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地球を歩きながら、木を植えるコミュのパタゴニアで持続可能な家作り〜近況報告です

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チリに来てから早くも3ヶ月が経ち、ビザが切れたのでアルゼンチンへ行ってきました。
一旦国境を越えて、またチリへ戻ってくれば、あと3ヶ月ビザがもらえるのです。
家が出来上がって落ち着いたら居住者ビザを申請するつもりですが、それまでは3ヶ月ごとに観光ビザを更新しなければなりません。

さて、アルゼンチン側のパタゴニアにあるエスケルという町は、チリ側のパタゴニアに比べると物が豊富です。
ラフンタからは、バスを3回乗り継いで、最低でも5時間、バスの待ち合わせ時間を入れると9時間〜10時間ぐらいかかります。

エスケルには、昔ながらの八百屋さんがあって、新鮮な野菜と果物がたくさん売られていました。
ラフンタはずっと雨続きだったのに、アンデスを越えると快晴になるのも嬉しい変化。
エスケルでは昼間は半袖でみんな歩いていました。

ちょうど、日本からボランティアの川崎愛美(まなみ)ちゃんが来てくれたので、エスケルで合流して一緒にラフンタまで帰って来ました。

帰ってきた日(1月20日)はラフンタは大雨だったのに、翌日から快晴が続いて、やっと夏本番という天気になりました。
1月23日と24日には、ラフンタの創立40周年のお祭りもありました。地元の人たちのボートレース(昔ながらの手漕ぎボートで川を遡ったり、川を渡るレース)と、牛たちを追って川を泳いで渡らせるイベントなどがありました。今年は雨が多かったので、川の水量が多く、流れも速くて牛たちは川を泳いで渡ることができませんでしたが、水量が低ければ馬に乗ったカウボーイたちが牛を追って川を渡るのだそうです。ラフンタの川に橋がかかったのは、ほんの20年前。それまでは、みな、船を使って行き来し、牛たちも川を泳いで渡っていたのです。

お祭りが終わってからも毎日ほとんど快晴で、アースバック作りもだいぶ、進みました。
まなみちゃんに手伝ってもらって、175個まで詰め終わり、3メートルのお風呂ドームも一番深いところで、深さ135センチまで掘り下げました。ドームの基礎を掘るのも、あと少しで終わりそうです。

まなみちゃんは、約2週間のラフンタ滞在を終えて、今日、チロエ島へと旅立って行きました。チロエ島のあとは、ペルーやボリビア、ブラジルなどを回るそうです。

3月には、4人の男性が手伝いに来てくれることになっています。そこで、お風呂ドームを作る前に、彼らが泊まれるように宿泊用のキャビン(山小屋)を作ることにし、今日は一日かけてキャビンのデザインを作りました。

キャビンは、アースバックの壁と従来型の屋根を組み合わせて作ります。ドーム型ではなく、四角い壁に三角屋根を組み合わせた普通の形ですが、壁にアースバックを使うところが違います。それと、今回は、防水と保温を兼ねて、牧草を深さ20センチほど掘り起こして四角く切ったものをブロック状にして、アースバックの外壁に貼り付けてみることにしました。牧草の壁は、昔からアイスランドで家の材料として使われています。牧草が複雑に根を張っているので雨水が浸透しにくく、厚みのある土がアースバックからの放熱を防いでくれるのが特徴です。パタゴニアでも、南極に近いプンタアレナスという街に、牧草の壁でできた家があるそうです。

牧草の壁は、夏になったら花が咲いて、家の壁全体が花畑のようになるでしょう。遠くから見ると、家だとわからないかもしれません。

屋根にも牧草を使うとグリーンルーフになって素敵なのですが、そのためには重さに耐えるように特別に屋根の構造を強くしなければならないので、キャビンの屋根には使用しないことにしました。グリーンルーフは、3メートルのお風呂ドームの屋根に使おうと思います。ドームであれば、草と土の重さに十分耐えられるからです。

キャビンが一つできたら、同じものをもう一つ作ります。それは、私たちの居住用です。
当初の計画では、ドームハウスを冬(7月)までに作って引っ越す計画だったのですが、ドームハウスが完成するまでには、まだまだ時間がかかりそうなので、小さなキャビンを作って、冬までに今の借家から引っ越そうと思います。

アースバックハウスを作り始めてから、いろんなことに柔軟になりました。お天気に合わせなければならないし(土砂降りだとさすがに作業ができません)、パタゴニアのスローペースにも慣れなければならないし(金物屋さんや材木屋さんに材料を頼んでも、なかなか届かないんです)、自分たちが、こうしよう、あうしようと計画しても、実際にできることとそぐわなくなったりして、方向修正は日常茶飯事です。

でも、面白いことに、昨日よりは今日、今日よりは明日・・・と、ワクワクする計画が浮かんでくるのです。
もっともっとシンプルに、最小限の材料費で最大の効果があって、グリーンな家で、居心地が良くて・・・と考えていくと、いろいろ、アイディアが浮かんできます。
何かがうまく行かないとき、滞ったときには、あ、これは方向転換した方がいいというサインだなと思って、発想を転換し、クリエイティブになるのがだいぶ得意になりました(笑)

どうも、この調子だと、私たちの土地には、いろんなアイディアとテクノロジーを利用したアースバックハウスが何種類も出来上がりそうです。
もっとも、家作りのプロジェクトを始めた目的は、『地球に負担が低く、ひとにも優しく、快適に暮らせる持続可能なライフスタイルのいろいろな形を世界中の人々に知ってもらいたい』ということだったので、その夢を実現するために、いろいろな種類のアースバックハウスを作っているのかもしれません(笑)

将来はワークショップを開いたり、日本からの見学・体験ツアーを企画したいなあ・・・と、夢は、ますます大きく広がります☆

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