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今日のニュースコミュの2005年5月20日(金)-東京-曇~晴

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★ディズニーランド運営会社が右翼関連企業に利益供与

★次世代ゲーム機、出そろう
└任天堂が「レボリューション」発表

★JR西社員への嫌がらせや暴力行為相次ぐ
└警備員が眼を光らせるなか、交代する運転士

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★台湾で類似「グリコ・森永事件」
└「毒入り飲むな」1人死亡

 台湾中西部の台中市内で十七日夜から十八日未明にかけて、コンビニエンスストアなどの店頭に毒性の強い青酸化合物が混入された瓶入り栄養ドリンクが置かれ、購入して飲んだ四人が相次ぎ中毒症を起こす事件が起きた。男性(55)一人が十八日深夜に死亡し、二人が重体となっている。台中市警察当局の調べによると、四人が飲んだのは台湾の大手飲料メーカー「保力達」ブランドの二種類の栄養ドリンクで、瓶には「毒入り飲むな」とプリンターで印刷されたシールが張られていた。このため十九日付の台湾紙、中国時報などは、日本の「グリコ・森永事件」に類似した事件として報じた。 

 青酸化合物が混入されたドリンクは四人が誤って飲んだものも含め、台中市内のコンビニエンスストアや薬局チェーン店など十店舗から合わせて十本がみつかった。警察当局はコンビニの防犯カメラに映った不審な若い男の映像を分析するなどして、毒入り飲料を置いた人物の特定を急いでいる。また衛生当局は十九日、台湾の全域で「保力達」商品の販売を中止するよう通達を出した。保力達では「犯人からの脅迫や恐喝は受けていない」と説明している。昭和五十九−六十年の「グリコ・森永事件」の後、台湾でも飲料に毒物を混入させた類似の企業恐喝事件が十件以上起きている。







★<JT>「日本で唯一」の冷凍カレーパン発売

 JTは6月1日から、電子レンジで解凍できる冷凍カレーパン「ミニカレーパン」を発売する。一般家庭向けでは、「日本で唯一」だという。実は4年前に同社は、日本初の冷凍カレーパンを発売したものの、おいしくつくれずに撤退していた。その後、02年に買収したベーカリーショップチェーンを通じてカレーパンのノウハウを研究。今回は「パンはサクサク、カレーはとろーりと、おいしくできた」と自信を見せている。JTは、旭化成の食品事業部を99年に買収して以来、冷凍食品事業に本格参入し、01年5月には「プチカレーパン」を発売した。しかし、電子レンジで解凍すると、パン生地が柔らかくなってしまい、「正直言っておいしくなかった」(JT)という。今回は東急百貨店から買収したベーカリーショップチェーン「サンジェルマン」から、「おいしいカレーパンづくりの秘訣を習得した」。また、冷凍食品技術の向上で「揚げたてのサクサク感を再現できた」といい、冷凍カレーパンの市場開拓に再挑戦する。6個入り、300円。










★クローン技術応用、患者のES細胞作製
└米韓チームが成功

 患者自身の遺伝情報(DNA)を持ち、様々な細胞や臓器に成長できる「胚性幹(はいせいかん)細胞(ES細胞)」という特殊な細胞をクローン技術を使って作製することに、韓国ソウル大や米ピッツバーグ大などのチームが世界で初めて成功した。

 糖尿病や脊髄(せきずい)損傷などの患者の細胞や臓器をよみがえらせ、移植しても拒絶反応を起こさない“究極の再生治療”実現に大きな一歩となる。一方で、クローン人間誕生にもつながる技術のため、生命倫理の問題が改めて浮上しそうだ。研究は19日付の米科学誌サイエンス電子版に掲載される。研究チームはまず、ボランティアの女性18人が提供した、卵子のもとになる卵母細胞185個から女性のDNAが入った核を除去。その細胞に、脊髄損傷や若年性糖尿病など実際の患者の皮膚細胞(体細胞)から採取した核を移植した「クローン胚」を作製した。31個のクローン胚が胚盤胞(はいばんほう)と呼ばれる段階まで成長し、うち11個からES細胞を取り出すことに成功。結果的に、皮膚細胞を提供した患者11人中9人は、移植しても拒絶反応の起きない自分のDNAが入ったES細胞を合計11個、1人当たり1〜2個作ることができた。このES細胞の染色体に異常は見られず、皮膚、網膜、筋肉など様々な細胞への分化能力が確認できた。

 研究チームのメンバーは昨年2月、世界で初めてヒトクローン胚からのES細胞作製に成功した。その際は、体細胞提供者と卵母細胞提供者が同一人物で、242個の卵母細胞からできたES細胞も一つだけだった。今回は実際の患者の体細胞を使った上で、ES細胞作製効率を10倍以上に高めた。研究チームは「拒絶反応が本当に起きないかなど、安全性をさらに調べる必要がある」としている。中辻憲夫・京都大再生医科学研究所長の話「卵子提供者が1人か2人いれば患者のクローンES細胞が手に入る効率を達成しており、実用化に十分なレベルとなった」









★ディズニーランドが右翼関連企業に破格の利益供与

 東京ディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」(OLC)が、元暴力団幹部の右翼団体幹部が深く関係する不動産会社に本社社屋の清掃業務を委託し、昨年末までの7年間だけで総額約9億円を支払っていたことが19日、読売新聞の調べでわかった。不動産会社はこの間、業務を丸投げして約3億7000万円を得ており、OLCが結果的に破格の利益を右翼幹部関連会社にもたらしていた形だ。捜査当局も関係者の事情聴取を進めている。OLCは読売新聞の指摘を受け、この不動産会社との契約の解消を検討している。千葉県浦安市の東京ディズニーリゾート敷地内にあるOLC本社の清掃業務を受注してきたのは、同市の不動産会社「中央興発」。

 同社は1984年4月から86年10月まで、全国の右翼団体で組織する「全日本愛国者団体会議」の名誉議長、志賀三郎氏(79)の実兄が代表取締役を務め、志賀氏の長男も89年12月から今年2月まで同社役員だった。また、同社の現在の社長は、志賀氏らが発起人となって設立された東京都千代田区の建設会社「京三建設工業」の監査役が兼務している。志賀氏は、指定暴力団松葉会の元最高顧問。OLCの説明によると同社は84年9月から本社社屋の清掃業務を中央興発に委託。判明している98〜2004年の7年間は清掃業務委託費として中央興発に毎年約1億4000万〜1億1000万円、総額約9億円を支払ってきた。委託は随意契約で行われてきた。

 一方、関係者の証言によると、中央興発は社員が数人だけで、OLCから受注した清掃業務は都内の大手ビルメンテナンス会社に下請けに出しており、中央興発は事実上、業務を仲介しているだけだった。中央興発からビルメンテナンス会社への口座支払いは、98〜04年の7年間で総額約5億3000万円で、OLCからの委託費の約6割に過ぎず、残る約4割の約3億7000万円を中央興発が得ていた。OLCの高橋政知元会長(故人)は志賀氏とともに京三建設工業の設立発起人だった。

 OLCの加賀見俊夫社長(69)は「志賀さんは、高橋さんが付き合っていた人。右翼として認識している。私は、志賀さんと中央興発との関係は知らない」と話している。一方、志賀氏は、先月からの読売新聞の取材申し入れに回答していない。

 ◆OLC広報部のコメント「現在、調査を進めている。法令順守の観点から、問題があることが確認できれば、契約を解消する」

 ◆オリエンタルランド=千葉県・浦安沖を埋め立て、大規模レジャー施設や住宅地、商業地などとして開発することを目的に、1960年7月、京成電鉄、三井不動産などが出資して設立された。96年に東証1部上場。東京ディズニーランド、東京ディズニーシーなどを運営しており、2005年3月期連結決算の売上高は約3310億円。










★スター・ウォーズ公開で経済損失658億円

 「スター・ウォーズ」新シリーズ完結編「エピソード3 シスの復讐」(ジョージ・ルーカス監督、日本公開7月9日)が米時間19日午前0時1分、全米で一斉に初日を迎えた。全米3700館9400スクリーンで公開された初回は、どの劇場も満席。各地の映画館前では、ダース・ベイダーやレイア姫など登場人物にふんしたファンが行列をつくった。時差の関係で全米で最も公開が早いニューヨークの映画館前には、数百人が並んだ。

 20年以上にわたった“国民映画”の最終作とあって、さまざまな社会現象が起きた。ファンの間で「聖地」と呼ばれるハリウッドのチャイニーズ・シアター前には、初回チケット入手のため4月2日から列ができた。また多くのファンが公開後真っ先に見るために会社を欠勤しているとみられ、専門家はこの2日間の経済損失が6億2700万ドル(約658億3500万円)に上ると指摘した。ある映画館前には、仕事ができる設備を持つバスまで登場した。映画史に残る騒動となった公開初日の興行収入は、「スパイダーマン2」(04年)が持つ初日記録4040万ドル(約42億4200万円)を更新しそうな勢いだ。







★日本付近の年平均気温、約100年後には約2〜3℃上昇
└気象庁予測

 気象庁は2100年頃の日本付近の通年の気候変化予測を行った「地球温暖化予測情報 第6巻」をまとめ、05年5月19日に同庁ホームページに掲載した。

 「地球温暖化予測情報」は複数のCO2排出シナリオに沿った地上気温、降水量、海面水位などの変化について、気象研究所が開発した地球全体を対象にした気象モデル(全球大気・海洋結合モデル)をもとに予測したもので、同庁では96年度からこの報告をほぼ2年ごとに定期的に発表している。第6巻は、「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」が提示した温室効果ガス排出シナリオのうち、「1990年に約350ppmだった大気中C02濃度が2100年に約860ppmに増加する」という代表的なシナリオを使い、日本付近に対象を絞り、解像度が従来より高度化した「地域気候モデル」による通年の予測を行った点が特徴。日本付近について通年の気候変化予測を公表した研究事例は国内では初めてだという。

 なお、約100年後(2100年頃)の気候予測結果としては、(1)日本付近の年平均気温は全国的に2〜3℃程度上昇する、(2)年間冬日日数(最低気温0℃未満の日数)が全国的に減少する一方、熱帯夜日数(最低気温25℃以上の日数)は全国的に増加する、(3)年降水量はほとんどの地域で増加し、最大20%程度の増加が見込まれる、(4)7月の降水量は東北南部から西日本で増加し、降水量が増加する地域では強い降水の頻度や降水の日数も増える、(5)降雪量減少率は北陸周辺で大きく、現在の50%程度になるところがある−−などの内容が示されている。
 気象庁では第6巻の成果を踏まえ、今後海の変化も考慮した「地域気候モデル」の改良を行い、複数の温室効果ガス排出量シナリオで予測した結果を06年度刊行の第7巻に盛り込む方針。









★日本製中古車規制のうわさ
└ロシア各地で抗議広がる

 ロシアで人気が高い日本製の輸入中古車の規制に政府が乗り出し、右ハンドル車の新規登録を禁止、輸入関税を引き上げるとのうわさが広がり、モスクワや極東地方で19日、日本車のオーナーらが日の丸を車につけクラクションを鳴らすなどして抗議デモをした。政府はテレビ中継された同日の閣議で規制導入を否定したが、政府系テレビは、左ハンドルが主流の道路で右ハンドル車は危険と宣伝、今後の規制に含みを残した。

 極東地方では、中古車の97%が日本車で、モスクワなどでも、手ごろな値段や耐久性の高さから需要が拡大。この日は極東ウラジオストクからモスクワの政府庁舎前まで、各地で抗議のクラクションが鳴り響いた。ロシアでは、これまでも右ハンドル禁止のうわさがしばしば流れ、抗議が繰り返されている。









★スマトラ島沖でM6・7
└アチェ州など広範囲で揺れ

 インドネシア・スマトラ島北部西方のインド洋で19日午前9時(日本時間同11時)ごろ地震があった。米地質調査所によると、マグニチュード(M)6・7で、震源の深さは約30キロ。インドネシア気象庁はM6・8としている。3月28日の地震で大きな被害を受けたニアス島をはじめ、アチェ州や北スマトラ州など広い範囲で揺れを感じたが、死傷者や建物の大きな被害はなかったもよう。スマトラ島沖では昨年12月と今年3月の巨大地震の後、余震が続いている。










★ヒスパニック系ロス市長が誕生
└133年ぶり

 米ロサンゼルス市長選挙の決選投票が17日行われ、18日までの開票の結果、ヒスパニック系のアントニオ・ビリャライゴサ市議(52)=民主党=が現職のジェームズ・ハーン市長(54)=同=を破り、初当選した。全米第2の都市、ロサンゼルスにヒスパニック系市長が誕生するのは133年ぶり。

 AP通信などによると、98%開票の段階で、ビリャライゴサ氏の得票率は59%で、ハーン氏の41%に大差をつけた。メキシコ移民の二世ビリャライゴサ氏は勝利宣言で「わたしは自分がどこから来たかを忘れない」と述べ、支持母体のヒスパニック系市民に感謝の意を表した。ロサンゼルス市では人口約370万人のうち約48%をヒスパニック系が占める。ヒスパニック系市長は1872年以来。当時のロサンゼルスは人口5000人程度だった。ハーン市長は2001年の前回選挙で黒人票の獲得に成功したが、在任中の財政悪化に加え、黒人の警察幹部を更迭したことで今回の選挙では黒人票を失った。











★電車の遅れ時間も虚偽報告
└車掌「運転士に頼まれた」-JR脱線事故

 兵庫県尼崎市のJR福知山線脱線事故で、伊丹駅出発後の総合指令所への無線連絡について、快速電車の車掌(42)が尼崎東署捜査本部の事情聴取に「オーバーランの距離だけでなく、電車の遅れも運転士に頼まれ1分30秒と虚偽の報告をした。実際はもっと遅れていた」と供述していることが20日、分かった。

 捜査本部は高見隆二郎運転士(23)=死亡=が報告を上回る遅れを取り戻そうと、伊丹駅出発後、制限時速を超える走行を続け、現場のカーブに進入した可能性があるとみて、実際の遅れ時間を調べている。また、車掌の連絡を受けた総合指令所が、オーバーランについて問い合わせるため、高見運転士に無線で2度呼び掛けた後、携帯電話でも複数回呼び掛けたが応答がなかったことも判明した。

 調べによると、快速電車は4月25日午前9時14分ごろ、伊丹駅でオーバーランし、所定の位置までバックするなどしたため同駅を遅れて出発。車掌は同17分ごろ、総合指令所に無線で「伊丹駅で8メートルのオーバーラン。1分30秒遅れ」などと報告した。同駅での実際のオーバーランは約60メートルだったとみられるが、車掌はこれまでの事情聴取に「伊丹駅出発後、車内電話で高見運転士に頼まれ、指令所に超過距離を8メートルと過少申告した」と説明。新たに「遅れ時間についても少なく報告するよう高見運転士に頼まれ、実際より短い1分30秒と無線連絡した」と供述した。これまでの調べで、高見運転士は伊丹駅出発後の直線区間で制限速度の時速120キロを超えて「回復運転」をした上、現場のカーブにも制限を30キロ以上上回る時速100キロ超で進入し、脱線したことが分かっている。(










★運転中ケータイ事故半数以下
└改正道交法効果クッキリ

 運転中に携帯電話を使っただけで罰則が科される改正道交法を適用した摘発が、昨年11月の施行後から4月までの半年間で延べ15万411人に上ったことが19日、警察庁のまとめで分かった。携帯電話使用中の交通事故は、3月までの5カ月間で前年同期比530件減の427件で半数以上の減少。死者数は同8人減の6人、負傷者数は同778人減の554人といずれも約6割減っており、改正道交法の効果が表れている。罰則が強化された「飲酒検知拒否」の摘発は、4月までの半年間で同16人増の244人だった。一方、東京都内の一部首都高速を除き、4月から高速道路でのオートバイの2人乗りが原則解禁となったが、1カ月間に全国で5件の事故が発生し、2人が死亡、6人が負傷した。










★相次ぐ監禁事件-過剰な自己愛
└監禁事件の病理を探る。(産経新聞)

 未成年者を標的にした監禁事件が相次いでいる。少女(19)を首輪で拘束した小林泰剛容疑者(24)や、逃走防止のため高校2年の女子生徒(17)を手錠でつないだ川本こと鄭隆之容疑者(29)。犯罪心理に詳しい専門家は「女性をペット化する状況が酷似している」と指摘する。両事件ではチャットなどネット上の“ツール”が犯行のきっかけとなった。対等な人間関係を持てず「支配」に走る加害者側と、顔の見えない相手を安易に信頼する被害者側。監禁事件の病理を探る。


 ≪「自分は強い」≫
 「古くは新潟県で起きた事件同様、女性をほとんどペットのように扱う点が酷似している」

 犯罪心理に詳しいメンタルクリニック院長、町沢静夫氏(59)は小林、鄭両容疑者の事件に「昔はなかったのに、最近の日本では目立つようになった傾向」を感じた。町沢氏によると、女性と対等に付き合えない男性が増えたことが、こうした事件の背景にあるという。「相手を独占したい、思うままに動かしたいというのは誰でも持つ感情だが、対等な人間関係が作れるよう、次第に成熟するのが普通。しかし、人間と結びつく能力が低いままで大人になると、相手を支配、操縦しようとする心理につながる」両事件の底に共通して流れているのは、「自分は強い」と過信する加害者側の強い自己愛。日本では過保護によって助長されることが多いが、逆に幼少時に虐待を受け、はぐくまれることもある。

 ≪カネとモノ≫
 平成12年2月、新潟県三条市で当時小4だった女性を連れ去り、9年2カ月間にわたって自宅に監禁した男が逮捕された事件があった(懲役14年の判決が確定)。この男も小林容疑者同様、「カネとモノ」に囲まれた生活を送っていた。小林容疑者の場合、小学校時代からベンツで送り迎えされる「王子様」。幼少時から月10万円以上の小遣いを渡され、犯行に使われたマンションも「受験勉強に使う」と借りたものだった。新潟県の事件でも、男は親から当時の人気車を買い与えられ、「独立した部屋がほしい」と自宅を増築させていた。「女性を支配、操縦したいと思っても、カネやモノがなくてあきらめることはある。人間の歴史は子供が持つ大きな欲望を断念することでもあり、カネがあることで『自分の力で何でもできる』と過信することもある」(町沢氏)


 ≪無料の怖さ≫
 インターネットの出会い系サイトやチャット。こうしたツールを悪用した犯罪が報じられる割には、利用者側からの危機感はうかがえない。出会い系サイトやチャットに詳しいフリーライター、株山栄さん(34)は「男性側は有料の出会い系サイトでも、女性側は無料。友達のノリで出会いを提供するサイトも多く、理由さえ与えれば比較的簡単に会うことはできる状況」と話す。チャットの場合、グルメや芸能など女性が興味を持ちやすい話題を提供する。やり取りが進めば信頼感が強まり、女性側が「ちょっと会うぐらいなら」と警戒心を緩めることは多い。

 ネットでは自分の個人情報を与えなければ大丈夫、いつでも切断できるという安心感がある。文字にすることで自分の内面を伝えやすいうえ、手紙より早くやり取りするため信頼も得やすい。加害者側は自分が支配しやすい気弱な女性を選ぶため、「会って最初にガツンと脅かしてしまえば、怖くて逃げられなくなる」と町沢氏はいう。欧米では性犯罪者に抗男性ホルモン剤を与える治療法が20年以上前から存在するが、日本ではこの薬物の使用は許可されていない。町沢氏は「法律で加害者側の性的欲求を抑えることは難しい」と話す。株山さんも「現実に事件が起きている以上、女性側はネットで出会うことのリスクをもっと真剣に考える必要がある」としている。



 ≪最近の主な監禁事件≫
 
平成12.2
新潟県三条市で小学4年当時に行方不明になった女性を約9年ぶりに柏崎市で保護、自宅に監禁していたとして無職男を逮捕

  15.7 
東京都港区のマンションで監禁されていた東京都稲城市の小6女児4人を4日ぶりに保護、容疑者の男は自殺

     9 
新潟県村上市で行方不明となった中学3年の女子生徒を11日ぶりに佐渡で保護、自宅に監禁していたとして無職男を逮捕

  17.5 
東京都足立区のマンションで首輪につながれるなどして3カ月以上監禁されていた少女がすきをみて脱出、過去に同様の事件を犯していた男を逮捕

     5 
大阪府堺市のマンションに3週間監禁され、外出時も車で連れ回されていた女子高生がJR奈良駅前の交番に駆け込み、追ってきた露天商手伝いの男を逮捕









★ウェンディーズ指入りチリ事件
└指の持ち主に関する詳細

 18日付のサンフランシスコ・クロニクル紙によると、詐欺未遂であることが明白になったウェンディーズ指入りチリ事件で、チリの中に入れられた指の持ち主は、わずか50ドルの借金を清算するために切断した指を同僚に提供したという。同紙によると、ラスベガス在住のブライアン・ポール・ロシターさん(36)は、昨年12月、勤務していた舗装工事会社でトラックリフトに手を挟まれ、指の一部を切断するハメに。ロシターさんは、この会社で指入りチリ事件の容疑者、アンナ・アヤラの夫と一緒に働いていた。

 アヤラはチリに指を入れたのは自分ではない、と主張している。アヤラはウェンディーズのチリの容器の中に切断された人間の指が入っていた、と言い立てて全米の注目を集め、同ハンバーガーチェーンの売り上げに大打撃を与えた。ロシターさんの母親、ブレンダさんはペンシルバニアの自宅で同紙の電話取材に答え、事故の後、息子は破産した、と明らかにした。ブレンダさんは「息子には借金問題がありました。あの男には50ドルの借りがあったんです」と明らかにしたが、それ以上、事件に関するコメントは控えた。「息子は極楽トンボなんですよ。千切れた指を見せたら大受けだ、なんて思ったんじゃないかしら」

 サンノゼ市警の広報担当は同氏の記事内容に関するコメントを控え、男性の身元に関してもふれなかったが、捜査には素直に協力しているという。それとは別に、裁判所はアヤラに対する保釈金50万ドル(約5400万円)の引き下げの訴えを退けた。アヤラはウェンディーズ・インターナショナルが彼女の主張の結果こうむった損害数百万ドルのため、重窃盗未遂と保険金詐欺で告発されて、刑務所に拘置されている。検察は18日、アヤラを新たな容疑で告発した。虚偽もしくは詐欺目的の保険金要求容疑だ。有罪になれば、最高で州刑務所に9年8ヶ月収監されることになる。












★次世代ゲーム機、出そろう
└任天堂が「レボリューション」発表

 任天堂は18日、「ゲームキューブ(GC)」の後継機となる次世代家庭用ゲーム機「レボリューション」を発表した。発売は来年。ソニーは「プレイステーション(PS)3」、米マイクロソフトも「Xbox360」を発表済みで、「ファミコン」でテレビゲーム市場を創造した任天堂が戦列に加わり、新たな覇権争いが幕を開けた。任天堂の「レボリューション」は、DVD(デジタル多用途ディスク)のパッケージを3枚ほど重ねた厚さで、「PS3」「Xbox360」よりも小さい。新採用の12センチ光ディスクと「GC」向け8センチディスクも利用でき、新旧両方の機種向けに作られたソフトで遊ぶことができる。

 ネットワークからダウンロードすれば、過去に発売した家庭用ゲーム機「ニンテンドウ64」「スーパーファミコン」「ファミコン」のゲームも楽しめる。DVDビデオの再生も可能だ。 任天堂は、「スーパーファミコン」まで家庭用ゲーム機市場のトップを走っていたが、94年に「プレイステーション」「セガサターン」が相次ぎ発売された影響でシェアがダウン。対抗機として、「ニンテンドウ64」や「GC」を投入したものの、「PS2」には勝てず、北米販売台数ではマイクロソフトの「Xbox」にも抜かれた。 ただ、携帯型ゲーム機では「ゲームボーイ」がゲームソフト「ポケットモンスター」のヒットもあってシェアトップを維持。今回は「レボリューション」と同時に、重さわずか80グラムの携帯型ゲーム機の新機種「ゲームボーイミクロ」を今秋発売すると発表した。 次世代ゲーム機では、ソニー、マイクロソフトがゲーム機のネット端末化、情報家電化を進める方向を打ち出している。対する任天堂は、「年齢や性別を問わずあらゆる人々をゲームの世界に導く」(岩田聡・任天堂社長)として、ゲームの面白さで勝負していくという。 3社は、米ロサンゼルスで18日開幕の国際ゲーム展示会「E3」で、次世代ゲーム機の詳細や対応ソフトを紹介する。








★米が新宇宙戦略を検討、人工衛星を防衛

 米ホワイトハウスは18日、ブッシュ政権は人工衛星の防衛を目的とした新宇宙戦略を検討しているが、兵器を宇宙に配備することは考えていないと述べた。ホワイトハウスのマクレラン報道官は、新戦略は国防総省その他の機関の間で練られているが、承認のためブッシュ大統領や側近に送付されてはいないと語った。マクレラン報道官は記者団に、「われわれが検討している戦略は、宇宙の武装化を目指すものではない。われわれは宇宙システムを保持しており、それが確実に防衛されるよう望んでいる」と述べた。ただ、一部の防衛アナリストや兵器抑制派は、この政策は攻撃と防衛双方のための武器を宇宙に配備する道を開くものとして、反発している。









★JR西社員への嫌がらせや暴力行為相次ぐ
└警備員が眼を光らせるなか、交代する運転士
 
 尼崎脱線事故の後、JR西日本社員への嫌がらせや暴力行為が相次いでいる。同社は「列車の安全な運行に支障が出かねない」として、主要駅のホームに計約30人の警備員を配置、運転士や車掌の安全確保に乗り出した。警備員は大阪や天王寺、京都など運転士らが乗務を交代する主要駅に配置。午前9時〜午後10時まで、ホームで乗務員に付き添うように見守っている。同社によると、報告があった暴言や嫌がらせなどは計約220件(11日現在)。このうち7割を超える約160件が京阪神で起き、女性運転士がけられたり、乗務員室に強引に入って来て車掌を小突くなどの暴力行為も目立っている。運転士らからは不安を訴える声が上がっており、警備員の配置は当分の間続けるという。









★監禁鄭容疑者、“忙しくて”逮捕できず

 大阪府茨木市の女子高生(17)を手錠などを使って監禁したとして奈良県警に逮捕された同府堺市の露天商手伝い鄭隆之容疑者(29)が、3月にも別の少女(17)を5日間監禁し、堺東署に被害届が出ていたことが19日、分かった。同署は容疑者を特定したがすぐに逮捕せず、鄭容疑者はその間に茨木市の女子高生を自宅などに監禁。安正夫副署長は「路上強盗や殺人未遂が多発し、並行して捜査したが逮捕状請求に至らなかった」などとし、奈良県警の捜査が終わり次第、監禁容疑で逮捕する方針。調べでは鄭容疑者は2月ごろ、兵庫県内の少女(17)と出会い系サイトで知り合い、数回会うなどした。3月18日夜にトラブルになり、少女を車に乗せてホテルなどを連れ回した。少女は22日夕、堺市内のコンビニ店に駆け込み、保護された。手錠などで拘束されることはなかった。










★カカクコムと静岡新聞のサイト被害、同じウイルス原因

 価格比較サイトの最大手「カカクコム」や静岡新聞などのサイトが改ざんされた問題で、サイトを閲覧した利用者が感染する恐れのあったウイルスは同一で、「トロイの木馬」と呼ばれる種類のものだったことが分かった。カカクコムは19日までに警視庁に被害届を出した。2社への攻撃は海外からの可能性が高いとみられる。このウイルスに感染すると、パソコンのキーボードやマウスを使って入力した情報が第三者にメールで送信され、盗み見られる危険がある。

 感染の仕組みは、サイト内に仕掛けられたプログラムで別のサイトに勝手にリンクされ、そこでウイルスを「移植」されてしまうというものだ。カカクコムでは11〜14日に同社が運営する「価格・com」のトップページなど計25サービスを、静岡新聞と上毛新聞では6〜16日に就職支援サイトを、それぞれ閲覧した場合に感染の恐れがあった。両新聞社の就職支援サイトは同一のサーバーで運用されている。3社は、感染の恐れがある利用者に対し、セキュリティーソフト会社の対策ソフトを使ってウイルスを駆除するよう呼びかけている。カカクコムにはこれまでに約千件の問い合わせがあったという。警視庁は、カカクコムからサーバーや接続履歴の提出を受けて捜査を進めている。











★次世代DVD、両陣営歩み寄れず
└米映画界が主導権か

 次世代DVDの規格統一を目指すソニー、松下電器産業、東芝の3社による交渉が一時中断に追い込まれた模様だ。技術やコストの優劣を論じ合い、双方の利点を生かした新規格を探ろうとしたものの、現時点では歩み寄れなかった。両者が再び前向きな交渉に乗り出すかどうかには米映画業界が主導権を握るとの見方もある。両者の規格が併存する可能性も再浮上してきた。

 「白紙にもどったようなものです。(今後は)東芝さんのご決断待ちです」。19日、東京都内で開かれた業界の懇談会に出席した松下電器産業の中村邦夫社長が記者団に語った。ブルーレイ・ディスク(BD)陣営のソニー・松下と、HD―DVD(HD)陣営の東芝。3社の事業責任者は両陣営の代表として3月初めに統一交渉に入った。決着のひとつのめどが、両陣営が会員企業を集めて総会を開く今月16日だった。13日の交渉が物別れに終わり、15日の日曜日に最後の交渉に臨んだが溝は埋まらなかった。東芝は16日の総会で「年末にHD再生機を予定通り発売する」と表明。ソニーも17日、来年発売する次世代ゲーム機にBDドライブを搭載すると世界発表した。

 両陣営には電機、パソコン、映画会社など国内外の関連企業約100社が集まっており、3社はその利害を代表していた。その責任が選択肢を狭めた。最大の争点となったディスク方式について、ソニー・松下は「BDのディスク方式を変えれば陣営各社に顔向けできない」と一歩も譲れない構え。これに対し、一度はディスク方式で歩み寄る姿勢を示した東芝も「前提なしに両方式を比べた上での優劣から選ぶのでなければ、自陣営を説得するのは無理だ」(幹部)という。

 東芝は、HD方式が検討すらされず、BDのディスク方式でHD並みの低コスト化が可能かどうかについても「満足のいく説明がなかった」(同)ことに反発。受け入れ拒否を決めた。BD側には「受け入れなかったのは東芝に決定権がなかったからではないか」(ソニー幹部)と不信感が残った。両陣営は「交渉を続ける」としている。ただ、交渉再開のめどは立っていない。「相手が歩み寄らないのなら、結局はハリウッド勢がまとまってどちらかを選ぶことになるのではないか」(関係者)との観測さえ出ている。










★タイでミス・ユニバース世界大会開催
└津波被害復興アピール

 今月31日、タイのバンコクで「第54回ミス・ユニバース世界大会」が開かれる。タイは、昨年12月に発生したインド洋大津波の影響で、南部のプーケット島などで観光収入が激減するなどの大きな打撃を受けているが、タイ政府は“美女の祭典”を機に観光客の呼び戻しを図っている。同大会は、13日からすでにプレ・イベントが始まっており、その様子が連日地元紙の紙面をにぎわしている。これまで、82カ国からの参加女性のプロフィルやタクシン首相への表敬訪問の様子などがカラー写真付きで大きく報道された。英字紙「ネーション」によると、タイ政府は大会の開催のために2億6500万バーツ(約7億1600万円)の予算を計上したが、イベントによるPR効果はこれを上回る32億バーツ(約86億円)になると見込んでいる。

 また「バンコク・ポスト」によると、タイ政府観光庁は、世界から報道関係者1600人、外国人観光客3万人がタイを訪れ、最終選考の模様がテレビを通じて171カ国に伝えられることで、収入は50億バーツ(約135億円)になるとそろばんをはじいている。タイの観光業界にとって、大会は津波被害からの復興をアピールする絶好の機会にもなっている。プレ・イベントの一環として「美女」たちは19日、プーケット島で行われる津波からの避難訓練に参加する。ソムサック観光・スポーツ相は「外国人観光客の信用を取り戻すことができるはずだ」とPR効果に期待をかけた。

 一方、タイの企業にとっても大会は自社製品を世界に売り込む絶好の舞台だ。シンハー・ビールを製造販売する国内ビール2位のブンロート・ブルワリーは大会の主要スポンサーとなった。タイではビールの国内市場は頭うちの状態であるだけでなく、政府が酒類の販売時間を短縮するなど節酒圧力が高まっている。このため、同社ではテレビ中継を通じて世界へ自社銘柄をアピール。特に巨大市場の中国やインドへの進出を目指している。昨年の輸出売上高は総売上高(242億5000バーツ=約655億円)の3−4%に過ぎないが、PR効果による輸出増を図る方針だ。










★衆院幹部に“無駄”公邸 
└「27億円」を10年以上空き家に

 国有財産である衆院事務総長と衆院法制局長の公邸が、少なくとも十年以上空き家になっている。いずれも都心の一等地にあり、資産評価額は合わせて約二十七億円という超優良資産だ。財務省などから改善を求められ、昨年から「分室」と名称変えしたが、利用実態は不明のままだ。

 衆院庶務部によると、事務総長公邸は東京都千代田区内にあり、約六百二十四坪の土地と建物をあわせた資産評価額(平成十三年三月現在)は約二十億六百万円。渋谷区内にある法制局長公邸は約三百八十坪の土地と建物で約七億九百万円の評価(同)がついている。少なくとも平成七年以降は歴代の事務総長や法制局長の居住実態はなく、自宅から通勤しているという。
 国家公務員宿舎法は公邸について「職員および主としてその収入により生計を維持する者を居住させるため国が設置する居住用の家屋」と定めている。財務省サイドは平成十年に売却や転用などを要請。衆院は昨年三月に両公邸をそれぞれ「事務局分室」「法制局分室」と用途変更したが、会議などの開催回数については「答えられない」(衆院庶務部)としている。

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★亀田、世界4位に“判定勝ち”

 「浪速の闘拳」亀田興毅(18=協栄)が19日、世界上位ランカー相手に上々のファイトを披露した。この日、移籍後初めて東京・新宿区の協栄ジムで初練習。WBA世界フライ級4位の坂田健史(25=協栄)とのスパーリングに臨んだ。約3カ月ぶりの実戦だったが、キャリアや実績で格上の坂田にパンチをもらいながらもパワーで押し返し、一瞬ぐらつかせる一撃もヒットさせた。20歳の誕生日を迎える来秋までに、世界ベルトを奪取できる潜在能力の高さをアピールした。

 闘拳の熱気がリングを包んだ。同じフライ級で世界4位にランクされる坂田との4回のスパーリングでも下がらない。キャリア、実績、地位。すべての面で相手が格上でも、亀田は戦う姿勢を前面に出した。両腕で押してプレッシャーをかけ、前進を続けて拳を繰り出した。踏み込んで左ストレート、左フックを連発し3回には軽快に動く相手の動きを一瞬、止めてしまった。「同じ階級でパワーは勝った。あれだけのパワー差があるんや」。手応え十分のファイトに満足の表情を見せた。

 実戦は2月21日のヨードゲン戦以来、87日ぶり。約3カ月もスパーリングから離れれば当然、試合感覚も鈍る。1、2回は距離感をつかめず、坂田の左ボディーを何度も浴びた。ただ3、4回には感覚を取り戻し、カウンターで強打を放った。亀田は「今日の内容は判定で勝ってるよ。あれで判定で負けているとは思わない」と堂々と宣言した。初めて拳を交えた坂田は「思った以上にスピードとパンチがある。今、日本ランカーでもおかしくない。いい刺激というよりヘタしたら食われちゃうかも」と驚きの表情。大竹トレーナーも「爆発力を感じます。あとはキャリアだけ」と絶賛した。年齢差はあるが亀田、坂田は間違いなく日本フライ級の2枚看板となる。金平桂一郎会長は「坂田とこれだけ戦える18歳はいない。日本で認めるベルトは2つ。2人で切磋琢磨(せっさたくま)してほしい」とWBA、WBCのフライ級ベルトを総なめにする夢を描いた。

 今月30日からは6日間で40回のスパーリングを集中的に行う。移籍初試合の対戦相手も2人に絞られた。トレーナーで父史郎氏は「この環境は最高。次の試合はデビュー戦のつもりや」と口にした。亀田が上々のスパーリングで再び世界王座を目指して走り始めた。
★TDL運営会社が右翼関連企業との契約打ち切りへ

 東京ディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」(OLC)が、元暴力団幹部の右翼団体幹部と関係の深い不動産会社に本社社屋の清掃業務を委託し、結果的に巨額の利益をもたらしていた問題で、OLCは20日午前、「契約にそぐわない会社と疑われても仕方がない」などとして、この不動産会社との契約を今年8月末で打ち切ることを明らかにした。

 OLCは、毎年行われる不動産会社との契約更新時に、同社の実態について事実上、調査などを行わないまま、20年にわたって随意契約を続けていた。OLCが契約打ち切りを決めたのは、東京ディズニーリゾートと同じ千葉県浦安市に事務所を構える不動産会社「中央興発」。同社は、全国の右翼団体で組織する「全日本愛国者団体会議」の名誉議長、志賀三郎氏(79)の実兄や長男が、代表取締役や役員を務めたことがあるなど、志賀氏との関係が深い企業で、OLCは1984年から、本社社屋の清掃業務を委託し続けてきた。

 OLCは、読売新聞の指摘を受け、中央興発との契約の経緯などを内部調査した結果、「(中央興発は)右翼幹部とつながりがあると疑われる。コンプライアンス(法令順守)の観点から、これ以上契約はできない」(広報部)と判断。今週に入り、同社に対し、今年9月からの契約更新をせず、契約を打ち切ることを伝えたという。

 加賀見俊夫社長(69)も同日朝、東京都内の自宅前で報道陣に対し、「(読売新聞の)取材があって調べると、(右翼団体幹部の)息子さんが役員に入っていたことがわかった。コンプライアンス上、問題があることは間違いない」としたうえで、「契約が切れる今年8月でやめることで(中央興発と)合意した」と述べた。OLCによると、本社清掃業務は毎年9月に、1年間の契約で中央興発に発注してきたという。

 しかし、関係者によると、OLCの総務部門や不動産管理部門などの関連部署は、中央興発の実態をまったくチェックしてこなかったという。また、契約価格についても「一般(の企業)よりも割安で、妥当な金額」(広報部)などと説明してきたが、実際は、同業他社との見積もり合わせなどは一度も行っていなかった。

 OLC広報部は「チェックが甘かったと言われれば否定できない」としている。

 ◆本社前の報道陣にびっくり…OLC社員◆

 東京ディズニーランドや東京ディズニーシーと同じ敷地内にある千葉県浦安市のOLC本社前には、20日早朝から多くの報道陣が詰めかけ、同社の安岡譲治広報部長ら広報担当者数人が、報道陣の問い合わせに応対した。

 同社の出勤時間とも重なり、出勤した社員の中には、正門前に集まった報道陣にびっくりした表情を見せる人もいた。
★<南アフリカ>死因の第1位がエイズ
└死者の3分の1

 南アフリカの公衆衛生に関する独立調査機関、医療研究評議会は、同国国民の死亡原因のトップがエイズであると結論付けた調査報告書を作成した。17日付の南ア主要紙が一斉に報道した。国連によると、南アはエイズウイルス(HIV)感染者が530万人(03年末現在)と世界最多だが、死亡原因のトップがエイズであるとした報告は初めて。

 同評議会は00年の死亡統計などを基に南アの九つの州ごとに死因を推定した。その結果、全国の死者の29.8%はエイズが原因と判明。9州のうち8州で死因1位はエイズだった。最も高かったのはクワズールーナタール州で41.5%。政治経済の中枢であるハウテン州は32.5%だった。

 報告書は外部に流出し、報道で存在が明るみに出た。政府は「厚生相が報告書を見るまでは論評しない」としているが、南アの現政権はエイズ対策に消極的だと指摘されてきただけに、「調査結果は政府の失政を裏付けるもの」との政府批判が改めて強まりそうだ。
★敵対買収への防衛策、この1か月で52社が新規導入

 敵対的なM&A(企業の合併・買収)に対する危機感の高まりで、国内の上場企業のうち、何らかの買収防衛策の導入を新たに決めた企業は、この1か月(4月18日〜5月19日)だけでも52社に上ることが19日、読売新聞社の調べで明らかになった。

 フジテレビジョンが3月に機動的に新株を発行できる防衛策を決めるなど、当初は一部の企業が先行したが、株主総会がピークとなる6月を前に、導入の動きは加速している。

 最も多かったのは、敵対的買収者が現れた場合に、友好的な企業に第三者割当増資などを行い、対抗する余地を残すための「株式の発行可能枠(授権株式数)の拡大」で、31社が実施する。取締役会に買収者が乗り込んで来るのを防ぐための「取締役の定数削減」を行う企業も24社に上った。

 ただ、いずれも“応急的措置”の意味合いが強く、本格的な防衛策の導入はさほど進んでいない。新株予約権を活用し買収者の持ち株比率を引き下げる「ポイズン・ピル(毒薬条項)」の導入は、3月に発表した制御機器メーカーのニレコを含めて6社だった。

 一方、株価による企業の価値を示す時価総額が親会社と子会社で逆転する「ねじれ」を解消するため、イトーヨーカ堂がセブン―イレブン・ジャパンなど子会社2社と持ち株会社を設立するなど、買収を防ぐためのグループ再編や、「株式の持ち合い強化」による企業連携も進んでいる。
★大日本プロレス運輸が営業開始を発表

新しくデザインされたトラックの前で大日本プロレス運輸の業務開始をアピールしたアブドーラ小林


 大日本プロレスのアブドーラ小林(28)が19日、引っ越し業務参入のため設立した「大日本プロレス運輸」の営業開始を発表した。「(昨年11月の)会社設立発表から問い合わせがやむことはなく、ようやくという感じ。みなさんの新生活の幸せづくりをお手伝いします! 」と、7人の社員おそろいで用意した真っ赤なつなぎを着てやる気を見せた。本業のプロレス活動資金を少しでも集めようと、現役のデスマッチの鬼たちが「笑顔と安全」をモットーに全国を奔走する。見積もりの相談や問い合わせは(電話)0120・262・320、http://www.bjw-exp.com/まで。従業員の募集も行っている。
★特急にはねられ男性死亡
└自殺?線路に仁王立ち−福岡

 20日午前11時50分ごろ、福岡県山門郡瀬高町河内の踏切で、男性がJR鹿児島本線水前寺発小倉行きの上り特急列車「有明」14号(4両編成)にはねられ、死亡した。

 瀬高署は男性が自殺を図ったとみて、身元確認を急ぐとともに、運転士(43)から詳しい状況を聴いている。調べによると、現場は南瀬高〜渡瀬駅間で、運転士が線路の中央に仁王立ちしている男性に気付き、ブレーキをかけたが、間に合わなかった。 
★「運命じゃない人」11カ国オファー
 
 批評家週間に出品された内田けんじ監督(32)の「運命じゃない人」(今夏公開)に、11カ国から買い付けオファーがあったことが、分かった。既にフランスと香港の配給会社と契約が成立し、米国とロシアからはリメークの申し出まであったという。新人監督としては異例の反応で、製作費2500万円、撮影期間12日間の低予算映画が“大化け”する可能性十分だ。

 同作は、優しい会社員(中村靖日)婚約破棄され路頭に迷う女(霧島れいか)探偵(山中聡)ら5人の一夜の出来事をそれぞれの視点から描き、時間軸や場面が交差するユニークな物語。娯楽性や脚本の完成度が高いことが注目され、フランス、香港のほかイタリア、ギリシャ、チェコ、ベルギー、ルクセンブルク、オランダ、インド、韓国の配給会社と交渉中だ。内田監督は「1人でも多くの人に見てもらえるのでとてもうれしい」と話している。配給会社では「無名の監督の作品にこれだけオファーがあるのは珍しい。観客の反応が良かったこともバイヤーの目を引いた」と分析。批評家大賞や新人監督を表彰する「カメラドール」などの賞にからんだ場合、手を挙げる国がさらに増えると予想される。批評家大賞は日本時間20日、カメラドールは同21日に発表。

公式サイト
http://www.pia.co.jp/pff/unmei/
★スター・ウォーズ最終作、早くもネット上に海賊版

 映画スター・ウォーズシリーズ最終作「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」が、19日未明の劇場公開から数時間後、海賊版とみられる映像がインターネットで公開されていたことが明らかになった。米映画協会(MPAA)は、ネット上の著作権侵害に懸念を強めている。映像は画像ファイル交換ネットワーク「ビットトレント」に、少なくとも2本出回っていた。ファイルダウンロード用のリンクを掲載しているウェブサイトによると、1本は公開前日の18日に流出していた。編集などに使われるタイムコードが入っていたことから、この映像が映画業界内部から漏れた可能性が指摘されている。
 ビットトレントを通じて「シスの復讐」をダウンロードしているネットユーザーは、1万6000人を上回ったという。
★注目の15歳森田あゆみ、海外プロデビュー
└<女子テニス>

 日本テニス史上最年少の15歳でプロになった女子のホープ、森田あゆみ(PITA)がまもなく、プロとしての海外デビューを果たす。23日に開幕するベルギーでのジュニアサーキットを経て、全仏オープンのジュニア部門に挑む戦いだ。

 4月のプロ登録申請承認後、森田は2試合を経験し、今月の福岡国際女子では、決勝で台湾選手に敗れたものの、準優勝に輝いた。「調子が悪くとも、その中で結果を出すのがプロ。同じ1試合でも今の方が疲れます」。プロになった感想を森田はそう話す。WTA(女子テニス協会)世界ランクは前週の643位から今週387位へと急上昇した。13歳の頃から指導する丸山淳一コーチは「テニスを小さくまとめたくない。今後3年間は器をできるだけ大きくしたい」と目先の失敗はいとわない覚悟を固めている。

 長所は柔軟性とスピードを生かした攻撃能力にある。「相手のわずかな隙を突き、追い込む技術的な能力と気持ちがすごい」。丸山コーチがかつて指導した杉山愛(ワコール)が、フットワークの良さを生かしたプレースタイルを信条としているのとは対象的だ。昨年の全日本ジュニア選手権シングルス優勝や、旋風を巻き起こした全日本選手権8強に「テニスは期待通り。結果は期待以上」と評価。当面の目標に、今年中のITF(国際テニス連盟)ジュニアランク10位入り(現在は28位)と来年のジュニア・ツアーでのタイトル獲得を掲げるが、それも将来強くなるためのステップに過ぎない。

 課題はサーブ。体の柔らかさは武器である一方、フォームの安定性を欠く゛副作用゛ももたらしている。ネットの近くから思い切りボールをたたくといった練習を繰り返し、サーブのスピード感覚を植えつけている。「必要だと思ったことを実行する能力は大人以上」。丸山コーチが目を見張る素質と行動力を備えた森田。「将来は世界のトップ10に入る選手になりたい」と夢を膨らませている。
★17歳少女を連れ去り監禁
└フリーターら3人逮捕

 わいせつ目的で17歳の少女を連れ去ったとして、警視庁と埼玉県警は20日、東京都東村山市、フリーター小林健一(22)、同市、自称建設作業員内堀勇也(24)、西東京市、無職桜井翔(21)の3容疑者をわいせつ目的拐取(かいしゅ)などの疑いで逮捕したと発表した。

 調べによると、小林容疑者らは今月18日午後7時30分ごろ、東村山市のJR新秋津駅前ロータリーで、「財布を拾ったので返してあげる」などと電話で呼び出した埼玉県朝霞市の少女を、乗用車内に無理やり押し込み、東村山市内のマンションなどに監禁。翌19日夜に同県所沢市内で解放するまで、少女に性的な暴行を加えるなどした疑い。

 3人は、少女の知人が落とした財布を偶然拾い、その中に入っていたメモから少女の携帯電話の番号を知ったという。警視庁などは、別の少年(19)も犯行にかかわっていたとみて行方を捜している。
★オリエンタルランド、右翼関連会社に契約打ち切り通告

 会見に臨むオリエンタルランドの加賀見俊夫社長
 
 東京ディズニーリゾートの運営会社「オリエンタルランド」(OLC)が、元暴力団幹部の右翼団体幹部と関係の深い不動産会社に本社社屋の清掃業務を委託し、結果的に巨額の利益をもたらしていた問題で、OLCは20日午前、千葉県庁内で会見し「客観的にみて、右翼関係企業との関係を疑われても仕方がない部分があった」などとして、不動産会社との契約を今年8月末で打ち切ると発表した。

 また、OLCは不動産会社に対し、契約を始めた1984年以降の約20年間に、総額約21億8900万円を支払ってきたことを明らかにした。

 OLCが契約打ち切りを決めたのは、東京ディズニーリゾートと同じ千葉県浦安市に事務所を構える不動産会社「中央興発」。

 同社は、全国の右翼団体で組織する「全日本愛国者団体会議」の名誉議長、志賀三郎氏(79)の実兄や長男が、代表取締役や役員を務めたことがあるなど、志賀氏との関係が深い企業で、OLCは84年9月から、本社社屋の清掃業務を委託してきた。

 記者会見に臨んだ加賀見俊夫社長(69)は冒頭、「今回の件に関して世間を広くお騒がせし、おわびしたい」と頭を下げた。

 OLCによると、同社は読売新聞の指摘を受け、中央興発との契約の経緯などについて内部調査を実施。

 その結果、OLCは今週になって、中央興発に対し、清掃業務の契約を今年9月から更新せず、契約を打ち切ることを伝えたという。しかし、加賀見社長は、「もともと子会社に切り替えるつもりだった。たまたま時期が一致した」とも述べ、契約打ち切りの理由が「右翼関係企業との取引」だけではないことを強調した。

 OLCは、本社清掃業務の契約を毎年9月に更新してきた。関係者によると、OLCの総務部門や不動産管理部門などの関連部門は、更新の際も中央興発の実態をまったくチェックしてこなかったという。

 一方、契約価格について加賀見社長は、「いつだったか分からないが、同業他社との見積もり合わせがあったことは事実だ」と説明、「世間相場と比較して、妥当な金額」(広報部)とした。しかし、見積もり合わせが行われた具体的な時期などについては明らかにしなかった。

 また、会見の中で、責任問題について聞かれた加賀見社長は、「全くない」と退けた。
★学生にも人気の高い『タイガー&ドラゴン』
└TVドラマ満足度調査-オリコン調べ

 オリコンの自社アンケート・パネル【オリコン・モニターリサーチ】では、中学・高校生と専門学校生・大学生の"学生層"から見た4月スタートの連続ドラマに対する放送直後の"満足度"を調査、発表した。その結果、とても面白いことに、上位5作品の顔ぶれ、ならびに順位が全く同じという結果が出た。いわば、"学生層が楽しめるドラマ"として、確固たるランキングが形成されたということになる。1位は放送前の"期待度"同様『タイガー&ドラゴン』。「面白すぎる。面白いだけでなく感動できる。最高のドラマ」(関東圏 女性中高生)。「とにかく面白い。落語は一度も聞いたことがないし、知っている話など一つもない私には毎回とても新鮮でドラマを楽しんで落語についての知識が得られるお得感もあるドラマだと思う」(関東圏・男性専・大学生)。若い世代の圧倒的支持を背景に時代の寵児となった宮藤官九郎・脚本だけに、こうした世代の心を掴む要素に溢れている。

 そして、2番目に満足度の高いドラマが『離婚弁護士2』。ドラマテーマの高さもそうだが、クドカン脚本を上回る評価を得ている"ストーリー・脚本"が注目ポイントだ。「テンポが良くて見やすい」(関西圏 男性専・大学生)。「1は見なかったのだが、2を初めて見てコメディータッチでとても面白かった。暗いドラマだと思って1はみていなかったのだが、見なかったことを後悔した」(関東圏 女性専・大学生)。意外とタイトルのイメージで見ていない視聴者も多いのかもしれない。改めて"イメージ"の重要性を感じさせるコメントである。なお、『エンジン』は中高生で7位、専・大学生では8位を獲得している。高視聴率ドラマゆえ、今後の伸びが注目される。(4月28日〜5月2日まで、計1000人にインターネット調査したもの)。
★カイリー・ミノーグの妹、病床に駆けつける

 5月20日、乳がんの手術を控えた歌手カイリー・ミノーグの妹のダニーさんが、英国からオーストラリアに帰国。写真は19日、シンガポールでメルボルン行きの乗り継ぎ便に搭乗するダニーさん(2005年 ロイター/Luis Enrique Ascui)
 
 初期の乳がんと診断されたオーストラリア出身の人気歌手カイリー・ミノーグ(36)の病床に20日、妹のダニーさんがロンドンから駆けつけた。

 地元メディアによると、自身も人気歌手のダニーさんはシドニーの空港で報道陣を避けるように手続きを済ませ、メルボルンの実家に直行した。ミノーグは17日に乳がんと診断されたことを発表し、オーストラリアとアジアで予定されていた公演を中止。所属事務所によると、今週中に手術を受けるという。
 ミノーグの病気は、地元オーストラリアと英国のメディアで大きく取り上げられている。同じ音楽業界のエルトン・ジョンやマドンナは励ましの言葉を寄せた。マドンナは自身のウェブサイトで「才能に恵まれたカイリーが(病気に)勝つことを確信している」と述べた。乳がんはオーストラリア人女性の間で、がんによる死因のトップに立っている。英米の女性は肺がんに次いで二番目。
★拳銃強奪容疑者の写真公開
└ブラジル人、大阪に潜伏か

 岐阜県多治見市で警察官が拳銃を強奪され負傷した事件で県警は20日、容疑者として全国に指名手配した日系ブラジル人の男2人の顔写真を公開した。指名手配されたのは愛知県瀬戸市のエグチ・マウロ・デ・ソウザ(22)と同県豊田市のエグチ・ジョルジ・エドガル・デ・ソウザ(26)の両容疑者。兄弟とみられ、いずれも身長は約170センチという。

 17日に大阪府富田林市の路上で見つかった逃走車とされるワゴン車は、ジョルジ・エドガル容疑者の所有と判明。2人はこのワゴン車を乗り捨て、ほかの車両に乗り換えて逃げているとみられる。
★ライター放棄、1日1000個以上
└成田空港

 米国本土やハワイなどに乗り入れる各国航空会社の旅客便や米国の航空会社便で、機内へのライターの持ち込みが禁止されて1カ月余り。成田空港では、愛煙家が搭乗前に放棄したライターが、4月14日から今月15日までに4万1817個に達した。大半は100円の使い捨てライターという。

 成田国際空港会社によると、第1、第2の両ターミナルビルには計3個の回収箱が設置されており、1日平均約1300個のライターが放棄されている。大型連休初日の4月29日には、2191個が放棄された。回収箱のライターは保安検査場の検査員が集めて保管し、2週間ごとに廃棄物処理業者に引き取ってもらっている。
★<フセイン元大統領>英大衆紙が「パンツ姿の暴君」掲載
└ジュネーブ条約違反の恐れ

 20日付の英大衆紙サンは、イラク国内で米軍の監視下にあるサダム・フセイン元イラク大統領の下着姿の写真を公表した。在イラク米軍は「(捕虜の取り扱いを定めた)ジュネーブ条約に反する恐れがある」とし調査に乗り出すことを決めた。
 同紙は「パンツ姿の暴君」と題した5ページの特集記事で、パンツ1枚でズボンをたたんだり、自分で衣類を洗うフセイン元大統領を撮った写真4枚を掲載した。

 同紙は米軍関係者から「イラクの治安を安定させるために」写真を渡されたと説明。特殊部隊と憲兵部隊に警備されたイラク国内の収容施設で撮影されたものだが、「米政府の要請で場所は明かせない」としている。そのうえで「フセインはスーパーマンでも神でもない。年老いて粗末な男だ。写真を見れば彼を支持するイラクの人々も気持ちが離れるだろう」との関係者の言葉を紹介。社説でも「フセインは完全に権威を失った。もはや誰も彼をたたえない」と訴えた。

 これに対し、英ガーディアン紙(電子版)によると、在イラク米軍は20日声明を発表し、写真が1年以上前に撮影されたものとみられる、としたうえで「軍規とジュネーブ条約に反する恐れがある」と掲載を非難。写真撮影と流出の経緯を調査する意向を示した。昨年、イラク人収容者を兵士が虐待した事実が明るみに出て米軍は激しい非難を浴びており、今回の写真で「非難が再燃する可能性がある」(英デーリー・メール紙)ための措置とみられる。

http://www.thesun.co.uk/

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