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DREAMGATE【大挑戦者たち】コミュのドリームゲート大挑戦者祭 in東京どうよ?

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 旧都庁舎跡にできたおしゃれで巨大な東京国際フォーラム。「有楽町で会いましょう」の百貨店そごうはとっくにビックカメラになってる21世紀、カメラ店の裏がフォーラム。ちょうど開場時間に行ったが、すごい行列が階段上まで! うわ、さすが、ちょっと規模が違いすぎる。若年層の男性が多いが、初老の方だっておられる。最終的に3千人を越した本日の入場者数。

 元リクルートで現プロジェクトニッポンの社長であるドリームゲート統括本部長の松谷氏の挨拶からメインステージは開始。いつもの吉田雅紀氏が引く起業調査、すなわち、起業家を尊敬すると回答する人がアメリカでは9割だが、日本は8%という話をし、ドリームゲート(以下、ドリゲと略す)は、日本に起業文化を根付かせるのだ、との理念を語るが、ちょっと違うのは、無理してみんなが起業しなくたっていいということ。ドリゲのインターンか何かの学生が、おかげで大イベント成功させたってわざわざ報告に来てくれて、でもそいつはNECか何かに就職しちゃう。でもそれでもいいのさ。あるいは起業なんて全然できない、そういう環境の人もいる。大事なのは、今ある環境の中で、いかに挑戦マインドを持つか、ってことなんだ。「ニッポンには挑戦者が足りない」。それが必ずしも
起業にならずとも、挑戦マインドがニッポンを変えていくのだ。

 次に中川経産省大臣挨拶。あとで聞けば、役人が用意した内容とは全然違うことをしゃべったそう。今の日本は挑戦するということ以前に、もう元気がない。でも、従来の常識にとらわれずに考えたらどうか。例えば田中耕一さん。たまたま試薬をつくったが、間違ってしまい、常識的にはありえないものなのでそこでやめるんだが、捨てるのももったいないからとちょっとやってみた。それがたまたまノーベル賞受賞につながる発見になった。別に狙ったわけでも何でもない。そういうことがあるということ。また、石油屋というのは4品目(灯油、プロパ
ン、ガソリン、軽油)しか扱えないが、これではジリ貧だから品目を増やしたいとコンビニにしたら扱える品目が1万に増えた。たった10年でそこまで換わる。Walkmanだって、盛田さんの奥さんが歩きながら音楽聞きたいわ、と言ったことからスタートして、あれだけの製品になった。挑戦する前段階として、ちょっとした刺激や疑問の存在に気づくかどうかが重要。そうした刺激や疑問にきちんと反応しさえすれば、それが挑戦につながり、成功につながっていくのだ。われわれはその挑戦のお手伝いをするのが役割だし、それ以上のことはできない。成功というのは、その人個人だけが享受するものではなく、価値を生み出すということであり、それは皆が共有できるものなのだ。いや、なかなか大臣まっとうじゃないですか。役人の用意した原稿を無視するだけの挨拶はしましたね。

 ここで、ドリゲのメインキャラクターであるボブ・サップ登場。2003年に開始したドリゲも会員登録数30万人ということで、感謝の表彰状授与。サップもノックダウンされても起ちあがってきた、と挨拶。そして記念撮影タイム。マスコミ向け演出(マスコミ104人?も来たそうな)しっかりしてます。プロのイベント屋がすることです。

 基調講演は、あのグッドウィルのCEO、折口氏だ。ジュリアナ東京プロデュース、ベルファーレ、とバブル全盛のディスコ、お立ち台で踊るあの大旋風をまきおこし、介護ではコムスンでヘルパー派遣。ただ者ではない。しゃべりも明確、力強
い。人を引き込む魔力がある。
 よくこういう講演で、成功したという話を聞いても、それは運がよかっただとか環境のせいだとかいうことで、聞いても役立たないのが多いが、自分のは違うと言う。なぜならば、成功する原因というのがちゃんとあり、その原因をつくったからで、それをちゃんと話す。
 まず、理念こそが最高に大切。それを十訓にしてあらわしている。
http://www.gwg.co.jp/group/index.html#2
10年前に5人の従業員でマンションではじめた時から、5年以内にIPO、10年で売り上げ1千億へと目標をたて、理念とともに唱え続ける。そうすると、自然と潜在意識の中に入り込む。氷山のように潜在下にある力はとてつもなく大きい。
 最初は人材サービスでトップを目指し、今はサービスコングロマリットでトップを目指す。トップを目指すには、完璧主義を排除。7割できたら次へ行く。次の段階で7割いけば、前の段階は自然と9割10割行っている。完璧にしてから次を目指すと遅れをとって進まない。
 守らず、攻める。こう言うと勘違いする人がいるが、管理も攻めだ。キャッシュフローをちゃんと管理するのにITを導入するのも攻めだし、コンプライアンスのために大会社の優秀な人材を引き抜いてくるのも攻め。経営は下りのエスカレータをのぼっているようなもの。足を止めたらどんどん下がっていってしまう。歩き続けてやっと同じ位置をキープできる。
 何事も本質を見、周囲の雑音は排除する。ボーリングの比喩で言うと、ストライクが成功。ストライクするにはセンターピンを倒さないといけない。後ろのピンがいくら倒れてもセンターピンに当たらなければ、ストライクはない。センターピンこそが本質で、そこを決めなければ意味がない。ディスコのセンターピンは何か。場所がいい、かっこいい雰囲気、最先端の音楽とDJ。それらはたしかに必要だろうが、本質じゃない。当時、月曜に満員のディスコはなかった。そりゃ月曜は仕事がはじまって疲れてるからだろうと思うが、居酒屋行けば満員だ。そのうえ、盛り上がろう、次はカラオケだ、と言ってる。疲れてるからじゃない。月曜なんてディスコに人はいないだろう、人が少ないと盛り上がらない、だからディスコには行かない、それが理由なのだ。月曜から満員になるディスコ、それがディ
スコのセンターピンだ、と知る。半年かけて準備し、メディア対策をする。日経などにのってから、一流誌に取材させる。これは行かねば、と皆に思わせておいて、オープンしたらインビテーションを配りまくる。招待状出しても、ただだって人は忙しいのにわざわざ来やしない。でも事前にあおってるから行きたくなってる。だからインビテーションが効く。最初は1000人中有料の客は100人しかないような状況。でもいつも満員で盛り上がってる。人がいっぱい集まれば、はっきり言って音楽が多少よくなかくても盛り上がる、そういうものなんだ。
 介護サービススタートする時も周囲に言われた。そういうのは病院にはかなわないよ、と。でも違う。たしかに病院は技術だ。汚かろうが厳しい人であろうが、技術さえよければ病院ははやる。歯が1ミリでもずれてたら嫌だから、きっちり治してくれるところが絶対いい。そして一度治ればもう二度と来ないようなところ。だが、介護は違う。居心地のよさこそ大切。オムツは毎日かえる。オムツを1ミリもずらさずきっちりつけることに意味はなく、いかに気持ちよく接するか、それが重要。
 『ビジョナリー・カンパニー』たらんとすること。理念は十訓だけでなく、四字熟語のもある。「拡大発展」、「社会貢献」、「自己実現」。こうした理念を最重要視する。
 技術面で言えば、いかに人を活かすか、ということ。そこでは、マネジメントはするが、コントロールはしない。自己実現するには、管理規制されていては「やらされている」という感じで人が活かされない。どんな人でも得意分野がある。それを当てはめれば、それが自己実現になる。人の欲求段階で一番高位にあるのは社会貢献して喜ばれることで、それが自己実現になるし、事業(会社)も拡大発展する。会社はCompany(仲間)。それぞれが得意を活かしきっていければよく、管理する対象ではない。だが、どうしてもだめな人間もいる。それは辞
めてもらう。見分け方は簡単。「能力×情熱×考え方」。掛け算なのが重要。つまり一つでもゼロがあると、全部ゼロになる。能力は入社試験や履歴書を見れば大きくはずれないし、情熱も面接で分かる。だが、考え方は一緒に仕事をしてみないと分からない。いろいろ言っても変わらない場合はだめ。ここでの「考え方」は「正しさ」ということ。十訓の最後にあるが、最後には正攻法、迷ったら正しい方を選べ、この考え方ができない人はだめ人間と認定できる。
 最後に伝えたいこと。それは「常に当事者たれ」という考え方。ここで講演を聞いてる人で、受身的になるほどと聞いていてもいいが、自分が講演する立場だったら何を話すだろうか、と考えながら聞けているかどうか。それが当事者意識だ。例えば、結婚式に出席して主賓挨拶を聞いていて、長いなあ、つまらない、はやく終わらないか、なんて思ってるのはだめ。自分が主賓挨拶する時のことを考えて聞く。そうすると全然違う聞き方ができるし、いざ自分がする時にも揺るがない自信もつく。レストランで食事をしても、経営者の考え方で食事をする。ただ、あそこはまずい、サービスが悪いと文句を言うだけでは雑すぎてだめ。自分が経営者だったら、食器はこうして塩味はもう少し控えればもっとよくなる、などきちんと分析する。その研ぎ澄まされた考えに基づいたデータベースをためこむことが大切。それを経営者はしている。それが常に当事者であるという考え方なのだ。

 メインステージ第二幕は、ライブドアほりえもんと柔道金メダリストの古賀稔彦氏。コーディネータはドリゲ編集長の野村氏。政治番組はつまらんが、田原総一郎が聞き出すとまあおもしろいということはあるが、それを感じさせる内容。吉田雅紀さんだってコーディネータは得意ではないが、彼ならもっと本音でずけずけ聞けたんじゃないかと思う。その点で、優等生的な内容ではあったが、これだけの有名人を呼んだわりには、その魅力を最大限引き出せなかった点で、ちょっと期待以下だったか。もっとも堀江氏はもともと淡々としてるから、それはそ
れなんだが、古賀氏はまじめだしな。最後の方ではボブ・サップ乱入するも意味不明。またマスコミ向け写真撮影会になる。もうこの手のリクルート的イベントだけでは次の段階にはいけない、そんな臨界点を象徴するような空気が観客席から漏れていたのも現実。とりあえず、ほりえもんのちょっと印象に残った言葉を断片的に以下、紹介。
 堀江氏は、国は国民を裏切るし、マスコミは真実と乖離したことばかり言っている、とはっきり宣言。ニッポン放送とフジサンケイグループのことだって、スキャンダルがちょっとあった時だけマスコミは騒ぐが、そもそもの歴史的経緯も事実も何もほとんど知らないで、皆わあわあ言ってるだけ。
 自分は1円起業には反対だが、国が制度をつくってたった11億(ドリームゲートプロジェクトに経産省が年間出している予算)で2万社会社ができたのはいいこと。制度はあるんだし、法律があるんだから、それをどんどん利用すればいい。制度はあるのに、しがらみにしばられて何もしてない人が多過ぎ。自分は負けるかもと不安になったりはしないが、仮にそういう不安があったとしても、自身いっぱい倒産とか自己破産とか見てきたが、みんな楽しく生きている。失敗してもゼロになるだけで、自己破産しても最低限の衣食住は保障されている。倒産したら、取引先への道義的責任でお金を返す人はいるが、それは道義的責任であって、法的には返さなくてもいい。少なくとも道義的責任をとって自殺する必要はない。ずっと前から、別に首なんか吊る必要は全然ない。そういう制度をちゃんと理解してないだけだ。
 真実を知り、きちんと考えることだ。詰め将棋と同じで、考えれば、詰んでくるのだ。
 例えば、自分は考古学が好きだが、あれは金がかかる。社長業を続けられないくらい体力がなくなった隠居時にはそんなこともしたいが、自分がしたいことをするのに多くの人のコンセンサスをとらないといけないのは疲れるし、無駄な時間と労力がかかる。挙句にできなかったりする。自分のお金があれば、誰のコンセンサスも得る必要なく、自分の好きなことができる。そのための手段として、コンセンサスを得ずに自分の好きなことをして金を稼ぐ、その際の選択肢には、起業しかなかったというだけのことだ。
 毎日8時間寝て、毎日おいしいものを食べていればやっていける。明日、起業してください。それが皆さんへのメッセージ。

 メインステージ第三幕は、サイバーエージェント藤田氏とテイクアンドギヴ・ニーズの野尻氏。ライブドア堀江氏らとだいたい同年代。プライベートでいい関係性あり、競っているという。サイバーエージェントも六本木ヒルズにあり豪勢だが、いい人材を集めることが最重要なので、そのために、いい人材ががむちゃくちゃがんばれる環境をつくる、という意味合いがある。両氏に共通しているのが、やはりビジョナリー・カンパニーということで、強い理念をもって、皆で一緒に会社を大きくしようとする。強いリーダーシップの時代ではなく、皆で一緒に大きくなろうというほうがいい人材も集まる。21世紀のニッポンを代表する世界に誇れる会社をつくるというのも共通しており、大きく、また分かりやすく言えば、海外で空港から町に出るとソニーや日立の看板があるが、そういう企業になるということ。ただ、21世紀は前世紀のような大企業の手法でそうはならないだろうということ。どんどん20代30代の若いベンチャー社長が出てきて世の中を変えないと、日本はだめになる。ちょっとおもしろかったのは、どちらもIPOしているが、東証上場には面接試験があり、今まで誰も落ちてないが、この二人がはじめて落ちたという。コーポレートガバナンスって何か、と聞かれてまともにこたえられなかったという。でも20代でIPO平気でする、MBA出て恥のないように準備してとかやっているより、どんどん突き進んでやることの方がずっと実力がつくし、ずっと先に進める。
 
 個人的には「社会起業家としての起業〜コミュニティベンチャー」のパネルディスカッションが一番おもしろかったかな。社会起業といってもメインステージの大起業家との共通点がたくさんあるのが発見。徳島で葉っぱをお金にかえる、80代のおばちゃんを熱中させるビジネスやってる横石さんの「田舎では謙虚という背番号をつけて下りのエスカレータを上がる」と言っていたのが印象深い。仙台のNPOやってる大塚氏のネットワーク広げるには、自分がどれだけ相手に貢献できるかと、相手にどれだけ感謝できるかの2点だけあればよいと明言するのも18年やってきた重みあって深い。北海道の若き横井氏は、社会貢献事業でも、金を稼げないというのは価値をうんでない、評価されていない、ニーズがないことだと認識してやっていることを明言。コーディネートしたのはNPO法人ETIC.
の宮城氏。このNPOちょっとだたものじゃないな。

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