2時間半、選手達が街を凱旋パレードする間、カンプノウでは歌やコンサート、そして巨大な電光掲示板に今シーズンのゴールシーンが次々と映し出され、ボルテージは徐々にヒートアップして行った。そして、街中を往来した選手達がカンプノウに姿を現すと、超満員の会場のテンションは最高潮に達した。バルデスとチャビの手にはチャンピオンズリーグ、エトーの手にはリーガエスパニョーラ、そして、アンリとフレブの手にはコパ・デル・レイ(国王杯)の優勝カップがあった。三冠!トリプレテだ!今シーズンのバルサの偉業を称える為に、お祭りは深夜まで続いた。
【選手の登場】
一旦ベンチの奥へ引っ込んだ選手達は、真っ暗となった会場のスポットライトを浴びながら、一人一人がコールと共に再登場した。そこでは、ローマに旅立った26人全員が紹介され、番号の大きい若きムニエサからバルデスまでが順に飛び出した。全員がピッチの中央に出揃うと、Queenの“We are the Champions”がスタジアムを包み込んだ。
【場内周回】
その後、選手達は3つの優勝カップを掲げながら、ピッチを一周、スタンドのサポーターの声援に応えて行った。