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今日のニュースコミュの2005年12月12日(月)-東京-晴

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★世田谷一家殺害・情報提供求める成城署

 東京都世田谷区の会社員宮沢みきおさん一家4人が殺害された事件の、一家の追悼集会で、凶器と同じ包丁を示しながら情報提供を求める土田猛成城署長(左)。右は犯人と同じ服装の警察官


★京都女児・教室入り口で黙とう

 小学生女児刺殺事件で、犯行現場となった学習塾の教室入り口で黙とうする関係者


★「日の丸」踏んで民兵行進=サマワでサドル師派

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★東証システムの不具合が判明-大量誤発注取り消せず

 みずほ証券の巨額誤発注問題で、同証券が誤発注を取り消すことができなかったのは東証のシステムに起きた不具合が原因だったことが判明し、東証が謝罪した。

 みずほ証券による巨額の誤発注問題で、東京証券取引所は12月11日、みずほ証券の注文が取り消しできなかったのは、東証の株式・CB売買システムの不具合が原因だったと発表した。東証は、システムの開発を担当した富士通と協力して早急に詳細を分析するとしている。東証は「市場の信頼を損ないかねないような株価変動を生ぜしめ、安定した市場機能を提供する責務を負う当取引所として深くお詫び申し上げる」と謝罪した。

 同問題は12月8日、同日に新規上場した人材派遣業のジェイコム株式に対し、みずほ証券が「61万円で1株」の注文を「1円で61万株」と誤発注した。同証券が買い戻しを進めたものの、10万株程度に買い手がついたとみられ、同証券の損失は300億円以上にふくらむ可能性がある。同証券は誤発注に気付いた後で、複数回にわたって注文の取り消しを行った。東証などの当初の説明によると、同証券は取り消し処理を「初値(67万2000円)に対する値幅制限の下限(ストップ安、57万2000円)」を指定して行わなければならなかったが、これを誤発注と同じ「1円」で取り消しをしようとしたため、取り消し注文が実行されなかった、としていた。

 ところが11日になって、実は東証システムの不具合が原因だったと発表。東証によると、大量の1円売り注文を、値幅制限の下限である57万2000円の売り注文として「みなし処理」を実施したが、これに対し約定処理中の注文が存在した場合に不具合が生じる、という。ただ東証によると、不具合が起きるのは「新規上場銘柄で、かつ、特別買気配の表示中に気配の差引数量を超え、初値決定後も売注文が残るほどの大量の注文がみなし処理の対象となるような値段で発注されたような場合」と、通常は考えにくい条件だ。当面は新規上場銘柄に対するチェックを強化するが、今後は「あらゆるケースを想定して十分な精査を行い、不具合が生じることのないよう努める」としている。東証システムをめぐっては、11月1日には東証史上初めて全銘柄が取引一時停止に追い込まれた大規模障害が起きたばかり。東証の鶴島琢夫社長は相次いだ不具合に対し、進退問題も含めて責任を検討する、としている。








★ロンドン警視庁、ダイアナ元妃事故で皇太子から事情聴取か

 11日付の英日曜紙サンデー・タイムズは、ロンドン警視庁がダイアナ元英皇太子妃の死因に関する捜査でチャールズ皇太子を事情聴取したと報じた。スティーブンズ前警視総監が先週、皇太子の公邸で数時間にわたり聴取したもよう。

 ダイアナ元妃は1997年8月に事故死する10カ月前に「夫(チャールズ皇太子)が車の事故を計画している」と手紙に書いており、事故への皇太子の関与の可能性についても調べているとみられている。皇太子報道官は同紙に対し「何も隠し立てすることはない」とコメントした。








★前原代表、中国のガス田開発けん制…唐国務委員と会談

 民主党の前原代表は11日、北京の釣魚台国賓館で、中国の唐家セン国務委員(前外相)と会談し、中国の東シナ海でのガス田開発について、「開発を停止しないのであれば、試掘を行うための国内法を整備しなければならない。与党が来年の通常国会でこうした法案を出せば、民主党との共同提案になる可能性もある」と述べた。(「セン」は王へんに「旋」)

 自民党がガス田開発などにおける安全確保を目的とする法案を通常国会に提出した場合、民主党も同調する可能性を示すことで、中国のガス田開発をけん制したものだ。これに対し、唐氏は「(これまでのガス田に関する日中政府間協議の)交渉の勢いを保ちつつ、適当な時期に次回協議を行う用意がある」と述べるにとどまった。一方、唐氏は小泉首相の靖国神社参拝について、「日中関係は国交正常化以来、最も困難な状況にある。歴代の首相は(参拝見送りが)できていたのに、小泉首相はなぜできないのか」と改めて批判した。







★スーパーで小4女児に痴漢行為、25歳会社員を逮捕

 福岡県警小倉南署は11日、北九州市門司区今津、会社員柳田光容疑者(25)を強制わいせつの疑いで逮捕した。調べによると、柳田容疑者は同日午後5時20分ごろ、同市小倉南区下曽根新町の大型スーパー内のゲームコーナーで、順番待ちをしていた小学4年の少女(10)の尻を触った疑い。少女は父や妹と買い物に来ていたが、被害に遭った際は1人だった。男に後ろから尻を触られてショックを受け、近くにいた男性店員に相談した。店員と一緒に父親を探していた際、店内で柳田容疑者を見つけ、店員が取り押さえた。柳田容疑者は容疑を認めており、「以前から痴漢行為に興味があった」と話しているという。








★米パラマウント映画、ドリームワークスを買収

 米紙ウォール・ストリート・ジャーナル(電子版)など米主要メディアは9日、米大手映画会社のパラマウント・ピクチャーズが米独立系映画会社ドリームワークスSKGを買収することで、両社が大筋合意したと一斉に報じた。

 同紙によると、買収総額は13億2500万〜14億ドル(約1600億〜1690億円)で、パラマウントが米投資会社などと連合を組み買収するとしている。ドリームワークスはスティーブン・スピルバーグ監督らが1994年に設立した新興映画会社。アカデミー賞受賞作品「アメリカン・ビューティー」などのヒットで大手の一角に食い込んだが、最近は巨費を投じた大作が不振に終わり、財務状況が悪化した。パラマウントも興行収入が伸び悩み、製作力の抜本的な強化が課題になっている。







★2013年以降の温暖化防止、米や途上国も協議参加へ

 地球温暖化防止策を検討する気候変動枠組み条約第11回締約国会議(COP11)は10日、閉幕した。

 京都議定書が定めていない2013年以降の温室効果ガスの削減体制を巡り、議定書を批准していない米国や削減義務のない途上国を含めた全締約国が参加して協議を行うとともに、先進国が引き続き削減義務を負う方向で合意した。これまで「先進国が責務を果たすのが先」と主張してきた途上国と、国際規制を嫌う米国を同じテーブルにつかせた画期的成果といえる。決定によると、条約のもとに作業部会を設け、全締約国が来年から長期的視野で話し合う。テーマには、地球温暖化防止策のほか、気候変動によるハリケーン、洪水などの被害の軽減策、科学技術の可能性を引き出す施策などが含まれる。








★ファミレスで2人射殺事件、暴力団組員に死刑判決

 千葉県市原市のファミリーレストランで05年4月、男性2人が射殺された事件で、千葉地裁は12日、殺人と銃刀法違反の罪に問われた暴力団組員で住所不定、無職宮城吉英被告(49)に求刑通り死刑を言い渡した。金谷暁裁判長は「一般市民に対する危険をまったく顧みることなく殺害に及び、被告は終始主導的に犯行に加担した」と述べた。

 判決によると、宮城被告は別の組員2人と共謀し、4月25日午後8時55分ごろ、市原市五井中央西2丁目のファミリーレストランで2丁の拳銃から計8発を発射し、暴力団組員の男2人(当時45、同39)を射殺した。検察側は論告で「一般客をも巻き添えにする危険性も高かった犯行で、被告は主導的な役割を果たした」と主張。弁護側は「暴力団同士の事件」として寛大な判決を求めていた。共犯とされる男2人のうち、1人は事件後に自殺、残る1人は逃走中。







★サラリーマンからプロ棋士へ・瀬川新四段がデビュー戦

 将棋界で61年ぶりに実施されたプロ編入試験に合格、サラリーマンから棋士になった瀬川晶司・新四段(35)のデビュー戦が12日朝、東京・千駄ケ谷の将棋会館で始まった。竜王戦ランキング戦6組の1回戦で、対戦相手はくしくもアマチュア特別枠での出場となった清水上(しみずがみ)徹アマ竜王(25)で、瀬川四段と同じNEC将棋部で腕を磨き合った。午前9時40分過ぎ、瀬川四段が緊張した面持ちで対局室へ。午前10時、初手を指すと、報道陣のフラッシュを浴びた。

 瀬川四段は26歳の時に棋士養成機関の奨励会を年齢制限で退会させられた。その後、NECの関連会社に勤務しながらアマで活躍し、特別枠で出場した公式戦でプロ棋士を連破。特例でプロ編入試験の6番勝負が認められ、3勝2敗の成績でプロになった。







★パキスタン、結婚祝福の爆竹引火・バスの40人死亡

 パキスタン東部ラホールで11日、結婚式の参列者約70人が乗ったバスに向かって投げられた爆竹がバスの燃料に引火し爆発、同国の民放ジオ・テレビによると、地元警察当局幹部は少なくとも40人が死亡、12人が負傷したと語った。ロイター通信によると、事故が起きた際、新郎の自宅前で友人がバスに向かって祝福の爆竹を鳴らしていたという。パキスタンでは、結婚式で参列者が新郎新婦を祝うため爆竹を鳴らすのが習慣になっている。








★「子どもを守れ!」歌舞伎の隈取り模した防犯ステッカー

 相次ぐ通学途中の児童殺害事件を受け、東京都は車に張る防犯ステッカーを約5000枚作り、都の公用車に張ったり、郵便局や宅配業者らに配ったりすることを決めた。歌舞伎の隈(くま)取りを模した目がじろりとにらむ迫力あるイラスト。原案では小さな絵だったが、石原慎太郎知事が「もっと大きく」と注文をつけたという。

 縦13センチ、横36センチと大きく、知事は「パンチがあって効くでしょう。みんな張ってくれたらいい」と自画自賛。知事公用車に張りますか、との質問に「もちろん」。







★男女4人がワゴン車内で練炭自殺?-兵庫県養父市

 11日午前10時10分ごろ、兵庫県養父市大屋町筏(いかだ)の飲食店敷地内に駐車していたワゴン車内で、男性3人女性1人の計4人が死亡しているのを、出勤してきた女性従業員が見つけ、110番通報した。

 養父署の調べでは、車内後部に七輪三つが置いてあり、練炭を燃やした跡があった。車両前部のエアコンの吹き出し口は粘着テープで目張りがしてあり、車内から女性の遺書らしきメモが見つかった。同署は集団自殺とみて、身元などを調べている。4人は20〜30代とみられ、運転席と助手席、後部座席右側に男性、後部座席左側に女性が座った状態だった。ワゴン車は「なにわ」ナンバーで、ドアは施錠されていた。10日午後5時に飲食店が閉店した際にはワゴン車はなかったという。







★ガス中毒で3人死亡、3人搬送-車の排ガスが充満

 11日午後4時5分ごろ、札幌市西区二十四軒4条6丁目のアパートのガス探知機が作動、駆けつけたアパート管理会社職員が、アパート1階部分の、シャッターが閉まった車庫にエンジンがかけっぱなしで止めてあった乗用車内で、同市白石区の男性(45)とアパート住人の女性(49)が倒れているのを見つけた。管理会社職員は119番通報したが、車庫内には排ガスが充満しており、2人の死亡が確認された。

 このガスが2、3階部分の部屋にも流れ込んだとみられ、3階の住人の女性(22)も間もなく死亡。このほかアパートにいた男性(33)と女性2人(32と26)の計3人が軽いガス中毒で病院に運ばれた。札幌西署は、亡くなった3人の死因は一酸化炭素中毒とみている。車内の男女に外傷がないことから、車を車庫にいれてそのまま寝てしまった可能性が高いという。







★100円借りられず父親の首絞める-千葉

 11日午前10時20分ごろ、千葉県市原市八幡、鉄筋工、田代弘和容疑者(39)から「(自宅で)父が動かなくなった」と110番通報があった。県警市原署員が駆け付けると、父で無職の弘さん(67)がネクタイで首を絞められて倒れており、近くの病院で間もなく死亡した。同署は田代容疑者を殺人未遂容疑で現行犯逮捕、容疑を殺人に切り替えて捜査している。

 調べに対し、田代容疑者は「外出する際に『バス代が100円足りないから、くれ』と頼んだら拒まれ、カッとしてやった」などと供述している。田代容疑者は弘さんと2人暮らしで、事件当時は酒を飲んでいたという。








★平均視聴率は19.5%

 NHK大河ドラマ「義経」(11日が最終回)の平均視聴率が19.5%(関東地区)だったことが12日、ビデオ・リサーチの調べで分かった。02年の「利家とまつ・加賀百万石物語」の22.1%には及ばなかったが、03年の「武蔵MUSASHI」の16.7%、04年の「新選組!」の17.4%を上回った。一方、「義経」の関西地区の平均は17.7%だった。








★顔面移植の仏女性、「自分の顔だとすぐ分かった」

 英紙デイリーメールは10日、フランスで世界初の顔面移植を受けた38歳女性のインタビューを掲載した。女性は、自分の新しい顔を見て、すぐに自分だと分かったと話した。犬にかまれて失った鼻や口が復活していたのは「素晴らしい驚きだった」という。

 フランス北部アミアンの病院で11月末に世界初の顔面移植を受けた女性は、デイリーメール紙に対し、「新しい顔を見たとき、すぐに自分だと分かった」「自分の顔に鼻と口があるのは、素晴らしい驚きだった」と話した。女性は現在、リヨンの病院で療養中。犬に襲われて鼻や唇など顔の下半分を失った女性は、歯科用マスクなしでは外出はおろか、実の娘2人とも会えなくなってしまった。

 「長女のルーシーは、私がマスクをしないと会ってくれなかった」「お年寄りが一番ひどかった。立ち止まって私のことをじろじろ見るんです」と女性はつらい経験を話した。女性はすでにマスコミに対し、プライバシーを尊重するよう要請。同紙に対しては、「顔面移植を受けた女だと、みんなに分かってしまうのが怖い」と話している。







★ナイジェリアで旅客機墜落、生徒ら100人以上死亡

 アフリカ南部ナイジェリアの南部ポートハーコート空港で10日、同国ソソリソ航空の旅客機が墜落、炎上した。ナイジェリア航空当局によると、乗客乗員110人のうち、103人の死亡が確認された。クリスマス休暇で帰省するため乗っていた生徒が大勢、死亡した模様。


 ナイジェリア赤十字によると、生存者7人が病院に搬送された。

 政府報道官によると、ソソリソ航空機は首都アブジャから南下し、ポートハーコート空港に着陸しようとしていた。当時の空港周辺は悪天候だったが、事故原因はまだ明らかになっていない。目撃者によると、飛行機の墜落後に大きな爆発が続き、機体が炎上したという。AP通信が伝えた空港関係者の話によると、爆発によって空港の滑走路には機体の破片が散乱し、犠牲者の遺体があちこちに横たわっているという。


 アブジャのカトリック系中学高校によると、事故機には帰省中の10歳〜18歳の同校生徒が大勢乗っていた。ソソリソ航空は1994年創設のナイジェリア企業で、国内6都市間の国内線を2000年に就航。これまで事故を起こしたことはないという。







★「日の丸」踏んで民兵行進=サマワでサドル師派

 陸上自衛隊が駐留するイラク南部サマワで10日、イスラム教シーア派の反米指導者サドル師派の民兵「マハディ軍」とその支持者約1000人が式典を開き、路上に大きく描かれた日の丸やイスラエル国旗、米国の星条旗を踏んで行進した。

 式典は、1999年に旧フセイン政権に暗殺されたムハンマド・サドル師を追悼するもので、毎年行われている。ムサンナ州の警察本部長らが参列した。昨年は日の丸の上を踏み付ける光景は見られず、同派が反日姿勢を強めている実態が浮き彫りになった。 







★中国政府、抗議住民3人を射殺と発表

 中国・東洲村――中国広東省汕尾市の東洲村で土地収容の補償額に抗議する住民に警官が発砲した事件で、中国政府は10日、警官隊が住民に発砲したことを認め、3人が死亡したと発表した。6日に起きたこの事件について、中国政府がコメントするのは初めて。その上で中国政府は、発砲は住民たちが警察に爆発物を投げつけたからだと説明した。AP通信によると、住民たちは10〜20人が死亡したと話しているという。

 新華社が伝えた中国政府の公式見解によると、東洲村で6日、発電所建設のための土地収用に対する補償額が低すぎると反発する住民数百人が、刃物ややり、ダイナマイト、火炎瓶などを使って風力発電所を襲撃。警官隊が催涙弾などで住民たちを鎮圧し、2人を逮捕した。その後、抗議グループは夜になって再集結し、発電所を攻撃。警官隊に向かって爆発物を投げ始めたため、「危険にさらされた警察は発砲を余儀なくされた。混乱のなかで村民3人が死亡、8人が負傷した」としている。政府は、事実関係の調査を開始したという。

 11日早朝の東洲村には、ヘルメットと盾で装備した機動隊約100人が配備されている。目に付くところに武器は見えない。警備にあたる警官と、住民たちが激しく口論している姿が見える。村の入口には、「順法は人民の責任であり義務である」「うわさに耳を貸すな、いいように使われるな」などと書いた政府の横断幕が掲げられている。「人民政府は東洲村の住民を常に支援する」と書かれた横断幕もある。

 また東洲村の外では、警察が各所で通行車両を検問している。

 香港のサウスチャイナ・モーニング・ポストは、発砲で負傷した住民は病院で「警察監視下」に置かれていると伝えた。住民の話として、胸を撃たれたおじを見舞った親族はそのまま病院で足止めされていると伝えている。AP通信は、東洲村の女性から電話で10日に聞いた話として、遺体を引き取りたいという遺族の要求を警察が拒否して、多くの遺体を隠していると伝えた。この女性は、6日の発砲で10〜20人が死亡したと話している。また別の男性住民は、15〜20人が死亡し、大勢が行方不明になったと話しているという。







★アジア人生徒へのいじめが増加-問題の根深く

 全米各地の中学や高校で近年、中国系を中心とするアジア人生徒がいじめを受けたとの報告が相次いでいる。アジア系住民の増加が目立つ地域で特に多く、学校側が対策に乗り出す例もみられるが、問題の根は深そうだ。

 ニューヨーク・ブルックリン地区のラフィエット高校に通うチェン・ツー君(18)は今年4月、帰宅途中の地下鉄駅でクラスメート4人から現金を要求された。チェン君が空のポケットを示して断ると、4人はチェン君を取り囲み、顔を何度も殴ってきた。「恐ろしかったし、顔のはれは何日も引かなかったけれど、驚きはしなかった」と、チェン君は振り返る。自分と同じ中国系の生徒たちが日常的にいじめの標的になっていることを、よく知っていたからだ。――こうした状況は同校だけでなく、全米各地の学校で指摘されている。

 米国内では1980年からの20年間で、アジア太平洋系の住民が370万人から1200万人近くに激増し、中南米系に続く増加率を記録した。ブルックリン地区でも、中国人をはじめとするアジア系住民の割合が、過去5年間で5%から10%近くまで増えている。ラフィエット高校のアジア系生徒らを支援するキン・マイ・アウン弁護士によれば、いじめの背景にはこうした人口構成の変化による異文化間の摩擦がある。特に、アジア系の生徒は「小柄でおとなしい優等生」というイメージが強く、標的になりやすいという。親子とも英語がうまく話せず、いじめに抗議するすべがないというケースも多い。

 今年8月には、アジア系の若者を対象に暴力防止を訴えるAPIセンターが、いじめをテーマにした初の会議を開催した。カリフォルニア州サクラメントで開かれたこの会議には、予想の2倍近い約200人が出席したという。ニューヨーク市議会では昨年、アジア系の生徒らに対するいじめの報告を受けて、被害の追跡調査やいじめを防ぐための教員研修の実施を盛り込んだ法案が可決された。カリフォルニア州議会でも昨年、いじめなどの被害者が民事訴訟を起こせる期限を延長する法案が成立している。

 ラフィエット高校では02年、中国系の男子生徒が殴られて意識不明になった事例をきっかけに問題が表面化。アウン弁護士らの調査により、学校側がそれまでいじめを放置してきたことが指摘された。同校は今年6月、司法省の求めに応じてアジア系生徒のいじめ防止に取り組む方針を決定。以来、教師の研修やアジア系家庭への通訳サービスを強化し、人種間トラブルの専門家らを招くなどして校内の啓蒙を図っている。新任の副校長には、中国語の話せる人物が配置された。それでも、問題を一気に解決することは不可能に近い。同校では9月に新学期が始まってから、すでにアジア系生徒が地下鉄駅に向かう途中でクラスメート数人に襲われ、軽傷を負ったとの事例が報告されているという。








★仲間が乗っ取ったヘリで3人脱獄-仏アルプスの刑務所

 フランス東部アルプス地方の刑務所で10日午後、未決勾留(こうりゅう)中の被告3人が、仲間が乗っ取った観光ヘリコプターで脱獄した。操縦士を脅し、中庭に降下させた一瞬に飛び乗る手際のよさだった。

 脱獄劇は10日午後3時すぎ、92年冬季五輪の開催地、アルベールビルの飛行場で始まった。観光客送迎用のヘリに客を装って乗り込んだ男2人が銃で操縦士を脅し、約20キロ離れたエトンの刑務所に行くよう命じた。ヘリは刑務所の中庭に降り、散歩していた約60人の中から3人の男が機内に駆け込んだ。この間30秒足らず。中庭は無防備で、警備隊との撃ち合いはなかった。ヘリは約60キロ離れたグルノーブル近くの平地に着陸、5人は操縦士から携帯電話や無線機を奪い、事前に用意していたと見られる車で逃走した。


 ヘリは約1カ月前、スキーの客を運ぶ口実で予約されていた。

 エトン刑務所は約500人を収容。脱獄した3人は62歳、29歳、28歳。いずれも前科があり、今回は窃盗や強盗、麻薬売買で別々に起訴された。互いの関係は不明だ。AFP通信によると、80年以降、仏ではヘリを使った脱獄が少なくとも10件ある。しかし予算の制約から、中庭上空などに着陸防止ネットを備えた刑務所は4分の1にとどまる、という。







★牛借り、草刈る-山口型放牧「レンタカウ」繁盛 

 荒れ放題の農地やゴルフ場で、牛が草刈りに一役買っている。全国に先駆けて耕作放棄地への放牧を始めた山口県が主導して始まった、除草用に牛を貸し出す「レンタカウ」制度。畜産農家や県畜産試験場から牛を借り、草が減ったら返す仕組みだ。人件費も餌代も浮く「山口型放牧」の普及に向け、関係者の鼻息も荒い。

 つややかな黒い毛並みの牛2頭が黙々と草をはむ。背後にはクラブハウスやフェアウエーが広がる。山口県周南市の徳山国際カントリー倶楽部(くらぶ)。5月から、旧5番ホールだった遊休地に、県畜産試験場から無料で借りた黒毛和種のメスのアイとサクラを放している。2頭は1日に雑草を約100キロ食べ、2週間で約500平方メートルを「完食」。「牛はたまげるほど食べる」(嶋屋晋・周南農林事務所主査)

 2頭が来るまで、カヤやクズが生い茂ったコース周辺の草刈り代は1回約10万円、年間では40万〜50万円かかっていたが、いまは人件費を含めた除草費がゼロになった。

 遊休地には弱い静電気が通る電線の柵(さく)を設け、食べ尽くすと別の場所に移す。貸出期間は通常4〜11月だが、通年の放牧が可能か、越冬を試みる。周南地区には10近いゴルフ場が競合する。同倶楽部は「牧歌的」と客に評判の牛を増やすために最近、自前で子牛も購入。放牧に慣れさせるため試験場に預けているが、いずれはゴルフ場内で繁殖させる計画だ。

 同倶楽部の河村剛志総務部長は「コスト削減のうえに、他のゴルフ場と差別化が図れれば一石二鳥です」と話す。レンタカウは、草刈り作業が難しくなった高齢農家の手助けなどを目的に始まった。03年には、県畜産試験場や畜産農家ら有志で研究会を発足。人件費をかけずに除草する方法として、マニュアルも作成され、農村活性化にも役立っている。

 県によると、貸手として登録している畜産農家数は04年度は11人で、借り手は62カ所。水田や干拓地のほか、檀家(だんか)や信徒らによる奉仕の草刈り作業を放牧に替えた寺もある。貸し出し頭数は畜産試験場分も含めると延べ112頭にのぼる。これまで20戸余りの農家に期間を問わず1頭500円でレンタルしてきた柳井市の耕畜農家、斉藤信人さん(57)は「普及のため低価格にしていますが、1日の餌代に500円かかっていたのでこっちも助かる」と話す。昨年12月には、長門市油谷(旧油谷町)での棚田を守るための牛の放牧が「山口型放牧」として特区に認定された。レンタカウの視察が全国から相次いでいる。








★ベトナム反戦の旗手、マッカーシー元上院議員が死去

 米国のベトナム戦争に強く反対し、反戦を掲げて1968年米大統領選の民主党指名獲得に挑んだユージーン・マッカーシー元上院議員が10日、首都ワシントンで死去した。89歳だった。

 息子マイケルさんによると、マッカーシー氏は数年前から暮らしていた介護付き住宅で就寝中に亡くなった。1916年3月に、中西部ミネソタ州の小さな町で生まれた。同州内の大学で学び、経済などを公立校や大学で教えた後、政界に転身。1948年に民主党から下院初当選を果たし、58年には上院に当選した。公民権運動などに取り組み、68年の大統領選では当時のジョンソン民主党政権のベトナム政策を強く批判して立候補を表明した。

 反戦運動が大きく高まっていた米国世論の後押しを受けて、若者を中心にマッカーシー氏の人気は高まり、ジョンソン大統領は2期目の出馬を断念するほどだった。しかし民主党内の激しい対立の結果、候補指名はヒューバート・ハンフリー氏が獲得。本選では共和党のリチャード・ニクソン候補に敗れた。マッカーシー氏はこの後も、72年に民主党から、76年と88年には無所属として出馬。92年には再び民主党から出馬を表明したが、党内の候補者討論会などに参加できなかった。政治活動のほかには、政治についての執筆活動と詩作を続けた。







★マット・デイモンが結婚を発表、交際中の女性と

 「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でアカデミー賞脚本賞を受賞した米俳優マット・デイモンさん(35)の広報担当は9日、デイモンさんが恋人のルチアーナ・ボーザンさんと結婚した、と述べた。AP通信が伝えた。

 挙式の場所には触れなかった。ボーザンさんが最初の結婚でもうけた7歳の娘も同席したという。デイモンさんは初婚。広報担当は、ボーザンさんが妊娠しているとの一部報道については言及しなかった。2人は、ボーザンさんがフロリダ州でバーテンダーとして働いていた時に知り合い、交際は2年以上に及んでいる。今後は、ニューヨークとフロリダで交互に暮らすという。

 デイモンさんの代表作はほかに、「リプリー」「ボーン・アイデンティティー」「オーシャンズ11」など。








★初夢かなえる福袋

 プランタン銀座の「職種別モテ系ファッション福袋」は1セットで2通りのコーディネートが楽しめる(1日の福袋下見会で)映画の主演権/モテるオヤジ…

 大手デパートが来年の初売りで販売する「福袋」は、今回も個性派ぞろい。高額・高級なものも増え、「ささやかな運だめし」の域を超えた感もある。あなたも福袋で「すてきな初夢」をみてはいかが。あこがれを買う?


 新年早々、「あこがれの夢」をかなえたい人は、こんな福袋はどうだろう。

 三越日本橋本店は、買った人が映画の主人公になれる福袋(1億500万円)を1人限定で販売する。今年10月に業務提携した松竹の協力で、プロのスタッフが約7か月かけて60分の映画を撮影する。完成後の試写会と披露パーティーもセットで、早くも問い合わせが舞い込んでいるという。西武百貨店とそごうが共同で売り出すのは、「極上ゴルフレッスン福袋」(200万6000円、1セット)。日産自動車が今月下旬に発表する新型セダンと、プロゴルファーの樋口久子さんからレッスンを受けながらラウンドする権利のセットだ。レッスンの模様はビデオ撮影し、ビデオカメラとともにDVDでプレゼントされる。

 フットサルの女性芸能人チーム「カレッツァ」と「アサイレッドローズ」が出場するフットサル大会への出場権(1万円、3組)を販売するのは東急百貨店。女性チーム限定で、フットサルファンにはたまらない経験になりそう。

 旅行も多彩

 中高年に人気の「旅」をテーマにした福袋も多彩だ。

 西武百貨店池袋本店は、グアムや香港、沖縄などへの旅行が1人2006円の格安価格で実現する「ペアで楽しむ2006円の旅行抽選福袋」(ペア6組)の受け付けを、12月26日から始める。伊勢丹新宿本店は、著名チョコレート職人ジャン=ポール・エヴァン氏に会いにフランスまで行く旅(ペアで110万円、ペア3組)を企画。

 松坂屋は、旅行大手のJTBと組み、宇宙弾道飛行体験ツアー(ペア1組、20万4000ドル)や、豪華客船「飛鳥2」での世界一周の旅(同、2000万円)を用意している。

 「服袋」でおしゃれに

 「2006年こそはモテたい」という人に必見の福袋もある。プランタン銀座の目玉は、女性向けに、お目当ての男性の職業別に好かれそうな婦人服やアクセサリーを厳選した「職種別モテ系ファッション福袋」(2万1000円、60セット)。

 男性の好みを、IT(情報技術)企業経営者は「かわいさ」、20〜30歳代の若手政治家は「清楚(せいそ)さ」、仕事にも遊びにも手を抜かない中年男性は「セクシーさ」と想定。イメージに合ったコートやジャケットなどを組み合わせた。一方、小田急百貨店新宿店は、「モテるオヤジに変身!夢袋」(10万円、2セット)を用意。中年男性らに人気の雑誌「LEON」の岸田一郎編集長に監修を依頼、有名ブランドから20万円相当分の商品を選んでもらったという。女性版の「モテる艶女(アデージョ)に変身!夢袋」(同)もある。








★世田谷一家殺害から5年犯人へメッセージ

 東京都世田谷区で00年12月、会社員の宮沢みきおさん(当時44)一家4人が殺害された事件から5年となるのを前に、捜査本部のある警視庁成城署は11日、現場近くの公園で事件解決に向けた集いを開き「犯人」に「あなたの目的は何だったのですか。答えを待ってます」とメッセージを送った。

 メッセージは、成城署の田頭エミ巡査部長がこれまでに判明した犯人の服装をした捜査員に向けて語り掛けた。「覚えていますか、死にたくないと必死に抵抗した4人の姿を。あなたの思いとは何だったのですか。あなたはずっと闇の中で、それで終わるのですか」。犯人の家族にも「罪を償い、裁きを受けてこそ新たな道が開けるのではないでしょうか。家族の方の良心を信じてます」と呼び掛けた。集会には、地域の住民ら約530人が参加。世田谷区の熊本哲之区長らが現場に向けて白い菊を献花した。情報提供は成城署捜査本部(電話)03・3482・3829まで。









★事件当時、ほかに講師1人だけ
└女児殺害現場の学習塾

 京都府宇治市の学習塾「京進宇治神明校」で小学六年の堀本紗也乃さん(12)が刺殺された事件で、同校は事件時、模擬テストのため社員が不在で、アルバイト講師(22)一人しかいなかったことが十二日、府警などの調べで分かった。

 逮捕されたアルバイト講師で同志社大四年の萩野裕容疑者(23)は事件当日の十日朝、勤務する予定はなかったのに出勤。包丁やハンマーなどを持参しており、府警は萩野容疑者が、社員が不在で警備が手薄な時間を狙ったとみて追及している。また萩野容疑者が事件直後の調べに対し「紗也乃さんとのトラブルで悩んでいた。紗也乃さんが消えてしまえば苦しみから解放される」と供述していたことも判明した。

 調べや京進によると、宇治神明校の社員は校長を含め三人。通常は社員のほか、アルバイト講師九人のうち数人が交代で勤務している。模擬テストの際は授業がなく、塾内は試験監督の講師一人だけになるという。十日は朝から私立中学受験の模擬テストが予定されていたが、塾側は紗也乃さんとトラブルを起こしていた萩野容疑者を試験監督から外し、後輩の講師と交代するよう通告。萩野容疑者は午後から出勤する予定だった。

 これまでの調べで、萩野容疑者は「包丁は一週間前に、ハンマーは直前に買った」と供述。新たに「教室から児童を移動させるためアンケートを準備した」とも話しており、府警は犯行の実行を十日に定めて周到に準備していたとみている。








★シドニーで5000人が暴動-白人ら、アラブ系若者襲撃

 シドニー南部の海水浴場と周辺地域で11日、海水浴場監視員2人が4日にレバノン系の若者に襲撃されたことに反発した白人の若者ら約5000人が、アラブ系の若者らを襲撃、救急隊員2人と警官6人を含む計31人が負傷した。

 警察当局は反社会行動などの容疑で、16人を逮捕した。携帯電話のメッセージなどを通じ、報復が呼び掛けられていたという。白人の若者らは「レバノン人は出て行け」などと叫び暴徒化、警察官に向けて投石するなどした。救急隊員2人は、海水浴場の建物に避難したアラブ系の若者を救出しようとして負傷した。









★「入居済みは公表するな」ヒューザー社長、強く要求

 耐震強度偽装問題で、確認検査機関イーホームズの藤田東吾社長(44)は12日までに、マンション販売ヒューザーの小嶋進社長(52)が「入居済みの物件は表に出さないでくれ」などと問題を公表しないよう要求した会談の様子を、共同通信の取材に対し生々しく証言した。

 イーホームズの内部監査で姉歯秀次元1級建築士(48)による構造計算書の偽造が見つかったことを受け、会談は10月27日、両社長と姉歯元建築士らが同席し、東京都千代田区のヒューザー本社で始まった。小嶋社長は冒頭「結論は2つ。着工中の物件は(建築)確認の(計画)変更を出し、完成済みの物件は確認変更できないので、曲げてでも通してくれ」と強く要請した。

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★米産牛肉、輸入再開を正式決定…年内にも店頭に

 BSE対策本部の会合を終え、報道陣の質問に答える宮腰副大臣
 


 政府は12日、牛海綿状脳症(BSE)の発生で2003年12月から禁止していた米国・カナダ産牛肉の輸入の再開を正式決定した。

 農林水産省が同日午前、BSE対策本部を開き、厚生労働省も同様の手続きをとって決めた。厚労省は同日付で全国の検疫所に通達し、禁輸措置を解除する。

 輸入は、<1>脳、脊髄(せきずい)などの特定危険部位を取り除く<2>生後20か月以下の牛肉と内臓に限る――との条件で再開される。取り扱いは米国、カナダ両政府が認定した業者に限る。米国では約40の加工業者が米政府の認定を受け、対日輸出の再開準備を進めている。

 週内にも空輸による輸入が始まり、年内にも米国産牛肉が2年ぶりに小売店の店頭に並ぶ。本格的な流通は年明けからになる見通しだ。北米産牛肉の輸入再開を巡っては、内閣府の食品安全委員会が8日、再開を事実上容認する内容の答申を行っている。12日までに、米・カナダ両政府から、日本側の輸入再開条件を受け入れる回答が来たため、政府は再開を決定することにした。

 農水・厚労両省は13日以降、米国へ調査団を派遣し、現地の加工業者が輸入再開の条件を守っているかどうか確認する。日本国内では15日から、全国9都市で一般消費者向けの説明会を開き、輸入再開に踏み切った理由や安全性の確保策などを説明する。
★「使いたいが使えない」-牛丼のすき家が見解発表

 牛丼チェーン「すき家」を展開するゼンショーは12日、輸入再開が決まった米国産牛肉について「残念ながら日本の消費者に安心して提供できる段階ではない」「使いたいが使えない」などと、当面、使用を見送るとする見解を発表した。

 ゼンショーは独自の現地調査を踏まえ、(1)危険部位の完全除去が日本の基準から見て不十分(2)飼料規制も不十分(3)全頭検査をしなければリスクを取り除けない−などと指摘。「米国は感染牛がいないことを証明してほしい。それが生産者の責任だ」と訴えている。
★<NHK>受信料払った人だけ観覧OK
└一部の公開収録番組

 NHKは12日、一部の公開収録番組の観覧者を、受信料を払っている人だけに制限すると発表した。対象の番組は未定だが、今年度内に1回、来年度は10回程度実施する。

 9月27日の「歌謡コンサート」で、試験的に入場者制限を実施。観覧希望者に郵送によるアンケート調査をしたところ、入場制限について賛成85%、反対8%だった。また、入場制限なしで行われた同番組の観覧希望者対象のアンケートでは、75%が賛成したという。NHKは「受信料を払っている人への感謝を込めた優遇措置」としている。
★世相表す漢字、トップは「愛」…2位「改」3位「郵」

 清水寺の森清範貫主によって書かれた今年の漢字「愛」
 
 
 1年の世相を表す今年の漢字に「愛」が選ばれ、12日、京都市の清水寺で、森清範(せいはん)貫主が特大の色紙に揮ごうした。

 紀宮さまのご結婚や「愛・地球博(愛知万博)」など明るい話題のほか、児童が犠牲となる事件が相次ぐ中、「愛のある世の中を」と願う声も含まれているという。日本漢字能力検定協会(京都市)が全国公募し、8万5322票のうち「愛」が4019票(4・7%)を集めた。2位は改革の「改」、3位は衆院選で民営化の是非が争点となった郵政の「郵」だった。

 森貫主は「(昨年は「災」で)今まで良い字が選ばれなかったので気分よく書けた。世の中も愛で染まってほしい」と話していた。
★平日のパパは忙しい…63%「子供と一緒2時間未満」

 父親の6割以上は、平日に子どもと過ごせる時間が2時間未満しかない――。ベネッセコーポレーション(本社・岡山市)が行った父親と子育てに関する調査で、仕事に追われて家事や育児に十分な時間が取れない、現代の父親像が浮かび上がった。

 調査が行われたのは今年8月。父親が子育てについてどう考え、実践しているのかを把握するため、乳幼児(0〜6歳)を持つ首都圏の父親を対象に、インターネット上で実施し、約3000人から回答を得た。

 調査結果によると、「平日に子どもと過ごす時間」で最も多かったのは「1〜2時間未満」の27・0%で、「0分」も3・1%いた。2時間未満の人を合計すると、63・7%に達した。

 多くの父親はこうした現状に不満で、全体の半数近い父親が「家事や育児に今まで以上にかかわりたい」「子どもと一緒に外で遊びたい」などと願っている。

 しかし、現実には「職場に迷惑をかける」「忙しい」といった理由で、思うようになっていない。育児休業を使ったことがある父親は2・4%に過ぎず、「使いたいけど使えなかった」父親は23・0%に上った。こうした事態を打開するために、「柔軟な勤務形態」「男性の育児休業制度の法制化」など、官民挙げての子育て支援策の充実を求める声も多かった。

 今回の調査を企画、分析した東京大学大学院教育学研究科の汐見稔幸教授は、「バブル崩壊を契機に、仕事一本やりだった父親が、子育てに関心を向けるようになった。どうすれば、父親が子育てにもっと参加できるようになるか、さらに調査したい」と話している。

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