大阪市立大学コミュのブロンズコレクター錦織けい圭介永久阪大の楠本賞を励ますかい。阪大のアイドル作。

ギザ耳うさぎは孤独でした。川に映してみるとオオカミに食い散らかされた残骸の耳と逃げるときのひっかき傷両方に。はー。ギザ耳は立ち上がりました。後ろ足で、ぴょーんとJUMP。逃げなくてはここよりも遠くに。祖国を離れて。ギザ耳はまじでした。そこへひとりの女の子が現れました。ギザ耳はいいんだけど。ちょっと走ってみない母国でお国のために。うさぎれーすで。はー。足すこし遅いんですけど、それじゃなければ耳だってこんなにならずに。女の子はじっと見つめました。足はだいじょうぶですか。はい。うさぎは真摯に答えました。なら、走りなさい。天命です。しいはく。子供曰く、四十にして。そなたの年は。二歳です。そなれば迷わず、惑わず、いっそ無心で走りなさい。もうひとつの名前はにしごりです。京都の西陣織やさん？はい。もうブロンズコレクターはだめなのじゃ。一切いらぬ。うさぎさんギザ耳は気にせず無心になって走りなさい。空になりたい。天国じゃなくても楽園じゃなくてもあなたにあえた幸せ感じて風になって風を切って走りなさい。
うさぎは女の子を見つめました。君の名は。愛ちゃんです。前に付き合ったことある名前のような気がふとしました。こんなになる前に、週刊誌で読んだ三宅健の彼女にしても。愛ちゃん？そうです。またのなを空海の子孫の希少な愛媛の伊予かんのひめぎみ、愛ちゃん。天命を知りなさい。ギザ耳、うさぎ。はい。真剣に走ります。次のひからうさぎレースの訓練が始まりました。ギザ耳はたったの一匹です。みんなちらりとなにかは気にしたように見ました。みんな一人残らず真剣です。

コメント(1)

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[1] mixiユーザー 11月15日 23:39

ギザ耳は必死で走りました。チキンライスのようにパン食いピーターパンをひきちぎり、

のように嵐のように弾丸のように飛び出しました。この耳はちゃんとスタートのピストルの音聞こえているんだろうな。いたずらかおかしか。狼のこどもたちの声がこだまします。走れはしれ死にたくなければ！母うさぎ生き別れた声がギザミミに響きました生きなさい、生き抜きなさいどこまでも！走ることがあなたの生きること。ギザミミは3月うさぎレース１位で見事駆け抜けて女の子から赤に金のメダルを首にかけてもらいました。あいちゃん。台湾で元気だよ。ずっと見てきた。河村隆一さんましゃ。けい。愛ちゃん