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高崎経済大学コミュのドイツ経営学

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大学時代のことを思い出す。15年前に学友が亡くなった時、彼の家を訪問。奥さんと昔話をした。ふと彼の本棚を見る。目についたのが「ドイツ経営学」の厚い本だった。

 これは「経営学研究部」で一緒に勉強した時のテキストだ。大学の講義ではドイツ経営学はやっていない。マルクス経済学の講義は受けている。

 ドイツ経営学の詳しい内容は忘れた。経営学部ではマーケティング、労務管理、商法などの講義は受けた。ドイツ経営学のような基礎的なことは講義にはなかった。

 ここ10年ぐらい再評価されてきたドラッガーはアメリカ経営学の大家というよりマネジメント(経営)を学問としてまとめたことで知られている。

 ドラッガーは20世紀初頭のウイーン生まれであり、ドイツ経営学あるいはドイツ哲学がそのベースとなっているのは明らかだ。
 では、アメリカ経営学とドイツ経営学はどう違うのか?ドラッガーは1950年代の世界最大級の企業、ゼネラルモーターの経営指導している。経営コンサルタントである。軍隊でいえば参謀だ。経営学でいう「ラインスタッフ」は元は軍事用語だ。

 あれ、これはかのクラウゼビッツか。そうだ。ドラッガーは20世紀のクラウゼビッツ的な存在だった。60年代、70年代の日本企業にも影響を与えている。
 また、クラウゼビッツの「戦争論」は経営指南書として、日本の経営者によく読まれていた時期があった。現在は経営者が読むのはアップル創業者ジョブスや、ネット時代の有名人の本だろう。

 ジョブスの本は読んでいないが、印象に残ったのは10年前に読んだパソコン業界のパットン将軍といわれたWINDOWS NT開発者デイビット・カトラーの本。今もブックオフにいくとその本「闘うプログラマー」は見かける。

 ビル・ゲイツさんはいかにもお金持ちのおっぼちゃんという顔立ちである。ジョブスさんは頭がよいのが顔に出ている。それに対してその本の表紙のカトラーさんはアメリカ映画の悪役みたいだ。

 私は軍事オタクであった。軍事オタクというと零戦の機関砲がどうのこうのとか、メカニズムにこだわる。でも、私は兵器より組織、戦術、戦史に興味があった。

 第二次大戦でのドイツ軍とアメリカ軍の違いでドイツ経営学とアメリカ経営学の違いもわかる。ドイツ軍というとヒトラーのイメージが強く、ドイツ軍とヒトラーは一体化していたのでは思われるが、ドイツ軍自体はヒトラーの登場以前、かつてのプロイセン王国の時代からの200年以上の長い伝統があった。

 ドイツ軍首脳部はヒトラーのことを陰では「あの伍長がわけのわからんことをいう」といっていた。現在のアメリカ大統領と乱舞、じゃないトランプと米軍幹部の関係みたいなものだろう。

 オーストリア出身のヒトラーは第一大戦では、ドイツ軍に志願し、戦場で戦い伍長となった。
 ドラッガーの自伝を読むと、20代でドイツの新聞記者となり、まだ政権を取る前にヒトラーにインタビューしていた。もっと若いウイーンでの学生時代はかの精神分析の元祖フロイトにも会っている。

 これだけでも時代の記録者としてすごい。しかもお亡くなりになったのはつい最近、2005年のことだ。90歳を過ぎても執筆活動を行っていたそうだ。

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