ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

今日のニュースコミュの2005年6月27日(月)-晴-曇

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
★アルゼンチンが決勝進出-サッカー・コンフェデ杯
└PK戦でメキシコを下し、GKルクス(左)と喜ぶアルゼンチンのカンビアッソ(右)ら=ハノーバー

★熱海で「禁煙ビーチ」海開き
└たばこの着ぐるみで、禁煙をよびかける熱海市職員ら(熱海サンビーチで)

★23歳のバーディー・キムが初優勝
└全米女子オープンゴルフ

^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^^

★謎の高速事故-車中の妻は死後2日

 千葉県内の東関東自動車道で26日、不可解な事故が発生した。夫婦と幼児を乗せた乗用車が高速道路の側壁に激突、車を運転していた男性と子供が路上で後続車にひかれて死亡したが、同乗していた妻は事故が起きる前にすでに死亡していたという。妻は病死だったのか、殺されていたのか。また、なぜ車に乗せられていたのか。ナゾは深まるばかりだ。

 事故があったのは午前2時ごろ。千葉県佐原市下小野の東関東自動車道上り線で、埼玉県の自営業の男性(32)の乗用車が道路脇の壁などに衝突、大破した。男性と長男(3つ)が路上で後続車にひかれ死亡、後部座席で妻(28)が遺体で発見された。しかし、佐原署の検視では、妻の遺体だけは死後1―2日が経過しているとみられ、事故前に死亡していたことが判明。同署は事件の可能性があるとみて捜査を始めた。千葉県警高速隊によると、男性の車は道路左側のコンクリート壁に衝突、弾みで中央分離帯にぶつかり、約100メートル先で停止した。助手席の長男が衝撃で車外に投げ出され、男性も助けようと外に出て後続車にひかれたらしい。

 現場はゆるい右カーブで、高速隊は男性がハンドル操作を誤ったとみている。

 高速隊は、前をよく見ずに2人をひいたとして業務上過失致死の現行犯で、ワゴン車を運転していた東京都江戸川区春江町の運転手(66)を逮捕。別の乗用車も2人をひいた可能性があるとみて、運転していた会社員男性(33)から事情を聴いている。だが気になるのは、過失致死の運転よりも、どうして妻が遺体のまま後部座席に乗っていたかという点。佐原署は司法解剖して死因を調べる。





★実名でのネット活用促す-総務省「悪の温床」化防止

 総務省は27日、自殺サイトなど「有害情報の温床」ともいわれるインターネットを健全に利用するために、ネットが持つ匿名性を排除し、実名でのネット利用を促す取り組みに着手する方針を固めた。匿名性が低いとされるブログ(日記風サイト)やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サイト)を小中学校の教育で活用するよう求め、文部科学省などと具体策を詰める。

 今週初めに発表する総務省の「情報フロンティア研究会」の最終報告書に盛り込む。国内のネット人口は増加する一方だが、匿名性が高いために自殺サイトの増殖や爆弾の作製方法がネットに公開されるなど、犯罪につながる有害情報があふれている。総務省はそうしたマイナス面を排除し、ネットを経済社会の発展につなげていくためには、実名でのネット使用を推進し、信頼性を高めることが不可欠と判断した。







★インド洋大津波から半年-女性減少
└結婚強要や暴力次々

 インド洋一帯を大津波が襲ってから二十六日で半年たった。大津波の特徴の一つは、成人男性より体力的に弱い女性や子供たちに犠牲が集中した点だ。犠牲者の八割が女性で占められた村もあり、後に残ったのは、男女間バランスが大きく崩れ住民のほとんどが成人男性といういびつな地域社会構造だった。数少ない女性に対するセクハラ、結婚の強要などの被害も報告されている。
 津波の直撃を受けたインドネシア・アチェ州北部のムナサ村では、住民約千百人のうち生存者は14%の百六十一人にとどまり、しかも女性は四十五人しかいなくなった。

 住民は今なおテント生活を強いられているが、国際援助団体、オックスファムなどの報告によると、被災から時間がたつにつれて女性をめぐるトラブルが増えている。男性による結婚強要やセクハラ、暴力が主なもので、幼女もこうした被害を受けているという。もちろん、夫や妻を失った被災者の中には再婚の道を選び、将来に向けて新たな家庭を築き始めた住民も少なくない。ただ、配偶者や婚約者の遺体が見つからず死亡を完全に確認できない場合、どう踏ん切りをつけるのか、厳しい選択を迫られているのが現状だ。今月二十二日には、津波で離れ離れになっていた親子が半年ぶりに再会を果たした事例も報告されている。アチェ州・バンダアチェの政府事務所で、ムハマド・アリさん(45)は十五歳の娘を抱きしめ、「もうだめだと思っていたのに…」と言って大粒の涙をこぼした。残された被災者の心の負担は時間の経過とともに大きくなるばかりだ。







★「サラリーマン増税」批判拡大-政府税調はや苦境
└会長、理解訴え/与党「狙い撃ちせず」

 政府税制調査会(首相の諮問機関)が公表した「個人所得課税に関する論点整理」への増税批判が高まる中、二十六日のフジテレビ「報道2001」に出演した石弘光会長(一橋大学前学長)は、「少子高齢化をどうするか考えてほしい」と説明、サラリーマンへの税負担増の必要性を訴えた。だが、反響の大きさに、与党には「狙い撃ちはしない」とする慎重姿勢も強まっている。

 二十一日に公表された論点整理は、給与所得控除や扶養控除、配偶者控除の縮小・廃止の方向を盛り込むなど、増税色の濃い内容となった。特に給与所得控除の縮小は、給与所得者世帯への影響は大きく、「サラリーマン増税」と批判された。番組に出演した石会長は、「来年四月から増税になる話ではない。あの内容で行けるとはみんな思っていない」と、今回の案が論点整理であることを強調。そのうえで、「所得税には(減税措置による)ゆがみや不公平がある」と指摘した。さらに、「国が借金を抱え、孫、子供の世代につけを回すことになる。少子高齢化を控え、日本をどうするかという大きな観点で考えてほしい」と理解を求めた。だが、こうした議論の進め方に、サラリーマン世帯が違和感を覚えているのは事実だ。景気回復に伴う所得の伸びが確認されたのはごく最近で、「国民の間にはまだ回復の実感が乏しい」(アナリスト)からだ。同番組に出演した民主党の野田佳彦・ネクストキャビネット財務相もこの空気を察知し、「どうみても取りやすいところから取るサラリーマン増税」と、政府の姿勢を批判した。狙い撃ち批判に石会長は、「よく読めば自営業者にも厳しい内容」としているが、石会長は二十一日の財務省での会見では、「サラリーマンが(負担の)核」と述べるなどサラリーマンの負担増を認めている。一方、自民党税制調査会の塩崎恭久幹事は「税は政府でなく与党が決める。サラリーマンを狙い撃ちにすることはない」と批判をかわすのに躍起だ。だが、消費税引き上げの本格的な議論を控えて所得税増税まで遡上(そじょう)にのぼることで、秋以降の税制運営が不安定さを増しそうだ。
    

【個人所得課税の論点骨子】
■各種控除の見直しで課税ベースを拡大、個人所得課税の財源調達機能を回復

■扶養控除に代えて少子化対策の税額控除創設を検討
 
■平成十八年度税制改正で定率減税を廃止。所得税から個人住民税への本格的な税源移譲
 
■税源移譲に伴い所得税に10%より低い税率を新設。最高税率は個人住民税と合わせて50%を維持
 
■個人住民税は「均等割」引き上げなどが課題








★強盗殺人容疑で大学生ら2人逮捕…奈良県警
 
 奈良県警捜査1課などは27日、同県大和高田市西三倉堂、大学生有村侑祐(21)、同市奥田、アルバイト店員松本祐至(22)の両容疑者を強盗殺人の疑いで逮捕した。調べによると、両容疑者は24日午後7時ごろ、同市永和町の正井国陽さん(55)方に侵入、正井さんの顔を殴り、両手で口と鼻をふさぐなどして窒息死させ、現金6500円を奪った疑い。







★東北・北陸で大雨の恐れ 気象庁が警戒呼び掛け

 気象庁は27日、前線や低気圧の影響で東北から北陸の日本海側を中心に28日にかけて大雨の恐れがあるとして、土砂災害や河川の急激な増水などへの警戒を呼び掛けた。気象庁によると、朝鮮半島付近から日本海に前線が延び、日本海では雨雲が発達。東北から北陸の日本海側に接近し、28日にかけて雷や突風を伴い短時間に非常に激しい雨が降る見込み。28日午前6時までの24時間に予想される雨量はいずれも多い所で、東北の日本海側と北陸で300ミリ、東北の太平洋側で150ミリ。局地的に雷・突風を伴い、1時間に40―60ミリの非常に激しい雨が降る恐れがある。







★沖縄が梅雨明け-昨年より4日遅く

 沖縄気象台は27日、沖縄地方が梅雨明けしたとみられると発表した。全国で最初の梅雨明けで、平年並みだった昨年より4日遅い。同気象台によると、梅雨前線が朝鮮半島から日本海付近まで北上し、沖縄地方は高気圧に覆われている。石垣島では午前10時すぎに30・8度を記録。今後1週間は晴れて暑い日が続くとしている。全国的に少雨傾向の中、那覇市では5月2日の梅雨入りからの降水量が過去最高となる1033・5ミリを記録した。







★熱海で「禁煙ビーチ」海開き
└初日はスッタモンダなし

 静岡県熱海市の「熱海サンビーチ」が海開きを迎えた26日、全国でも珍しい喫煙禁止の海岸に指定された。午前10時、砂浜中央部に、たばこの着ぐるみ姿の市職員ら10人が登場。ミス熱海らによる禁煙ビーチ誕生宣言を受け、地元住民とともに啓発用ティッシュを配って、遊泳客に禁煙を呼びかけた。市担当者によると、午後3時までに、喫煙していた14人に禁煙区域であることを説明。全員がたばこを消してくれたという。シーズン中は喫煙防止巡視員に任命された市職員が毎日ビーチを巡回、悪質な違反者は氏名が公表される。







★アルゼンチンが決勝進出-サッカー・コンフェデ杯

 サッカーのコンフェデレーションズカップ第8日は26日、ドイツのハノーバーで準決勝残り1試合を行い、アルゼンチンが延長を終えて1―1からのPK戦を6―5で制してメキシコを退け、決勝に進出した。29日(日本時間30日未明)にフランクフルトで行われる決勝は、ブラジル―アルゼンチンの南米対決となった。前後半を終えて両チーム無得点。アルゼンチンは延長前半14分に先制されたが、同後半5分にフィゲロアが同点ゴール。PK戦は双方5人全員が成功した後、GKルクスが先げりのメキシコ6人目をストップ。後げりのカンビアッソが決めた。決勝と同じ29日にライプチヒで行われる3位決定戦は、ドイツ―メキシコの対戦となった。








★シャラポワ、フェデラー4回戦へ
└S・ウィリアムズは敗退 

 ロンドン――テニスのウィンブルドン選手権第6日は25日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、 女子シングルス3回戦で2連覇を狙う第2シードのマリア・シャラポワ(ロシア)が4回戦に進出。男子シングルス3回戦では、3連覇を目指す第1シードのロジャー・フェデラー(スイス)も勝ち進んだ。一方で、女子で2度の優勝経験を持つ第4シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)は、ランキング85位のジル・クレイバス(米国)に敗れる波乱となった。シャラポワはこの日、カタリナ・スレボトニク(スロベニア)を6―2、6―4で破った。フェデラーはニコラス・キーファー(ドイツ)を6―2、6―7、6―1、7―5で下した。男子第2シードのアンディ・ロディック(米国)も順当に勝ち上がった。一方、セリーナ・ウィリアムズは、グランドスラム大会で3回戦以上に進んだことのないクレイバス相手に、ミスを連発して自滅。3−6、6−7とストレート負けした。試合後、ウィリアムズは泣きながら「いいところが何ひとつなかった。家にいたほうがずっとよかった。調子が悪いといっても、いつもは今日よりずっとマシ。今日は本当に最悪な日だった」と悔しさいっぱいだった。ウィリアムズが勝っていれば、4回戦ですでに勝ち進んでいた姉ビーナスと対戦するはずだった。

 女子シングルスではさらに、第1シードのリンジー・ダベンポート(米国)とキム・クライシュテルス(ベルギー)ら勝ち進み、次に対戦することになった。一方、1回戦でエナン・アーデン(ベルギー)を下したダークホースのエレニ・ダニリドゥ(ギリシャ)は、フラビア・ペネッタ(イタリア)に4―6、3―6で敗退した。






★23歳のバーディー・キムが初優勝
└全米女子オープンゴルフ

 若手選手の優勝争いとなった女子ゴルフのメジャー大会、全米女子オープン選手権は26日、当地のチェリーヒルズCC(パー71)で最終ラウンドを行い、23歳のバーディー金(韓国)が、通算3オーバーの287で初優勝した。米国のアマチュア勢が大健闘。17歳のモーガン・プレッセルが、女子メジャー大会と米女子ツアーの史上最年少優勝を惜しくも逃し、2打差の2位となった。19歳のブリタニー・ラングも2位で、15歳のミシェル・ウィーは23位だった。20歳の宮里藍は予選で姿を消し、日本勢は肥後かおりが58位だった。







★スマトラ沖地震とインド洋津波から半年
└新たな津波の危険?

 昨年12月26日、スマトラ島沖を震源とする大地震と、それに伴う津波がインド洋沿岸を襲った。インドネシアとスリランカ、インドの3カ国を中心に、死亡あるいは不明者は22万6000人、避難民170万人以上のこの大惨事から81日後の05年3月17日、アイルランドのアルスター大学の研究チームが、断層周辺で近々再び地震が起きると警告し……そして11日後の3月28日、予測カ所とほぼ同じ場所を震源に、マグニチュード(M)8.7の地震が起きた。

 それから約3カ月、同じアルスター大の研究チームをはじめ、カリフォルニア工科大学など複数の研究機関の専門家らは、インドネシア周辺で近々に、大規模地震が再発する危険が強いと警告している。昨年末の大惨事から半年たった今、インド洋沿岸諸国の地震・津波対策はどう進んだのか。 太平洋のような津波警報システムをもたないインド洋地域については現在、ハワイの太平洋津波警報センター(PTWC)と日本の気象庁が警戒にあたり、インド洋沿岸諸国の要請に応じて必要な警戒情報を提供している。さらにUNESCOは、沿岸諸国27カ国が参加するインド洋の津波警報システムの設置を模索中で、来年7月までに運用を開始したい考えだ。警報システムの拠点をどこに置くかで、関係各国は当初もめにもめたが、最近では複数の情報センターを「ハブ」として各地に設置し、通信網で連結する方法で合意している。

 またタイやインドネシアやインドはすでに、自国の沿岸部監視のため自国の警戒システム設置に動いている。タイはすでに5月、24時間体制の災害警報センターをバンコクに設置した。協力する国連担当官によると、最初の危険情報を得てから、バンコクのセンターで分析し、現場コミュニティーにラジオやテレビ、サイレンなどを通じて周知するまでの所要時間は、3〜5分だという。バンコクの災害警報センターはさらに、警報メールを携帯電話2000万台へ一斉送信できる。タイ政府は、次の課題は、海底監視装置や、アンダマン海の周辺に深海ブイなどを設置することだと話している。一方、インドネシアでは監視衛星を使った沿岸部の警戒を検討中。第1段階開始の目標は来年半ばだという。UNESCOの地域担当官ヒル氏は、インドネシアはプレートが重なり合う割れ目に位置しているため、深海ブイから地震情報が届いたころにはもう津波が到達している危険があると指摘。また昨年末の地震・津波の恐怖から、住民がパニックに陥る危険も十分にあると警戒する。

 PTWCを所管する米海洋大気局(NOAA)のクラーク報道官は、「技術を整えるだけでは不十分だ。通信連絡の行動計画、避難計画を整え、一般にどうやって情報を伝えるかの計画も必要だ」と指摘。さらに、UNESCOは2030年までに人類の75%が沿岸部で生活するだろうと予測しているだけに、自然界のどういう動きが津波の兆候なのか知っておくのも不可欠となる。「地面の揺れと、急激な引き潮、大きな轟音(ごうおん)などが、兆候だ。ひとつでも気が付いたら、内陸か高台に急いで避難するべきだ」とクラーク報道官は話す。






★米国の人気、中国を下回る-国際世論調査

 米国の民間世論調査機関「ピュー研究所」がこのほど、西欧などの同盟国15カ国で実施した世論調査によると、「米国に好感を持つ人」は減少する傾向にあり、多くの国で「中国に好感を持つ人」の数を下回っていることが明らかになった。背景には、米主導のイラク戦争への疑念などがあるとみられる。調査は今年4月末から5月末にかけ、各国で1000人前後を対象に実施された。それによると、英国では「米国を好ましく思う」と答えた人が55%だったのに対し、「中国を好ましく思う」とした人が65%に上った。フランスでは米国派が43%、中国派は58%。スペインやオランダでも同様の結果が出た。

 米国に好感を持つ人が特に少なかったのはトルコ、パキスタン、ヨルダンの3カ国で、いずれも20%前後にとどまった。一方、インドとポーランドでは、米国の人気が中国よりも高く、カナダでは米中が肩を並べる結果となった。同研究所によると、外国人が米国に持つ印象はイラク戦争の開始とともに急激に悪化し、西欧諸国などではそのまま回復していない。ただ、スマトラ沖地震・津波の被害を受け、米国が復興支援に力を入れるインドネシアでは、人気回復の傾向が目立っているという。回答者の間では、「米国は外交政策を決定する際、他国の利益を考慮しない」との意見が強く、いわゆる「一国主義外交」に批判が集まっていることが分かった。また、ほとんどの国で「イラク戦争によって世界の危険は増大した」との意見が多数派を占めた。米国を好ましくないと考える理由としては、ブッシュ大統領の存在を挙げる声が目立っているという。

コメント(6)

★<イラク戦争>成否めぐり米政界殺ばつ
└中傷合戦激しくエスカレート

 イラクで駐留米軍と武装勢力の戦闘が激化するのに伴い、イラク戦争の成否をめぐりホワイトハウス、共和、民主両党による非難、中傷合戦が激しくなっている。開戦から2年を過ぎても一向に改善の兆しが見えない治安情勢へのいら立ちを背景に、米政界には殺ばつとした雰囲気が漂っている。

 「保守派は残忍な9・11テロを目の当たりにして戦争に備えたが、リベラリストは敵の気持ちを理解しようとした」
 ブッシュ米大統領の側近のローブ大統領次席補佐官は22日、ニューヨーク市であいさつし、イラク戦争でブッシュ政権を批判する民主党がテロに対して「弱腰」だと批判した。これに民主党はかみ付き、リード上院院内総務やニューヨーク州選出のヒラリー・クリントン上院議員らが23日、「いわれ無いことで、謝罪すべきだ。さもなくば辞職を」と猛反発。抗議文をローブ氏に送り付けた。しかし、マクレラン大統領報道官は「対テロ戦争への哲学の違いを指摘しただけ」と一蹴(いっしゅう)。「(大統領批判の映画『華氏911』を作った)マイケル・ムーアらの見解を支持しようとするのか」と逆に挑発し、同党の怒りに油を注いだ。この論争の伏線になったのがダービン同党上院院内幹事の発言。国内外から批判の的になっているグアンタナモ米海軍基地の拘束者収容所を「非人道的なナチス、旧ソ連強制労働収容所、ポル・ポト派と同じ」と指摘。これに共和党が集中砲火を浴びせ、ダービン氏は上院本会議で涙を浮かべて謝罪した。ローブ発言への謝罪要求はこれへの意趣返しだった。

 その後も、ペロシ民主党下院院内総務がイラク戦争を「グロテスクな間違い」と発言。共和党のディレイ下院院内総務が「暴言。戦場の兵士とその家族に謝れ」と迫り、「舌戦」はエスカレートするばかりだ。開戦以来、1700人を超す米兵死者を出す現状に焦燥感を募らせるブッシュ政権と共和党。政権批判に打って出ながら空回り気味の民主党。うっ積する不満が、謝罪要求を繰り返す不毛な争いになっている。
★奈良の騒音女性:傷害の故意など起訴事実否認
└奈良地裁初公判

 約2年5カ月にわたりCDラジカセで音楽を大音量で流し続け、近所の女性(64)を睡眠障害に追い込んだなどとして傷害、暴行の罪に問われた奈良県平群町若葉台3、無職、河原美代子被告(58)の初公判が27日、奈良地裁(奥田哲也裁判長)であった。河原被告は「音を鳴らしたことは事実だが、大きな音とは思わない」と、傷害の故意と暴行の起訴事実を否認。弁護側は「(被告の行為と)女性の症状に因果関係はない」と無罪を主張した。

 検察側は冒頭陳述で「河原容疑者は89年に女性が引っ越してきた当初、あいさつがなかったことに不満を抱き、翌90年、女性が設置した電灯がまぶしいと抗議したが、受け入れられずに関係が悪化。大声で怒鳴るなど嫌がらせを始めた」と動機を指摘。女性が撮影した被害状況を示すビデオを証拠として提出、上映した。

 起訴状によると、河原被告は02年11月〜05年4月、自宅からCDラジカセで大音量を流すなどし、女性に頭痛、めまい、睡眠障害など、加療1カ月の傷害を負わせたり、女性の肩を突くなど暴行した。
★神奈川の人口、大阪抜いて2位に?
└10月国勢調査で

 東京都に次ぐ全国2位の人口の大阪府と3位の神奈川県が、10月に実施される5年に1度の国勢調査で入れ替わる可能性が出てきたことが、大阪府の人口推計で27日、わかった。

 5月1日の推計人口は、大阪884万人、神奈川877万人と7万人差。2000年国勢調査の人口は、大阪880万人、神奈川848万人と32万人の差があった。しかし、その後の転出入、出生、死亡に基づいて加減した推計人口は、今年5月では、大阪が4万人増に対し、神奈川は29万人増えた。

 府によると、大阪の人口は85年調査以降、前回調査まで5年ごとの伸び率は1%未満。地価高騰による近隣府県への転出や、本社機能の東京移転が相次ぐなど、大阪経済の地盤沈下も影響しているとみられる。この1年は1500人増にとどまっている。一方、神奈川の人口は85年時点で743万人。大阪とは120万人以上の差が開いていたが、その後、東京のベッドタウンとして7〜3%の高い伸びを保ち、この1年間でも4万5000人増えている。今回の国勢調査の速報値は12月末に発表される。
★ヤワラちゃん妊娠
└7連覇の偉業を捨て世界柔道辞退

 シドニー、アテネ両五輪の柔道女子48キロ級金メダリスト“ヤワラちゃん”こと谷亮子(29)が、大会7連覇のかかっていた9月の世界選手権(カイロ)を出場辞退することが27日、分かった。谷の妊娠が明らかになったため。谷はアテネ後、「田村で金。谷でも金。母でも金!」と、北京五輪には母となって臨む“子づくり宣言”も行っていた。谷は同日午後5時、都内で記者会見を開き、自ら事情を説明する。

 関係者によると、谷は5−11日の全日本強化合宿後、妊娠と診断され、全日本柔道連盟に世界選手権の出場を辞退する意向を伝えた。93年ハミルトン(カナダ)大会で16歳にして世界選手権初制覇。以来、前回の03年大阪大会で前人未到の6連覇を達成していた。今回も右手薬指のじん帯を痛めながら、4月の全日本選抜女子体重別選手権に出場し、延長の末に辛くも優勢勝ちで代表の座を死守。7連覇に意気込みを見せていた。

 先月には痛めていた右手もようやく癒え、今月9日には世界選手権V7にむけて和歌山白浜町でで行われた女子代表合宿にも元気に参加していた。公開された稽古では乱取りなどで軽快な動き披露していた。合宿入り前日には、大会に着用する公式柔道着の採寸が行われたが、「00年シドニー五輪より2回りくらい体が大きくなっていた」(関係者)。谷本人は「トレーニングの成果が数値に出ている。世界選手権にむけて頑張る」と、妊娠には気づいていないようだったという。

 谷は昨年、アテネ五輪の柔道女子48キロ級で2大会連続金メダルを獲得した後から、「子づくりも頑張りたいし、柔道も頑張りたい」と公の場で出産願望を口にするようになっていた。谷にとっては、世界選手権の7連覇も前人未到の快挙だっただけに、「カイロで7連覇を目指す。その後、北京(08年)までの間に産休を頂いて五輪に出たい」と話していたこともあった。その偉業に背を向けてでも喜びたい、今回の妊娠だったのだろう。

 シドニー五輪では田村姓で金メダルを獲得。オリックスの谷佳知外野手と結婚後のアテネでは、谷姓で再び金メダルを手にし、「田村で金、谷でも金」と自ら口にしたキャッチフレーズに、「母でも金」を付け加え、北京五輪までの「子作り」を人生設計に加えていた。全日本柔道連盟も今回の世界選手権辞退について「あくまで引退ではない」と話しており、出産、子育てを経て、北京五輪で3つめの金メダル獲得するべく、カムバックすることになりそうだ。世界の柔道界の女子軽量級を牽引してきた谷にとっては、大きな負傷以外では初めて柔道と離れた生活をしばらく送ることになる。
★高松塚古墳壁画の修復保存-石室の解体決定

 劣化が進む奈良県明日香村、高松塚古墳(8世紀初め)の極彩色壁画(国宝)について、文化庁の「国宝高松塚古墳壁画恒久保存対策検討会」(座長=渡辺明義・文化審議会文化財分科会長、24人)が27日、東京都内で第4回会合を開き、「現在の環境で壁画を維持するのは困難」として、石室を解体して壁画を取り出す恒久保存策を了承、文化庁も解体を正式に決定する。

 特別史跡の墳丘を破壊する異例の措置で、文化財の現地保存主義を根底から覆す初の判断。2006年末にも解体作業を始めるという。文化庁の試案では、墳丘頂上部から発掘して石室を露出。石室を構成する15枚の凝灰岩を漆喰(しっくい)ごとつなぎ目で切り離し、星宿図が描かれた天井石、四神や男女群像の側壁を保護材で固定し、滑車で運び出す。

 取り出した石材は、壁画ごと脱酸素剤を入れて密封し、カビの発生を防ぎ、温湿度の整った保管場所で修復する。修復、保存処理に要する期間について、同庁は「10年以上かかる」との見通しを示している。
★機内で男性客暴れる−香港行きエアバス
└福岡に緊急着陸

 緊急着陸した航空機から降り、ホテルへ向かう乗客ら=27日午後10時15分、福岡空港で

 27日午後5時40分ごろ、成田発香港行きの香港ドラゴン航空361便(エアバスA330―300型、乗客乗員256人)の機長から、福岡空港の管制官に「乗客が酔って機内で暴れている」と同空港へ緊急着陸の要請があった。乗客が同日夕、トルコ人のブティック経営、アハメッド・プセノオグル容疑者(40)を取り押さえ、暴行容疑で福岡県警に引き渡した。同機は同6時10分、空港に着陸。乗客にけがはなかったが、約3時間にわたって機内から出られなかった。乗客は同夜、空港近くのホテルなどに宿泊した。

 国交省などによると、同機は午後4時、成田空港を離陸。鹿児島空港の南西約160キロの上空を飛行していた同5時半ごろ、酔った男が別の客に注意されて逆上。持っていたライターで枕などに火を付けようとしたという。国交省は「機長は飛行中の機内で最大の権限が与えられており、緊急着陸は妥当な判断だ」としている。

 このトルコ人の男の隣に座っていた都内の男性(48)によると、男は50歳代ぐらい。ウイスキーのコーラ割りを数杯飲んでいた。近くにいた別の乗客から「ヘッドホンの騒音がうるさい」と注意されたことから逆上し、止めに入った客室乗務員を突き飛ばすなど暴れたという。

 このため、別の客室乗務員が男を機体前方のビジネスクラスの座席に連れていったが、持っていたライターで枕や新聞紙に火をつけようとしたため、周りの乗客が羽交い締めにするなどして取り押さえたという。一方、離れた座席に座っていた神奈川県厚木市の男性は、「運航に異常をきたす状態になった」という機内放送で異変に気づいた。まもなく着陸したが、その後、約3時間たっても、具体的な説明がなかったので、「何がおきているのか、全くわからなかった」と航空会社側の対応に不満をもらした。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

今日のニュース 更新情報

今日のニュースのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング