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アウトドア団体「エックス部」コミュの木曽駒登山

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 8月15日、深夜2時。シュンの仕事の都合で出発が少々遅くなった。
天気予報は「微妙」。台風の行方も予測できない。
しかし、とにかく出発すると決めた。途中、中津川でカポネの装備を整え、結局、駒ヶ根市に着いたのは4時をまわり、空が青みがかってきた頃だった。
菅の平バスセンターには、すでに朝一番のロープウェイ行きバスを待つ列が出来ていた。
僕らには関係ないとこだ。なにせ時間はたっぷり、計画は余裕だった。
テントの張れる空き地を探しに道を戻る。
バスセンターから数分の所に、なんとも都合のいい空き地があった。早速テントを設営、早々に床についた。

 明くる朝。午前8時ころに起床。荷物を整えバスの列に並ぶ。
観光シーズン真っ只中。登山客の方が珍しいほど、観光客が多い。
ましてや僕らのような巨大ザックなど見当たらない。
臨時バスが多く出ているので、バスに乗るまでに苦労はなかった。
しかし、ロープウェイは1時間待ち。しかも鮨詰め状態。景色など楽しめない・・・
ロープウェイを下りると目の前に見えるのは「千畳敷カール」。
そして、中央アルプスであること誇示するような、尖ったピーク達。
ザックのハーネスをキッチリ締め上げ、千畳敷カールへ突入する。
正直、僕らは登りが苦手だ。下りはとにかく早いのだが・・・
やっとの思いで千畳敷カールを登りきる。そこは中岳と宝剣岳の中間地。ガスの切れ目から望むアルプスのピーク達、そして下の世界はなんと美しいことか。
いったん「宝剣山荘」に立ち寄る。そこで途中で行方不明になった使い捨てカメラを購入。
中岳山頂を目指して登りはじめる。
中岳山頂にはほんの30分ほで到着。近いものだ。
中岳は素通りして、「駒ケ岳頂上山荘」を目指して一旦下る。
ほどなくして、山荘に到着。早速テント場の手続きを済ます。
料金は600円。飲用できる水場とトイレが使い放題。なんとも豪勢だ。
しかもテント場は平坦で、風除けの石積みまでしてある。オートキャンプ場並の心地よさ。
テントを設営して、一息いれる。ガスはどうやら晴れそうにない。
昼食だけをもって駒ケ岳に向かう。荷物のなんとも軽いことか。
山荘から頂上までは30分ほどで行けた。濃いガスで展望は望めなかったが、記念撮影。
昼食をとり、展望がないことをなんとも悔しく思いながら、テント場へと戻ってきた。
時間はまだ3時をまわったところ、今日の計画はココまでだし、特に動く気は無かったのでシュンは読書、カポネは昼寝と、ゆっくりとした山の時間を過ごした。
夜になると、ガスが晴れ、はるか下界の夜景が遠くに見えた。
天の川はくっきりとし、ときおり巨大な流星が空を駆けた。
人口衛星がスゴイ速さで夜空を横切る、飽くことなく、空を眺めた。

 翌朝、前夜の晴天は風で流され、強い風と濃いガスが山頂を覆っていた。
シュンは早々に食事を済ませ、天候回復を期待しながらコーヒーと読書を始めた。
少し遅れてカポネが起床。天候回復どころか雨がパラついてきたのでテントを撤収。
計画を変更して、再び中岳を通過して宝剣山荘に向かう。
宝剣山荘に到着して、軽く腹ごしらえ。荷物を預け早々に宝剣岳ピークを目指した。
宝剣岳ピークへ向かう鎖場はなかなかの緊張感。
巨大ザックを背負ったままでは正直、登りたくない。荷物を置いてきたのは正解だった。
もちろん(?)宝剣岳山頂はガス。きっと素晴らしい展望が望めたのだろうが・・・
再び宝剣山荘に。時間が余ったので、今度は千畳敷の裏側。東側のルートで駒飼ノ池をめざすことに。
1時間ほど下ると駒飼ノ池・・・の干上がった場所に到着。コレにはガッカリ。
しかし、上を見上げれば、ガスの隙間から雪渓が見えた。
コレにはシュンもカポネも大ハシャギ。またガスの切れ目がなんとも神秘的に見えた。
俄然元気になった僕らは、宝剣山荘までの登りをコースタイムの半分で登った。
雪渓を見てお腹いっぱいの僕らは、下山を始めた。
相変わらず、千畳敷は観光客でいっぱいだった。そそくさと千畳敷カールを下る。
途中カポネが気づいた。
「しまった!!伊那前岳を登るの忘れてた!!」
雪渓で感動した僕らは、伊那前岳の存在をすっかり忘れていた。
しかし戻るのもメンドイので下山。ロープウェイは相変らず鮨詰めだったが、
待ち時間はなく、バスもスムーズに乗り換えが出来た。

 僕らは「早太郎温泉」で3日間の労を流し、帰路についた。
そして、次の登山計画を練り上げる。

コメント(3)

情景が目に浮かびます(^^)
シュンさんは文章が上手いですよね!!
天気があまりよくなかったのは残念ですが…。
私たちも次の山の計画を練っているところですよ〜〜〜!
登り忘れ、残念でしたね・・・
すごいスピードで駆け抜ける2人組を想像してしまいました(^^;)
いいなあ〜、やっぱり山最高ですよね☆
ところで今回も、写真みんな後ろ向きなんですね。
すごいポーズつけてるのに(笑)
ちゃーりー
>ん〜なんかねぇ〜いい写真は全部、後ろ向きなんですよ(笑)
たぶん顔が自然の美しい景色にそぐわないのでしょう(笑)

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