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太田和彦お薦め店を呑み尽くせコミュの四国・高知編

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『どんこ』

出張にかまけて大田店探訪その1
高知は市内にある『どんこ』、名前の由来は川魚のゴリの大きい物をどんこと言うそうな、
しゃれた名前が多いので無骨だが愛嬌のある名前にしたかったとのこと(マスター談)

市内電車通りに面したこじんまりとした看板と入り口(写真1)
直ぐに店なのかと思うと細い通路を通って古民家風な佇まい、一見さんを拒絶するかのような雰囲気が漂う。(写真2)
一人で入るにはちょっと勇気が居る。まして地元の人間ではないのだから。
中に入るといきなりカウンターがどんと構えておりその左手に6人掛けのテーブルが一卓、
右手に奥には四人が座れる座敷テーブルが2卓。

とりあえずカウンターに座る。
シルバーグレイのちょっと粋なマスターがカウンターの中に一人、
『何になさいます?』
『地酒は何が美味いですか?』
『お客さんの好みが判らないからねぇ』
気まずい空気が流れる・・・
とりあえずメニューを見て
『辛口のお薦めは?』
『志ら菊』
『じゃ、それを1合』
また、無音なじかんが過ぎる・・・
その間にホテルで手にした地図の裏に間取りや、メニューを書き写す・・・(写真3)

コメント(11)

ようやく酒が運ばれる。
『そこから好きな猪口を取って』
指差される方を見るとざるに無造作に盛られた猪口の山・・・(写真1)
酒は徳利ではなくこんな形で出される。
『つまみは何にします?』
考えていなかった・・・
『何がお薦めですか?』
アホな質問をしてしまった・・・
みんなお薦めに違いない・・・
『東京の方ですか?』
マスターの一言に一気に
『仕事で高知に来て、太田和彦さんの本を見てここに来たんです!』
急にマスターの顔がほころんだ!
『あれは2〜3年前だったかなぁ、ちょうどあなたの座ってる席に太田さんがお座りになって、色々質問されるんですよ、調理人としてきつい質問があったけど、あー、この人はほんとに酒が好きなんだなぁ!って思いましたよ。この辺で他にもお薦めの店があるかと言うので、魚福・とんちゃん・葉牡丹を紹介したんですよ、本が出来たら送りますね!って言うから楽しみに待って居たら・・・あの人本当に全部回ったんだね、大したもんだよ。あの人はナニモンなんだい?』
いや・・・知り合いじゃないのでわからないっす・・・
そんな感じでマスターと打ち解けて写真を一枚撮らせてもらいました。(写真2)
創業自体は26年前で現在の場所に移られて6年だそうだ、元は某証券会社の社長さんの家だそうでその後にクラブが営業されていてシャンデリアやピンク・バラの装飾がふんだんに盛り込まれて居抜きで売りに出されていたそうで女将は反対したそうだがマスターが
ここに決めた!の一言で移転してきたそうな。
前に店で使っていたカウンターや扉、皆持ち込んで大工と一緒に組上げたそうでマスターの思い入れの強い出来だそうだ。
マスターは自分の興味あること以外は無頓着だそうでこんな逸話を女将から聞かされた。
ある日、体のでかい3人の男がカウンターに座って酒を飲むなりずっと野球の話ばかりしてるそうな・・・
いぶかしげに思ったマスターは『野球の関係者ですか?』と聞いた・・・。
すると一番右端に座っていた人がいきなり立ち上がり
『失礼しました!ダイエーホークスの小久保と申します。』
二番目の人が
『同じく、ダイエーの城島と申します。』
『同じく、ダイエーの松中と申します。』
おいおい、すっごいメンバージャンか!!!
知らないマスターも凄いが(笑)
『来期からはジャイアンツの小久保なんで更によろしく!』
と言って手袋にサインをしてくれたそうです。(写真3)

とにかくマスターはきまぐれと言うかマイペースというか眠くなるとぶらっと出かけるは、店を閉めちゃうはで回りは大変だそうです。

食べ物は素材の味を大切にした味付けで大変美味しいですが意外と量が多いので残さないようにするのに気を使いました。
当日は食べられなかったのですが『ぶりヌタ』と言う高知独特得の食べ物があり太田氏が来たときに
『これは今の季節が一番美味いのか?』
と聞かれて返事に困りすべての季節で味を比べたそうです。
『ぶりヌタ』はいわゆるヌタ(酢味噌)なんだが高知ではそこににんにくの葉っぱを摩り下ろした物を加えて緑色のヌタを作るんだそうです。
関東だとヌタは和え物が普通ですが高知では醤油の変わりにぶりの刺身にヌタをちょっと付けて食べるそうで大変美味らしい、滞在中に再訪を約束してそのときには『ぶりヌタ』を用意してもらうことで店を後にした。

この店は変に着飾らないし、酒も美味い、食い物も美味いので高知を訪れた際に是非寄っていただきたい。
いい!店もいいがレポもいい!!ぢじいの、いや、ここはあえてぢじい様と呼ぼう。ぢじい様のものすごい才能を見せられたような気がします。いや、よっく考えたら職業上この手のことはプロみたいなもんなんじゃなかろうか?

きっちりメモをとり、マスターに取材までして、それが単にこのコミュで発表するためだけなんてもったいない。完成度の高いお仕事ありがとうございます。『どんこ』めちゃくちゃ行きたくなりました。ところでこの店はどの本に載ってました?
いや・・・本は読んでいない・・・(笑)
私は居酒屋紀行のHPで紹介されていたので寄ってみたのだよ。
料金的には安くも無く高くも無い。
この日は酒二合とナスのはさみ揚げ、手羽先、うつぼのから揚げ・・・
で4200円程度、料理はどれも美味い。

酒はこんな入れ物で出てくる(写真1)
中庭部分、奥に離れの座敷が見える(写真2)

取引先の人も知っており、市内じゃ有名らしいよ、そんな雰囲気を感じさせないマスターの人柄がとても居心地よいです。
一度は一人で訪れ、カウンターに座りマスターとの会話を楽しんでくださいな。
レポートってセンスですよねぇ、お見事!
しかもメモまで‥絶対やらないわ(笑)
「何者?」って、確かに何者? (^O^)/
行きたい秋田!
お待たせしました。
高知居酒屋第2弾!!
『葉牡丹』でございます。
JR高知駅から歩いて20分、はりまやばしから5〜6分の所で中央公園の向かいです。
概観は何の変哲も無い唯の居酒屋・・・
引き戸を開けて中へ一歩入ると、高知弁であらゆる話と注文が飛び交っている。
中央から右手に15〜6人は優に座れるくらいのカウンターが構えており奥には幾つかのテーブル席が。
その手前を二階に上がる階段がある。
店の中はほぼ満員で偶々入り口の正面カウンター席が一つ空いていたのでそこへ座る。
偶々では有るが取引先からホテル(駅近く)へ帰る時、まだ4時くらいであったが店の前を通ったのでさりげなく中を除いたが準備中ではなく営業中で既に客が何人か座っていた、次の日に取引先の人に聞いたのだが3時くらいから営業しているらしく、開店と同時に客が入るらしい。
まぁ、それなら7時には満員になるのも頷ける・・・。

で、メニューを見ながら辺りを見回すとカウンターにはマスターと思わしき男の人と、息子(?)と思わしき助手。他は全て昔はお嬢様だったろう人が5人で忙しく動き回ってる、
『何になさいますか?』
『久保田の万寿を冷で』
『一級冷で!』

その声を聞くなり隣に座っているおっちゃんが
『いいもの頼むのぉ〜』
と一言・・・
『いや、320円ですから。』
『わしのは240円だぞ、わっははは』
そんな事いわれても・・・
卑屈な笑いを浮かべてしまった(笑)
カウンターの中ではマスターがぶつぶつ言いながら揚げ物を一生懸命汗だくになってあげている。
見た目は安部譲二を優しくしたような感じで声も低くしゃがれ気味、体系はどこかさる丸を髣髴させる物がある。
初対面でも安心感を抱くのはその所為だろうか(-_-)
で、手羽先とたこぶつ、レバ串、豚塩を注文。
かなりの忙しさで客の回転も非常に速くのんびりと話をする暇も無い、後で書くがとにかくこの店は何から何まで安いのである、おまけに量も結構あり、二階席は女性同士で来てるグループもおり、人気の高さが伺われる。
そんな、忙しい中マスターが
『東京からきちゅうの?』
『はい、仕事で高知に来たついでに太田さんの本に紹介されていたので寄りました。』
『わざわざ、東京から来るほど高知に仕事は有るかね?わっははは』
実はマスター滑舌が悪く、声もしゃがれているし、回りもかなりうるさいので非常に聞き取りづらいのだ。
『昔はこの仕事がいやでなぁ、でもカウンターにしょうがなく入ったら意外と体が動くのよ、ガハハハ!』
『門前の小僧なんとかよ、ガハハハ!』
と、一言話す度に笑い声で終わる、このマスターの飾らない雰囲気と食べ物の美味さ、安さがこの店の人気の秘密かもしれない。
親父さんの後を嫌々継いできたが今は結構楽しいよっ!と人懐こい笑顔がなんとも言えない、良い味を出している。
また、高知県の県民性もあるのかも知れないが非常に人懐っこい、さっきから隣のおっちゃんが話しに割り込んでくる(笑)
まぁ、特別な酒がある訳でも無いごくごく普通の居酒屋である。高知の一般的な雰囲気を味わうには『どんこ』より『葉牡丹』かもしれない。
その後、冷を一合注文し、隣のおっちゃんと息子が借金作って行方不明になった話しを聞きながら一時間半、すっかり高知弁も耳に馴染み店を後にすることに。
今回は店も混んでおりゆっくりマスターと話す時間も無かったのでチャンスが有れば再度訪問してみたい店だ。
最後に
『俺もどんこのマスターみたいに今日は疲れたから休み!って店閉めたいよ、がっははは!!』
と、笑い飛ばしていたのがやけに印象的であった。
写真1夜の店概観
写真2顔は恥ずかしいからと言って後ろからしか撮らせててくれなかったマスター
後姿にサル丸がダブって見える。
写真3とにかく安い!!
最初に呑んだのは久保田では無く、土佐鶴だった!(笑)
写真1のメニューを見るとその安さが判る。
次の日の朝、店の前を通るとビルに挟まれながらも頑張っている、土佐っぽらしさが(写真2)
ついでに『はりまやばし』、ここから約5分、駅から来たら右手に進む。
はりまやばしの2分くらい手前が『どんこ』である。
高知最終日の晩に取引先さんと再び『どんこ』に訪れる。
話題のぶりヌタを食べていないから(笑)
ウツボの唐揚げは先に食べたが『タタキ』もあるそうな。
今回は生憎無かったが。
まぁ、定番のカツオを刺身とタタキで頂く。
ここも身の厚みが凄い!
今日は四万十名物栗焼酎『ダバダ火祭り』で乾杯。
写真1
これが話題の『ぶりヌタ』、ぶりの刺身にヌタを付けて喰うのだが、ヌタが独特である。
アップの写真2を見ると判るが緑色!?
前回のレポートにも書いたが大蒜の葉を擂ったものを酢味噌に混ぜてある。この店の物は意外と甘口で味醂が大目。
私は甘さ控えめの方が好きかも!
で、最後まで話題になっていたのがこれ(写真3)
高知では『チャンバラ貝』と呼ばれ一般的らしいが関東ではとんと見たことが無い。
なんと言う貝だろうか?
意外と美味いのだが流通しているのを見たことが無い。
どなたかご存知の方がいたら教えて欲しい。

暖かくなったら再度訪問したい高知の短いが楽しい出張であった。来週は三重〜和歌山と月〜木と出かけるのでまた、楽しい店を見つけたら寄ってみたいと思う。
太ってる人を見かけるたびわたしとだぶらせないように( ̄Д ̄;)

わたしはDVD見てずっと葉牡丹に憧れてたのだ。普通の居酒屋風でいて酒、料理とも質がよさそう。しかも安い。そんな憧れの地にほいほいと行けてしまうぢじいが憎いw

三重ってどの辺り?伊勢なら大田店何軒かありますよ。わたしも二軒は行きました。和歌山は市内に一軒、白浜にこれまた憧れの長久酒場があります。ぜひ、レポを。でも、憎い!!w
三重県は津市だったので大田店めぐりは出来なかったよ。
おまけに選んだ店が失敗・・・

和歌山は市内だったが駅近辺で前調べしていなかったので、適当に入った店が当たりだった(^-^)
津はなんもないっすなぁ。大学受験で初めて訪れたんだけど、カルチャーショックを受けて「受かりたくない」と思ったくらい。まあ、受からなかったわけだがw

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