英国の女性における乳ガンや肺ガンでの罹患率及び死亡率は、ヨーロッパの平均を上回る結果となっていることが伝えられた。ガンの国際研究機関「the International Agency for Research on Cancer」の代表ピーター・ボイル教授が、腫瘍学専門誌「Annals of Oncology」に掲載した統計調査結果によると、人口10万人あたりの乳ガン罹患率は昨年、英国で27.3人となり、ヨーロッパ平均の25人よりも多かったほか、新たに乳ガンと診断された患者数もヨーロッパ平均の110.3人に比べ、英国では122.2人に及んだという。