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今日のニュースコミュの2007年3月8日(木)-東京-快晴

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一年前の今日のニュースはコチラ
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★竹でイナバウアー、名古屋で厄よけ神事「きねこさ祭」

 名古屋市中村区の七所社(ひちしょしゃ)で6日、庄内川にたてた竹によじ登り、折れた方角で1年の吉凶を占う「きねこさ祭」の川祭りがあった。

 祭りは、約1000年前から伝わる厄よけ神事。同市の最高気温は12.0度だったが、強い北よりの風が吹く中、締め込み姿の男衆12人が長さ約7メートルの竹を手に、前日の雨で増水した川に入った。よじ登った人の重みで竹は縁起が良いとされる南に折れ、見守った観衆からは歓声があがった。



★サルも悩む花粉症、暖冬で早まり-目こすり、くしゃみ

 淡路島モンキーセンター(兵庫県洲本市)のサルたちが、花粉症に悩まされる季節になった。記録的な暖冬でスギ花粉が飛び始めるのが早まり、昨年より2週間ほど早い2月下旬ごろにピークを迎えた。今も飛散量の多い状況が続いている。

 同センターにいるマンデー(メス、13歳)は盛んにくしゃみをし、目をこすっていた。延原利和所長(53)は「マスクをつけたり目薬をさしたりするわけにもいかず、見守るしかない」。



★日本の親は子供に注意せず-日中韓調査で最低

 日本の小学生は中国や韓国に比べて家庭で注意を受ける割合が際立って低いことが7日、財団法人「日本青少年研究所」の調査報告書で分かった。家庭でよく言われる注意事項23項目のうち21項目について3カ国中最下位で、家庭での教育力の低さが浮き彫りになっている。

 同研究所は「最近の日本の親は、親と子は別個の存在と考える米国型の価値観に変化してきているため、子供に注意をしないのではないか」とみている。

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★「安保理のイス、日本に売るな」北朝鮮が国連に書簡

 北朝鮮の朴吉淵(パク・キルヨン)国連大使が潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に対し、日本の安全保障理事会常任理事国入り反対を呼びかける書簡を出していたことが7日、分かった。国連事務局が公表した。

 書簡は2月26日付で、日本における在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)に対する捜索を「適法団体に対する野蛮な圧制だ」と非難。「国連は最高額で常任理事国の席を売る組織ではない」として、「血塗られた過去との決別を拒む日本のような無責任な国が、常任理事国入りを目指していることは国際社会の屈辱だ」と主張している。

 また、北朝鮮外務省が安倍首相を「戦犯の子孫」と名指しで非難した同月19日付の報道官声明を添付した。朴大使はこの書簡を国連総会資料として配布するよう求めている。







★ゴクミ「心からうれしい」第3子誕生

 女優の後藤久美子(32)が2月26日にスイス・ジュネーブの病院で第3子となる男児を出産していたことが7日、分かった。所属事務所のオスカープロモーションが発表した。体重3250グラムで母子ともに健康。「ジョン・龍司(りゅうじ)・アレジ」と命名された。

 CM共演で仲むつまじいところを見せる元F1レーサーの夫、ジャン・アレジ(42)との間には、長女エレナ舞乃(まいの)ちゃん(10)と長男ジュリアーノ龍(りゅう)ちゃん(7)がいる。後藤は「新しい家族の誕生を心からうれしく感じています。本当にかわいくて、かわいくてたまらない。例えるとしたら、別の星からやってきたすてきなフワフワした生きものって感じです」と喜びのコメントを寄せた。







★恋敵を襲った女性宇宙飛行士、NASAが解任

 米航空宇宙局(NASA)は7日、恋敵と思い込んだ女性を襲い、誘拐未遂罪などで起訴された女性宇宙飛行士リサ・ノワク被告(43)を解任したと発表した。ノワク被告は米海軍大佐で、海軍とNASAとの契約で宇宙飛行士任務についていた。今後の処遇は、海軍に任されるという。

 フロリダ州の司法当局によると、ノワク被告は2月5日に同州オーランドの国際空港で、恋敵の女性を待ち伏せし、化学物質が入ったスプレーを浴びせ逮捕された。同6日に第1級殺人未遂罪、誘拐未遂罪などで起訴されたが、殺人未遂罪の起訴は取り下げられた。

 NASAはノワク被告の起訴を受け、停職30日間としていた。その期間が今月8日に終わるのを控え、解任に踏み切った。






★銅線とともに信号機も盗難-神奈川の電気工事会社

 7日午後11時半ごろ、神奈川県相模原市田名の電気工事会社の倉庫で、銅線や信号機などが盗まれているのを男性従業員が見つけ110番した。被害額は計約574万円相当。相模原署は窃盗事件として捜査している。

 調べでは、盗まれたのは銅線(長さ計約2.4キロ)とトラック、トラックの荷台に積んであった信号機4基、信号機用ポール5本、信号制御機1基。倉庫は7日午後7時ごろから午後11時半ごろまで無人で、入り口の南京錠が壊されていた。同署は、犯人は銅線目的で盗みに入り、キーが付いたままのトラックで逃げたとみている。







★北朝鮮の長期的意図に「なお警戒」在韓米軍司令官

 在韓米軍のベル司令官は7日、米議会・下院軍事委員会の公聴会で、北朝鮮の核問題をめぐる6者協議について「最近の進展に我々は満足しており、今後に強く期待している。だが、北朝鮮の長期的な意図についてはなお警戒せざるを得ない」と、慎重に見守る姿勢を強調した。

 同司令官は「金正日(総書記)はこれまでも、国際社会をごまかし、自らの目的に沿うよう政治的、軍事的環境を整えようとした過去がある」と発言。北朝鮮が6者協議で見かけ上の妥協をした引き換えに、自国に有利な結果を得ようとする可能性があると指摘した。

 同司令官はまた、北朝鮮軍の特殊部隊の要員が約8万人に上ることを明らかにし、「非常に懸念している」と述べた。







★福岡一家4人殺害:魏被告 2審も死刑-福岡高裁

 福岡市で03年6月に起きた中国人3人による一家4人殺害事件で、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われた中国人元専門学校生、魏巍被告(27)の控訴審判決公判が8日午前、福岡高裁で始まった。浜崎裕裁判長は、死刑を言い渡した1審・福岡地裁判決を支持して被告側の控訴を棄却した。

 1審判決は「果たした役割は極めて重要かつ不可欠で、従属的だったとまでは評価できない」としていたが、魏被告側は「犯行計画を発案したことはなく、共犯者の指示に盲従しただけで、役割は従属的だった」と死刑回避を求めていた。

 1審判決によると、魏被告は元私立大留学生、楊寧元被告(死刑当時25歳)=05年に中国で死刑執行=と、元日本語学校生、王亮元被告(24)=中国で無期懲役判決が確定=と共謀。03年6月20日、同市東区の衣料品販売業、松本真二郎さん(当時41歳)宅に押し入り、妻千加さん(同40歳)と長男海君(同11歳)、長女ひなちゃん(同8歳)を殺害して現金3万7000円などを奪った。その後、4人の体に手錠と重りを付けて博多湾に投げ込み、仮死状態の真二郎さんを水死させた。






★インドネシア:豪外相、テロの可能性否定-航空機炎上で

 テロ対策協議のためインドネシアを訪問しているオーストラリアのダウナー外相は七日、自国の新聞記者らが犠牲となったジャワ島中部ジョクジャカルタのガルーダ航空機炎上現場を視察、「明らかに悲劇的な事故だ。現時点でテロの根拠は全くない」と述べた。

 インドネシアではこれまで、オーストラリア大使館や、同国からの観光客が多いバリ島がイスラム過激派の爆弾テロに見舞われており、七日の事故発生と外相のジョクジャカルタ訪問が重なったため、一部でテロ説が出ている。

 インドネシア政府によると、事故では二十三人が死亡。事故機には、六日にジョクジャカルタ入りする予定だったオーストラリア人記者が、同日に発生したスマトラ島地震の取材で日程を一日遅らせて搭乗し、犠牲になった。ほかにも外相訪問に合わせて外交官や記者が乗っていた。







★米宝くじ:史上最高額226億円 トラック運転手が獲得

 高額賞金で知られる米国の宝くじ「メガ・ミリオンズ」の抽選が6日夜行われ、ジョージア州のトラック運転手、エド・ネイバーズさん(52)が1億9500万ドル(約226億円)を獲得した。同額の当選券がもう1枚あり、東部ニュージャージー州で販売されたことが分かっているが7日現在、当選者は名乗り出ていない。当選総額は計3億9000万ドルで、06年、ネブラスカ州の食肉工場労働者のグループが引き当てた計3億6500万ドルを超え、米国史上最高額となった。

 ネイバーズさんは一括受け取りを希望したため受領額は約1億1600万ドルになり、そこから税を引いた実際の受け取り額は8000万ドル(約93億円)余りになる見通し。ネイバーズさんは記者会見で「一戸建ての家を買いたい」と話した。「今後も働くか?」との質問には「少なくとも、あと数日はね」。







★トヨタ:労組が1万人大集会-賃上げ要求へ団結訴え

 愛知県豊田市のトヨタ自動車本社で7日午後0時50分 トヨタ自動車労働組合は7日、愛知県豊田市のトヨタ自動車本社グラウンドで「1万人大集会」を開き、経営側に賃上げ要求を認めさせようと組合員の団結を訴えた。

 鶴岡委員長は「会社は『昨年の賃金改善分は特別。2年連続の賃上げは競争力の足かせとなりかねない』と繰り返しており、(労使の見解の)大きな隔たりを打開しなければならない」と交渉状況を報告。「会社の成長を支えたのは組合員の努力。賃金は昨年の獲得実績の厚い壁を乗り越える。一時金は満額以外にない」と決意表明した。

 鶴岡委員長は集会後、「会社側は賃金改善分ゼロを視野に入れているようで、交渉は大変厳しい。とにかく、昨年の獲得額を乗り越えたい」と強調した。






★眼鏡店員の出入り、国立病院で一斉調査へ

 病院が営業契約を結ばずに眼鏡チェーン店員に視力検査させたり、患者を紹介したりしていた問題で、独立行政法人国立病院機構本部(東京都目黒区)は7日、全国146か所の国立病院に同様の事例がないか一斉に調査することを決めた。

 3月中に各病院から文書で回答を求める。不適切な例があれば、是正を指導する。調査では、無契約の業者の出入りがあった場合、経緯の説明を求める。

 また、無資格の店員による眼圧検査などの医療行為や、個人情報であるカルテを業者に見せていなかったかなど、医師法や医療法に触れる行為の有無を調べる。

 同機構の東京医療センターでは40年以上にわたって店員を常駐させ、患者を紹介するなどしていたことが判明していた。







★ライオン・ワラビー 動物園で出産ラッシュ

 多摩動物公園(土居利光園長)で待望のライオンの赤ちゃん4頭(オス2頭、メス2頭)が誕生した。同園では、ウシ科のシロオリックスのメスの赤ちゃんも生まれ、春の“出産ラッシュ”が続いている。

 ライオンの赤ちゃんは、父の「ライン」と母の「ケイコ」の間に生まれた。「ケイコ」は2度目の出産になるが、初産時は死産だったため、初めての子育て。落ち着いた様子で、しっかりと子供たちを育てているという。

 同園は「4頭とも元気にすくすく育っています。ライオンは群れで飼育しているため、赤ちゃんの様子を見ながら一般公開の時期を決めたい」としている。

 江戸川区北葛西の区自然動物園では、ワラビーの赤ちゃん2匹が誕生し、来園者の注目を集めている。

 ワラビーはカンガルーの仲間。同園のワラビーはベネットワラビー(別名・ベネットアカクビワラビー)という種類で、育児嚢(のう)と呼ばれる袋をおなかに持ち、その中で7〜8カ月間赤ちゃんを育てる。

 母親になったのは、アルファとイルダの2匹で、オスとメスを出産した。生まれたばかりの赤ちゃんは体長1センチ、体重1グラムと非常に小さく、生まれてすぐ母親の袋に入ってしまうため、いつ誕生したかは不明。赤ちゃんは2月中旬から、おなかの袋から顔を出し始めた。 

 まだ毛が生えそろっておらず、顔を出す時間も短いが、袋の中でもぞもぞ動いているという。飼育担当者によると、推定で体長約20センチ(尾を含めると約40センチ)、体重は500グラム前後。ゴールデンウイークごろには、袋から出て元気に動き回り、地元特産の小松菜やサツマイモなどを食べる姿も見られそうだ。







★日本の親は子供に注意せず-日中韓調査で最低

 日本の小学生は中国や韓国に比べて家庭で注意を受ける割合が際立って低いことが7日、財団法人「日本青少年研究所」の調査報告書で分かった。家庭でよく言われる注意事項23項目のうち21項目について3カ国中最下位で、家庭での教育力の低さが浮き彫りになっている。同研究所は「最近の日本の親は、親と子は別個の存在と考える米国型の価値観に変化してきているため、子供に注意をしないのではないか」とみている。

 昨年10〜11月、東京、北京、ソウルの3都市の小学4〜6年生を対象に、各学校で書面形式で生活習慣を調査。計5249人から回答を得た。同研究所によると、同種の調査は初めてという。

 親のしつけに関する設問では、家庭でよく言われる注意事項23項目のうち21項目で、日本の子供は中韓より注意される割合が低かった。特に「先生・親の言うことをよく聞きなさい」とよく言われる子供は2割前後で、両国の半分。先生と親の権威低下がうかがえた。

 「よく勉強すれば、将来いい仕事がある」も17.8%と低く、中国(53.8%)、韓国(41.7%)と対照的。「好き嫌いしないで全部食べなさい」「嘘(うそ)をついてはいけない」「友達と仲良くしなさい」なども大幅に低かった。

 一方、日常的な生活習慣では、毎朝歯磨きをする比率が63.9%、毎朝洗顔するのが66.9%にとどまり、それぞれ中韓より2割下回った。テレビを見ながら食事するのは46.0%と半数弱を占め、いずれも11%台だった中韓の4倍に達し、「ながら食事」の浸透ぶりをうかがわせた。

 友人関係では、親友の有無や友人の数では3カ国とも大差はなかった。だが、「友人の喧嘩(けんか)を止めるか」との質問に、「必ずする」と回答したのは15.9%と中韓より10〜15ポイント低く、「しない」(22.5%)は5〜15ポイント上回った。




 斎藤哲瑯(てつろう)・川村学園女子大教授(教育社会学)の話 

 親からしつけをきちんと受けていない「団塊の世代ジュニア」が親になり、子供に何を伝えればいいのかが分からなくなっているのではないか。学力は重視するが、人格形成はおろそかになっている。子供のうちにきちんとしつけをしないと、将来の自立を妨げることになりかねない。親だけでなく、社会全体でしつけていく視点も必要だ。






★イラク中部の喫茶店で自爆テロ、30人死亡

 イラク中部ディヤラ州バラドルズ市内で7日午後5時半頃、喫茶店を狙った自爆テロがあり、少なくとも30人のイラク人が死亡、40人が負傷した。警察当局者とイラク駐留米軍関係者が明らかにした。

 現場はイスラム教シーア派の人々が大勢集まる市場で、犯人は店内に入り、他の客がいるなかで、着衣に仕込んだ爆弾を爆発させた。米軍関係者は、イラク国内のアルカイダ勢力の犯行との見方を示した。

 この日はイラク各地で、聖地カルバラに向かう途中のシーア派巡礼団を狙った攻撃が3日目を迎え、首都バグダッド市内では少なくとも17人が死亡した。こうした事態を受けて同市内のスンニ派地区にはイラク治安部隊が展開し、警戒にあたった。

 中部ヒッラで6日に起きた巡礼団襲撃事件は、死者が114人、負傷者が147人となった。負傷者のうち40人は重体という。






★米国人女性2人、毒盛られると-タリウムか

 モスクワ駐在米大使館などは7日までに、ロシア滞在の米国人女性2人が毒物を盛られた可能性がある事件が起きた、述べた。モスクワの病院当局者によると、2人は同日退院した。自力で歩行可能だという。

 42歳と26歳の女性で近く帰国の途に就く。米大使館によると、病状の原因は、殺鼠剤などとしても使われるタリウムとみられる。ロシア捜査当局が毒物を混入された経緯を調べている。タリウム中毒では、脱毛、心臓疾患や脱水症状が生まれる。

 ロシアの地元メディアによると、女性2人はロシア生まれで、1989年に米国に移住。以降、たびたびロシアに戻っており、今回は結婚式のため2月中旬に入国していた。2人の職業は不明。

 ロンドンでは昨年11月、ロシア情報機関、連邦保安局(FSB)元将校、アレクサンドル・リトビネンコ氏が変死する事件があった。同氏は、ロシアのプーチン政権に批判的で、毒殺されたとの見方が有力。タリウム中毒と似た症状があったが、検査で否定されている。







★SCE、本物そっくりの仮想世界サービス・PS3で展開
  
 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は7日、コンピューターグラフィックスで本物そっくりに作られた仮想世界で会話などを楽しめるサービスを始めると発表した。ゲーム機「プレイステーション3(PS3)」に対応する。利用者は自身のキャラクターや部屋をデザインし、インターネット経由で他の利用者と音声会話などができる。仮想世界内には企業広告を掲載し、広告収入などを見込む。

 新サービス「ホーム」はPS3を使い無料で利用できる。4月から試験版を開始、正式版は今秋に始める。サービス提供地域は明らかにしていない。米サンフランシスコで開催中のゲーム開発者向け会議で発表した。

 利用者は髪形や顔の形などをデザインした自分専用のキャラクターを使う。部屋には好みの家具やテレビなどを置ける。実際に撮影した写真、動画をテレビに映して友達と視聴できる。映画館といった公共スペースでは本物の映画の予告編が楽しめる。







★米アマゾン、テレビ向け映像配信本格始動

 米アマゾン・ドット・コムとテレビ録画サービスのティーボは7日、テレビ向けの動画配信サービスに本格的に乗り出すと発表した。インターネットを通じてアマゾンの動画配信サービスから映画やテレビ番組を購入、テレビに接続してあるティーボの録画機に保存してテレビ画面で視聴する仕組み。インターネット配信を利用するが、パソコン画面ではなく、画面の大きいテレビで映像を楽しめるのが特徴。

 今回の正式なサービス開始に伴い、ブロードバンド(大容量)接続可能なティーボ利用者約150万人が、アマゾンを通じて動画を購入できるようになる。アマゾンとティーボは、2月から一部の利用者を対象に試験サービスを開始していた。






★ケータイの誇大広告防止へ第三者機関-業界5社合意

 NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクモバイル、ウィルコム、イー・モバイル(3月末に新規参入)の携帯電話・PHS5社は7日、サービス内容の誇大広告を防ぐため、「お目付け役」の第三者機関を設置することで大筋合意した。広告の苦情を受け付ける日本広告審査機構(JARO)などから問題視されている広告の情報を入手し、利用者に誤解を与えていないか、その妥当性を検証する考えだ。業界関係者はメンバーに入れず、消費者団体代表や弁護士、大学教授ら、業界外部の有識者で構成する。

 第三者機関は、電気通信事業者協会など通信業界4団体でつくる「電気通信サービス向上推進協議会」の中に設ける方向。苦情を直接受け付ける窓口の設置も含め、具体的な役割をさらに検討するという。

 携帯電話の広告をめぐっては、「通話料0円」などとうたうソフトバンクの新料金プランをきっかけに、公正取引委員会が昨年秋に各社の広告を調査。割引内容などの表示が分かりにくく、景品表示法違反の恐れがあるとして4社が警告・注意を受けた。利用者の信頼を取り戻すため、各社は自主規制強化の必要性に迫られていた。

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★Second Life“不”人気、7つの理由

 「Second Lifeの何が面白いか分からない」――こんな声を最近よく聞く。Second Lifeは、昨年から日本でも話題の、米国発のネット上の3D仮想空間だ。ユーザーが自由にオブジェクトを作れたり、通貨を米ドルに換金できたりする点が注目を集め、昨年末ごろから国内の新聞やテレビで取り上げられるようになった。古書店「BOOKOFF」が支店を出したりmixiが採用オフィスを構築するなど、日本企業も続々と参入を始めている。


 だが日本人の登録ユーザー数は多く見積もっても10万人以下と見られ、一度登録しても「ソフトの起動ができなかった」「操作が難しすぎる」「何をしていいか分からない」などという理由ですぐにやめてしまうユーザーが多い。盛り上がっているのはメディアと企業とごく一部のユーザーだけで、最近の過熱報道は、“空騒ぎ”にも見える。



●Second Lifeが「すごそうに見える」理由

 Second Lifeは、米Linden Labが2003年に正式公開した3D仮想空間だ。自分のアバターを操作して3D空間を探検できる仕組みはMMORPGに似ているが、敵を倒したりミッションをクリアしたりなどといった特定の目的はなく、何をするのもユーザーの自由。アバターデザインから住む場所、乗り物、動作、参加するコミュニティーなどを、自由に選んだり作ったりできる。

 専用のクライアントソフトには3Dモデリングツールが組み込まれており、アイテムや洋服、建物、楽器など何でも作ることができる。アバターの動作や乗り物の動きを自由にプログラミングすることも可能だ。


 ゲーム内通貨「リンデンドル」(L$)は現金(米ドル)に換金できるため、ゲーム内で商売してお金を稼ぐと、実社会でもお金持ちになれる。自作のアイテムを売ったり、土地を切り売りしたり、サービスを提供して対価を稼いだり――ビジネスの可能性はさまざま。Second Life内の土地売買でリンデンドルを稼ぎ、米ドル換算で100万ドル以上を手に入れたユーザーが出現したことも昨年話題になった。

 こうした特徴がリアルビジネスに生かせると踏んだ米国企業は、昨年半ばごろから次々にSecond Lifeに参入し、プロモーションやマーケティング活動を展開してきた。日産自動車、トヨタ自動車、BMWといった自動車メーカー、Reutersなどメディア、Sony BMGなどレコード会社、IBMやSun MicrosystemsといったIT系――参入企業の業種は実にさまざまだ。

 米国の有名大学による仮想キャンパスも複数あり、カリフォルニア州立大学やカリフォルニア大学ロサンゼルス校などが実際に授業やセミナーを行っている。

 米国でのこうした盛り上がりが米国メディアを通じて国内に伝わり、昨年末ごろから、国内のIT系・経済系メディアでも報道されるようになった。Linden Labが「日本語版を近く公開する」と昨年から言い続けていたこともあり、日本語版への期待も相まって報道が過熱。今年に入って一般紙や雑誌、テレビなどでも「Web2.0の“次”のサービス」などとして紹介されるようになり、国内企業も参入し始めている。

 前出のブックオフやミクシィのほか、電通がデジタルハリウッド大学院と研究所を発足させたり、東芝EMIも楽曲プロモーションで利用すると表明するなど、大企業による参入も相次ぐ。



●ユーザー数、世界合計でもmixi未満

 メディアの報道と企業の参入が先行して盛り上がっているSecond Lifeだが、日本どころか世界でも流行しているとは言い難い。全世界の登録ユーザー数は、3月7日現在で約436万。これは、国内ローカルサービスであるmixiの登録ユーザー数800万(1月28日現在)にも遠く及ばない。

 全登録ユーザーのうち、60日以内にログインしたユーザー数は約160万と、36%にとどまる。オンラインのユーザー数は常時2万人弱〜3万人弱程度と、全登録ユーザーの1%未満。「ラグナロクオンライン」のピーク時の最大同時接続数が70万(ボットはともかく)を超えていたことを考えると、世界的に見てもそう大きいサービスとは言えなくなる。

 日本人ユーザーに限定すると、さらに寂しい状況だ。Linden Labが2月9日に発表した1月時点でのSecond Lifeの国勢調査によると、全登録ユーザー311万7287のうち、日本人は1.29%・約4万という計算だ。

 増加を見積もって現在の日本人ユーザー数を6万と仮定し、アクティブ率を世界全体と同じ36%と仮定すると、日本人アクティブユーザーは2万程度。オンラインのユーザーはワールドワイドより多めに見積もって1%としても、たった600人に過ぎない。

 報道の過熱ぶりや大企業による派手な参入による“盛り上がり感”に反して、Second Lifeの日本人ユーザーはかなり少なく、とても流行しているとは言えない。ここまで期待されながら、なぜ盛り上がらないのだろうか。実際にプレイしてみると、その理由が見えてくる。


●Second Life「不」人気、7つの理由

(1)始めるまでの手続きが面倒

 最近のネットサービスはほとんどが、Webブラウザ上で完結するものばかり。専用のクライアントソフトをダウンロードする必要があるSecond Lifeはそれだけで障壁が高い。しかも、ソフトは頻繁にアップデートされるため、そのたびにダウンロードし直さなくてはならなくて面倒だ。

 また、アバターデザインがいかにもアメリカ風で、日本人好みではない。アバターがかわいければプレイへの意欲が高まり、少々のハードルも乗り越えようと思えるだろうが、このアバターで日本人を惹きつけるのは難しいだろう。

 アバターのラストネームは100以上の選択肢から選ぶのだが、日本人名はごくごく一部。不本意な名前を付けることになると、アバターへの愛情も持ちにくく、プレイへの意欲も減退してしまう。


(2)要求PCスペックが高い

 Second Lifeをストレスなく動かすには、そこそこ高スペックなPCと、光回線レベルのブロードバンド環境が必要になる。対応しているビデオカードも限られており、デフォルトの環境ではソフトのインストールすらできないという声もよく聞く。

 記者もビデオカード問題に悩まされた1人。記者が普段仕事で使っている、昨年会社で購入したデスクトップはビデオカードが対応しておらず、別のPCをSecond Life専用機を用意し、改めてインストールし直す羽目になった。

 その専用機とは、4年ほど前に購入したデスクトップで、Celeron/1.8GHz、768Mバイトメモリ、ビデオカード内蔵型のDellマシン。さすがにこのスペックだと動きはカクカクするし、頻繁にフリーズするし、描画は極端に遅く、かなりイライラした。

 Second Lifeの推奨スペックは、CPUがPentium 4/1.6GHzかAthlon 2000+以上、メモリは512Mバイト以上、グラフィックスカードはGeForce FX 5600/6600以上かRadeon 9600/X600以上となっている。ストレスなく動かすには、できるだけ高スペックなPC――できればオンラインゲーム推奨レベルの性能を持ったマシンが望ましいだろうが、ノートPC率が高い日本では不利なユーザーも多そうだ。


(3)操作が難しすぎる

 (1)(2)のハードルを乗り越えてログインし、晴れて初心者の島「Orientation Island」にやってきたとしよう。だがここでまた壁にぶつかる。操作方法が難しいのだ。

 アバターを前後左右に動かすだけなら矢印キーだけで直感的にできるが、それ以上の行動――走ったり、飛んだり、座ったり、視点を変えたり、ものをつかんだりといった基本的な動作でさえも直感的には習得しにくく、Orientation Islandの英語ヘルプを必死で読むなりして覚えていくしかない。

 加えて、Second LifeブラウザはWebブラウザと見まごうほど高機能で、メニューが山のようにある。それぞれのメニューの役割を知り、使いこなせるようになるまでは、かなりの“勉強”が必要だ。記者も10時間以上はSecond Lifeをプレイし、さまざまなサイトなどで操作法を学んできたが、いまだにブラウザの全機能は理解していないし、設定などで分からない点がたくさんある。


(4)何をしていいか分からない

 (3)までのハードルを乗り越え、やっと操作法を習得したとしても、今度は「何をしていいか分からない」という壁にぶち当たる。Second Lifeは、倒すべき敵もいなければ、クリアすべきミッションもない完全に自由な空間。最初は有名な場所や企業SIMなど、無料で楽しめる場所を眺めて楽しんだとしても、一通りめぐるとやることがなくなってしまう。常時“「ドラクエII」で船を手に入れた後状態”が続いてしまうため、なんとなく足を踏み入れた人には退屈になってしまう。

 他ユーザーとのコミュニケーションを楽しむという手もあり、黙って歩いていても頻繁に話しかけるられるが、ネット上で見知らぬ人とコミュニケーションすることに抵抗がある人にとっては辛いだろう。英語圏のユーザーの方が圧倒的に多いため、会話はどうしても英語中心。英語が苦手な人にとって、コミュニケーションへの抵抗感は強い。


(5)何をするにもお金がいる

 Second Life内で何かやろう、と思い立ったとしよう。アバターの着せ替えでもいいし、アイテム生成でもいいし、家を建ててもいい。だが何をするにも、基本的にはリンデンドル――お金がかかってしまう。どの街に行っても目に付くのは、「○○L$」と値段を書いた看板。素敵なアイテムを見つけても、お金がないと手に入らない。

 アバターは自分でカスタマイズもできるし、無料のアイテムで着飾ることも不可能ではないが、初心者がアバターをかっこよくデザインするのはかなり難しく、無料アイテムにも限界がある。好みの姿に簡単に変身したいなら有料アバターが最も手っ取り早い。

 手持ちの画像などを使ってオリジナルアイテムを作るにも、お金が必要になる。データのアップロードごとに10L$(約5円)かかる仕組み。家を買って土地を持つのももちろん有料で、無料中心のネットの世界に慣れた目線で見ると、あまりに世知辛い世界だ。まだ見ぬ秘境に胸をときめかせて足を踏み入れたら、既にみやげ物屋が林立していた──というがっかり感というか、なにからなにまで「金、金、金」が待ち構えている世界に失望する人もいるだろう。


(6)右も左も広告だらけ

 ブログやSNSなど、ここ数年で大流行したサービスは、まずユーザーがコンテンツをどんどん作り、草の根から盛り上がっていった。大企業は当初、これらのサービスを注目もしていなかったし、ビジネス利用の可能性に対しても長く懐疑的。バナー広告の出稿すら渋っていた。ブログやSNSが広告媒体として認知され始めたのは、数百万人単位でユーザーが集まり、盛り上っていると確認できた後だ。

 だがSecond Lifeには、ユーザー規模が十分に拡大する前に大企業が続々と参入している。Second Life内で広告コンテンツを展開しても、ユーザーの絶対数が少ないため、効果はきわめて限定的。それにも関わらず企業の参入が相次ぐのは、Second Life進出が、Second Lifeの“外”の媒体――ネットニュースや新聞、雑誌、テレビなど――にニュースとして取り上げてもらってアピールしたいという意図や、「新しいネット分野にも強い先進的な企業」というイメージをつけたいといった意図からだろう。

 こんな「下心」を満載した広告コンテンツは、メディアに露出する、という当初の目的を達成すれば、打ち捨てられる可能性が高い。実際、企業が大規模に構築したSIMは、構築当初はユーザーが集まって盛り上がるものの、その後急速に人が来なくなる傾向がある。

 企業の拙速な参入は、Second Lifeを看板だらけのゴーストタウンにしてしまいかねない。また、企業が「広告ターゲット」を手をこまねいて待っている世界は、アフィリエイトだらけのブログのようで、一般ユーザーにとっての魅力には欠けるだろう。


(7)人気の場所はエロかギャンブル

 Second Lifeで最も人気の場所は、「やっぱり」というべきか、アダルト系かカジノだ。トラフィックの多い場所を検索すると、「CASINO」「FREE SEX」「NUDE BEACH」などといった文字が並ぶ。これらに行ってみると裸のアバターが街をかっ歩し、セックスのスクリプトを使って見知らぬ人と、“バーチャルセックス”に興じていたりする。

 アダルト系のアバターやアニメーションは充実しており、さまざまなアイテムがそれなりの値段で手に入る。リンデンドルは米ドルに換金できることを考えると、カジノで遊ぶのは実際のお金をかけて遊んでいるのと同じだ。

 これらの人気スポットを見ていると、“3D空間を活用した新しいインターネットの可能性”というよりは、アングラコンテンツが幅を利かせていた初期のインターネットのように思えてくる。前者を期待してSecond Lifeに入ったユーザーは“ドン引き”しかねない。



●なぜ話題が先行したのか

 Second Lifeを楽しむためには高いハードルを何度も超えねばならず、実際のユーザー数は少ない。にもかかわらず、なぜ話題だけが先行したのだろうか。

 ここ最近「Web2.0」などと言われ、新しいネットサービスの形としてブログやSNS、YouTubeなどが注目されてきた。これらのブームが沈静化し、「次に来るサービスは何だ」とみんなが考え始めたとき、ちょうどいいタイミングでやってきたのがSecond Lifeだったのだろう。

 Second Lifeは「ユーザーが世界を作る」「作成したアイテムの著作権はユーザーに帰属する」など“Web2.0”的な要素もふんだんに備えている。その上「3次元」「RMT」(リアルマネートレード)といった次世代を感じさせる要素を持ち合わせていたこともあり、先端的なブロガーなどが絶賛。メディアもこれに飛びつき、広がった──という面がある。「ぼくも当然知っている。新しい可能性を感じさせるね(やったことないけど)」

 参入を急ぐ企業側の論理はどうか。大企業にとってSecond Lifeへの参入コストは極めて低い。SIMをまるごと1つ購入しても月額195USドル(2万円強)程度。建物の構築などをすべて外注したとしても、かかる経費はせいぜい数百万円程度で、大手サイトなどに1カ月バナー広告を出稿するより低コストだ。

 Second Lifeはユーザー数が少ないため、広告効果は極めて限定的だ。しかし今のうちに参入を表明すればマスコミが紹介してくれる可能性が高い。メディアに露出できる上、先進的な企業としてのイメージも付けられるオイシイ広告媒体、という訳だ。


●それでもSecond Lifeにハマる人

 とはいえ、Second Lifeが新しい可能性を持った空間であることは確かだ。誰でも自由にオブジェクトを作れ、他人に販売したり、自由にビジネス展開できたりする点や、海外のユーザーと気軽に知り合える点などに魅力を感じ、“中毒”と言えるほどハマるユーザーもいる。

 昨年12月からSecond Lifeを始め、その世界にハマったという、美術大学出身のクリエイター職の女性(32)は、mina junのアバター名で、オリジナルTシャツを作ったりと活発に活動中。始めた当初は操作方法も良くわからなかったが、この世界に魅了され、試行錯誤しながら操作を学んでいったという。

 「最初はオブジェクトの取り外し方も座り方も分からず、右手にトーチ、頭にバニー、腰に重いベルトなど“全部盛り”で歩き回っていましたが、『Second Life Wiki』などで調べたり、人に聞きながら少しずつ解決しました。世界があまりにキャッチーだったので、分からないながらもついつい進んでしまいました」

 Second Lifeの魅力は、見知らぬ人とコミュニケーションを楽しめることと、自由に物が作れることだという。「Tシャツやインテリアなどをリアルに再現できるので、シミュレーションとしても素晴らしい世界だと思います」。テクスチャーをアップするにもお金がかかるなど、物を作るのも無料ではないが、この仕組みをminaさんは評価する。

 「確かにテクスチャー1枚アップするのにもお金が請求されますが、個人的には程よい緊張感があっていいと思います。デジカメが生まれる前の、フィルムで写真撮ってたときのシャッター押す瞬間みたいな気持ちでしょうか。5円や10円をみんなは自己表現のために支払い、そのお金でSecond Lifeの運営が充実するというのはとても健全だと思います」

 物を作らなくても、さまざまな楽しみ方があるという。「好きなインテリアや乗り物をコレクションしたり、知らない場所に探検に行ったり、知らない人が突然ツアーガイドになってくれてそのまま3時間付いて回ることになったり、ニュービジネスを考えたり。楽しみ方はいろいろあります。私の周りには、難しいスクリプトを驚くような仕組みに変換することを研究している人や、世界のコミュニケーション自体をSecond Lifeで変えようと研究している人などがいて、みんな利害関係やお金は関係なく、本当に楽しんでいます」

 初心者がSecond Lifeを楽しむコツも聞いてみた。「最初は日本語の使える日本人居住区に行くのがおすすめ。みなさんとても親切に教えてくれます。ちょっと慣れてきたらフリーアイテムがたくさんもらえるバザーなどに行き、アバターをカスタマイズしたりするとどんどんハマって抜け出せなせなくなり、家買っちゃうと思います」



●Second Lifeを盛り上げるには

 Second Lifeは確かに、さまざまな可能性を持った新しい空間だ。それだけにそろそろ“空騒ぎ”をやめて日本人のユーザーコミュニティーを育て、Second Lifeの世界全体を盛り上げていかないと、メディアや企業からの過度な期待に押しつぶされ、広告に埋もれてコミュニティーも壊れてしまうのではと、記者は危ぐしている。

 一般の日本人にも使いやすくし、草の根からコミュニティーを盛り上げるためには、クライアントの日本語化、インタフェースの簡略化、日本語ガイダンスの充実、日本語サービスの強化など、クリアすべき課題は多い。ただ昨年12月時点で日本専任スタッフが1人しかいなかったLinden Labにすべて期待するのは難しく、日本語クライアントが公開されたとしても、急速な流行にはつながりにくいだろう。

 企業がSecond Life内のコミュニティーを支援しようという動きも徐々に出てきている。paperboy&co.は、Second Life内でビジネスとデザインのコンテストを展開。Second Lifeにハマっているという同社の家入一真社長は「面白い個人がたくさん入ってこなきゃ日本でも流行る訳がない」とブログに書いている。前出のminaさんも「Second Lifeで企業が何かをするなら、一番の財産である『ものを作ろうとしている人』たちを応援すべきじゃないかな。そうしないとクリエイティビティゼロの、ただの看板ランドになってしまいます」と、クリエイター支援の必要性を語る。

 Second Lifeはまだ黎明期。過剰な期待を寄せてこぞって報道したり、企業広告で埋め尽くす前に、世界を面白くしてくれるクリエイターを育て、コミュニティーを健全に成長させることが先決だろう。
★<次郎長>山口組系が「清水一家」継承
└地元関連グッズ撤去

 仁義に厚い。庶民に慕われた。そんな清水(静岡市清水区)の次郎長にあやかり、地元の土産店などには関連グッズがあふれていた。ところが、地元の山口組系暴力団が2月28日、次郎長の系譜を継ぐとされる「清水一家」の名前を継承した。次郎長の生家などを管理する観光協会は一家の名がつく商品を引き揚げ、親分のおひざ元で波紋が広がっている。

 次郎長(1820〜1893年)の本名は山本長五郎で、養子入りした父親・次郎八の名から「次郎八の所の長五郎」として名がついたという。一家28人衆には静岡県森町に縁の深い「森の石松」らがいる。博打(ばくち)や抗争も多かったが、晩年は港湾整備に尽力した。また、食べるのに事欠いた人たちへの炊き出しや、駿河湾上の旧幕府軍船員の遺体を官軍を恐れずに回収、埋葬して評判も高まった。若者を集めて英語塾を開き教育にも熱心だった。

 人気は今も変わらない。昨年放送された次郎長が主役のNHKドラマは最高12.3%(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)の高視聴率を記録した。次郎長にまつわる話も多く、東名高速清水インターチェンジ近くの水道タンクに巨大な次郎長の絵が描かれた時は、地元出身でない警察署長から再考を促されたが、次郎長を慕う地元の声が勝ったという。


 暴力団による「清水一家」の継承に、地元業者から悲鳴が上がった。市観光協会は、継承日に一家の名が入ったのれんやちょうちん、まんじゅうなどをすべて自主撤去した。「売れ筋だったので痛いが、暴力団と関係があると誤解を招きかねない」というのが理由だ。地元の卸売業者も「継承は死活問題。一家という文字を外したら売れないだろうし」と戸惑う。

 清水育ちで「次郎長翁を知る会」代表の経済評論家、竹内宏さん(76)は嘆く。「次郎長の功績で尊敬されるのは後半生。今回の騒ぎで、世間は前半生のことばかり取り上げ、またやくざイメージに戻ってしまった」


 静岡県警などによると、清水一家は5代目まで続き、1966年に解散した。博打のみを収入とする組織だったが、取り締まりに耐え切れなくなった。5代目次郎長(81)=同区在住=は、92年刊行の著書で「カタギに迷惑をかける暴力団に代紋は譲れない」と断言した。約10年前には東京・銀座で飲食店を営む清水出身の女性が、アジア進出のために代紋を譲ってほしいと打診したが断られたという。


 5代目の知人は言う。
 「今でいう暴力団というより親分という感じ。以前は約20人の若い衆が出入りしていた。近所にも慕われていた」



 「清水一家」を継承したのは暴力団「ニ代目美尾組」(高木康男組長)だ。その前身は五菱会で、03年にヤミ金融事件で当時会長だった高木組長が組織犯罪処罰法違反容疑で逮捕され、実刑判決を受けた。体が弱り自宅療養中の5代目は、名前を譲った理由をコメントしない。

 2月に面会した関係者によると、5代目の自宅には高木組長が誕生日祝いに贈った天井に届くほどのコチョウランが飾られていたという。5代目は「こいつ(高木組長)はいいやつだ」と継承を示唆していたらしいが「本当に美尾組に譲ったのか」と関係者は首をかしげる。

 県警も情報収集をしており、地元の混迷は続きそうだ。

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