今日のニュースコミュの2005年12月8日（木）−大阪−晴

★写真記者協会賞-毎日・佐藤記者の「パキスタン地震」に

　救援物資を積んだトラックに向かって必死で手を差し伸べる少女


★俳優の渡辺謙さんが女優の南果歩さんと再婚


★英歌手Ｒウィリアムズさん、同性愛疑惑報道で賠償金受け取る


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★横浜の検査機関　姉歯物件に「お墨付き」
└偽装見逃し性能評価書

　住宅の安全性や性能を保証し、購入者の物件選びの基準の一つになる「住宅性能評価書」を交付する第三者評価機関が、姉歯（あねは）秀次一級建築士（４８）の強度偽装を見逃し、危険マンション（未完成）に評価書を出していたことが七日、国土交通省の調査で分かった。評価機関は建築確認審査と同一の「ビューローベリタスジャパン」（横浜）。偽装を見抜けなかったうえ、“お墨付き”を与えていた格好だ。偽装物件への同評価書の交付が判明したのは初。住宅の安全を担保する制度の信頼を根底から揺るがす事態となり、チェックのあり方について見直しを迫られそうだ。

　国交省は近くビューロー社を立ち入り検査。問題が確認できれば処分を検討する。

　偽装が見逃され、評価書が交付されていたのは横浜市の「都筑佐江戸町マンション」。建築主はエルクリエイト（横浜）、施工は木村建設（熊本、破産）で、現在は工事を中止。国交省集計で六日に偽装が発覚した。同マンションはビューロー社が建築確認を審査。さらに建築主の申請で同マンションに設計段階での評価書を交付した。性能表示は、建物の構造が建築基準法をクリアしていることを示す「耐震等級１」（三ランクの三番目）だった。

　平成十二年の住宅品質確保法施行で導入された「住宅性能表示制度」で、マンションなど住宅を対象に、建築主が申請すると、設計段階と施工・完成段階に国交相指定の第三者機関（評価機関）が検査。建築基準法をクリアしていれば耐震性、耐火性など九分野、二十八項目について、細かくランク付けした評価書が交付され、マイホームを購入する人が参考にできる仕組み。制度は義務ではないが、通常の建築確認や施工段階での中間検査とは別に、第三者の共通ルールによるチェックが入ることで住宅の相互比較ができ、安全性を担保するシステムとなっている。

　評価機関は全国で百八。うち九十五機関がビューロー社のように確認検査機関を兼務。十六年度の設計段階の評価書交付は約十六万三千戸、施工・完成段階の交付数は約十一万戸に上る。評価、検査両機関を兼務する社は、確認検査員と性能評価員を切り離す場合が一般的とされるが、ビューロー社がどういう手順で審査、評価をしていたかは不明で、国交省は調査する。国交省は「今回の事態を重く受け止めており、（制度の見直しについても）真摯（しんし）に対応していきたい」（住宅生産課）としている。









★首相、民主に大連立打診-前原代表は即座に拒否

　小泉純一郎首相が今年９月下旬ごろ、自身に極めて近い人物を通じて自民、民主両党の「大連立」の可能性を民主党の前原誠司代表にひそかに打診していたことが７日、明らかになった。前原氏が即座に断ったため首相の大連立構想は「幻」に終わったが、衆院選で圧勝し、与党が衆院で３分の２を超える勢力を獲得したにもかかわらず、民主党に連立を持ち掛けた首相の「真意」をめぐって、与野党に大きな波紋を広げるのは必至だ。

　関係筋によると、この人物が首相の意向を踏まえて前原氏と会談。構造改革推進へ強力な体制づくりや将来の憲法改正も視野に、首相が民主党との連立を望んでいることを説明したという。これに対して、前原氏は政権交代可能な２大政党制の確立が必要との立場から、自民党との連立に応じる考えがないことを伝えた。










★トヨタ、９００万台生産へ-ＧＭに肉薄、世界一の可能性

　トヨタ自動車は、ダイハツ工業や日野自動車を含めたグループ全体の０６年の生産（０５年８２８万台）を約８９０万台とする計画を固めた。８日に経営陣らが参加する生産会議に諮り、２０日発表する。一方、米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は０６年中に三つの完成車工場を閉鎖する計画。トヨタはこれまでも慎重な生産計画をたてており、実際には９００万台に迫るペースになるとみられ、主戦場の北米市場次第では初めて世界のトップに立つ可能性も出てきた。

　トヨタは単独の生産計画（０５年７３９万台）も、約８００万台に引き上げる。今年、増強した岩手や福岡の生産拠点がフルに寄与することから、国内は１５年ぶりに４００万台を超える。海外では０６年に中国・広州や米テキサスの工場も稼働するが、前年比２割増の計画をたてた０５年ほどの伸びは見込まない。

　一方、ＧＭグループの０５年１〜９月の累計生産は６７２万９０００台。１０〜１２月の生産が計画通りに進めば、０５年の生産実績は９０８万９０００台にとどまり、０４年実績（９０９万８０００台）を下回る。さらに０８年までに部品を含めた計９工場を閉鎖し、３万人を削減する大規模なリストラ策を発表しており、今後も段階的に生産が減る公算が大きい。








★写真記者協会賞−毎日・佐藤記者の「パキスタン地震」に
　
　東京写真記者協会（在京の新聞・通信・放送３６社、会員数６７０人）は７日、０５年の協会賞と部門賞（６部門）を発表した。

　最も優れた報道写真に贈られる協会賞は、毎日新聞・佐藤賢二郎記者が、死者７万人以上の大地震を現地から精力的に報じた一連の写真「パキスタン地震」が選ばれた。国内一般ニュース部門は「強い首相　与党は平伏」（川田雅浩記者）、海外企画部門に「渇いた大地で　スーダン難民の子どもたち」（佐藤賢二郎記者）が選ばれ、毎日新聞にとってはトリプル受賞となった。受賞作品は今月２２日から３０日まで、東京・日本橋三越本店の本館７階で開かれる「２００５年報道写真展」に展示される。入場無料。来年１月１５日から２月１１日まで、横浜市の日本新聞博物館でも展示される。








★郊外大型店規制−スーパー業界、危機感強まる
└出店影響なら行政訴訟も


　ショッピングセンター（ＳＣ）など大型商業施設の郊外進出に国や地方自治体の間で規制を強める動きが出ていることに対し、スーパー業界で困惑が広がっている。地方都市で深刻化する中心市街地の空洞化にブレーキをかけるのが狙いだが、イオンなどの大手スーパーは巨大駐車場や映画館なども併設した郊外型ＳＣを成長分野とみて出店を加速させているからだ。スーパー業界側は「今まで通りに出店できなくなる」と神経をとがらせており、行政訴訟に発展する可能性も指摘される。

　「シャッター通り」に象徴される中心市街地の衰退を阻止しようと、まず立ち上がったのが福島県。店舗面積六千平方メートルを超える大型店の郊外出店を規制する「県商業まちづくり条例」が十月、県議会で可決。県レベルでの出店規制条例はこれが初めてだけに他県の注目度も高く、「三十以上の県などから問い合わせや視察があった」（県商工労働部）という。条例では、大型店の出店に際し企業側に地元市町村での説明会を義務付けている。「歩いて暮らせるコンパクトなまちづくり」など県が掲げる方針から見て好ましくない場合、県が企業側に意見を述べたり勧告を与えたりするほか、工事を遅らせることもできる。

　国も来年の通常国会での改正案提出を目指し、まちづくり三法（大規模小売店舗立地法、改正都市計画法、中心市街地活性化法）の見直しを進めている。都市計画区域内で大型店が出店できる立地を商業地域に限定することや、規制が及びにくく大型店進出を誘発してきた農地の利用規制強化を検討している。

　こうした動きに、スーパー業界の反発は、日に日に強まっている。

　「中心市街地が疲弊してきたのは、郊外に大型店ができたことだけが理由ではない。行政は、大型商業施設だけを狙い撃ちにしている」スーパーの業界団体、日本チェーンストア協会の佐々木孝治会長は、こう危機感を訴える。

　イオンは福島県でＳＣやスーパーセンター（ＳｕＣ）など合計八店を展開している。同県の条例案可決について、岡田元也社長は「まちづくりや都市計画とは全くかけ離れた、単に大型店を規制するというだけでは」と疑問を投げかける。福島県の条例は来年十月の施行に向けて、年内にも審議会を立ち上げて基本方針の策定に入る。イオンは「しばらく様子を見たい」（岡田社長）として当面静観する構えだが、出店できなくなるなどの実際の影響が出れば、行政訴訟などに発展する可能性もある。

　ただ、「中心市街地活性化には反対しない。消費者のニーズがどこにあるのか、行政と小売りがじっくり議論し、一体的に取り組む必要がある」（大手スーパー）との声もある。双方がどこまで歩み寄れるかが事態打開の鍵になりそうだ。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

■郊外立地型、収益の柱に

　大手スーパーが、ショッピングセンター（ＳＣ）やスーパーセンター（ＳｕＣ）を積極出店する背景には総合スーパー（ＧＭＳ）の退潮がある。売り上げが低迷するＧＭＳに代わる主力業態として、収益の柱に育てたいという狙いだ。日本ショッピングセンター協会のまとめによると、昨年末時点の全国のＳＣは二千六百六十で、うち郊外立地は約半数の千三百三十九。イオンは、大型ＳＣの開発・運営を手がけるデベロッパー子会社の業績が好調だ。イトーヨーカ堂も今年四月からモール型ＳＣの出店を開始した。

　一方、ＳｕＣはこれまで、ホームセンター業界が積極出店。後発のスーパー業界も、イオンが全国で十七店を展開しているほか、米ウォルマート・ストアーズ傘下の西友も静岡県沼津市と神奈川県平塚市に実験店を出店。関西地方では、イズミヤが三店、オークワも四店を構えている。特にＳｕＣは、地方の郊外で専門店などとの競合が少ない立地での出店が相次いでいる。イオンは十一月、東北地方の九店を分社化し、今後も年間二店以上を継続して出店する方針。西友も来年末には茨城県牛久市に進出するほか、静岡県浜松市や宮城県多賀城市で出店も検討している。









★ホテルニューオータニで火災-地下の配電盤燃える

　７日午後７時２０分ごろ、東京都千代田区、ホテルニューオータニ本館地下２階の機械室から出火、配電盤の一部を焼いた。地下から煙が出るなどしたため、本館の宿泊客約４４０人と従業員約１００人が一時避難した。けが人はなかった。警視庁が出火原因を調べている。

　調べでは、機械室内の給水配管から漏れた水が配電盤に落ち、漏電したとみられる。１階のフロント周辺には焦げ臭いにおいが立ち込め、消防車３０台以上も出動して一時騒然としたが、大きな混乱はなかった。

　ホテル本館は地上１７階、地下３階建て。建物の外に出ていた２０代のＯＬ２人は「においがしたので念のために外に出たら周りを消防車が取り囲んでいてびっくりした」と話した。









★中国の“月の土地”業者-当局相手に異例の提訴


≪営業停止処分に猛反発≫

　「地球への眺め良好」などをうたい文句に、月の土地を販売する“不動産業者”がこの秋、中国・北京に現れ、話題を集めたが、中国当局は月の土地の権利という「実体がないものを売って不当な利益を得ている」として開業わずか数日で営業停止処分を下した。これに業者側は「法律に違反していない」と猛反発、処分の取り消しなどを求めて提訴に踏み切った。中国では企業が政府を相手取り訴訟を起こすこと自体が珍しく、その行方に関心が集まっている。

　国営新華社通信などによると、業者は中国の「月の大使館」と名乗り、北京市内の商業ビルの十階に事務所を構えている。宇宙船「神舟６号」の帰還を受け、２０１０年までの月面探索計画が発表され、中国国内が宇宙開発の話題でもちきりだった１０月１９日に営業を開始した。月の土地１エーカー（約４０００平方メートル）とその地下３キロの鉱物の所有権込みで、約３００元（約４５００円）で分譲。３日間で３４人が計４９エーカーを購入。購入者は所有地の経度と緯度などが明記された権利書を受け取り、将来、各国の宇宙船などが所有地に着陸したとき、その国に対して使用料を請求できるという。

　「月の大使館」の責任者の男性が地元メディアに行った説明などによると、同社は米国の宇宙不動産業者・ルナエンバシー社の中国代理店。１９６７年の月に関する国際条約では国家が宇宙空間や惑星を所有することを禁じているが、同社は「個人や企業による所有は禁じられていない」と主張、８０年から月の土地の販売を始め、今では日本も含め欧州、アジアなど約１０カ国に代理店があり、購入者は２００万人以上としている。ところが、中国では市民からの通報などを受け、北京市工商局が調査した結果、「不当な取引」と判断し営業許可を取り消した。これに対し業者側は「処分の根拠がない」「不利益をこうむった人はいない」などとして、工商局を相手取り、同市海淀区の裁判所に提訴、徹底抗戦する構え。中国のインターネット掲示板には「政府と法律で争う勇気を支持する」「中国が法治国家になれるかどうかの問題だ」といった意見が多く書き込まれている。

　日本の代理店「ルナエンバシージャパン」（東京・赤坂）は、産経新聞の取材に対し「米国本社経由で北京の騒ぎを聞いている。詳細はわからないが、中国政府の営業停止処分は理解できない」としている。

　ちなみに同社は２００２年にノベルティーグッズ（特典商品）販売業者として設立され、これまでに月、火星、金星の土地を１０万人以上に販売している。日本では月の土地１エーカーで３０００円程度という。









★爆弾あると男性乗客、保安官に撃たれ死亡-マイアミ空港

　米フロリダ州のマイアミ国際空港で７日午後２時１０分ごろ、出発直前のアメリカン航空９２４便で、米国人男性乗客（４４）が爆弾を持っていると騒いだため、同乗していた複数の航空保安官に質問され、かばんに手を伸ばしたため撃たれて死亡した。調べた結果、男性は実際には爆弾を持っていなかった模様という。

　国土安全保障省によると、事件はコロンビアのメデジンから到着後、同州オーランドに出発する直前のアメリカン航空９２４便で起きた。米国人、リゴベルト・アルピザルさんが、手荷物のバックパックに爆弾が入っていると叫んだ。複数の航空保安官が機体と搭乗ゲートをつなぐ通路にアルピザルさんを連れだし、地面に伏せるよう指示したところ、アルピザルさんがバックパックの中に手を伸ばしたように見えたため、保安官が数回発砲した。同省によると、アルピザルさんは間もなく、この負傷によって死亡した。


　当局によると、アルピザルさんはフロリダ州メイトランド在住で、女性と２人でエクアドル・キト発の便でマイアミに到着。この女性とはマイアミ到着の便から降りる前に口論を始めていたという。ＡＰ通信が目撃者の話として伝えたところでは、アルピザルさんはマイアミに到着した飛行機の後部から腕を振り回しながら通路を走り、機体に外に出た。同行していた女性は回りの乗客に、アルピザルさんが双極性障害（躁鬱病）で薬をのみそこねたと説明していたという。


　当局は、アルピザルさんに精神障害の治療歴があるか確認できていないとしている。


　連邦航空保安官事務所によると、アルピザルさんはマイアミ着の便から走り出た後、入管を通過し、オーランド行きの９２４便に乗り込んだ。連邦当局によると、０１年の米同時多発テロで警戒態勢が強化されて以来、航空保安官が機内または機体の近くで発砲したのは初めて。








★宗教イメージ改善が課題-イスラム諸国首脳会議開幕

　イスラム諸国会議機構（ＯＩＣ、５７カ国・機構）の特別首脳会議が７日、サウジアラビアのイスラム教聖地メッカで始まった。組織の影響力強化のため、機構改革などが話し合われる予定だが、世界各地で相次ぐイスラム過激派のテロで悪化したイスラム教のイメージ改善も課題となる。サウジのアブドラ国王は開幕演説で、イスラム教が「犯罪者たちに乗っ取られている」と述べ、イスラム教を語った過激派によるテロへの対策を各国に呼び掛けた。

　会議は２日間の日程で、イラク移行政府のタラバニ大統領、イランのアハマディネジャド大統領らが出席。イスラム圏からの外国軍撤退を求めるメッカ宣言や、貧困などの課題を解決するための１０カ年行動計画を採択する見通し。イフサンオウル事務局長は６日にジッダで開かれた外相級の準備会合で、テロのために非イスラム世界で「イスラム恐怖症」が増大していると懸念を表明。サウジのサウド外相も記者会見で、首脳会議の目的は「イスラムのイメージを立て直すこと」と言明した。

　エジプトの中東通信が入手した草案によると、メッカ宣言には、テロを非難し、過激主義に対抗するため、穏健主義を促す文言も盛り込まれる見通しだ。ＯＩＣ首脳会議は、２００３年１０月にマレーシアで開かれて以来。








★縦読みで「ブッシュ大統領」の詩を削除
└パキスタンの教科書問題

　パキスタン政府は、各行の最初の文字をつなげると「ジョージ・W・ブッシュ大統領」になる詩を学校の教科書から削除するよう命じた。

　教育相は、この「ザ・リーダー」と題された詩が、インターネットからダウンロードされたもので作者不詳であるという理由で容認しがたいと述べた。教育相は火曜日に出された声明で、これは英語の教科書を編集した者の「過失」「怠慢」であり、今後注意するようにと警告している。

　地方紙がこの詩を第一面に掲載し、パキスタンのパルヴェーズ・ムシャラフ大統領にとって恥だと書いたことが、この動きにつながった。パキスタンはテロとの闘いにおいてアメリカと同盟関係にある。強硬派のイスラム政党たちは、パキスタンのアメリカとの同盟に反対し、ムシャラフ大統領がワシントンからの圧力の下で教育内容をイスラム教から切り離して俗化しようとしていると批判している。教育相は、この教科書は論議を巻き起こした詩を除いて現在の学年が終わる来年の3月まで使用されるが、来年度は「他の出版社による適切な一冊」に変えられると述べた。








★虐待死：５歳児全身に傷やあざ-母親を聴取　

　７日午前８時ごろ、愛知県尾張旭市城前町上大道の大工、吉村浩一さん（３５）方から「子供が引きつけを起こした」と１１９番通報があった。長男の保育園児、龍也君（５）が病院に運ばれたが同１０時５分、死亡した。龍也君の全身に傷やあざがあり、県警守山署は虐待された疑いがあるとみて、通報した母親（２６）から事情を聴いている。

　同署や病院などによると、龍也君は救急隊員が駆けつけたときには母親に抱かれてぐったりしていた。呼吸や心臓が止まっており、人工呼吸などの措置を取ったという。龍也君の手足や背中、腰など体中に打撲のあとがあり、頭に複数のこぶや右目にボールが当たったようなはれがあった。








★プロレス：薬物検査を導入　有名選手の死契機にＷＷＥ

　プロレスの世界にも薬物検査が導入されることになった。「わたしたちのやっていることはスポーツではない」と公言する米国最大のプロレス団体、ワールド・レスリング・エンターテインメント（ＷＷＥ）が違法な薬物、筋肉増強剤、麻薬乱用を見つけ出すためドーピング検査を実施することを明らかにした。ＡＰ通信が伝えた。

　きっかけは先月１３日、日本でも活躍したスター選手、エディ・ゲレロが３８歳で急死したこと。薬物を常用しており、死因のひとつと考えられている。ゲレロに限らず２年前には「ミスター・パーフェクト」カート・ヘニングがコカインの過剰摂取で、９７年にはＮＦＬでも活躍したブライアン・ピルマンが心臓疾患で死亡した。ピルマンの部屋には鎮痛剤の空き瓶が転がっていた。

　プロレス界はこれまで薬物検査を実施したことはあるが、実効性に乏しかった。専門家は先鋭化した技やタフな試合の増加がレスラーを筋肉増強剤や鎮痛剤に走らせると背景を指摘、そうした試合の増加が小柄だったり年老いたレスラーに重圧となっているとした。ＷＷＥのビンス・マクマーン代表は前週、中立機関によるドーピング検査の実施を契約全選手に通達。詳細は近日中に発表される。ＷＷＥの決断が日本のファイト界に影響を与えるか。









★少女監禁：トランクなどに５日間-６人逮捕

　大阪市内の無職女性（１９）を５日間監禁、暴行を加えて重傷を負わせたうえ、女性の祖父から現金１５０万円を奪ったとして、兵庫県警尼崎中央署は７日までに、尼崎市西難波町、とび職、中村勝文容疑者（２１）と、１９歳と１６歳の無職少女ら３人の計４人を逮捕監禁致傷、強盗の疑いで逮捕した。また、いずれも大阪市内に住む高校２年女子生徒（１６）と中学２年女子生徒（１４）を逮捕監禁致傷容疑で逮捕した。

　調べによると、中村容疑者ら６人は１０月１０日未明、大阪市北区の路上で、遊び仲間だった被害女性に「生意気や」と言いがかりを付け、乗用車に拉致。同１５日未明まで、手足を縛って中村容疑者宅や車のトランクなどに監禁し、殴るけるなどしてろっ骨骨折ややけどなど３カ月のけがを負わせた疑い。さらに、中村容疑者と無職少女ら３人は監禁中の１１日と１３日、被害女性を連れて女性の祖父宅を訪れ、女性の傷跡などを見せて「金を出さないと、やくざに殺される」とうそを言って、祖父から計１５０万円を奪った疑い。

　被害女性は友人に携帯電話で救出を求め、友人とその母親が中村容疑者らを誘い出したすきに助けられた。被害女性は持病の腎不全が悪化したという。








★コカ・コーラ：コーヒー入りコーラ、１月に仏で先行発売

　米清涼飲料大手コカ・コーラは７日、コーヒーを混ぜ、甘さを抑えた「コカ・コーラ　ブラック」を来年１月から発売すると発表した。若者だけでなく、甘いものを控えている大人にもコカ・コーラを浸透させるのが狙い。新製品は炭酸入りでカロリーを抑えたコーヒー風味で、来年１月にフランスで先行発売し、その後全世界で売り出す予定。







★ノーベル文学賞：イラク戦争主導国を批判

　今年のノーベル文学賞を受賞した英国の劇作家、ハロルド・ピンター氏（７５）が今月１０日のノーベル賞授賞式で、イラク戦争を主導したブッシュ米大統領、ブレア英首相を「膨大なうそのつづれ織りをつむいでいる」と手厳しく批判する異例の演説を行うことが７日分かった。ＢＢＣなどが報じた。ピンター氏は現在入院中で授賞式には出席できず、式で流す演説をあらかじめ録音した。

　演説でピンター氏は「大量破壊兵器を所有しているとしてイラク侵略を正当化した米国は間違っていた」と指摘。「第二次世界大戦後、世界に善きことであるかのように装って米国が武力行使し、世界を欺いた例は枚挙にいとまがない」と、米国を批判した。イラク戦争で米国を支持した英国についても「（米国に）付き従ってメエメエ鳴くだけの哀れな子羊」と皮肉。「社会の真の姿を明らかにすることを我々市民はひるんではならない」と訴えた。ピンター氏はイラク戦争中にも米英を批判し、ブレア英首相辞任を求める運動に参加した。








★日本ＥＲＩに立ち入り検査・国交省

　マンションなどの耐震強度偽装問題で国土交通省は8日、民間確認検査機関の最大手「日本ＥＲＩ」（東京都港区）に建築基準法に基づく立ち入り検査に入った。構造計算書をサンプル調査したり、検査マニュアルを点検したりして審査方法に問題がなかったか調べる。

　日本ＥＲＩは姉歯建築設計事務所による11件の偽装を見逃したと発表している。また、同社は1年半前、東京都渋谷区の設計事務所から「姉歯事務所の構造計算書には問題がある」と指摘されながら放置したことが判明しており、国交省はこのときの経緯についても話を聞く。日本ＥＲＩはジャスダック上場。2000年に民間として初めて建設相(当時)の指定を受けた｡大手住宅会社5社が大株主になっている｡

　一連の偽装問題を受け、国交省は今月1日、約100人の職員で構成する「緊急建築確認事務点検本部」を設置。国指定の50検査機関を対象に、年内に立ち入り検査を行う方針を決めている。30件の偽装見逃しが判明したイーホームズ（新宿区）には先月24日に立ち入り検査した。









★渡辺謙と南果歩が荒波越えて結婚
└０３年にドラマで共演

　俳優渡辺謙（４６）と女優南果歩（４１）が７日、結婚を電撃発表した。双方の所属事務所を通じたファクスで、今月３日に婚姻届を提出したと報告。２人は０３年１月放送のテレビ東京系２時間ドラマ「異端の夏」で共演。ひそかに愛をはぐくんできた。ともに再婚。

　現在２人は米国滞在中で、クリスマスイブの２４日までには帰国し、そろって報告会見を開く予定。

　「互いに荒波を越えてまいりましたが、今、穏やかで豊かな時を迎えることが出来ました。これからも二人で支えあい、一日一日を大切に、様々な時間を分かち合いたいと思っております」

　バツイチ同士、ひそかに愛をはぐくんできた２人はファクスでこのように喜びを報告した。

　２人は入籍直後の６日（米国時間５日）、米ニューヨークで開かれた渡辺出演のハリウッド映画「ＳＡＹＵＲＩ」（１０日公開）の試写会にそろって来場。晴れて夫婦となり、幸せそうな笑みを浮かべて寄り添う姿がキャッチされていた。これまで交際のうわさのなかった２人だが、渡辺のハリウッド作品「ラスト　サムライ」（０３年１１月）、「バットマン　ビギンズ」（０５年５月）のいずれの試写会にも南は来場。また、渡辺も南が先月東京・パルコ劇場で出演していた舞台を連日のように観劇しており、互いの仕事を尊重しながら愛を深め、俳優として、女優として高め合ってきたようだ。

　急性骨髄性白血病を克服した渡辺は、ハリウッド映画「−サムライ」での演技が評価され、仕事ではノリにのっている。その陰には、プライベート面を支える南の存在があったのかもしれない。渡辺は約３年に及んだ離婚訴訟を経て、今年４月に前夫人と離婚。俳優渡辺大（２１）、モデルの杏（１９）の２人の子どもがいる。南は作家でロック歌手の辻仁成（４６）と９５年に結婚。長男（１０）をもうけたが、００年３月に離婚した。









★篠原涼子＆市村正親-２４歳差婚

　俳優の市村正親（５６）と女優の篠原涼子（３２）が結婚することが７日、スポニチ本紙の取材で分かった。８日にも婚姻届を提出し、結婚を発表する。２人は０１年９月に舞台「ハムレット」で共演し、知り合った。今秋に一部で破局説も報道されたが、ひそかに愛をはぐくんでいた。

　出会いから４年、２４歳差の“主演カップル”がクリスマスを目前にゴールインする。

　テレビ、舞台の複数の関係者によると、２人は既に結婚することを仕事先などに報告。市村の知人も「そのように聞いています。芝居のことしか頭にない役者一筋の市村を、おだやかで家庭的な篠原さんが癒やしてくれている。明るい性格の２人らしく、きちんと発表もするはずです」と説明。８日にも都内の区役所に婚姻届を提出し、その後、結婚発表する方向だ。

　ここまでの道程は平たんではなかった。出会いは、恋人同士を演じた０１年９月「ハムレット」。演出の蜷川氏に「これまでで一番のハムレットだ」と言わしめたほど、息の合った演技は周囲を驚嘆させた。

　私生活でも、役柄そのままにひかれ合った。当時、市村は女優八重沢真美（４３）と結婚していたが、翌０２年には別居。０３年に離婚し、ハードルはなくなった。









★ＮＹ金や銀が上昇、金は24年8カ月ぶり高値

　7日のニューヨーク貴金属先物相場では金、銀がともに5日続伸し、金は24年8カ月ぶり、銀は18年7カ月ぶりの高値をそれぞれ更新した。商品先物ファンドなど投機資金の流入に加えて、アジア、中東などの実需買いが相場を押し上げた。ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金先物（2月物）は前日比4ドル高の1トロイオンス517.8ドルで引けた。一時、520.3ドルまで上昇、1981年4月以来の高値をつけた。銀先物（3月物）は前日比8.6セント高の887.7セント。一時、1トロイオンス898.5セントと87年5月以来の高値まで上げた。 (09:36)









★万有製薬、「飲む育毛剤」を14日に発売

　万有製薬は7日、医師の処方せんが必要な国内初の「飲む育毛剤」、プロペシア錠を14日に発売すると発表した。保険適用外で、病院での診察料と薬代は患者の全額負担となる。







★英歌手Ｒウィリアムズさん、同性愛疑惑報道で賠償金受け取る

　英ポップ歌手のロビー・ウィリアムズさんは、虚偽の同性愛疑惑を報道したとして名誉毀損で訴えていた出版社２社と和解し、賠償金を受け取った。賠償金の金額は未公表。出版社はウィリアムズさんに謝罪し、報道内容を撤回した。

　訴えられた英大衆日曜紙ピープルは２００４年、「ロビーの秘密の同性愛恋人」という見出しの記事を掲載した。ウィリアムズさんの弁護士トム・シールズ氏によると、同記事は、ウィリアムズさんが自伝のなかでセクシュアリティについて「大衆を騙そうとしている」という内容のものだったという。

　ウィリアムズさんは出廷しなかったが、シールズ氏は法廷で、「ウィリアムズ氏は同性愛者ではないし、過去にそうだったこともない。よって、自らのセクシュアリティを隠そうとしたこともない」という書面を読み上げた。同様に、ウィリアムズさんが複数の見知らぬ男性と行きずりの性交渉を行ったという記事を掲載したゴシップ雑誌の出版社も、報道内容は真実でなかったと認め、ウィリアムズさん側に謝罪。シールズ氏によると、両社ともウィリアムズさんに「多額の慰謝料」の支払いに合意したという。







★米フォード、最大３万人の削減を検討・米紙

　米デトロイト・ニューズ（電子版）は7日、米自動車大手フォード・モーターが経営再建に向けて、今後5年間で最大3万人の人員削減を検討していると報じた。少なくとも10カ所の工場閉鎖を計画しているという。

　米自動車業界は、日本車との競合による採算悪化などでコスト削減を進めている。米ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）は先月末に、北米12拠点の閉鎖と3万人の時間給労働者の削減を発表した。








★揺らぐ松下ブランド　温風機ＣＯ中毒、遅れた対応
└年末商戦に影響も

　石油温風機の欠陥によって相次いだ一酸化炭素（ＣＯ）中毒事故の再発防止に向けて、一台五万円を支払って問題機種を買い取る対策に乗り出した松下電器産業。六日夕から七日午前十一時までの問い合わせ件数は二千百件に上った。しかし、すでに死傷者は十人に達し、対策が後手に回った印象はぬぐいようがない。テレビＣＭを十日間にわたって「おわびとお知らせ」に切り替えるため、今後は年末商戦への悪影響も懸念され、信頼回復は容易ではない。


■修理後も事故

　福島県で最初の死亡事故が発生したのは今年一月五日だった。ゴムホースの老朽化などで不完全燃焼を起こし、それが原因でＣＯ中毒を引き起こしたのだ。この事故を松下が公表したのは約三カ月半後の四月下旬。松下のコーポレートコミュニケーション（広報）本部は、「それまで大きな事故はまったく報告されておらず、原因究明に重きを置いた」と公表までに時間がかかった理由を説明するが、この間に、長野県内では二件の事故が発生した。

　松下は公表に合わせて、ゴムホースを銅製のパイプに交換する修理に乗り出した。ところが、十一月二十一日には、長野県で新たな死亡事故が発生。十二月二日には修理済みの温風機が重体事故を引き起こしたことで、一から対策を見直さざるをえなくなった。

　該当する石油温風機計十五万二千台のうち、いまなお九万四千台の所在は分かっていない。六日、大阪市内で会見した松下の戸田一雄副社長は「振り返れば、遅きに失したといわれても仕方がない」と謝罪し、対策の遅さを認めた。


■対応に２００億円

　デジタル家電の「勝ち組」とされる松下だが、企業の社会的責任（ＣＳＲ）が厳しく問われる中でブランドイメージは大きく揺らぎかねない。松下が今回乗り出した対策は、二十−十三年前に十万円前後で発売した石油温風機を五万円で買い取る異例のものだ。約一千人の社員を動員して石油販売店で注意喚起のチラシを配るローラー作戦を展開するほか、十日から十九日まで全国枠で予定していた計七十七時間半のテレビＣＭを、すべて「おわびとお知らせ」に切り替える。

　松下は一連の対策費として二百億円弱を見込んでいる。ただ、こうした大規模な対策を最初から打ち出していれば、その後の犠牲者は出さずに済んだ可能性がある。対策費はもう少し軽く済んだかもしれない。


■株価も下落

　市場の評価は厳しく、七日の松下電器株の終値は二三四五円。六、七日の二日で一三五円も下落した。米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ（Ｓ＆Ｐ）の長尾房子アナリストは「二百億円といわれる対策費に関しては、松下の利益水準からみれば吸収は可能だ。しかし、テレビＣＭの中断やイメージ低下が、他の製品の売り上げや業績に波及すれば、格付けに影響する可能性もある」としている。
　　　　　

　松下の問い合わせ窓口は、
　フリーダイヤル０１２０・８７２・７７３