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2019年12月20日21:05

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2019

今年も残すところあとわずか。一人暮らしが始まり一年余り。今年も色々あった。

2月、母方の祖母が91歳で大往生。介護なし、入院なし、気丈な祖母は去り際までも見事であった。昭和、平成を生ききった女の生き様から学ぶことは多い。その計画性と頑固さには畏敬の念を抱くが、それら気質は私にも受け継がれている。
遺品整理の際に出てきた写真を見せてもらうと、戦中と思われるがうら若き頃は学友たちと楽しげな笑顔で写っていた。どんな時代であれど青春とは煌びやかなものだ。また写真の中には昭和中期、東京五輪の年に36歳で非業の死を遂げた伝説の男、祖父世良軍治の姿もあった。その時まで一度も顔を見たことのなかった軍じい。私はおじいちゃん似であった。以前から言われたい台詞ベスト3に「死んだ爺さんの若い頃にそっくりじゃ」を挙げていた私としてはこの隔世遺伝は誇らしい。軍じいはどの写真でも咥え煙草をしており、まさに昭和男の肖像であった。
おじいちゃん、おばあちゃん、合掌。

6月、私の誕生日の前日に愛犬ハイジ(二代目)が17歳で大往生。去年夏、脳卒中に倒れ生死の狭間を彷徨い、助かっても寝たきりは必至かと思われたが、その後驚異的な回復力で後遺症もなく再び散歩に行けるまでになった。尻尾も常に上がり、食欲も凄かった。東京の邸宅崩壊後の晩年は新潟と大宮を行き来する日々で安住の地はなかった。東京に戻ってきた際にすでに更地と化した家の跡地にしばし留まり寂しげに見つめていた姿が何とも哀愁深かった。死に目には遭えなかったが去年倒れた時とは違い、老衰による安らかな最期だったそうな。
ワンちゃん、合掌。

私の平成が暮れた。
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