SF作家で、いろいろな作品を手がけてきた山本弘さんが旅立たれました。
ロードス島戦記でディードリット演じていた方でもあります。
そこらへん、説明がいるから書いてみます。
過去、コンプティークって雑誌で出渕裕さんが絵にしていたことでも知られる「ロードス島戦記」ですが、雑誌でリプレイが記載されていた時には、「ロードス島戦記」というゲームがありませんでした。
当時は、テーブルトークRPGとして「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」というゲームのなかで、パーンやディードリットというキャラクターでリプレイしてました。
つまりは、「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」のキャラクターとしてパーンやディードリット、ギム、ウッド・チャック、エトたちを演じていました。
んで、その時のディードリットを演じていたのが山本さんでした。
その後、テーブルトークRPGシリーズを広めていたことでも知られているグループSNEの主導でロードス島戦記ってゲームを立ち上げていました。
いまでも入手できるロードス島戦記のリプレイは、この時のロードス島戦記のゲームをつかってリプレイをしています。
コンプティーク上で掲載していた「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」を使った「ロードス島戦記」のリプレイは、雑誌の中でしか見ることができない内容になっています。
なぜとて「ダンジョンズ＆ドラゴンズ」は、やはり米国製だけあっていろいろ版権に厳しくて下手なことできません。
いや、だからこそロードス島戦記というゲームをつくってパーンやディードリット達にとっての「器」というか居場所が必要だったのかもしれません。
そして、その決断があったからこそ、今でもロードス島戦記のシリーズがいろいろ続いており、パーンたちも呪われた島いや、あの島の物語がつづいています。
他にも山本弘さんは、そのロードス島世界とつながりがある「フォーセリア」の北にあるアレクラスト大陸での物語もつづっていきました。
「ソード・ワールド」の世界です。
「ソード・ワールド」内でも、いろいろな物語を山本弘さんが描いていきました。
その中の一つ、草��琢仁さんが絵をえがいてくれた通称「スチャラカ冒険隊」の物語も楽しく読んでみることもできました。
戦士のザボ・ン、ソーサラーのケッチャ、シーフのアリシアン、自称バードのユズ、いろいろ濃い性格をしているディーボ、スネアにこだわりのあるケイン、みんな楽しいメンバーたちでした。
いまも、思い返して良いエピソードがいろいろあったりして笑ったりもできます。
こうして、とても良い作品をたくさん描いてくれました。
それだけに、今回のことって衝撃であり悲しくもありました。
色々と思い返し、また楽しかった思い出と感謝をかみしめています。
あらためて、ありがとうございました
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