ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

生命保険、見直そう?コミュのAIGの危機について

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
ご不安に感じておられる方も多いと思いますAIGの問題について、できるだけ解りやすくご説明し
ます。

日本でのAIGグループの保険会社は、次の通りです。
○生保
アリコジャパン
AIGエジソン生命
AIGスター生命
○損保
AIU
アメリカンホーム保険
富士火災
ジェイアイ傷害火災
このうち、アリコとAIUとアメホはアメリカに本社があるAIGの子会社の日本支社、エジソンとスターは
日本国内に法人登記されたAIGの完全子会社
、富士とジェイアイはAIGが資本出資をしている会社、ということになります。

リーマンブラザーズの破綻をきっかけにAIGの不良債権問題が急浮上し、経営危機が表面化しまし
たが、結局アメリカ政府が9兆円の緊急支援を行ない、ひとまず危機は脱しました。
この背景には、もしもAIGの破綻をそのままにしておくと債務保証をしていた他の金融機関が連鎖
倒産を引き起こし、アメリカの金融システムがマヒ状態になる恐れがあり、それを何としても避けな
ければならないアメリカ政府の意向が働いたものです。

AIGはアメリカ最大級の金融グループであり、そのことから考えて、ある意味では、なるべくバッ
クがいちばん大きなところから保険に入るのが いちばん安全な方法だと 言えるかも知れませんね。
もっと小さなところがこのようになったとしても、決して救済はされなくて破綻していたにちがいな
い訳ですから。

ただ、これで終わりではなく、AIGは二年以内に融資を受けた9兆円を返さなければいけないことになります。
ここでポイントとしてあげなければならないことは次の2つです。

?AIGは「資産の売却」と「リストラ」によって債務(9兆円)を返済することをおそらく考える
?上に挙げたAIGの子会社6社はいずれも黒字で、簡単に言うとAIGにとって「稼ぎ頭」である

ということです。
AIGが行き詰ったのは、サブプライムローン(住宅ローン)の融資焦げ付きによる不良債権
すなわち「アメリカ版バブル崩壊」が原因で、特に保険業のほうに問題はなかったのです。
そして、AIGが借金を返すには、何かを売って金を作らなければならない。
一番高く売れるものは何か?
そう、上記の保険会社、ということになりますね。
あくまで噂なのでまだはっきりしたことはわかりませんが、カナダのマニュライフという保険会社が
「AIGの保険部門を買ってあげてもいいよ」と言っている、などと言われています。
では、AIGの立場になって考えてみると、どう考えられるでしょうか?
売れば、高く売れそうだから保険会社を売るか?
黒字で、今後も儲けてくれそうなところだから、売らずに最後まで手元に置いておくか?
ここのところがポイント、現在のところではどうするかはもちろんわかりません。

では、アリコやエジソンをAIGが売ったとしたら、加入者は損害をこうむることになるでしょうか?
答えはノーです。ありえないと思います。
なぜならば、保険会社が破綻しない限り、引き受け手が変わっただけでは従来の契約条件は変わらないからです。
過去、日本では7つの保険会社が破綻して、加入者は特に貯蓄性の高い保険で大きな損失を蒙りました。
しかし、破綻しないで買い付けによって親会社が変わった保険会社
(日本団体生命→アクサ、平和生命→エトナヘイワ→マスミューチュアル、セゾン→エジソンなど)
に関しては、契約条件が変わることなく、言い換えれば加入者は何ら損失を蒙ることなく、現在に至っています。

それでは、AIGが引き続き上記保険会社の親会社であり続けた場合はどうでしょうか?
この場合、AIGが他の資産売却とリストラなどの手段をとっても財務内容が回復せず
破綻した場合、連鎖的に影響を蒙る可能性がないとは言えません。
しかし、資本注入した先は公的資金ですから、そう簡単に融資が焦げ付くとしたら
これもかなり大変なことになる、何のために政府が介入したかわからなくなるわけで
そう簡単に破綻させるわけにはいかないのではないかと考えられます。

尚、外資系といえども日本で営業している保険会社は、日本の主務官庁が監督を受けており
「保険契約者保護機構」に加入しています。
加入している保険の責任準備金(保険金の支払いの財源になる積立金)の90%は保護される決まりになっています。
また、貯蓄性の強い終身保険や養老保険の利率は下げられるとのことですが
最近の保険の予定利率は1.75%ですので、預金保険機構の基準利率以下なので
最悪でも10%下げられるだけですむことになります。

以上の点からの結論ですが、
<医療保険や掛け捨ての定期保険に加入している場合>
今すぐ解約する必要はありません。模様眺めで十分。
仮に保険会社が破綻しても、保険が履行されない不安はありません。
解約の戻りがないわけですから、実害はほぼありません。

<終身保険や養老保険などの貯蓄性のある保険に加入の場合>
こちらも、今すぐ解約するとかえって損します。
早期解約はもちろん、かつての予定利率の高い10年以上前に入った保険の場合でも
もう少し様子を見るべきです。
今後のAIGの動向を見て、総合的に判断して解約の是非を決めるほうがいいと思います。

いずれにしても、性急な判断は禁物。
今後の成り行きを注意していきましょう。
特に、加入したときには何でもなかったが、今健康でない方は、新しく保険に入るときに
条件がつく場合がありますので、慎重な判断が必要だと思います。

コメント(0)

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

生命保険、見直そう? 更新情報

生命保険、見直そう?のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング