ゆうちょダイレクトのトークンを申し込むに至った理由

　ゆうちょダイレクトでワンタイムパスワードを発行して認証を行うためのトークンを申し込みました。でも、本来そんなものは欲しかったわけではないのですが、何故そうなったかを書き連ねてみます。

　基本的にゆうちょダイレクトに求めるのは現在の口座残高をリアルタイムに知ることであって、それは現在「ゆうちょダイレクト残高照会アプリ」というアプリで出来ています。しかし、このアプリが7月末には廃止されることになり、別のアプリを使え、ということになったことから、今回のややこしい事態が始まることになりました。

　後継となる残高を確認出来るアプリは「ゆうちょ認証アプリ」「ゆうちょ通帳アプリ」の2つがあり、前者はゆうちょダイレクトのアカウント情報を入力して登録、後者はゆうちょ口座情報から登録を行って利用するものです。しかし、結論から言うとどちらのアプリも同じ理由で利用を開始することが出来ませんでした。

　何故か？という話になりますが、ここで出てきたエラーが「口座に登録の電話番号に問題がある」というもの。それならば、ゆうちょダイレクトへログインして電話番号を登録すれば解決だよね！ということでPC上からブラウザでゆうちょダイレクトへログインしてみたのですが、なんと「書面での手続きが必要です」という表示があり、変更できません。

　郵便局へわざわざ出向いて手続きするのは面倒だなぁ、と、思っていたところ、よくよく見ると住所・電話番号の変更には、『「ゆうちょ認証アプリ」またはトークンが必要です。』とあります。「ゆうちょ認証アプリ」をそもそも使いたいので手続きしてるのにそりゃないよ、って感じの表示ですが、ここでトークンという選択肢が登場してきました。

　トークンについて確認すると、1650円を口座から引き落として送ってくれる、ということだったので、しょうがなく申し込みを行いました。ゆうちょダイレクトへのログインにはIDとパスワード以外に複数の合言葉とかも入力して確認させるくせに、電話番号の変更すらさせてくれないというこの仕様、困ったものです。

　そして、せっかくお金を出して買うトークンですが、たぶん電話番号を登録できた後は「ゆうちょ認証アプリ」を利用できるようになるので、邪魔になりそうな気がします。恐らくトークン利用停止することになるでしょう。鶏と卵みたいな話がこんなところで起こることになるとは思いもしませんでした。

　そもそも、何故電話番号が登録されてないのか、というのもありますが、それは私のゆうちょダイレクト利用開始が超初期の時代だったから、ということもありそうです。確認したところでは住所は入っているものの、電話番号については以前利用していた固定電話の番号すらも入ってない状態でしたので、元から登録がなかった、ということなんでしょう、たぶん。

　ゆうちょダイレクトは結構システムが変わってきているので、こんな例が発生する場合もあるよ、という話でしたが、全体的にオンラインの手続きが一般の銀行に比べてめんどくさい感じがあります。民営化されてから結構経ちますが、まだまだお役所的な頭の固さがあるな、という気がしました。

　とりあえず、あと一週間もすればトークンが届くはずなので、ゆうちょダイレクト利用はこれで正常化するはず。十何年もゆうちょダイレクトのアカウント持っててようやくか！って感じですけどね（笑）。