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コミュニティー・塩見塾コミュの朝鮮ミサイル発射について

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           (一)
 誠とにあほな事をやらかすものだ。
朝鮮国の、飢餓ら内部社会矛盾が、激化しているから、その矛盾を外に排外化し、国民統合を図る、権力者達、この場合は独裁特権支配階級、が使う常套手段だ。その政治を絵に描いたようにやらかしている。 
 自己の不安定極まる独裁権力を、固めるために「国威を上げる」と称して、本当は、「自己の権威」を上げたいわけだ。
 その権威など、せいぜい「お山の大将」「サル山のボス」の類で、世界では、最早、隠れも無き物として、そう認知されている類の代物なのです。
 そのためには、隣邦の民衆、近隣の迷惑など、委細お構いなし、自国民衆が、軍事の為に、如何に苦しむか、飢えるか、お構い無しなのだ。
 軍事思想としても、最低、軍事を弄ぶ唯軍事主義、これが「百戦百勝」「鋼鉄の霊蒋」、中国古代、「史記」に記される暴君、桀紂おも凌駕する「将軍様」の「先軍政治」というものです。
 何処に、この行動、これまでの政治に、民衆への想いがあるだろう。全くない。
 近くでは、60〜70年代のアフリカ・コンゴーの動乱時代のチョンベやモブツを思い出します。
 このために、いかほどの民衆が死に、粛清されたことだろう。
 戦争情勢が、醸されれば、醸されるほど、民衆支配に好都合、というわけだ。
 独裁者の保命に収斂する自己利害絶対、個人利己主義、自己中心主義の権化のような政治は!断じて許されてはなりません。
           (二)
 だが、これに対して日本民衆、アメリカ民衆、或いは韓国民衆等が、戦争を対置し、冷静さを失い、軍事的熱狂のヒステリー的好戦主義に走るのには徹底的に警戒すべきです。
 これこそ、アメリカ帝国主義支配階級や日本従属帝国主義支配階級の思う壺なのだ。
 彼等は「肉弾が欲しい」なのです。しかし、民衆はなかなか動かない。
 だから「それ見たことか!」「だから、自衛軍が必要なのだ」と。それで、これを機会に、政治や文化、経済で日朝関係解決の勝負をすることなく、手っ取り早い軍事制裁、軍事力強化、憲法改悪、とりわけ、「9条改憲」に民衆を動員しようとします。
 アメリカは、中東軍事戦略で手一杯、トテモ対朝鮮、対中国の極東、中国大陸方面の二正面配置をやる政治・軍事力量はない。
 かっての、対ヨーロッパ、対アジア・太平洋二正面配置は、トテモ無理なのです。
 軍事能力はあるが、トテモではないが、アメリカ民衆のかつてのような政治結集力はないのです。
 日本では、経済格差全面露呈、政治では「国家百年の大計」の理念も道義もなく、みみっちーエゴ丸出しの政治が跋扈し、対米従属政治、資本主義政治にに対する怨嗟の声は野に満ちています。
 だから、その矛盾を、他国、他民族に排外化、戦争に持ち込み、逃げ切ろうとするわけです。
 朝鮮国政治と全く同じ質の政治なのです。違うのは、日米の方が明に余裕があり、朝鮮のほうは切羽詰まっている、違いだけです。それは、戦前の米英と日本の関係のようなものです。
           (三)     
 そういう点では、日米帝国主義支配階級は「得たり」なのです。
 彼等は、己の政治の非には口を閉ざし、他の非をあげつらうことに熱中します。
 であれば、日米支配階級と金正日独裁者勢力、このどっちがマシか、の「目糞、鼻糞を笑う」類の次元に引き込もうとします。
 この、低次元の民衆の利害とは関係ない世界、次元に民衆は絶対に迷い込んではなりません。
 これは、全く、愚かしいことです。
 我々は、我々民衆自身の利害、自分たちの命とそれを保障、輝かす自主性実現の利害、これと連関する政治、経済、文化に立脚する、全く別の世界、次元から、この問題をとらえるべきです。
 我々は、米中、米朝、日朝、日中の戦争に徹頭徹尾反対する。全ての戦争に反対する、ことこそ原則とすべきです。
 戦争関係に展開して行く、一切の軍事力強化、戦争推進策動に、たとえ弾圧があろうと、ショービニズムに駆られている民衆、メディア、様々な社会的諸関係から孤立しようと、監獄にぶち込まれようと、一切加担すべきではありません。
 日本や朝鮮国、全ての国や民族の民衆は、戦争を推進しようとする自国政府、自国権力の打倒、この点で、民衆と民族を最も愛しているが故に、戦争が民衆や民族の福祉にとって最大の災禍をもたらすが故に、「そうすれば祖国が敗北する」「売国奴」「非国民」と言われようと、断固戦争推進の自国政府の打倒を追求すべきです。
 この態度を、「革命的祖国敗北主義」と言っても良いのです。
 一切の戦争推進動向に非協力、闘う、この陣形こそが、パトリ・コンミューンの樹立の道でもあります。
 日本は、革命的に改造、維新されるべきなのです。その為の文化、政治革命が起こされてゆくべきなのです。
 この観点で、朝鮮国民衆に戦争推進のキム・ジョンイル政権打倒を呼びかけるべきです。
 朝鮮国にも、必ずやこのような独裁と戦争、民衆抑圧の政治と闘う革命家が輩出し、革命的民衆運動が起こるでしょう。
 だが、それは、朝鮮国民衆のこと、その興廃は、そう簡単には日本民衆にはわからないかも知れません。
 だから、僕等日本民衆は、その動向に一喜一憂せず、この朝鮮民衆との国際主義的連帯の態度を堅持し、この動向には委細構わず,ぐらいな構えで、己の成すべきこと、自国の戦争推進政府と真一文字に、真っ向から闘うことです。
 罷り間違っても、愛国主義の何たるかを錯誤し、自国政府の戦争推進に加担してはなりません。
 結局、「世界同時革命」、「三ブロック同時革命」こそ、あれからの30数年の間の、様々な総括を加え、円熟させ、蘇らせるべきではないでしょうか?



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