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ミュージカル好きゲイコミュのTanz der Vampire 〜 das Musikal

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ダンス・オブ・ヴァンパイアの大阪初演初日を見てきた。僕はこのミュージカルが大好きで、日本で上演される前からCDで知っていた。大阪で上演されるのが待ちきれなくて、東京まで見に行ったくらいだ。もっともこの時は、東京の歌舞伎座のさよなら公演を見たかった事もあったけど。

2012年1月7日17:30開演 B席三階2列25番 三階のほぼ中央

やはり生オケはいい。オーボエがAの音を出すとわくわくする。序曲からこのミュージカルに引き込まれた、いい演奏だ。主役の山口祐一郎が最初ちょっと調子が悪いのかな、と言う感じだった。歌い方がCDでよく知っているSteve Bartonとは全く違う。登場のアリア「神は死んだ」はもおう一つ物足りない感じがした。しかし、この役は難しい。この世のものではない感じと、色気を同時に出さなければならないから。

今回、プログラムには、Kunzeがこれはアルフレートの成長物語だと書いていた。なるほどそうとも取れる。アルフレートが、教授のお供をして宿屋に泊り、そこの娘に恋をする。その娘サラは吸血鬼のクロロック伯爵に誘惑され連れ去られる、それをアルフレートが取り戻す、と言う話。なるほど、これは典型的な成長物語のストーリーだ。

しかし、このミュージカルの価値は、クロロック伯爵の二つのアリアにある。最初は前述した「「神は死んだ」、そして第二幕の「抑えがたい欲望」。特に「抑えがたい欲望」は約7分の大曲である。山口はこの大曲を見事に歌いこなしていた。

このミュージカルは、とにかくコメディーでありながら、哲学的、しかも悲観的なところがある。フィナーレなどやりきれないような詞である。僕にはこの詞がグローバリズム・資本主義と言う吸血鬼が世界中を食い尽くしていく様子に思われた。これくらい楽しくてノリの良い音楽でないとやってやれないような内容である。

しかし、これを救っているのがシュタインマンの音楽だ。とにかくノリが良い。TANZとあるようにこれはダンスの比重が非常に重いが、そのダンスも見事だった。特に、Carpe noctem はすごい。僕の持っているCDではラテン語の典礼文にハードロックの曲がつけられているが、今回日本語になっていた。ラテン語のままの方がパロディーであることがよく分かって良いと思う。

カーテンコールでは、入場の時にもらった光るブレスレットをつけて、客席も一緒になって歌って踊る。このときは一階から三階まで総立ちで歌って踊った。とても楽しかった。

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