今日のニュースコミュの2005年7月14日（木）-東京-曇

★次席補佐官のＣＩＡ工作員名漏えい疑惑
└捜査について早まった判断を下したくない
７月１３日、米大統領はローブ次席補佐官（左）のＣＩＡ工作員名漏えい疑惑について判断を差し控えた

★金色のサドモグラを捕獲-新潟・佐渡市

★ロボカップ世界大会-日本、連覇狙う
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★バイクの高速道２人乗り-解禁後3カ月で３人死亡

　改正道交法施行により高速道路と自動車専用道路でのオートバイ2人乗りが解禁された4月1日以降の3カ月間で、2人乗りの事故が13件発生し、3人が死亡、20人が負傷していたことが14日、警察庁のまとめで分かった。死亡事故は茨城、大阪、広島の3府県で発生。死亡した運転者3人は、いずれも2人乗りが可能な条件を満たしておらず、1人は無免許運転だった。警察庁は「今後も免許取得者の安全教育を推進していきたい」としている。取り締まりの状況は、2人乗りが可能な「20歳以上で免許取得後3年以上」の条件を満たしていなかった違反が39件。危険性が高いとして、東京都公安委員会が2人乗りを禁止した首都高速の一部を走行した違反が3件だった。高速道路などのオートバイ2人乗り走行の解禁は、昨年成立した改正道交法に規定された。





★ｉＰｏｄで過去最高の収益-米アップルコンピュータ

　米パソコン大手アップルコンピュータが１３日発表した今年４−６月期決算は、デジタル携帯音楽プレーヤー「ｉＰｏｄ（アイポッド）」の世界的な人気に支えられ、純利益は前年同期の約５・２倍の３億２０００万ドル（約３６０億円）、売上高は７４・８％増の３５億２０００万ドルと、過去最高の収益を達成した。ｉＰｏｄの販売台数は、前年同期の約７・２倍の６１５万５０００台と絶好調。ｉＰｏｄ効果で、同社のパソコン「マック」も３５％増の１１８万２０００台と、好調な売れ行きだった。同社は一時、情報技術（ＩＴ）バブル崩壊のあおりで赤字に転落するなど厳しい経営環境に陥ったが、ｉＰｏｄや新しいパソコン基本ソフト（ＯＳ）の開発を果敢に進める戦略で復活した。






★２４年続いた「火サス」今秋終了
└謎解き人気下火

　日本テレビの２時間ドラマ「火曜サスペンス劇場」が今秋にも放送終了することが１４日、分かった。サスペンスドラマの代名詞的な存在として親しまれたが、「謎解きだけでは視聴者のニーズに応えられなくなってきた」（同局）という理由で、１９８１年の放送開始から２４年の歴史に幕を下ろすことになった。テレビ朝日の「土曜ワイド劇場」に続いて始まった同番組は、真野あずささん主演の「弁護士　高林鮎子」や浜木綿子さん主演の「監察医　室生亜季子」など人気シリーズを生んだが、最近は視聴率で苦戦していた。後番組の企画は未定。





★「お宅にアスベスト」リフォーム詐欺続発
└新たな手口-九州でも被害

　アスベスト（石綿）が原因とみられる肺がんやじん肺などの健康被害が次々と明らかになる中、「あなたの家にアスベストが使われている」などと言って住宅改修工事を持ち掛ける“リフォーム詐欺”が起きていることが、１３日わかった。国民生活センターに被害相談が相次いでいるといい、警視庁などで注意を呼びかけている。同センターによると、九州地方の５０歳代の主婦が２００４年秋、自宅を訪ねてきた業者に、「屋根にアスベストが使われているから取り換えた方がいい」と言われた。

　工事費が百数十万円と高額だったため、主婦が断ろうとしたところ、次々と瓦を運び込まれて無理やり契約を結ばされ、半額以上を払い込んだという。このほか、近畿地方の６０歳代の男性が、「屋根瓦にアスベストが入っているから取り換えた方がいい」と電話で勧誘されるなど、同センターには昨年度以降、アスベスト問題を悪用した同様の“詐欺”の相談が１０件近く寄せられているという。また、警視庁赤羽署によると、東京都北区の無職女性（７９）方に７月１０日、厚生労働省の職員を名乗る６０歳代ぐらいの男が、「屋根にアスベストが使われています。屋根に上がらせてほしい」などと言って訪ねてきた。女性は断ったが、男は夜になって再び訪ねてきて、「家を見せてほしい」と上がり込もうとした。同居する女性の娘夫婦が名刺を出すよう求めると、男は何も出さずに帰っていったという。同署は、「アスベスト被害に対する不安をあおった詐欺の可能性がある」とみて、警戒している。同センターでは、「悪質なケースは、すぐに警察に届けて」と呼びかけている。







★「組長が呼んでる」組員装い少女監禁

　暴力団組員を装って少女を脅し監禁したとして大阪府警西成署は１４日までに、監禁の疑いで大阪市の無職金寿明容疑者（２３）を逮捕した。同様の手口で女性に暴行する事件が、同市内や東大阪市内などで数件発生していることから、同署は関連を調べている。調べでは、金容疑者は８日深夜、同市西成区の路上で、中学２年の女子生徒（１３）に「ベンツを傷つけたヤツ知らんか。組長が事務所に呼んでいる」と脅し、胸のポケットに手を差し込み拳銃を持っているように装って乗用車に乗せ、約３０分間監禁した疑い。目撃者が近くのパトカーに通報し逮捕。生徒にけがはなかった。金容疑者は「暴力団員を装えば女性がついてくると思った」と供述しているという。





★次席補佐官のＣＩＡ工作員名漏えい疑惑
└捜査について早まった判断を下したくない

　ブッシュ米大統領は、自身の腹心であるローブ大統領次席補佐官が米中央情報局（ＣＩＡ）工作員名漏えい事件に関与した疑惑について、同補佐官が果たした役割について現時点では判断を差し控える姿勢を示した。同大統領は閣議の中で、ＣＩＡ工作員名の漏えい問題に関する「本格的な」捜査が進んでいる最中であり、その調査結果が明らかになるまでは早計な判断はしないと語った。ローブ次席補佐官は米タイム誌の記者により、政府側の情報源として名指しされている。ブッシュ大統領は記者団に、「私はスタッフ全員に、捜査に全面的に協力するよう指示した。私も、メディアの報道に基づいて捜査について早まった判断を下したりはしない」と語った。





★超高層ビル３メートルの揺れ
└東海、東南海同時発生で

　東海地震と東南海地震が同時に発生した場合、首都圏の揺れは震度４−５程度だが、周期の長い地震動の影響で超高層ビルが最大３メートル程度の振幅で揺れるとのシミュレーション結果を東京大地震研究所の古村孝志助教授と東京工業大の市村強助教授がまとめた。１４日都内で開かれるシンポジウムで発表する。古村助教授らは、スーパーコンピューター「地球シミュレーター」を使って、静岡県沖を震源とするマグニチュード（Ｍ）８・０の東海地震と、紀伊半島沖が震源でＭ８・１の東南海地震が同時に発生した場合の関東地方に伝わる揺れを計算。東京、埼玉、神奈川は震度４−５程度だったが、周期の長い地震動で地盤が大きく長く揺れるとの結果が出た。　この地震動を基に、東京都中心部の仮想都市の揺れを推定したところ、低層の建物はほとんど揺れなかったのに、高さ２８０メートルの７０階建て超高層ビルが長周期の地震動に共振して、大きく揺れた。揺れは最大３メートル程度で、５分以上続いた。






★ハイの成分は含んでなくてもダメなの？
└マリファナ・キャンディをめぐる各州の反応

　全米に広がっているマリファナ・フレイバーの「ペロペロ・キャンディ」根絶運動に12日、コネチカットが加わった。同州の検事総長が州内でのマリファナ・キャンディ禁止を全面支援することを明らかにしたのだ。

　大麻油のフレイバーがする緑色のキャンディは全米の巨大ショッピングモールの小物ショップで売られるようになった。売り文句は「なめるたびにガツンとくるみたい」。しかし、キャンディにはマリファナに含まれるハイの成分、THC（テトラヒドロカナビノール）は含まれていないが、リチャード・ブルーメンソール検事総長は、キャンディは「マリファナへの入門製品」であり、子供たちに麻薬を美化するものだ、と批判している。このキャンディはシカゴ市議会、ニューヨーク州サフォーク郡で禁止され、ニューヨーク市議会、ミシガン州、ニュージャージー州、ジョージア州が禁止を検討中だ。製造元のICUPは何のコメントも出していない。以前には、この製品は成人向けのもの、と主張し「バズ・バー」というマリファナ・フレイバーのチョコレートを計画していると語っていた。ほかにオランダで製造された「クロニック・キャンディ」というマリファナ・フレイバーのキャンディがここ数ヶ月、アトランタのマーケットに出回っている。「ガンジャ・ポップス」とか「イッキー・スティッキー・ナゲット」といったメリー・ジェーン・キャンディ社の製品も販売されている。





★ロボカップ世界大会-日本、連覇狙う

　サッカーや災害救助支援などでロボットの技術を競う「ロボカップ２００５大阪世界大会」が１３日、大阪市住之江区のインテックス大阪で開幕した。大会には３１カ国、３３３チーム、約１９００人が参加、３競技計１０リーグで熱戦が繰り広げられる。競技は「サッカー」「レスキュー」「ジュニア」の３部門。９回目を迎えた大会の焦点は、昨年のポルトガルでの大会に続く連覇が期待される日本の産学連携ロボット研究開発チーム「Ｔｅａｍ　ＯＳＡＫＡ」。パソコン並みの性能を持つ同チームの二足歩行型ロボット「ヴィジオン　ネクスタ」はサッカー部門で初戦を突破した。大会は５日間行われ、１７日に各リーグの優勝が決まる。

　同日行われた開会式でロボカップ日本委員会の松原仁会長（公立はこだて未来大学教授）は「２０５０年に人間、ロボットの両サッカー世界チャンピオンが戦う試合の実現に向け大きな一歩になる」と大会の意義をアピールした。





★「クイーン」テロ救助活動５千人を無料招待

　英国のロックバンド「クイーン」がロンドンのハイドパークで１５日に行うコンサートに、テロ被害者の救命活動にかかわった警察官や消防士などの「エマージェンシーサービス」のスタッフ５０００人を無料招待することになった。所属レコード会社を通じて発表されたもので、クイーンは「テロに対する迅速な対応に感謝している。同時にこの悲劇から立ち直るロンドンの人々にエールを送りたい」とコメント。ギターのブライアン・メイ（５７）は「冷静かつ勇敢にこの悲劇に立ち向かったヒーローに感謝したい」と続けた。同コンサートは８日に予定されていたが、テロの影響により延期されていた。






★ロンドン爆破テロ、首謀者は３０代パキスタン系

　14日付の英紙タイムズによると、英捜査当局は、ロンドン同時爆破テロ事件で実行犯の背後にいた首謀者の男性を特定した。この男性は３０代で、英国生まれのパキスタン系。先月、英国の港から入国し、中部リーズ市内で実行犯とみられる４人に会って、テロの標的などを指示、事件前日に英国から出国したという。同紙は、治安当局筋の話として、この首謀者が、これまで複数のテロ事件に関与しており、国際テロ組織「アル・カーイダ」の米国内の支持者ともつながりがあると報じている。今回のテロ事件では、アル・カーイダ系の「アブ・ハフス・アル・マスリ隊」を名乗る組織から犯行声明が出されたり、ストロー英外相が「アル・カーイダのテロの特徴と似ている」と発言していたが、アル・カーイダとの関係を具体的に指摘した報道は、これが初めて。また同紙によると、捜査当局は、このほかにも共犯とみられる複数の人物の行方を追っている。このうちの男性１人は、事件当日、ロンドン北郊ルートン駅ホームで実行犯とみられる４人と一緒にいたところを監視カメラが撮影している。捜査当局は、この男性が、新たな爆破事件を起こす可能性もあるとして足取りを追っている。






★「t.A.T.u」が日本のファンへ向けて懺悔の曲を作成

　ロシアのお騒がせデュオ、ｔ．Ａ．Ｔ．ｕ．（タトゥー）が、今秋発売予定のニューアルバムに、日本のファンへ向けたメッセージソングを収録することが１３日、分かった。関係者によると、タイトルは「Ｉ’ｍ　Ｓｏｒｒｙ　Ｊａｐａｎ」。という懺悔曲だとか。

　タトゥーは平成１５年６月に初来日した際、テレビ朝日系「ミュージックステーション」の生放送をドタキャンし、大問題となった。当時プロデューサーだったイヴァン・シャポヴァロフ氏（４０）の指示で行ったこととはいえ、彼女たちのイメージは日本では最悪だ。そのイヴァン氏を昨年解雇し、日本のファンに懺悔の意味を込めて制作しているという。初アルバム「ｔ．Ａ．Ｔ．ｕ．」が１８０万枚を売り上げた世界第２の大市場を考えると、自ら行動を起こしておくのが得策だと考えたようだ。タトゥーはメンバーのジュリア（２０）が昨年９月に女児を出産。今年１月下旬から米ロサンゼルスでレコーディングがスタートしていた。






★自民・竹下氏党役職辞表提出
└[郵政法案]衆院で賛成票をめぐって

　郵政民営化関連法案を採決した５日の衆院本会議で賛成票を投じた自民党の竹下亘国対副委員長が１２日、中川秀直国対委員長に辞表を提出したことがわかった。中川氏は慰留している。竹下氏は法案に反対だったが、本会議では否決による衆院解散・総選挙を避けるため賛成票を投じた。





★金色のサドモグラを捕獲-新潟・佐渡市

　新潟県佐渡市で金色のサドモグラが捕獲され、「吉兆か」と話題を集めている。色素が抜けた突然変異とみられ、モグラでは極めて珍しいという。モグラを捕ったのは、佐渡トキ保護センターの獣医師、金子良則さん（４７）の飼い猫。「ハツカネズミにしては大きいと思った」とベテラン獣医師の金子さんも驚いた。現地では１１日にトキ増殖検討会が開かれた。出席した動物の専門家たちは、主役のトキ以上に金モグラに関心を示し、写真を持ち帰った学者もいたという。





★ロンドン、テロから１週間、買い物客通常に

　同時爆破テロから１４日で１週間を迎えるロンドン中心街。市民はテロに屈することなく日常生活を取り戻し、中心街の移動に欠かせない地下鉄とバスの利用はテロ以前の状態に戻った。デパートや商店街に立ち寄って買い物をしながら帰宅する人は減ったものの、ここでも市民は驚異的な「回復力」をみせ、消費行動も“テロ以前”に戻りつつある。

　英紙フィナンシャル・タイムズは１２日付で、多くの市民が「まっすぐに帰宅するのが１番」と判断し帰宅途中に買い物をするのを控えるようになっているため、デパートなどの売り上げが当初の予想よりも大幅に減少している、と伝えた。

◆観光も影響軽微
　民間調査機関によると、同時テロが起きた７日以降の買い物客の数は、対前年同日比で７日は７４％減と大幅に落ち込んだ。８日は２６％減で、週末の９日は２１％減、１０日は２８％減と、テロの影響がうかがえる。だが、同時テロ直後は週末も買い物客は半減すると予測されていたことに比べると、影響は小さく、同機関も「市民の回復力を過小評価していた」。ロンドン中心街西部のデパート、ジョン・ルイスでは「土曜日としては少ないとはいえ、予想よりは売り上げは好調だ」と話している。同時テロ以降、１１日までの売り上げ減は２６００万ポンド（約５１億２０００万円）と推計されているが、今週は通常レベルに戻るとみられている。小売業団体では「２００１年の米中枢同時テロの直後は売り上げ回復に２週間もかからなかった」と語り、急速な回復に期待している。問題はこの時期に多い観光客の足がロンドン中心街から遠のくことで、旅行業者は対策を練り始めている。ただ、現状では当初予測の３１００万人を２％ほど下回る程度だと分析している。

◆徐々に市場も…
　一方、同時テロの英経済への影響は最小限にとどまるとの見方が強く、株価の下落や原油価格への影響、金融市場への打撃はテロの脅威が去り、現場も復旧されれば、通常の活況を取り戻すと専門家らはみている。米中枢同時テロ以降、英企業の多くはテロに遭遇しても衝撃を吸収し企業活動を維持することに重点的に投資してきた。とくに多国籍企業が多いことから、英国内でテロの被害に遭っても欧米の支社などにスムーズに業務を移行させる態勢を敷いているという。経営戦略の専門家はＢＢＣテレビで、「テロの影響で消費者が大きな衝撃を受けるというような状況でなければ、市場は少しずつでも動き続ける。そこから徐々に回復していくはずだ」と語り、今回の同時テロではそれほどの影響はないとの見方を示した。






★日航機でボヤ、乗客ら１１３人は無事
└秋田発大阪行き

　１３日午後７時１５分ごろ、愛知県知多半島上空約４３００メートルを飛行中の秋田空港発大阪空港行き日本航空２１７８便ＭＤ８７型機内で、最後部のトイレのゴミ箱から煙が出ているのを、巡回中の客室乗務員が見つけ、消火器で消し止めた。同機は約１５分後、同空港に着陸し、乗員、乗客計１１３人も無事だった。国土交通省大阪空港事務所などによると、ゴミ箱にはティッシュペーパーの燃えかすがあったが、たばこの吸い殻などはなく、日本航空で原因を調べている。