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インドネシア語を勉強中コミュのter-(1) 日本語の『−している』の意味

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            序論
ter-について、様々な説明があります。その中で、Bataone先生の教科書が一番詳しいそうですが、中をのぞいて見れば、『完了』、『可能』、『状態』という意味があると書いてあります。しかし、中級・上級の学習者には、『どのような場面に、どのような時に、ter-が(完了)(状態)(可能)の意味になるのか』という疑問が生じたそうです。また、それぞれの意味は、どのような関係があるのか という疑問も見られます。
  逃げでもあるかもしれませんが、実は、ある言葉を習得するために、『時には、不要な疑問を殺すこと』も、大切な技です。今回は、『母語』を顧みることで、不要な疑問を『鎮圧』することが出来たらと思って、今回の記事を書きました。また、当然、今回の記事を踏まえて、用語を何回も再整理する必要があるので、いくつかの部分に、分けて、書きたいと思います。
  そして、本日記は、論文では無いので、論理的な欠陥が指摘されたら、途中で、コメントとして、直します。誤りが誤りとして、自分の教訓になるように、再編集は、出来るだけしません。


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『動き』『動作』は、動詞で、表されます。また、動きは、時間の流れの中で、展開されるが、その動きをどのような姿で、とらえるか、ということにかかわる文法的なカテゴリーを『アスペクト(相)』と言います。
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『−している』は、継続相と言いますが、三つに分かれています。
a.動作の継続
b.変化の結果の継続
c.語幹が、単独で、使えない
解説:

★a.英語の『be + -ing』に相当する、進行形のことを言いますが、例えば、
1.田中は、今、部屋で、勉強している。
 Tanaka, sekarang, sedang belajar di kamarnya.
          baru
          lagi
 主語  時間副詞 助動詞 動詞  前置詞句
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2.花子は、着物を着ている。◆
 Hanako sedang memakai kimono.
     baru
     lagi
主語  助動詞 動詞  目的語
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(注:)この類の『−している』は、インドネシア語の助動詞の『sedang』『baru』『lagi(口語)』『masih』で、表すことが出来ます。

★b.英語の『be + 過去分詞ed』に相当し、インドネシア語の『ter-』の意味に近いのです。
3.花瓶が割れている。
 Vas bunganya pecah.
  主語    動詞

4.花瓶が間二つに割れている。
 Vas bunganya terbelah dua.
  主語    動詞  数詞

5.花子は、着物を着ている。◆
 Hanako berkimono.
 主語   動詞

★c.上記のaとbでは、『−している』を取れば、『動き』の意味がまだ、残っていますが、下記の『語』では、『終止形』が、『動き』を表していません。
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6.太郎は、小金井市に住んでいる。
 Taro tinggal di kota Koganei.
 主語 動詞  前置詞句
cf.
 Taro lives in Tokyo.(受験生は、よく is living と答える)
(注:)
『tinggal』の中に、既に『状態』の意味が含まれていて、分解できないのです。『住む』には、『動き』の意味がもはや無くなるのです。あるとすれば、『住み着く』という複合動詞を使用しています。その時に、インドネシア語に正確に訳せば『menempati』『 -tinggali』などの『-i』動詞を使います。
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7.目の前に、高いビルがそびえている。
 Di depan mata, menjulang(lah) gedung-gedung yang tinggi.
 前置詞句    倒置me-動詞   主語

(注:)
上記の文では、ter-ではなく、me-動詞を使っています。実は、me-動詞も、『働きかけ』の他に、『変化』をも表していることに注意してください。
 また、インドネシア語的に、7.の文は、『ある場所から出て、見上げていたら、パッと、頂点が見えなくて、あたかも、はるか彼方の空まで、目の視線を運ばないといけない』ということから、変化の『me-』を使っているのです。
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まず、ここで、一旦、結論を出したいと思います。
『−している』に対応する『インドネシア語』は、
1.助動詞の『sedang』(進行形)
2.動詞そのもの   (結果状態)
3.接頭辞の『ter-』 (結果状態)
4.接頭辞の『ber-』 (着用・装着)
5.接頭辞の『me-』  (変化)


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(研究:)
■上記の『そびえている』の『そびえる』をgoogleに入れたら、最初のページに、『終止形』が殆ど無い(全部調べて尽くしていないので、断定は出来ません)のです。『そびえる巨塔』などの連体形が多いそうです。
■また、自動詞の『−える』は、古典語のヤ行の『−ゑる』(yeru)から来ると思われて、『ーゆ』(yuru)の『可能形』です。古典語辞書を調べたら、『そびゆ』という語がやはりあって、『自動詞』と言う意味で、動きが無いのです。
■ここで、言いたいのは、『状態』と『可能』とは、実は、関係が近いということです。
★折れる。-->折ることが出来る。
     -->折られる性質がある。
     -->折ることの出来る状態にある。
★可能 の意味の中で、
 ◆実現  
 1.ちょっとだけだけど、インドネシア語でArbeeと話せて良かった。
  Arbeeとインドネシア語で話すことが現実となり、それは、良かった。
  Walaupun hanya sebentar,saya senang sekali bisa berbicara dengan Arbee.
 ◆能力
 2.太郎は、インドネシア語が話せる。
  太郎は、インドネシア語で、モノ事を表現する能力がある。
  Taro mampu berbicara dalam bahasa Indonesia.
■■ここでの結論として、
 ★状態 と 可能 は、意味的に、密接に関係していることが分かりました。また、言語によっては、『それぞれの意味』に対応して、形が異なることもあれば、同じ形を使うこともありますので、注意して勉強して頂ければ、インドネシア語ライフは、もっと楽しくなるのではないかと思います。

******************* fin *******************************

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