臍炎、尿膜管遺残の症状
尿膜管遺残があるだけで症状をきたすことはありません。しかし、臍から細菌が入り込んで炎症をきたしたり、がんの合併などが生じると症状を自覚するようになります。具体的には、臍が赤く腫れて痛い、臍がジュクジュクする、臍から膿(うみ)がでて臭い、下腹部にしこりを触れるといった症状です。炎症の範囲が尿膜管遺残部まで広がってくると下腹部全体が痛くなったり、発熱や食欲低下、嘔吐などを伴ってきます。がんが合併した際には、血尿など排尿に関する症状を自覚することもあります。
感染が軽症の場合には抗生物質の使用や切開排膿などの保存的治療だけで治すことができます。
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