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Jay-Z：自伝『Decoded』のプロモーション、トーク番組で麻薬密売を語る

ジェイ・Zは自伝『Decoded』の発売日11月16日に、深夜の人気トーク番組『デヴィッド・レターマン・ショー』に出演した。
同番組の主な視聴者はヒップホップ世代ではなく、ジェイ・Zはセーターにマフラー、黒ブチのメガネというニュートラルなファッションで登場。
ホストのデヴィッド・レターマンの質問に答える形で、ヒップホップを始めた動機、ブルックリンのプロジェクト(低所得者公団)での生い立ちなどを語った。
その中でジェイ・Zは、「13歳でクラック・コカインの密売を始めた」と発言。
自身も麻薬をやっていたかと訊かれた際には、「麻薬を(自分では)使わなかったが、(ビジネス・ツールとして)使った」と答え、会場を笑わせた。
しかし、ジョークの後にはゲトーの現実を語った。
「オレは音楽の才能を持って生まれて幸運だったが、ゲトーに暮らすほとんどの人間はそうではない。多くが刑務所行きとなるか、殺されるかだ。それが多くの人間の終着地点だ」
ジェイ・Zは『Decoded』のプロモーションにことのほか力を入れており、マイクロソフト社の新サーチエンジンBingとの共同プロモーションも11月20日まで続けられている。
Bing を使って『Decoded』の秘密を探るゲームに参加したファンの中から選ばれた1名は、大晦日にラスベガスで開かれるジェイ・Zとコールドプレイのコンサートに招待されることになっている。これに加え、新たに「以後、世界中のどこであろうとジェイ・Zのコンサートに生涯に渡って無料で入れる」チケットも賞品として提供されると発表された。