一読でわかる「ウクライナ侵略の背景とロシアのフェイク」

■停戦合意したはずが産科病院に爆撃　人道回廊地域なのに攻撃やまず
(朝日新聞デジタル - 03月10日 10:53)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=168&from=diary&id=6880152

まずロシアに騙されている人が多いのは、「NATO加盟を辞めろ」と言うあれ。
別にNATOが脅威だ、なんてプーチンは思っていない。

ウクライナは独立した事で世界３位の核保有国になりました。
それをロシア含む英米などは「核を手放せば、我々が守るから中立国でいてくれ」と懇願し、ウクライナは核を手放した。

全ての核をロシアに手放した途端、クリミア半島を占領したのです。
だが米英は少しも助けてはくれなかった。同盟国ではないからです。
これが無ければそもそもNATO加盟はありません。
中立国として核廃棄をした国が、なぜNATO加盟を言い出したか？
クリミア半島を武力で奪われた事で、「次は国を取られる」と恐怖を感じてｎATO加盟を考えるのは当然でしょう。ロシアを脅威に考える国が増えたからNATOはどんどん大きくなったのです。それをロシアはフェイクで誤魔化そうとしている。

NATOは旧ソ連時代のワルシャワ条約機構構想に対抗して作られたのが北大西洋条約機構です。しかし、ソ連の崩壊でこの時点でNATOは必要なくなったのです。以降は主に人道支援と言う形で空爆などで動いた実績はあるが、基本的に国連決議に呼応した動きです。
トランプなどは「NATOなどもう不要ではないか？」と解消の話までしていた。

ところがロシアは核兵器を回収し終わると、突然クリミアを武力制圧した。
それも事前に東部のロシアと近接する地域に、親ロシア派と言われる住人を移住させておいて、侵攻と同時に武器を持たせて戦闘を開始、一見すると内乱の様に見せかけたのです。

ロシアはその騒動を「自国民を守るためだ」と言って軍を出したのが今回の事の起こりです。そしてウクライナの東部で勝手に2カ国の承認を行う、これは完全に国際法違反の暴挙です。

日本に置き換えるなら、沖縄と北海道に中国人を大量に移住させて、中国が沖縄と北海道に「貴方たち琉球国、蝦夷国の独立を承認する」と言ったのですから。これはもう戦争を仕掛けた、と言っても差し支えない。

プーチンの狙いはウクライナをロシアの領土に組み入れて、ソ連連邦と同様にロシア連邦を構築する事だ、と私は見ている。なので、当然ウクライナだけに留まるはずがない。
元ソ連連邦全てが狙われている、と見て良いだろう。