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Bob Dylan / ボブ・ディランコミュのUNCUT「祝・ディラン古希」特集号

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英音楽雑誌の「UNCUT」の最新号の表紙がボブ・ディランだったので、思わず手に取りました。ボブの70回目の誕生日(5月24日)を記念したメイン特集で、見出しは「The Great Lost Interview」と銘打っています。

表紙のディランの写真の顔部分に、同じ写真をスリーブに使ったCDが貼付けてあって、それが今号の付録になっています。CD付で売値が1,040円(某量販CD店で)だから、他の記事を読まなくても損じゃないと思い買うことにしました。

で、棚から一冊取ってレジに行こうとしたら、同じUNCUTなのに表紙の写真が違うのが次に出て来ました。子細に見ると、写真以外の文字は全部同じ。つまり、表紙違いを4種類出していることが隅っこに表示してありました。必然的にCDのジャケも4種類。普通のファンは好きな写真のものだけでいいけど、マニアは全種類買わないといけないようになっています。ディランもAKB商法を取り入れたのでしょうか?わーい(嬉しい顔)とりあえず、一番若い時代のバージョンを買って帰りました。

「I Was So Much Older Then...」という、My Back Pagesの決めフレーズをサブタイトルにしたインタビュー記事は、後にディランの伝記本を書くロバート・シェルトンが、1966年のツアーに同行した時に、主に雑談風にディランと話した会話の録音をもとに再構成したもの。なので、Q&A式ではなく、ディランの語録風になっています。疲労かクスリのせいで、やけに饒舌になっているのと、当時のボブらしく、素直じゃない話し方なので、おおむね理解するだけでも時間がかかりそう(こちらの英語力の問題もありたらーっ(汗))。でも、拾い読みでもけっこう面白いです。

それ以外は、囲みでいろいろなテーマのリスティング(重要事件、関連人物、共作者、アルバム未収録曲、意外なカバーなどなど)や、有名アーティスト達の好きなディラン曲など、軽めの記事なので、英語が苦手ならそこだけ読んでも楽しめるかと。

おまけCDは、「Happy Birthday Bob」と題して、ディランが好きそうなアーティストが、さまざまな誕生日関連の曲を歌っているのと、ディラン曲で年齢がテーマになっているのを他アーティストがカバーしているものが集められています。このコンセプトは、ディラン自身のラジオ番組「Theme Time Radio Hour」に倣ったもの。せっかくなので、本誌面にあった解説を簡単に引用しておきます。


1. Happy Happy Birthday Baby - The Tune Weavers
1957年に、16才のボブが楽しんだに違いない、Margio SylviaとGilbert Lopez達のドゥーワップ・グループによる一発ヒット。

2. Not Dark Yet - Robyn Hitchcock & The Venus 3
エミルー・ハリス曰く「年をとることについて書かれた史上最も偉大な曲」を、Peter Buckのグループの厭世的なアレンジで。

3. Let's Have A Party - Wanda Jackson
エルヴィスの方が先に歌ってるけど、自分はワンダのが気に入っていると「テーマ・タイム・ラジオ」でボブ自身が紹介した曲。

4. Happy Birthday Blues - Kathy Young & The Innocents
歌っているキャシーは録音した'61年当時15才。後にロンドンに渡って、ウォーカー・ブラザーズのジョンと結婚した。

5. Stuck Inside Of Mobile With The Memphis Blues Again - North Mississippi Allstars
メンフィスの伝説的アーティスト、ジム・デッキンソンが、死の直前に病院のベッドで息子たちのバンドにこのアレンジを伝授した。もう話せなかったので紙に書いて。

6. Party Doll - Buddy Knox
もう一曲、16才のボブが聴いていたであろう、テキサスの「Happy」という町出身のバディの十代讃歌を。

7. Happy Birthday - Sufjan Stevens
98年のデビューアルバムにおいて、スティーブンスはディラン風の警句を、シンプルなアコースティック小品で発する。当時彼はまだ学生でフォーク・バンド「Marzuki」をやっていた。

8. All Tomorrow's Parties - June Tabor & The Oyster Band
希有な英フォーク・シンガーの、90年のアルバム「Freedom and Rain」から、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの強力なカバーを。

9. Buckets Of Rain - Danny Schmidt
この10年で6枚のアルバムを出した、オースティン出身のシンガー&ソングライターの最新盤「Man Of Many Moons」から、ディラン曲の愛らしいカバー。

10. Young Fashioned Ways - Muddy Waters
ディランが「テーマ・タイム・ラジオ」でまず最初にかけたのがマディの曲。以後ずっと取り上げ続けている。この曲は2007年9月の「Young And Old」の回で放送した。

11. Happy Birthday - The Innocence Mission
カレンとドン・ペリスの夫婦が、2007年の「We Walked InSong」で発表した誕生日子守唄。バンドは最近子供向けのアルバムを制作中とのこと。

12. Lisa's Birthday - Drive By Truckers
Mike Cooleyが2008年のアルバム「Brighter Than Creation's Dark」のために書いたトワンギング・クラシック。

13. 16 Candles - The Crests
ニューヨークのドゥーワップ・グループが1959年にチャート上位を記録した曲。後に、ディランが短期間バックでピアノを弾いたことがあるボビー・ヴィーがカバーしている。

14. Next Sunday Darlin' Is My BIrthday - Hank Williams
ディランは自伝でハンクのことを、「詩的な歌詞作りのお手本となるルールを創った」と賞賛した。ディランが火曜に70才になるとしても、ハンクが実際にはこの曲を書いていないにしても、反論はできない。

15. Your Past Life As A Blust - Okkervil River
中心人物Will Sheffはディランの熱心なファンだが、この曲はディランに向けて書いてはいない。ちょっとSeries Of Dreamsを思わせる。誰でも昔は懐かしいもの・・・

16. Forever Young - Soweto Gospel Choir
アフリカ発のディラン・カバーで最高なのは、ユッスー・ンドゥールの「自由の鐘」だろう。これはその強力なライバル。1973年に、3才の息子ジェイコブのために書かれたと言われる曲の、愛らしいカバー。

コメント(12)

情報を教えていただき、ありがとうございます!
私も1番若いディランの表紙を買います!
うちの父親と同い年なんだな〜、とか思いました。プレゼントしようかなプレゼント
改めてトピックを立てるほどのことでもありませんので、ボブ・ディランが70歳を迎える記念に関連する話題ということで、こちらのトピックをお借りして書き込ませていただきますことをご容赦ください。

さて、前述したようにボブ・ディランが70歳を迎えるということで、UK現地時間の5月16日からBBCにおいて、ボブ・ディランに関連したいくつかの特別番組の放送が開始されます。

まず、UK現地時間の5月16日にはBBCRadio2において、“Blonde On Blonde”の制作に関するエピソードについて取り上げた“Nashville Cats: The Making Of Blonde On Blonde”(全60分)という番組が放送されます。ナッシュヴィルに赴いて制作された“Blonde On Blonde”について、アル・クーパー、チャーリー・マッコイ、ウェイン・モスにジョー・サウスなど同作に参加したミュージシャンやプロデューサーのボブ・ジョンストンへのインタヴューを通して、当時における状況を回顧するという内容となるようです。日本時間では翌17日の10時ごろには下記のリンク先のページにて聴けるようになると思います。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b01130ty

また、UK現地時間の来たる5月18日にはBBCRadio2において、“The Freewheelin' Bob Dylan”の収録曲をUKのトラディショナル・フォーク畑のシンガーたちが歌うという“The Freewheelin' Bob Dylan: A Folk Tribute”(全60分)という特別番組が放送されます。ボブ・ディランと直接に交流を持ったマーティン・カーシーを始めとして、ラルフ・マクテルやビリー・ブラッグなどが登場してくるようです。日本時間では同日の昼ごろには下記のリンク先のページにて聴けるようになると思います。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b01132f7

また、UK現地時間の来たる5月17日から22日にかけてはBBC6Musicにおいて、ボブ・ディランの活動の軌跡について取り上げた“The Bob Dylan Story At 70”という番組(全6回、各60分)が放送されます。番組の案内役はクリス・クリストファースンです。各回の内容およびインタヴューに登場する人物については、それぞれのリンク先のページをご参照ください。日本時間では第1〜4回については同日の昼ごろに、第5回は同日の14時ごろに、第6回は同日の23時ごろにはそれぞれのリンク先のページにて聴けるようになると思います。

(第1回)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011cnsc
(第2回)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011cns3
(第3回)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011cns5
(第4回)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011cns7
(第5回)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011cns9
(第6回)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011fkvn

また、UK現地時間の来たる5月23日にはBBCRadio2において、“Dylan's Women”(全60分)という番組が放送されます。これはボブ・ディランの作品に影響を与えた女性たちについて、その影響の背景を探るという内容となるようです。番組の案内役はボブ・ハリスです。日本時間では翌24日の9時ごろには下記のリンク先のページにて聴けるようになると思います。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b0113k53

その後も関連番組は続くようですが、それぞれ興味がございましたらご一聴ください。番組の公開期間は各番組とも最初の放送日から1週間です。
rollingstoneの、Bob Dylan70歳おめでとう特集でクイズが。

http://www1.rollingstone.com/topics/dylan-quiz

ほとんどあてずっぽうでしたが、30問中12問正解でした。


http://www1.rollingstone.com/dylan/
BBCにおけるボブ・ディランの70歳記念番組シリーズ“Bob Dylan 70”についての追加です。

UK現地時間の来たる5月24日から27日にかけてはBBC6Musicにおいて、“Bob Dylan: Changing Times”という番組シリーズ(全4回、各60分)が放送されます。これは2009年に最初に放送されたもので、昨年も再放送されていましたが、内容は1969年発表の“Nashville Skyline”(1)、1979年発表の“Slow Train Coming”(2)、1989年発表の“Oh Mercy”(3)と、本人にとってもファンにとってもいろいろと転機になったり問題を巻き起こしたりしたアルバムが制作された背景や当時の状況をそれぞれ探ると共に、2009年時点までのボブ・ディランの軌跡について討論する(4)というものとなっています。個人的に最も面白かったのは(1)です。日本時間では同日の昼ごろにはそれぞれ下記のリンク先のページにて聴けるようになると思います。

(1)http://www.bbc.co.uk/programmes/b00pdg4z
(2)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011p7wr
(3)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011plnr
(4)http://www.bbc.co.uk/programmes/b00q703d

また、UK現地時間の来たる5月24日にはBBCRadio2にて、“Bob's Ballad Bases”という番組(全60分)が放送されます。ボブ・ディランが自作に「引用」した、ブリテンやアイルランドの伝承音楽/バラッドについて、それらを習得した当時の状況も含めて探るという内容となるようです。マーティン・カーシーやクリスティー・ムーア、リンダ・トンプスン、ロブ・ノークスなどがインタヴューに登場してくるようですが、こういう番組には「あの野郎、さんざんかっぱらっといて、そいつを全て自作と登録しやがって」と憤怒の念が収まらぬロイ・ハーパーに、個人的には是非とも登場していただきたかったものです。日本時間では翌25日の9時ごろには下記のリンク先のページにて聴けるようになると思います。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b0113k95

このシリーズの関連番組は以後も続くようですが、それぞれ興味がございましたらご一聴ください。番組の公開期間は各番組とも最初の放送日から1週間です。

上記の番組シリーズとは直接に関係はありませんが、ボブ・ディランの誕生日である5月24日には、BBCにおけるいくつかの番組において、ボブ・ディランの特集が放送されるようです。一例を下に記しておきますので、興味がございましたらこちらもどうぞ。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b011p7v2
http://www.bbc.co.uk/programmes/b011p7wk
HMVやTOWER RECORDで売っているのでしょうか?
BBCにおけるボブ・ディランの70歳記念番組シリーズ“Bob Dylan 70”についての追加です。

UK現地時間の来たる5月30日と31日にBBCRadio2において、“The Musical History of Greenwich Village”という番組シリーズ(全2回、各60分)が放送されます。若き日のボブ・ディランもそこで演奏の腕を磨いたN.Y.のグリニッジ・ヴィレッジにおける音楽シーンの歴史や後世への影響について探るという内容となるようです。番組の案内役はジョン・セバスチャンです。日本時間ではそれぞれ翌31日と翌6月1日の9時ごろには下記のリンク先のページにて聴けるようになると思います。

(前編)http://www.bbc.co.uk/programmes/b0113l32
(後編)http://www.bbc.co.uk/programmes/b011mdtj

あと、これは前述の番組シリーズではありませんが、UK現地時間の5月25日にBBCRadio2において、参加ミュージシャンがボブ・ディランの曲を演奏する“Celtic Connections 2011: 70th Birthday Tribute To Dylan”というイヴェントの模様が放送されました(全60分)。これはスコットランドはグラスゴーにて毎年行われているイヴェント“Celtic Connections”の一環として今年の1月に開催されたもので、ロザンヌ・キャッシュやロブ・ノークス、ローラ・カントレルなどが参加してボブ・ディランの曲を歌っています。司会はディーコン・ブルーのリッキー・ロスです。今年の2月に放送されたものの再放送となりますが、興味がございましたらご一聴ください。

http://www.bbc.co.uk/programmes/b00y6lvh

それぞれ興味がございましたらご一聴ください。番組の公開期間は各番組とも最初の放送日から1週間です。
> Almost Prayedさん

数々の情報、ありがとうございます!

わーい(嬉しい顔)バンザイるんるん

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