パレスチナ自治区ヨルダン川西岸(West Bank )のラマラ(Ramallah)で、イスラエル軍の砲撃をうけ死亡したロイター通信(Reuters)のカメラマン、ファデル・シャナ(Fadel Shana)氏の写真を掲げイスラエルに抗議する国際新聞編集者協会(International Press Institute、IPI)のパレスチナ人メンバーら(2008年4月20日撮影)。
国際人権団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)」は20日、パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)でロイター通信(Reuters)のカメラマン1人を含むパレスチナ市民5人が死亡した16日のイスラエル軍による戦車攻撃について、意図的に行われた可能性があるとの現場検証結果を発表した。
シャナ氏に同行していた音響技師のWafa Abu Mizyed氏の証言によると、2人が乗ったトラックは丘の上でイスラエル軍の戦車を追い越した後、撮影のために停止した。カメラと三脚を設置した後、シャナ氏は集まってきた子どもたちを遠ざけるようMizyed氏に頼んだ。その直後、轟音がとどろき、Mizyed氏が振り返るとシャナ氏が地面に倒れていて、イスラム教のを経典を唱えていた。