■母親の依頼で「ベビーカー」を運んで、階段から乳児が転落…駅員は責任を問われるのか
(弁護士ドットコム - 03月02日 11:41)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=6430749
記事本文でも、「母親がベビーカーを階下に下ろすことを駅係員に委ね、駅係員がこれを引き受けた以上は、乳児の安全は、全面的にその駅係員の支配下に置かれたものと考えられます。・・・(中略)・・・その責任は非常に重いというほかありません。」と記載がある。
これが当該事件における「考え方の軸」だと思う。
人によっては駅員に対し気の毒に思うだろうが、法律は法律。
人間の感情論と法理論が乖離しているのは自明のこと。
コメント者の中には「親が悪い」と主張している者も少なくないが、これは失当。
当該事件は、「母親がベビーカーを階下に下ろすことを駅係員に委ね、駅係員がこれを引き受けた」事件。
ポイントは「駅係員がこれを引き受けた」ということろ。
要は引き受けてしまったがために法的責任を負うことになったということ。
だから、法的責任を負いたくなかったら駅係員じは母親の依頼を引き受けなければ良かっただけの話。
引き受けてしまった「時点」で法的責任が生じているのだから、当該事件に関して駅員が法的責任を負うのは当然。
これが、「母親が無理矢理押し付けた」、「母親が頼んでもいないのに駅員が勝手に(親切心から)引き受けた」と課なら話は別だが、そういったことと混同or勘違いしていないか?
もし、「母親が悪い」が正しいとすれば、要は「頼んだ方が悪い」ということになる。
とすると、例えば「荷物を運んで」と依頼しその荷物を頼まれた者が壊したら「頼んだ奴が悪い」となる。
ということは、デリバリーを頼んで業者が毀損したら「頼んだ側(つまり客が悪い)」ということになるんだが、その辺のことは想定したうえで「母親が悪い」って言っているのかってこと。
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