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日景忠男コミュの昔の忠男インタビューを発掘

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あの人は今こうしている 故・沖雅也の“親父"だった日景忠男さん
(2000/2/22)

「沖が涅槃で待ってくれてる?そうだといいんだけど…」


「親父、涅槃(ねはん)で待つ」――。そんな遺書を残して人気俳優の沖雅也さんが新宿・京王プラザホテルの47階から飛び降り自殺をしたのは昭和58年6月28日のことだった。その「親父」とは養父の日景忠男さん。一時はその特異なキャラクターから、バラエティー番組の人気者だったが、最近はまったくブラウン管に登場しない。今どうしているのか。

会ったのは“ゲイのメッカ"、新宿2丁目にある日景さん経営のコーヒーショップ「シンドバッド」。以下、日景さんの独白である。
「ホント、不景気だわねえ……。この店ね、彼(沖)が亡くなって抜け殻状態だったアタシを見かねた元のオーナーに、“気分が変わるからやってみないか"っていわれて買い取ったの。最初は他人任せだったのよ。ところが、赤字が膨らむ一方じゃない。で、人件費を減らすために自分で出るようになったんだけど、ダメ。去年の暮れは本当に苦しくて、よっぽど青森にいる兄貴に電話しようかと思った。でも、去年の夏にも兄貴に300万もらったばかりだったでしょ。ずうずうしいアタシでもさすがに思いとどまったわ、ハハハ。
そしたらさ、知らない間にアタシの口座に兄貴から120万振り込まれてたのよ。兄貴に電話したら、“間違えて振り込んだけど、使ってもいいよ"って。黙っていても、遠く離れた兄貴に弟の窮状が伝わる。兄弟って不思議ねえ。
それにしても、昔は良かった。彼がまだ役者じゃ食べていけないころ、オフクロに、やれ会社をつくる、やれ店を開くとかいって、おカネを引っ張ってさ。アタシはオフクロをカモるのが抜群にうまくて、オフクロが死ぬ前の日も5万円の小遣いをもらったもの。オフクロは“おまえがゲイになったのはワタシの責任。身ごもったとき、女の子が欲しくて女の子用の産着をそろえたのがいけなかった"っていってた、ハハハ。その罪滅ぼしの気持ちがあったんじゃないかな。まあ、そんなこんなで、そのうち彼が売れてきたし、まあ、おカネに困るようなことはなかったわ。

それが今じゃ通勤定期買って、伝書鳩みたいに中野のアパートと新宿2丁目を往復する毎日よ。
家にいるときも8年前に脳梗塞で死んだ父親と3年前に心筋梗塞で死んだオフクロ、それに彼の位牌に手を合わせる毎日でね。“そっちの方がにぎやかそうでいいわね"なんてブツブツいいながら、拝んでる。まあ、いずれアタシもひとりで死んでいくんでしょうね。沖が涅槃で待ってくれてる? そうだといいんだけど……。
そういやあ、こないだ、女性誌が彼とアタシを『20世紀に残るカップル100組』に選んでくれたの。あれはうれしかったわ。アタシは後追い自殺もできず、“死ぬほど好きだった"なんてきれい事をいう資格はないけど、やっぱり、アタシは沖が死ぬほど好きだったのよ。
だけど、どうせアタシはブスで変態だし、沖とやったみたいな向こう見ずな恋愛はもうできないだろうなあ」
日景さん、こういって遠くを見つめるのだった。

この後シンドバッドは潰れ、忠男ちゃんはシャブで逮捕を繰り返してしまいます。今読み直してみると何か感慨深いものがあります。

コメント(3)

よかった!

貴方は沖さんというかけがえのない人と最高の人生を謳歌したんだ。

忠男ちゃん!
今頃、沖さんとまた仲良くやっているでしょう

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