亡し、５５５人が重軽傷を負った兵庫県尼崎市のＪＲ福知山線脱線事故から１年を迎えた２５日、尼崎市総合文化センターで追悼慰霊式が営まれた。

　最愛の人を突然、奪われた遺族の深い悲しみと苦しみは癒えず、ＪＲ発足後、最大の惨事は、安全がほころびを見せる社会に警鐘を鳴らし続けた。慰霊式に参列した人々は犠牲者の無念を思い、「どうか安らかに」と祈りをささげ、再発防止に全力を尽くすことを誓った。

　式典には、８７遺族５６７人、負傷者１６６人、ＪＲ西日本の関係者ら計１８２５人が参列。白ユリと白いカーネーションが飾られた祭壇に遺族がろうそくをともし、事故が起きた午前９時１８分、全員で黙とうした。遺族代表らが祭壇の前に立ち、「慰霊の言葉」を述べた。妻の博子さん（当時５４歳）を亡くした山田冨士雄さん（５６）（兵庫県川西市）は「家族の世話、親の介護、新聞配達。何でもこなしてくれた」と労をねぎらい、「同じ生きるなら、笑って、博ちゃんの分まで長生きするよ。次に会うときまで、若さを保っておくからね」と語りかけた。

　母の陽子さん（当時６２歳）とおばを失い、自らも重傷を負った浅野奈穂さん（３３）（同県宝塚市）は「生き残った私に、母とおばが使命を託したと思っています。尊い犠牲が無駄にならないよう、悲しい事故が２度と起きないよう、ＪＲ西日本は企業姿勢を変えて欲しい」と、ハンカチで時折、涙をふきながら訴えた。これに先立ち、北側国土交通相が追悼のあいさつに立ち、「事故原因を徹底究明し、公共交通の安全対策に全力を尽くす所存です」と決意を述べた。ＪＲ西の山崎正夫社長は改めて謝罪し、「安全を最優先する企業に生まれ変わることが、被害者に報いる唯一の道。全力で取り組みます」と誓った。

　オペラ歌手を目指していた大森早織さん（当時２３歳）（神戸市北区）の大学の同級生たちと、有田直子さん（当時５６歳）（西宮市）が事務スタッフを務めていた中国民族楽団がそれぞれ追悼の調べを奏で、参列者が祭壇に花を手向けた。

　事故現場に設けられた献花台にも、早朝から献花の列が続いた。






★渋谷で６０年代イベント-団塊世代の呼び戻し狙う

　６０年代に青春を過ごした団塊の世代を「若者の街・渋谷」に呼び戻そうと、東京・渋谷で当時の文化を再現するイベント「’６０ｓ東京グラフィティ　ｉｎ　ＳＨＩＢＵＹＡ」が２７日から５月１０日まで開かれる。「老若男女がバランス良くいてこそ、街の健全な発展がある」と主催者。ノスタルジーにひたるだけに終わらせず、中高年層の渋谷へのリピーターを増やそうというねらいだ。

　実行委は東急百貨店を中心に組織され、「平凡パンチ」など若者向けの多くの雑誌編集に携わった石川次郎さん（６４）が総合プロデューサーを務める。

　東急百貨店本店、東横店、ライブハウスを会場に、当時流行した映画のポスターやビンテージギターの展示・即売をする。ラジオの深夜放送を再現する公開録音や、屋上での映画上映なども予定している。５０（昭和２５）年にオープンし、昨秋閉店した六本木の「ザ・ハンバーガーイン」のバーガーなど、約４０店の懐かしい味が楽しめるコーナーも設ける。

　「おやじバンドコンテスト」も目玉の一つだ。かつて楽器をかき鳴らした経験のある人や、中高年になっても演奏を楽しんでいる人たちにスポットライトを浴びてもらおうと、「おやじ」たちのバンドを公募。上は７０代まで約１００組から応募があり、事前審査を通った６組が、最終審査を兼ねたライブハウスでの演奏に臨む。「渋谷は若者の街、というイメージが固定化され、大人にとって『足を向けたくない街』になりつつある。そのいびつさを打破したい」。実行委員長で東急百貨店販売促進部長の上根弘之さん（５０）は、イベントのねらいをそう説明する。イベントの詳細は、ホームページ（ｈｔｔｐ：／／ｗｗｗ．６０ｓ−ｔｏｋｙｏ．ｃｏｍ）。






★線路隆起５センチ-運行停止の規定値超える

　トラブルの現場は、線路が直線約２５メートルにわたって最大約５センチ隆起していた。関係者は直線の場合は危険性が低いが、カーブの場合は脱線にもつながるとみる。

　ＪＲ東日本の社内規定では、レールの長さ１０メートル当たりで上下２センチ以上の狂いがあれば点検や保守工事をする対象にしている。３・４センチ以上では電車の運行を直ちに止める規定だ。ＪＲ東日本は「現場は直線で、規定を超えても直ちに電車が脱線するような状況ではなかった」と説明している。専門家も、ほぼ同様の見方だ。永瀬和彦・金沢工業大教授（鉄道システム工学）によると、鉄道車両の台車の空気バネは５センチ程度の範囲内で上下している。バネが縮んだ状態の時に隆起を通ると大きな衝撃を受ける。

　ただ、カーブ通過時だと台車がカーブに沿ってうまく曲がれず、最悪の場合脱線する恐れもあるという。永瀬教授は「たとえ線路の状態を常時監視していたとしても、突然線路が大きく隆起する恐れがある工事であるなら、夜間などに電車を止めて実施すべきではないか」と話している。






★エジプトのシナイ半島で同時テロ・23人死亡

　エジプト東部のリゾート地ダハブで24日夜、３つの爆弾がほぼ同時に爆発するテロがあり、内務省によると少なくとも23人が死亡、62人が負傷した。被害者には数多くの外国人が含まれている。シナイ半島では過去2年間で３度目の爆弾テロとなる。

　衛星テレビ局アルジャズィーラは同日夜、邦人が負傷し近隣の大型リゾート地シャルム・エル・シェイクの病院に運ばれたもようだと報じた。日本大使館は25日午前零時半現在（日本時間午前7時半）、邦人が負傷したとの情報は確認できていないとしている。現地からの報道によると被害者にはドイツ人、韓国人、イタリア人、イスラエル人、米国人などが含まれる。爆発は24日午後7時過ぎ、ダハブ中心部のホテル、スーパーマーケット、レストランで起きたとみられる。同日はエジプトの祝日で、ダハブは西洋人を含め観光客でにぎわっていた。

　エジプトのムバラク大統領は「憎むべきテロ行為だ。犯人を必ず追跡し、罰する」と語った。





★「グリー」と「はてな」、ＳＮＳで「口コミ」広告

　ソーシャル・ネットワーキング・サービス（ＳＮＳ）大手のグリー（東京、田中良和社長、０３・５７８６・１２３７）とはてな（東京、近藤淳也社長、０３・５７８４・３０５０）は、ネット広告の新手法を共同展開する。両社の合計約70万人の会員基盤を生かし、ネット上の口コミ効果で新商品の認知度を高める。ＳＮＳは広告を収益源とするが会員が書き込む日記部分の周囲に張り付ける単純な広告が大半で、手法を広げることが課題となっている。

　新手法の「グリーはてなクチコミプロモーション」は、会員の日記に「Ａ社のＢ（商品名）が欲しい！」といった書き込みが増えることを促し、商品の知名度を上げる仕組み。会員が書き込み後も話題として取り上げる効果を見込んでおり、商品の印象をＳＮＳ内の口コミで広げる。





★準婦女暴行致死：ルーシーさん事件、織原被告また出廷拒否

　英国人女性ルーシー・ブラックマンさん（当時２１歳）ら１０人に対する準婦女暴行致死罪などに問われた会社役員、織原城二被告（５３）は、２５日の東京地裁公判にも出廷を拒否し、前回２０日の公判に続いて被告不在のまま公判が開かれた。栃木力裁判長によると、東京拘置所に拘置中の織原被告は、下着姿になって房内の壁のすき間に入り込み、出廷を拒んだという。

　前回公判ではルーシーさんら死亡女性の母親２人の意見陳述が行われたが、無罪主張の織原被告は「犯人であるとの前提の意見陳述には出廷できない」と出廷を拒否。この日も同じ理由で出廷を拒んだ。

　公判ではルーシーさんの父ティムさん（５２）が「けだもののえじきになってなければ美しい娘は今でも生きているはず。もう夢でしか娘に会うことが出来ない。被告は最高刑に処せられなければならない」と意見陳述した。





★ブッシュ米大統領の支持率３２％、最低記録更新-世論調査

　ブッシュ米大統領の支持率が３２％に低下し、自己最低記録を更新したことが、２４日発表された最新の世論調査結果で明らかになった。

　調査は４月２１日─２３日、成人１０１２人を対象に、オピニオン・リサーチ社がＣＮＮの委託で実施した。その結果、ブッシュ大統領を「支持する」は３２％、「支持しない」は６０％で、「わからない」は８％だった。

　１年前の昨年４月２９日─５月１日にＣＮＮとＵＳＡトゥデー紙、ギャラップ社が合同で実施した世論調査では、大統領を「支持する」が４８％、「支持しない」が４９％でほぼ同じだった。今回の世論調査で、大統領の支持率が大幅に低下している実態が明るみになった。

　ここ１０日間に行われた他の世論調査でも、大統領の支持率はほぼ同じ水準。ピュー・センターの調査（７日─１６日）では３５％、フォックス・ニュースとオピニオン・ダイナミックスによる合同調査（１８日─１９日）では３３％、アメリカン・リサーチ・グループの調査（１８日）では３４％だった。オピニオン・リサーチ社の調査ではこのほか、ブッシュ大統領が「強く決断力のある指導者」だとする回答が４６％にとどまった。昨年７月２２日─２４日、ＣＮＮとＵＳＡトゥデー紙、ギャラップ社が行った調査では６２％。


　また、大統領が「誠実で信頼できる」との回答は４０％と、昨年４月１日─２日の調査の５６％から低下した。ただ、大統領が「有能」かどうかを問う質問については、「はい」と「いいえ」が４７％で並んだ。

　１１月の米議会中間選挙でどの政党に投票するかについては、民主党が約５０％、共和党が４０％で、民主党がリードした。






★窃盗罪に罰金５０万円新設-改正刑法が成立

　懲役刑しかない窃盗罪に５０万円以下の罰金刑を新設するとともに、業務上過失致死傷罪の罰金上限を５０万円から１００万円に引き上げることを柱にした改正刑法が、２５日午後の衆院本会議で全会一致で可決、成立した。

　現行では窃盗罪の法定刑は１０年以下の懲役。このため、万引など懲役刑とするには重すぎるケースでは、起訴猶予にするなどして対応してきた。しかし、万引の摘発件数の急増を受け、事件の程度に応じて弾力的に処罰できるよう罰金刑を設けて抑止効果を強めることにした。

　業務上過失致死傷罪の罰金引き上げは、交通事故被害者の要望が強かった上、捜査関係者からも「ケースによっては現行の罰金の上限は軽すぎる」と指摘されていた。






★自宅床に突然大きな穴、男性死亡-米国

　米カリフォルニア州アルタ──米カリフォルニア州レークアルタ近郊で２１日午後９時半頃、民家の床に突然大きな穴が開き、転落した男性（２７）が死亡した。ホラー映画さながらの出来事に、地元の保安官事務所の関係者も驚きを隠していない。

　この民家は１９８０年代に建てられたが、敷地の地下は数十年前の採掘坑とみられ、地盤が最近の雨でゆるみ沈下した可能性が指摘されている。死亡した男性は当時１階にいたところ、台所近くのコンクリートの土台が崩れ、開いた穴にはまってしまった。

　救助活動は、地盤が不安定なためほぼ不可能だった。２３日には遺体収容作業が行われたが、地質学者らはこの民家の安全性について引き続き試験を行った。男性の身元は明らかにされていない。






★ホラー・ゲームの映画版「サイレント・ヒル」が初登場首位

　人気ホラー・ゲームを映画化した「サイレント・ヒル」が２１─２３日の北米興行収入で２０２０万ドル（約２３億２３００万円）を売り上げ、初登場で首位に立った。

　クリストフ・ガンズ監督の「サイレント・ヒル」は、娘を捜す母親が霧に包まれる不気味な街に迷い込む、恐怖の物語。ラダ・ミッチェル主演で、ショーン・ビーンも出演している。

　前週首位だったホラー・コメディ「最終絶叫計画」シリーズ第４弾「Scary Movie 4」は、１７００万ドル（約１９億５５００万円）で２位に後退した。マイケル・ダグラス、キーファー・サザーランド主演のホワイトハウスを舞台にした犯罪ドラマ「The Sentinel」が、１４７０万ドル（約１６億９１００万円）で初登場３位だった。

　上位１２作品の総興行収入額は１億４０万ドル（約１１５億４６００万円）で、前年同期比２２％増だった。






★ロナウジーニョが収入世界一に

　サッカー専門誌『フランス・フットボール』のまとめによれば、ロナウジーニョが世界のサッカー界の“富豪番付”のトップに立ったようだ。バルセロナのブラジル人ロナウジーニョは２００５年に総額２３００万ユーロ（約３２億４３００万円）を稼ぎ出し、過去３年間首位に君臨していたデイビッド・ベッカムから王座を奪い取った。

　１０位以内にはロナウド、ウェイン・ルーニー、クリスティアン・ビエリらも含まれている。ビエリの収入は１６００万ユーロ（約２２億５６００万円）。







★ＧＷ人出予想、昨年より４７２万人減

　警察庁は２５日、ゴールデンウイーク（４月２９日〜５月７日）中の全国の主な行楽地の人出予想をまとめた。期間が昨年より１日短いことなどから、全国の人出は、昨年より約４７２万人減の６１９９万人となる見込み。

　順位は次の通り。＜１＞弘前さくらまつり（青森）２００万人、博多どんたく港まつり（福岡）２００万人＜３＞ひろしまフラワーフェスティバル（広島）１６０万人＜４＞角館の桜まつり（秋田）１２０万人＜５＞みなとみらい地区（神奈川）１０１万人＜６＞有田陶器市（佐賀）１００万人＜７＞東京ディズニーリゾート（千葉）８２万人＜８＞上野公園（東京）７２万人＜９＞浜松まつり（静岡）６０万人＜１０＞泳げ鯉のぼり相模川（神奈川）５５万人






★「似合わん」と殴って、自転車奪う-鹿児島

　似合わないという理由で男性を殴り自転車を奪ったとして、鹿児島西署は２５日までに、鹿児島市草牟田２丁目、無職高橋和男容疑者（６６）を強盗致傷の疑いで逮捕した。高橋容疑者は容疑を認めているというが、「足が疲れた」と及んだ犯行に、同署はあきれ気味だ。

　調べによると、２３日午前１０時ごろ、廃品回収業の男性（７０）が市内の空き地で自転車を横に置いて休憩していた。高橋容疑者が男性を殴り、よろけたすきに自転車を奪って逃げた。男性が自転車をさして「おれのもんだからね」と言ったところ、「似合わん」と左ほおを殴打したという。

　自転車は男性が３月末、２万２０００円で買った「新車」。来月から月３０００円の月賦払いをすることになっていた。２人でもみあっていたところを、通りがかりの青年が通報した。事件当時、男性は紺色の雨がっぱを着ており、高橋容疑者の目には新品の自転車と釣り合わないと映ったらしい。





★行方不明の環境大臣はバクに噛まれていた-コスタリカ

　コスタリカの環境エネルギー大臣が、野生のバクに噛まれて苦しんでいるところを捜索隊に保護された。大臣は2日前から保護地区に指定されているジャングルで行方不明になっていた。

　カルロス・マヌエル・ロドリゲス環境エネルギー大臣(46)はコスタリカ南部にあるコルコバード国立公園のサイリーナ区で、密猟者の取り締まるパトロール隊と別れた後、道に迷った。内務省のベニグノ・ロドリゲス広報担当官によれば、大臣はサンホセの病院に運ばれ、手当を受けたそうだ。

　「彼はバクに噛みつかれました。それを除けば健康な状態です」とのこと。

　コルコバード国立公園はコスタリカ国境近くのオサ半島にあり、ジャガーやペッカリーなどの野生動物が生息しているが、その数は密猟によって減少しつつある。

　環境エネルギー省では、政府の密猟防止策の一環として、162平方マイル(420平方キロメートル)におよぶコルコバードの熱帯雨林をパトロールしている。ロドリゲス大臣は熱心な環境保護論者で、アウトドア派だ。たくさんの野生動物が暮らす豊かな国立公園は、コスタリカ観光の目玉であり、主要な外貨収入源だ。しかし、ハイカーが間違った小道に迷い込むことはしょっちゅうだ。

　バクは内気な性格で人間を攻撃することはなく、茂みに逃げ込むことが多いが、怖がると強力なあごと大きく鋭い歯で噛みついて自衛することもある。






★中３女子生徒２人、担任の給食に薬物を混ぜる

　栃木県那須烏山市の市立中学校で今月１８日、３年女子生徒２人（いずれも１４歳）が、担任の男性教諭の給食に薬物を混ぜ、これを食べた担任が体調を崩していたことが２５日、わかった。

　県教委などによると、女子生徒２人は担任に不満を持っていたという。

　女子生徒２人は、別の同級生が携帯電話を使ったネット取引で入手した抗うつ剤「トリプタノール」５錠を計２５円で購入。そのうち３錠をすりつぶし、担任の給食のなめこ汁に混ぜていた。担任教諭は体調を崩し、学校を２日間休んだ。

　県警は、薬物混入の経緯や入手方法について調べる。

　抗うつ剤は、副作用で目まいなどを起こすことがあるとされる。







★みずほ銀行に業務改善命令、顧客情報流出で＝金融庁

　４月２５日、金融庁は個人情報の流出でみずほ銀行に対して業務改善命令を発動。
　
　金融庁は２５日、個人情報の流出でみずほ銀行に対して業務改善命令を発動したと発表した。みずほ銀行の報告によると、流出した情報は、みずほ銀行新宿西口支店の個人客６２８人と法人顧客６２３社で、同支店の行員が不正に持ち出した。同庁は、顧客情報に関する内部管理態勢に重大な問題があると判断し、銀行法２６条に基づいて行政処分に踏み切った。さらに、個人情報保護法に基づく勧告を行った。