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石垣環コミュの鳳龍の剣術に関して

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元々は「ギルの迷宮」のラストに登場させた「虚空斬」一回キリの必殺技の予定だった。
「少年マンガは必殺技だ〜っ!」とばかりにね。
全8話完結で、最終回間際になってもJICCから何の話も無いので「うん。案の定、設定だけ借りたオリジナルはウケなかったか。予定通り8回終了だな。一休みしたら何処かに投稿しなけりゃなぁ〜」と朧気に思いながら年末校了を凌ぐ。
年末年始はボーッとして過ごしていたら、明けて仕事初め5日に井上編集長から「原稿できた?」
「へっ?」
本当にマンガのような遣取。
インタビューでも応えたし、mixiの日記ログでも書いたので以下省略。
この後3日での「鳳凰の塔」のプロット創り。並行して1回目のネーム切り。
何で最終締切りに間に合ったのか、今も不明な第1話制作過程。第1話を渡した翌日には第2話のネームをFAXで送る。しかも2話・3話はアシスタント無し!
うん、キチガイじみてると思う。
コレと同じ位不明なのが14回新人コミック大賞佳作受賞のデビュー作。アシ月二。引っ越しの準備しながらの製作期間は2〜3月。締切の3月末日は過ぎたけど「当日消印有効だから、4月第1週以内ならOK」と言われて4月2日頃には担当に渡せた。
閑話休題。

プロットを渡したってことは骨子は決まっていて「鳳凰の塔」は和風東洋風混濁の世界設定。
鳳龍の剣術を巡る暗闘。
剣劇中心。
「鳳凰の塔」に眠るとされる宝剣クサナギ探索。本当はクサナギはモロ過ぎてイヤだった。でもアメノムラクモとか長すぎるし、トツカとかシチシとかは言葉の響きが軽いので結局クサナギになった。冒頭で登場するので、時間切れ!
迷宮は自然洞窟で各玄室がランダムワープで繋がっている。
玄室に出現するのは竜類(蛇も含む)。
ココをクリア(一定以上のモンスターを斃す)した者だけが塔に入る資格を得る。
塔に出現するのはヒューマノイドタイプの敵(力押し脳筋マッチョの大群。魔法使いの大群。忍者の大群。シメはショーグン?)ばかり。
最上階に達した者は有資格者となれる。
が、選択の決定権はクサナギに有る。
クサナギの正体は元は宝剣。この時点ではすでに形を失った付喪神。
続編のメインテーマは「鳳龍の剣術」
まぁ、コレも「少年マンガは必殺技でしょ」やっちゃった所為だから自業自得。
この時点では「鳳龍の剣術」の細かな設定はできていない。かなり大雑把。

うん。この時、すでに「復讐鬼の城」への布石はあった。
どうも連絡が疎かな編集部だったので、ひょっとしたら、との想いで、念の為第三部へ続けられるようにはしておいた。

実はこの時編集部に送ったプロットは残っていたりする。
当時プロットはワープロで文章で作っていたので・・・
最大の問題は3.5インチ2DDのフロッピーの中だと言うこと!
ハード(富士通OASIS30AX)はまだあるんだけど、ね。プリンター死んでるんだ。
鳳龍の剣術の詳細設定に取り掛かったのは、若干時間的余裕が持てるようになった春頃。これもフロッピーに中にあるはず。
だから当時作った完全な詳細設定ではなく、覚書みたいになる。

鳳龍の剣術は大別すると「波・撃・弾・斬・陣」
これは破壊力のレベルで分類したもので、技自体の難易度、レベルではない。
波:牢人が使っ「曲流波」「爆裂波」「透過波」「糸縛波」が登場しているが、後者二つは高  レベルの技。後に登場する最高奥義「波動陣」の初歩である。
「曲流波」は追尾型。移動する相手を追いかける当身。威力自体は大したものではない。野球の硬球が当たった程度(いて〜ってもんでもない、下手すると骨折だぁ〜)。
「爆裂波」は直接打撃の当身。威力だけは高い。当たると内臓破裂、全身骨折。
「透過波」は相手が障害物を挟んだ向こう側にいる場合に用いる、中距離当身。無生物が障害物の場合は行使者の氣を直接当てる。生命体が障害物の場合は障害物の氣も利用して飛ばす。
「糸縛波」は氣の糸で相手を縛り操る。最初は「傀儡波」の予定だったが直前で名称変更。

撃:本編未登場。近距離密接型。「爆裂波」の強化型。「波」でもアレなんで当たったら「ひ  でぶ」間違いなし。ロードの剣撃に相当。
  名称無しだけどケイヒがショウの刀身を叩き折ったのもココになる。強いて名付けるなら  「破剣撃」己の氣を相手の剣に叩きつけて剣のみを破壊する。ケイヒの場合はそのままの  勢いでショウの肩口まで切ったけど。

弾:遠距離攻撃型であり、敵の接近回避型でもある。一番タチの悪い技。
「爆裂弾」「爆裂波」の最上位。しかも多弾頭。
「砕雨弾」「爆裂波」より威力は劣るものの、その名の通り雨霰と降り注ぐ絨毯爆撃。対多数用。「イデオン」の全方位ミサイルがイメージ。「四方斬」よりも広範囲。

斬:斬ることに特化した氣を刃状にして飛ばすカッター。例外もある(「核撃斬」)。作中、も  っともバリエーションが多く登場。
「円月斬」眠狂四郎の円月殺法のオマージュ。円状に斬る。
「四方斬」取り囲んだ敵を殲滅する。「円月斬」が一方向への円状に斬るのに対して、コチラは行使者を中心点として円状に氣の刃を飛ばして切り刻む。ネーミングに苦労した。
「烈風斬」うん、烈風の如く斬る。表現的には竜巻になっている。
「渦旋斬」「烈風斬」が竜巻に巻き込んで微塵切りにするチョッパーに対して、進行方向に直進する竜巻ドリルです。イメージは猛スピードで突進するトンネル掘削用巨大ドリル。まぁ、ゲッター2のドリルミサイルでもいいか。
「百撃斬」百撃は数多の攻撃の意味合い。主に空中から飛来する敵や巨躯の敵に対して行使するミサイルポットをイメージしてください。斬が付いてはいるけどむしろ弾に近い。語感の所為で斬に分類。
「千手斬」コレは本編中でも説明済み。使う氣の量は少ない。相手に与えるダメージも少ない。が、無数の切り傷を与える一種の拷問技。相手はドンドン疲弊していく。
「水月斬」水面に余波は立てず映る月だけを斬るが如く、接近戦中の味方を傷付けぬように敵を斬る。刺し身の薄造りだと思ってください。ケイヒがこの技を行使したのは、兄殺しを躊躇したから。
「旋風斬」威力は「烈風」「渦旋」の劣るものの、効果発揮は素早い。使用する氣の量も少ない。
「疾風斬」居合です。「旋風」よりも素早い。使用する氣の量も少ない。間合い外の敵に対して有効。
「虚空斬」鳳龍の剣術の謳い文句「斬れぬもの無し」を体現する超必殺技、空間斬るんだもん。「MIROKU」の影響もあったけど、出現しようとする蒼鬼獣魔を追い返し、なおかつギルの腕も斬り落とすためにはコレしかなかった苦肉の策。が、「鳳龍の剣術」の発想のキッカケになった剣技。欠点は氣を収める器たる剣の性能に依存するので、性能(攻撃力)の低い剣だと制御が難しくなり、なおかつ刀身を傷つける。最悪壊れる。刀が壊れたらその後は戦いようが無いので捨て身技でもある。なので禁じ手。
「核撃斬」攻撃呪文との複合剣技。氣で被った刀身に攻撃呪文の効果を密封して一気に開放する。効果は斬撃と呪文効果が混合状態となる。大量殺戮技でもある。攻撃呪文のレベルに応じて効果は異なる。「爆炎」クラスの破壊力を封じ込めると、相当性能の良い剣でないと一撃で刀身破損。なのでコレも禁じ手。「核撃」の響きが好きだったので、あえて「爆炎」にはしなかった。
「地裂斬」その名の通り地面を切り裂く。足元が無くなるので宙に浮いてでもいない限り当然地割れに飲み込まれて死亡。自爆技なので禁じ手。

陣:徒手空拳でも相手を制圧可能にする技。鳳龍の剣術の最高奥義。
「波動陣」膨大な氣(本人のみならず、他者及び他の生物も含む)を制御した攻防一体の技。破壊力自体は「虚空」「核撃」「地裂」に劣るものの、何せ敵が接近できない。呪文も無効。無敵技。だけど、行使の際は己の生命とほぼ引き換えになる、コレまた自爆技。膨大な氣を制御するために最高難度の奥義となる。「鳳凰の塔」に出現した武者は「波動陣」を行使して亡くなった鳳龍一族の、ショウ、ケイヒの先祖の残留思念。当初はショウ、ケイヒの父親にするつもりだったけど、ヤリ過ぎの気がして止めた。
えっ。
ど〜してショウは生きてるの?って。
ショウは異能者だもん。一代限りのね。だから心臓貫かれても自然に蘇生しちゃう!
でも人間メテオ状態で黒焦げから蘇生するキリコには・・・?
「幻影陣」生み出したのは鳳龍なれど、素早さも要するために忍者のみに受け継がれる。分身の術。行使者の攻撃は確実にヒット。分身だからフルボッコにできる。相手の攻撃時分身は虚となることからノーダメージとなる。高校時代に阿修羅が陽炎の神格化から思いついた都合の良い必殺技。忍者にピッタリ!但し心身共に疲弊、過度の過労状態となり、自身の肉体反応速度に影響を及ぼす。つまり攻撃力も回避力も低下する。ボロッボロ状態になります。それも尾を引いて長いスランプ状態突入!

ルーが見様見真似で幾つか繰り出しているけど、隠し部屋の壁をぶち抜いたのはロードの剣撃。ザン・デンの腕を斬ったのは「疾風斬」相当。石床を破壊したのは「撃」相当。天守を切り裂いたのは「水月斬」相当。但し見様見真似なために加減を知らず全力を込め過ぎて威力増大!おかげで倒れる。

鳳龍の剣術は守護者一族が、外来精神寄生種(天使族や悪魔族)を排除するために編み出した必殺技。しかし氣(生命力)を元とするために代償も大きい。
まっ、そうじゃなきゃ外来寄生種は放逐できないほどの脅威だってことだ。
開祖は後に神格化するスサ。自身を含む神を滅するために編み出した。守護者一族はスサの直系の子孫、とのバックグラウンドもあったりする。
元々はサンデー時代に担当交代でボツった作品の設定を流用したもの。そちらは現代社会で復活する外来精神寄生種(神や魔)と戦う守護部(まもりべ)と言うものだった。
その主人公はリョウ。後に正伝の主人公に流用。キャラデもそのまんま。
ヒロインはマリエ(当時、小椋冬美が好きだったんだよ〜)。コレは未登場。近いのはルーシィディティ。でもルーシィディティを日本人化したのがマリエだったりするから・・・
世界の均衡を維持するのが守護部の役目であるが、同時に破壊する素質も有する。
この設定は正伝3冊でもちょこっとラストに出したりもしている。
均衡を維持する者(守護者)の魂の系譜とは、エターナル・チャンピヨン(byマイクル・ムアコック)ですねん。

鳳龍の剣術に関しての問い合わせが多かったので、一応コミュの方に記載したけど、コレ全体公開にはならんのだね、きっと。
後で日記に転載するかも。

コメント(4)

>おとさん

ありがとうございます。
設定は公開するものではないのですが、もう時効ですし、Twitter状で「鳳龍の剣術」に関しての疑問が投稿されたこともあって、このトピックを立てました。
原因は本編での説明が最小限に留められたことに起因するのは重々承知しています。
アレには二つの理由があります。
連載は1回24頁固定であり、8の倍数回で終了が前提にあります。そこに自己制約として必ずバトルシーンは入れる、がありました。まぁ、ロボットアニメの制約みたいなもんですが、それが無いと物語のテンポが悪くなり、同時に話が長くなるからです。
バトルシーンは当然頁を食う代物なので、割を食うのが動かないシーンや説明シーン、回想シーンとなります。
この回は回想に3頁+説明に4頁で7頁使っています。残りは16頁。しかもこの回のラストは決まっている。見開きも入れたい。と、なると回想と説明は圧縮しなければなりません。最初にネームを切った時は30頁オーバーになってしまったのを圧縮した結果がアレです。
まぁ、時間的な余裕があればあとがきに挿入もできたのかもしれませんが・・・


>おとさん

アニメ化は無理でしょう。
ホントに製作側にはメリットがないので。
版権はムリみたい。最後の手段はセリフ、ゲーム登場人物、呪文名を変更してオリジナルとする、ベニー松山方式しかなさそうです。モンスターデザインの末弥純さんの許諾は何とかなりそうだけど。

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